【2024年最新・Mac版】おすすめの動画編集ソフト12選!必要なスペックも紹介

【2024年最新・Mac版】おすすめの動画編集ソフト12選!必要なスペックも紹介

動画編集を始める場合、Macのパソコンを選ぶ方がしばしば見られます。しかし「Macにおすすめの動画編集ソフトってどれだろう?」「必要なスペックが全然わからない……」と悩む方も多いのではないでしょうか。

動画編集においてソフト選びやパソコンのスペックは、操作性や使用感に関わる重要な要素です。購入後に後悔しないためにも、正しい選び方を理解しておきましょう。

そこで本記事では、Macにおすすめの動画編集ソフトや選び方、推奨スペックなどについて詳しく解説します。Macで動画編集を始めてみたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

【無料あり】Macにおすすめの動画編集ソフト12選!

ここでは、Macにおすすめの動画編集ソフトを紹介します。無料で利用できるツールも解説するので、自分に合ったソフトをお試しください。

動画編集ソフト 料金(税込) 機能 注意点 無料体験
(ありorなし)
Final Cut Pro 45,000円の買い切り ・編集
・モーショングラフィックス
・カラーグレーディング
・360°ビデオの編集
・クローズドキャプション
など
・Mac製品以外は使用不可
・初期コストが高い
あり(90日間)
Adobe Premiere Pro 月額プラン(月々払い):4,980円/月
年間プラン(月々払い):3,280円/月
年間プラン(一括払い):34,680円/年
・ビデオ編集
・トリミング
・エフェクトの追加
・オーディオのミックス
・アニメーションタイトルの作成
・カラーグレーディング
・AI機能による文字起こし
など
・ランニングコストが発生する あり(30日間)
Adobe After Effects 月額プラン(月々払い):4,980円/月
年間プラン(月々払い):3,280円/月
年間プラン(一括払い):34,680円/年
・モーショングラフィックスの作成
・ロゴやキャラクターのアニメーション化
・人目を引くビジュアルエフェクトの追加
・2Dと3Dのシームレスな合成
・テンプレートの活用
など
・スペックの高いパソコンが必要 あり(30日間)
Adobe Premiere Elements 19,580円の買い切り ・ビデオ編集
・ガイド付き編集機能
・テンプレート
・Webとアプリでの共有が可能
など
・初心者向けソフトであり
ほかのソフトと操作性が異なる
30日間無料
DaVinci Resolve 49,980円の買い切り ・ビデオ編集
・カラーコレクション
・VFX
・モーショングラフィックス
・オーディオポストプロダクション
など
・無料版では一部機能が制限される
・スペックの高いパソコンが必要
無料版あり
(機能に一部制限あり)
Filmora 1年プラン(Macのみ対応):6,980円/年
1年プラン(マルチプラットフォーム対応):7,980円/年
買い切りプラン(Macのみ対応):8,480円
・ビデオ編集
・テンプレート
・AIテキストベース編集
・AIサムネイルエディタ
・AI音楽ジェネレーター
・SNSへのシームレスな投稿が可能
など
・無料版ではロゴが入る 無料版あり
(機能に一部制限あり)
iMovie 無料 ・動画のトリミング
・字幕やタイトルなど文字の挿入
・BGM など音楽の挿入
・トランジョン効果
・素材の使用
など
なし 無料
Power Director 365 年間プラン:6,200円/年
月額プラン:2,180円/月
・ビデオ編集
・クロマキー合成
・エフェクト
・ストック素材の使用
・AI機能(字幕作成・背景除去など)
など
・無料版では一部機能が制限される 無料版あり
Hitfilm Express 無料プラン:無料
クリエイタープラン:7.99ドル/月
プロプラン:12.99ドル/月
・ビデオ編集
・エフェクト
・カラーグレーディング
・モーショントラッキング
・3D編集(プロプランのみ)
など
・価格がドルのため為替により
金額の変動がある
・無料版では一部機能が制限される
無料版あり
Lightworks 【月払い】
・無料プラン:無料
・クリエイタープラン:13.99ドル/月
・プロプラン:27.99ドル/月

