初心者でもわかるZoomの始め方!注意点も紹介

初心者でもわかるZoomの始め方!注意点も紹介

近年ではZoomを活用したオンラインミーティングが普及しつつあります。離れた場所からでも対面で打ち合わせができるので、移動コストなどを削減できるZoomは便利なツールといえるでしょう。

一方でオンラインミーティングに慣れていない人には、「Zoomってどうやって使うの」「始め方がわからない…」と悩む方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、スマホやパソコンなどのデバイス別によるZoomの始め方や注意点などについて解説します。Zoomの使い方がいまいち理解できない方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

そもそもZoomとは

Zoomはオンラインミーティングでよく使用されるツールの一つです。スマホやパソコンがあれば誰でも利用でき、相手と直接会わなくても会話できることが魅力といえます。またZoomにはミーティングだけではなく資料の共有やレコーディングなどの機能も搭載されており、効率的にビジネスを進められることも特徴です。

ミーティングルームの主催者は「ホスト」と呼ばれており、ミーティングの終了や権限付与などの役割があります。したがってミーティングルームを立ち上げる際は、自分がホストになることを理解しておきましょう。

Zoomの有料版と無料版の違い

Zoomには有料版と無料版の2種類が存在します。主な違いは下記の通りです。

料金 ミーティング時間 参加人数 レコーディング
ベーシック(無料版) 無料 最大40分 最大100名 ローカルのみ
プロ 月額プラン:2,125円
年間プラン:21,250円
最大30時間 最大100名 ローカル
クラウド(1GBまで)
ビジネス 月額プラン:2,999円
年間プラン:29,900円
最大30時間 最大300名 ローカル
クラウド(1GBまで)
ビジネスプロ 月額プラン:3,438円
年間プラン:34,380円
最大30時間 最大300名 ローカル
クラウド(無制限)
エンタープライズ 要問い合わせ 最大30時間 最大1000名 ローカル
クラウド(無制限)

出典:Zoom Video Communications のプランと料金 | ビデオ会議

上記以外にも、無料版では一部の機能が利用できません。しかし無料版でもミーティングルームの立ち上げやミーティングへの参加は可能です。したがって使用用途に合わせて有料プランの契約を検討するとよいでしょう。

初心者でもわかるZoomの始め方

それでは、Zoomの始め方を紹介します。

各デバイスにあったZoomの登録方法を紹介するので、自分に適した方法でZoomを始めてください。

iPhoneでZoomを始める方法

まずはiPhoneでZoomを始める方法を紹介します。具体的には下記の通りです。

  1. iOS版の「Zoom-One Platform to Connect」をダウンロードする
  2. 「サインアップ」を選択する
  3. 個人情報・メールアドレス・パスワードを入力する

ミーティングに参加するだけであれば、サインアップ(会員登録)をしなくてもZoomのルームに入室できます。しかし自分がホストとしてミーティングルームを立ち上げる際はサインアップが必要になります。

AndroidでZoomを始める方法

次に、AndroidでZoomを始める方法について解説します。

  1. Android版の「Zoom-One Platform to Connect」をダウンロードする
  2. 「サインアップ」を選択する
  3. 個人情報・メールアドレス・パスワードを入力する

基本的な流れはiPhoneと同じです。ただしAndroidは端末によってマイクなどの設定方法が異なるので、自分のデバイスにあったやり方を理解しておきましょう。

パソコンでZoomを始める方法

パソコンでZoomを始める方法は、下記の通りです。

  1. Zoomの公式サイトにアクセスする
  2. 「無料でサインアップ」を選択する
  3. 個人情報・メールアドレス・パスワードを入力する
  4. 公式サイトからZoomアプリをダウンロードする
  5. Zoomアプリからサインインを行う

Zoomのサインアップが完了すると、アプリ版からミーティングルームを立ち上げたり、ミーティングに参加したりすることが可能です。またアプリのほかにもWeb版も利用できます。Web版であれば、ミーティングの相手がアプリをインストールしていなくても、ミーティングURLを共有することでアカウントを作成せずに開始できます。

Zoomミーティングの開始方法

次に、Zoomミーティングをホストとして開催する方法を以下の2つのパターンに分けて解説します。

2つの開始方法について具体的に説明します。

スマホ・タブレットで開始する方法

スマホ・タブレットでミーティングを開始する方法は、下記の通りです。

  1. Zoom-One Platform to Connect」を起動する
  2. 「新規ミーティング」をタップする
  3. 画面下の「参加者」を選択する
  4. 「招待」をタップする
  5. 指定の方法で参加者を招待する

「新規ミーティング」ではなく「カレンダー」を選択することで、ミーティングを行う日付を設定した状態で参加者に招待リンクを出すことが可能です。オンラインミーティングの日程が事前に組まれている場合は、カレンダー機能を活用してください。

パソコンで開始する方法

次に、パソコンでZoomミーティングを開始する方法を見ていきましょう。

  1. パソコン版のZoomアプリを起動する
  2. 「新規ミーティング」を選択する
  3. 画面下の「参加者」をクリックする
  4. 「招待」を選択する
  5. 指定の方法で参加者を招待する