【年払い】
・無料プラン:無料
・クリエイタープラン:139.99ドル/年
・プロプラン:279.99ドル/年

【買い切り】
・無料プラン:無料
・クリエイタープラン:199.99ドル
・プロプラン:419.99ドル

・ビデオ編集
・トランジション
・27種類の色彩補正フィルター
・YouTubeエクスポート
・モーショングラフィックス(クリエイタープラン以上)
・4Kエクスポート(クリエイタープラン以上)
など
・価格がドルのため為替により
金額の変動がある
・無料版では一部機能が制限される
無料版あり
Shotcut 無料 ・ビデオ編集
・360° ビデオフィルター
・4K/8K対応
など
なし 無料
Openshot 無料 ・ビデオ編集
・トランジション
・クロマキー合成
・3Dアニメーション
・ビデオエフェクト
など
なし 無料

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1. Final Cut Pro

Final Cut Proは、Mac専用の動画編集ソフトです。推奨スペックは、macOS 13.5以降・16GBとなっています。Macのショートカットキーをそのまま利用でき、Apple製品に特化した機能が搭載されているのがおすすめポイントです。iPad版と連動できるため、動画編集の作業を効率化したい方にも適したソフトといえるでしょう。

一方で、Final Cut Proは買い切りで45,000円(税込)と動画編集ソフトのなかでも高めです。初めて購入する方にとっては入手のハードルが高く感じるかもしれません。しかし、Macに特化した動画編集ソフトはそう多くないので、気になる方は無料体験で使用感を確認してから購入することをおすすめします。

名前 https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/
料金(税金) 45,000円の買い切り
機能 ・編集
・モーショングラフィックス
・カラーグレーディング
・360°ビデオの編集
・クローズドキャプション
など
注意点 ・Mac製品以外は使用不可
・初期コストが高い
無料体験(ありorなし) あり(90日間)

2. Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは、動画クリエイターやYouTuberなどに人気の動画編集ソフト。Adobe社が提供するソフトであり、本格的な動画編集をしたい方におすすめです。Web上にはAdobe Premiere Pro専用のテンプレートが多くアップされているので、一定のスキルがあれば短時間で高品質な作品を作れるでしょう。

機能が非常に充実していて高度な動画編集が可能な反面、使い方を理解するまでは時間がかかるかもしれません。しかし、映像業界で多く使用されているソフトなので、動画編集の副業を検討中の方は、Adobe Premiere Proを利用してみるとよいでしょう。

名前 https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
料金(税金) 月額プラン(月々払い):4,980円/月
年間プラン(月々払い):3,280円/月
年間プラン(一括払い):34,680円/年
機能 ・ビデオ編集
・トリミング
・エフェクトの追加
・オーディオのミックス
・アニメーションタイトルの作成
・カラーグレーディング
・AI機能による文字起こし
など
注意点 ・ランニングコストが発生する
無料体験(ありorなし) あり(30日間)

3. Adobe After Effects

Adobe After Effectsは、映像制作に特化したソフトです。モーショングラフィックスやアニメーションなどを使った動画を作りたい方におすすめのソフトであり、CG業界で幅広く利用されています。一般的な動画編集よりも高度な映像作品を作れますが、スペックの高いパソコンが必要な点は注意が必要です。

また、ライティングやカメラワークなど動画編集以外のスキルも求められるため、初心者にはハードルが高いかもしれません。しかし、使いこなせると制作できる作品の幅がグッと広がるので、本格的な映像を作ってみたい方にはAfter Effectsをおすすめします。

名前 https://www.adobe.com/jp/products/aftereffects.html
料金(税金) 月額プラン(月々払い):4,980円/月
年間プラン(月々払い):3,280円/月
年間プラン(一括払い):34,680円/年
機能 ・モーショングラフィックスの作成
・ロゴやキャラクターのアニメーション化
・人目を引くビジュアルエフェクトの追加
・2Dと3Dのシームレスな合成
・テンプレートの活用
など
注意点 ・スペックの高いパソコンが必要
無料体験(ありorなし) あり(30日間)

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4. Adobe Premiere Elements

Adobe Premiere Elementsは、初心者から動画編集に挑戦したい方に向いているソフトです。26種類のガイド付き編集機能を搭載しており、直感的な操作で簡単な修正や調整ができます。

AI機能を活用した編集機能では、被写体を中心にフレームを自動変更したり、画質の粗いビデオを改善したりできるので初心者におすすめです。操作性が簡単な反面、本格的な動画制作にはあまり向いていないとされています。そのため、とりあえず動画編集を始めてみたい方におすすめのソフトです。

名前 https://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html
料金(税金) 19,580円の買い切り
機能 ・ビデオ編集
・ガイド付き編集機能
・テンプレート
・Webとアプリでの共有が可能
など
注意点 初心者向けソフトであり
ほかのソフトと操作性が異なる
無料体験(ありorなし) 30日間無料

5. DaVinci Resolve

DaVinci Resolveは、ハリウッドなどの制作業界でも使用される動画編集ソフトの一つです。無料版でも本格的な映像作品を作成できるため、コストをかけずに動画編集を希望する方におすすめといえます。色味を調整するカラーグレーディングに特化しているので、美しい映像作品を作りたい方にも適したソフトです。

ただし、DaVinci Resolveはパソコンへの負荷が大きいため、その分必要なスペックは高くなります。しかし、無料で本格的な機能を利用できる動画編集ソフトは多くないので、作品の質にこだわりたい方はDaVinci Resolveを活用してみてください。

名前 https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve
料金(税金) 49,980円の買い切り
機能 ・ビデオ編集
・カラーコレクション
・VFX
・モーショングラフィックス
・オーディオポストプロダクション
など
注意点 ・無料版では一部機能が制限される
・スペックの高いパソコンが必要
無料体験(ありorなし) 無料版あり(機能に制限あり)

6. Filmora

Filmoraは、操作性に定評のある動画編集ソフトです。直感的に操作できるうえ動画素材も充実しているため、初心者でも本格的な作品を作れます。AI機能が搭載されており、サムネイルの自動生成や文字起こし機能を活用したテキスト編集などを使用して、作業を効率化することも可能です。

基本的な機能は無料で利用できますが、無料版は出力した作品にロゴが入る点に注意が必要です。商用利用するには、有料版の購入を視野に入れる必要があるでしょう。

名前 https://filmora.wondershare.jp/
料金(税金) 1年プラン(Macのみ対応):6,980円/年
1年プラン(マルチプラットフォーム対応):7,980円/年
買い切りプラン(Macのみ対応):8,480円
機能 ・ビデオ編集
・テンプレート
・AIテキストベース編集
・AIサムネイルエディタ
・AI音楽ジェネレーター
・SNSへのシームレスな投稿が可能
など
注意点 ・無料版ではロゴが入る
無料体験(ありorなし) 無料版あり(機能に制限あり)

7. iMovie

iMovieは、Appleユーザーのみが利用可能な無料動画編集ソフトです。基本的な編集機能は搭載されているので、初めて動画編集にチャレンジする方におすすめのツールといえます。動画素材やフォントの種類などは少なめですが、手軽に使用できるテンプレートが搭載されているのは魅力でしょう。

ホームビデオやスライドショーなど簡単な映像作品では問題ありませんが、どちらかというと自由度は低く、本格的な編集には不向きかもしれません。iMovieは、「とりあえず動画編集ソフトを試したい」という方におすすめのツールです。

名前 https://www.apple.com/jp/imovie/
料金(税金) 無料
機能 ・動画のトリミング
・字幕やタイトルなど文字の挿入
・BGM など音楽の挿入
・トランジョン効果
・素材の使用
など

8. PowerDirector 365

PowerDirector 365は、初心者からプロまで幅広いユーザーに対応した動画編集ソフトです。豊富なテンプレートやエフェクト、トランジションを使って、手軽に魅力的な動画を作成できます。

AI機能が搭載されており、背景の除去やカラー補正、字幕作成を簡単にできる点がメリットといえるでしょう。定期的に新しい機能や素材が追加されるため、常に最新の編集トレンドに対応できるのも魅力です。初心者でも使いこなしやすいソフトなので、初めて動画編集に挑戦する方やパソコンが苦手な方はぜひ試してみてください。

名前 https://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-video-editing-software-mac/overview_ja_JP.html
料金(税金) 年間プラン:6,200円/年
月額プラン:2,180円/月
機能 ・ビデオ編集
・クロマキー合成
・エフェクト
・ストック素材の使用
・AI機能(字幕作成・背景除去など)
など
注意点 ・無料版では一部機能が制限される
無料体験(ありorなし) 無料版あり

9. Hitfilm Express

Hitfilm Expressは、無料版から有料版まで3つのプランで構成されている動画編集ソフトです。有料版の「プロプラン」では3D編集も可能であり、高度な動画編集もできる点がメリットといえます。

無料版で使用感を試してみて、スキルアップしてから有料プランに変えるなど段階的に機能を上げられる点は、このソフトならではの特徴でしょう。初心者からプロまで幅広い方におすすめな動画編集ソフトなので、長く動画編集をやっていきたい人はぜひ検討してみてください。