基本的な流れはスマホ版と同じですが、パソコン版は操作画面がやや異なる傾向があるので注意してください。

Zoomミーティングの参加方法

Zoomミーティングに参加する方法を解説します。ここでも以下2つのパターンに分けて解説します。

それぞれ順に解説します。

スマホ・タブレットで参加する方法

スマホ・タブレットでZoomミーティングに参加する方法は下記の通りです。

  1. Zoom-One Platform to Connect」を起動する
  2. 「参加」を選択する
  3. 「ミーティングID」を入力する
  4. 「参加」をタップする

Zoomミーティングの参加URLが送られてきた場合、リンクをタップすることでミーティングルームに自動で入室することも可能です。もしパスワードが設定されている際は、招待リンクに記載されている文字列を入力してください。

パソコンで参加する方法

ここでは、Zoomミーティングにパソコンで入室する方法を見ていきましょう。

  1. パソコン版のZoomを起動する
  2. 「参加」を選択する
  3. 「ミーティングID」を入力する
  4. 「参加」をタップする

パソコンで招待リンクをクリックした場合、クラウド版のZoomに一度接続してからアプリ版が起動します。ミーティングルームに参加できない時はホストが入室していない可能性があるので、少しだけ待ってみましょう。

Zoomで使える便利な機能

Zoomにはミーティングを円滑に進めるさまざまな機能が搭載されています。具体的には下記の通りです。

これからZoomを始める方は、上記の機能の使い方も見ておきましょう。順番に解説します。

チャット

チャット機能はその名の通り、Zoomミーティング参加者とテキストチャットができる機能です。例えば大人数でのZoomウェビナーなどを行っている場合、参加者からの質問をチャットで集めることなどに利用されています。また打ち合わせ内容の簡単なメモとしても使用できます。

チャット機能はミーティング画面下の「チャット」から利用できるので、ぜひお試しください。

レコーディング

レコーディングはZoomのミーティング画面を録画する機能です。オンラインミーティングやオンライン取材などに利用するための記録などに活用されており、議事録の作成にも利用できます。

Zoom画面下に表示されている「レコーディング」をクリックすると録画が開始されるので、オンライン会議の内容を保存したい方はぜひ使ってみましょう。ただし無料版では使用しているデバイスに動画が保存されるので、パソコンやスマホの容量に注意してください。

画面共有

画面共有は、パソコンやスマホで開いているウィンドウをミーティング画面に表示できる機能です。スライド資料などの共有に使用される機能であり、オンラインでのプレゼンテーションなどでも活躍します。ミーティング画面下の「画面共有」を選択すると共有するウィンドウの選択画面が表示されるので、共有したい資料などを指定しましょう。

ただしホスト以外が画面共有を行うには権限を付与してもらう必要があるため、資料などを共有したい方は主催者に事前に伝えておくとスムーズかもしれません。

ホワイトボード

ホワイトボードはテキストの書き込みや画像、付箋や図形の描画などを可能にする機能です。ミーティング中の考えを可視化する際に便利な機能であり、さまざまなファイルをアップロードできることが特徴といえるでしょう。

Zoom画面下の「ホワイトボード」をクリックするだけで使用できるので、会議の内容を視覚的に確認したい方は利用してみてください。

ブレイクアウトルーム

ブレイクアウトルームとは簡単にいうと、参加者を特定の人数に分けてミーティングを行える機能のことです。複数の議題がある場合などに担当者ごとに分けて打ち合わせを行ったり、オンラインセミナーなどでのグループミッションで使用されたりします。

ブレイクアウトルームはZoom画面下の「詳細」から人の割り当てや人数、時間などの指定をすることが可能です。ただしブレイクアウトルームは原則ホストしか設定できないので注意しましょう。

Zoomを始める際の注意点

最後に、Zoomを始める際の注意点について解説します。

これからZoomを積極的に活用したい方は、上記の項目に注意してください。

通信環境に依存する

Zoomに限らずオンラインミーティングを行うには、安定した通信回線が必要です。通信環境が悪いと会話の音声が途切れたり、ラグが発生したりする可能性があります。そのためZoomミーティングを開催・参加する際は、高速Wi-Fiなどが使える環境を確保しましょう。

設定ミスによる不具合がある

Zoomミーティングでは、設定ミスによる不具合が生じる可能性があります。具体的にはホスト側の設定ミスで参加者が画面共有できなかったり、アプリやデバイスのアップデートによる音声トラブルだったりすることが挙げられます。したがってオンラインミーティングを円滑に進めるためにも、最低限の設定は事前に済ませておきましょう。

下記の記事では、Zoomの詳しい設定方法について解説しています。使用する機能によってはクラウド版のZoomから設定を行う必要があるので、やり方がわからない方はこちらを参考にしてください。

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始め方を理解してZoomを活用しよう!

Zoomミーティングに参加するだけであれば会員登録は必要ありません。しかしサインアップが必要な機能なども存在するので、これからZoomを活用する方はまず無料登録から始めてみましょう。ただし無料プランは1回のミーティングが最大40分までなので、必要な方は有料プランの契約を検討してください。

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ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

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