名前 https://fxhome.com/product/hitfilm
料金(税金) 無料プラン:無料
クリエイタープラン:7.99ドル/月
プロプラン:12.99ドル/月
機能 ・ビデオ編集
・エフェクト
・カラーグレーディング
・モーショントラッキング
・3D編集(プロプランのみ)
など
注意点 ・価格がドルのため為替により金額の変動がある
・無料版では一部機能が制限される
無料体験(ありorなし) 無料版あり

10. Lightworks

Lightworksはプロフェッショナルな動画編集が可能なソフトウェアで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。リリース当初はプロ向けの有料ソフトとして登場しましたが、現在は無料版から有料版の「クリエイター向け」「プロ向け」と、機能に合わせた料金プランが展開されています。

始めは上級者向けのソフトとして展開されていたため、初心者は操作が難しいと感じることもあるようです。また、無料版はmp4形式でしか動画を出力できないのもデメリットといえます。まずは無料版を試し、機能面と価格を比較しながらグレードアップしてみてもよいでしょう。

名前 https://lwks.com/
料金(税金) 【月払い】
・無料プラン:無料
・クリエイタープラン:13.99ドル/月
・プロプラン:27.99ドル/月

【年払い】
・無料プラン:無料
・クリエイタープラン:139.99ドル/年
・プロプラン:279.99ドル/年

【買い切り】
・無料プラン:無料
・クリエイタープラン:199.99ドル
・プロプラン:419.99ドル

機能 ・ビデオ編集
・トランジション
・27種類の色彩補正フィルター
・YouTubeエクスポート
・モーショングラフィックス(クリエイタープラン以上)
・4Kエクスポート(クリエイタープラン以上)
など
注意点 ・価格がドルのため為替により金額の変動がある
・無料版はmp4形式の出力しかできない
無料体験(ありorなし) 無料版あり

11. Shotcut

Shotcutは、オープンソースで無料提供されている動画編集ソフトです。初心者から上級者まで幅広く利用可能で、Macはもちろん、WindowsやLinuxにも対応しています。日本語でも使えるうえ、質の高い動画編集が無料でできるのが魅力です。

コストを抑えながら高度な動画編集にチャレンジしたい方に適したソフトといえるでしょう。一方で、クラウド型ソフトのため通信速度の影響を受けやすいというデメリットもあります。作業する場所の通信状態を確認してから、本格的な使用を検討してください。

名前 https://www.shotcut.org/#google_vignette
料金(税金) 無料
機能 ・ビデオ編集
・360° ビデオフィルター
・4K/8K対応
など

12. Openshot

OpenShotは、無料で使えるオープンソースの動画編集ソフトウェアです。日本語の他に70以上の言語にも対応しており、世界各国で使用されています。テンプレートや動画素材が充実しているほか、直感的でわかりやすい編集画面が特徴です。

OpenShotはすべての機能を無料で利用できる一方で、作成した動画にロゴが入るデメリットがあります。そのため、商用利用や仕事での使用にはあまり向いていません。すべての機能を無料で使用できるのは魅力なので、まずは動画編集を体験してみたい方はぜひ使用してみてください。

名前 https://www.openshot.org/ja/
料金(税金) 無料
機能 ・ビデオ編集
・トランジション
・クロマキー合成
・3Dアニメーション
・ビデオエフェクト
など

【Mac向け】おすすめの動画編集ソフトの選び方

ここからは、Mac向けの動画編集ソフトの選び方を見ていきましょう。ツールの選び方に悩んでいる方は、次のポイントを参考にしてみてください。

それぞれ順番に解説します。

予算に見合っているか

動画編集ソフトを利用するにあたって、料金は重要な要素の一つです。無料版からサブスクリプション型、買い切り型まで、料金体系はさまざま。無料版では機能が制限されることもあるため、機能面と予算を考慮してソフトを選定しなければなりません。

たとえば「iMovie」は完全無料で利用できますが、編集の自由度は低めです。一方「Final Cut Pro」や「Adobe Premiere Pro」は実践的な機能が多い反面、一定のコストが発生します。「動画編集ソフト」とひと言でいっても機能や価格はさまざまなので、使える機能や作りたい作品に合わせて適したものを選びましょう。

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操作性は良好か

動画編集ソフトの操作性も大切なポイントです。操作が難しいソフトを使うとスムーズに制作できず、途中で挫折する可能性があります。たとえば「Filmora」は比較的手軽に操作できるうえ、テンプレートや動画素材が充実しているため、未経験でも楽しみながら動画編集ができるでしょう。

一方で「Adobe After Effects」は操作方法を覚えるまでに時間がかかるかもしれませんが、使いこなせるようになれば作れる作品の幅が広がります。このように、各ソフトによって操作性は異なるので、可能であれば一度試してから使用するソフトを選びましょう

利用する目的に合っているか

動画編集を行う目的によっても、選ぶべきソフトは異なります。たとえば、動画編集・映像制作の業界では編集データを共有するシーンがあるため、メンバー間で同様のツールを使用していないと不便なことも。一般的に現場では「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」、「DaVinci Resolve」などが使用されています。

ほかにも、SNSに投稿する動画の制作を目的としている場合は、SNS投稿機能のような便利ツールが搭載されているソフトのほうが使いやすいでしょう。使用目的が商業利用や仕事での利用の場合は、特に目的に合わせたソフトの選択が必要不可欠といえます。

無料体験版はあるか

有料版の動画編集ソフトのなかには、トライアル期間が設けられているものがあります。ソフトによって使用感が異なるため、ミスマッチを起こさないためにも、無料体験版の有無は必ず確認しましょう。

無料期間を活用して複数のソフトを試すことで、自分に合ったツールを吟味しやすくなります。実際に使用してみなければ操作性が良いか判断しにくいため、可能な限り無料体験版があるものを候補に挙げて吟味していきましょう。

ユーザー数は多いか

ソフトの使い方がわからなくなった際に対応できるよう、WebやSNS上に公開されている情報量の多さを基準にするのもポイントです。たとえば「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」は国内外に多くのユーザーが存在するため、検索エンジンやYouTubeに具体的な情報が投稿されています。

「Filmora」の公式YouTubeチャンネルではソフトの使い方を詳しく解説しているので、初心者でも操作方法を習得しやすいでしょう。特に動画編集の経験が浅い方には、ネット上での情報量が多いツールをおすすめします。

出力したいデータフォーマットに対応しているか

動画編集ソフトによって、制作した動画の出力フォーマットが異なります。「せっかく作った作品が出力できなかった……」という事態を防ぐためにも、ソフトを選ぶ際は出力したいデジタルフォーマットに対応しているか必ずチェックしましょう。

出力に関する情報は、基本的には公式サイトに掲載があります。「出力形式」「データフォーマット」などの表記で記載があるため、確認してみてください。

Macで動画編集を行う際に推奨されるスペック

動画編集ソフトについては理解できたものの、「Macbook proとMacbook airのどちらのほうがいいの?」「容量は何ギガ必要?」と悩む方もいるかもしれません。ここでは、Macで動画編集を行う際の推奨スペックについて表でまとめました。

確認項目 推奨スペック
CPU Intel Core i7以上
メモリ 16〜32GB以上
ストレージ SSD 256〜512GB以上
コア数 6コア以上
画面サイズ 15インチ以上
解像度 フルHD(1920×1080)以上
バッテリー稼働時間 8時間以上

4Kや8Kなど高画質な動画は容量が重たくなるので、メモリやストレージをより高くする必要があります。もしストレージの容量が少ない場合は、外付けのSSDやHDDを使用するとよいでしょう。

以下の記事では、動画編集に必要なパソコンのスペックについて詳しく解説しています。おすすめのパソコンも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

詳しくはこちら
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Macで動画編集を行う際に注意したいこと

ここからは、Macで動画編集をする際の注意点を紹介します。

上記の項目を理解したうえで、Macでの動画編集を始めましょう。

Mac非対応のソフトが存在する

ソフトによっても異なりますが、Macでは使用できないツールがしばしば見られます。たとえば、オープンソースのCG作成ソフト「Blender」は、Macでは一部の機能が使用できません。

動画編集ソフトによっては、そもそもmacOSに対応していないものも存在します。基本的な動画編集であれば、本記事で紹介したソフトで問題はありません。3DCGといったより高度な動画編集に興味のある方は、気になるソフトがMacに対応しているか事前に確認しておきましょう。

パソコンの値段が高い傾向にある

Windowsに比べると、Mac製品は価格がやや高いです。とはいえ、Apple製品とデータ共有が簡単にできるAir Dropや、操作性に優れていることはMacの魅力でもあります。

予算やスペック、使用したい動画編集ソフトなどを考慮したうえで、それでも「コストを抑えてMacを購入したい」と考える場合は、「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマサービスを活用してみるのもよいでしょう。まずは必要十分なスペックのmacパソコンを用意し、徐々にスペックの高いものに変えていくのも一つの手段です。

日本語非対応の動画編集ソフトも多い

動画編集ソフトの多くは、海外で生産されており、ものによっては日本語非対応のものがあります。日本語で使えない場合、編集しにくいと感じることがあるかもしれません。

日本語で使える動画編集ソフトを探している方は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

詳しくはこちら
日本語で使える無料の動画編集ソフト7選!選び方や注意点も解説
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Macを使用した動画編集に関するよくある質問

ここでは、Macを使用した動画編集に関するよくある質問を5つまとめました。疑問点を解消するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

MacBook Air・MacBook Proでの動画編集はきつい?

Macbook pro・Macbook airは、比較的新しいモデルの「M1」「M2」チップが搭載されているモデルであれば、問題なく使用できるでしょう。ただし、MacBook AirはMacbook proに比べると画面が小さく、バッテリーの持続時間が短い傾向にあります。

長時間作業するとなると「バッテリーが持たなくてきつい」と感じるかもしれません。自分の作業環境を考慮したうえで、購入するパソコンを選びましょう。

MacとWindowsはどちらが良い?

結論からお伝えすると、MacとWindowsに大きな差はありません。たとえば、iPhoneやiPadを日常的に使っている方なら、Air Dropなどを活用できるMacが便利だと考えられます。一方でスペックの高いパソコンをできるだけ低価格で購入したい場合は、Windowsがおすすめです。

動画編集をするにあたって、パソコン選びで重要なのは、メーカーよりも推奨スペックです。「Macで動画編集を行う際に推奨されるスペック」で前述した推奨スペック以下のパソコンで動画編集をすると、壊れやすくなる可能性があるため注意しましょう。

初心者におすすめなMac向けの動画編集ソフトは?

目的によっても異なりますが、趣味で楽しみながら動画編集をしたい方は「Filmora」や「iMovie」を利用してみるとよいでしょう。動画編集の副業を始めるなど仕事で使うなら、業界で多く使用されている「Final Cut Pro」や「Adobe Premiere Pro」をおすすめします。

ここで取り上げた4つの動画編集ソフトは、比較的ユーザー数が多いです。WebやSNS上で情報が多く共有されているため、困ったときには検索して自分で解決しやすいでしょう。

YouTuber がよく使っているMac向けの動画編集ソフトは?

YouTuberのなかには、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどのプロ向けのソフトを使用する人もいれば、初心者でも使えるうえに高度な機能も備えているバランス型のソフトを選ぶ人もいます。

「YouTubeにアップする動画」とひと括りにしても、内容により必要な機能は異なるものです。動画制作の目的やジャンルを明確にし、自分に合った動画編集ソフトを選ぶようにしましょう。また、以下の記事ではYouTubeにおすすめの動画編集アプリをまとめています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

詳しくはこちら
YouTubeにおすすめの無料動画編集アプリ6選!自分にあった選び方も解説
YouTubeにおすすめの無料動画編集アプリ6選!自分にあった選び方も解説YouTubeに投稿するための動画は、スマホアプリでも編集できます。近年の動画編集アプリは性能が高いものも多いので、商用利用を目的と…

Macで動画編集をする場合、何年くらい使えますか?

パソコンの使用頻度やスペックなど、複数の要因によって買い替えのタイミングは異なるものです。たとえば、Apple公式サイトによると、macOSを搭載したデバイスの使用年数は4年が目安ではあるが、耐用年数はそれ以上であると発表しています。

できるだけ長く使用したい場合は、「Macで動画編集を行う際に推奨されるスペック」で前述した推奨スペック以上のMacを購入しましょう。

動画編集スキルを身につけるならSHElikes(シーライクス)がおすすめ!

Macにおすすめの動画編集ソフトは多数存在します。ツールによって使用感や利用できる機能は異なるので、無料体験や無料版を活用して自分に合ったソフトを選んでみましょう。

動画編集を始めるなら、ソフトの選定に加えてスキルの習得も欠かせません。動画編集スキルを効率的に身につけたい人には、スクールの活用がおすすめです。

女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)では、未経験から本格的な動画編集スキルを学べます。モーショングラフィックスや動画撮影などの実践的なスキルも身につけられるうえ、お仕事チャレンジ*の機会があるのも魅力です。動画編集スキルを網羅的に身につけたい方は、ぜひ一度無料体験レッスンにお越しください。

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ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。