転職や就職で企画力を自己PRするポイント!例文や注意点も紹介

転職や就職で企画力を自己PRするポイント!例文や注意点も紹介
ABOUT ME
ライター KeitoKurisu
埼玉県の美容学校を卒業後、銀座の美容室での経験を経て、雑誌・広告業界のヘアメイクとして活動。その後、SEOメディア事業や映像制作会社を立ち上げ、脚本とディレクター業務を行う。現在は、アート作品の個展を行いながら、フリーライターとして活動中。
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

企画力は転職や就職をする際に、ポジティブな評価を受けられるスキルの一つです。しかし、「企画力ってどうやってアピールしたらいいんだろう?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

面接での自己PR方法を間違えると、相手にネガティブな印象を与える可能性があります。したがって適切なアピールのやり方は理解しておきましょう。

今回は、転職や就職で自己PRをするポイントや例文、注意点などについて解説します。記事の後半では転職した方のインタビューも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

企業が求める企画力とは

企業が求める企画力とは、自社の課題を発見して解決できる具体的な計画を作成するスキルのことです。斬新な発想やアイデアだけではなく、適切な情報と仮説を用いて行動プランまで考えることが求められます。企画を実行する明確な目的も考える必要があるでしょう。

優れた企画力をアピールするには、論理的な思考やプレゼンテーションスキルなどが大切になります。そのため自己PRで企画力を伝える際は、話し方にも細心の注意を払いましょう。

転職や就職で企画力を自己PRするポイント

それでは転職や就職で企画力を自己PRをするポイントを紹介します。人によっても異なりますが、下記の項目を意識するとよいでしょう。

  • 実際の事例を紹介する
  • 問題解決能力を強調する
  • プロセスを具体的に説明する
  • どれだけ貢献できるか伝える
  • 相手のニーズを分析する

順番に解説します。

実際の事例を紹介する

企画力をアピールする際は、自身が実際に行った事例を伝えることが有効です。例えば前職で自分が企画したプロジェクトの内容や具体的な行動プロセス、改善できた結果などをPRするとよいでしょう。

収益率や成約率など伝える際は、実際の数値を解説すると相手から信頼を得られる可能性があります。プロジェクトを行う背景や自身の役割なども説明して、面接担当者に明確なイメージをもってもらうことも意識してください。

問題解決能力を強調する

ビジネスシーンでの企画力は、問題解決につながるスキルを指すことが一般的です。そのため問題の発見・解決の能力に長けていることを伝える必要があると考えられます。例えば実際の事例を説明する際は、自社の課題を発見した方法を説明するとよいでしょう。

また転職・就職したい企業の課題を自分で調査して、具体的な企画を発表することもポジティブな評価につながるかもしれません。自分の実績だけではなく、企画力を生み出す能力が長けていることをアピールすることが大切です。

プロセスを具体的に説明する

企画力は斬新なアイデアではなく、実行可能なプロセスまで落とし込むスキルです。そのため企画力をアピールする際には、プロセスの考え方や作り方なども説明しましょう。過去の事例を紹介する場合は、企画の目標・目的を達成するための行動プランだけではなく、その計画を考案した背景も伝えることが大切です。

自身で考えた企画を発表する際は、必要なリソースや達成の時期までも明確にすると良いかもしれません。目的を成し遂げるロードマップまで考える力があることを伝えて、適切な評価をしてもらいましょう。

どれだけ貢献できるかを伝える

転職や就職の面接では自身の能力をアピールするだけではなく、入社後にどれだけ貢献できるかを伝えることが大切です。そのため企業が求めるニーズを分析して、あなたがどのように取り組めるかを具体的に説明しましょう。

例えば利益率改善の企画を立ち上げた経験がある場合は、「貴社でも同様の成果に貢献できます」と伝えることが大切です。またコミュニケーション力やリーダーシップなどの企画力に関わる周辺スキルもアピールして、有益な人材だとポジティブな評価をしてもらいましょう。

企画力を自己PRする際の例文

企画力を自己PRする方法について理解したものの、「実際にはどのように伝えるといいんだろう…?」と悩む方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、面接でアピールする際の例文を紹介します。

ただし適切な内容は、転職・就職したい企業や職種などによって異なります。したがって、ここで紹介する例文は一つの参考としてください。

営業職での例文

私はこれまでに、〇〇業界にて企画開発の職務に従事していました。特に、新規プロジェクトの立案と実行において成果を挙げた実績があります。例えば私が主導したプロジェクトでは、市場調査に基づいてターゲット顧客を特定し、ニーズに合わせた新サービスを企画しました。この企画は、売上の20%増加に貢献し、顧客満足度の向上も達成しています。

市場のニーズを正確に把握し、それに基づいた戦略的な営業計画の策定は、貴社の営業成績向上に貢献すると自負しています。またチームメンバーとの協力を通じて、効率的かつ効果的な営業戦略を実行する能力も持ち合わせています。

営業職への転職・就職する場合は、利益率や顧客満足度の向上に直結する企画が求められます。したがって具体的な数値や実績をアピールしましょう。

接客業での例文

私は接客業における企画力を活かして、顧客体験の向上に貢献することができます。例えば、前職でレストランのフロアマネージャーとして働いていた際、顧客満足度を高めるための特別イベントを企画しました。そのなかで、地元の食材を使った特別メニューを提供するイベントを考案し、実行した経験があります。

イベントは、お客さまから好評をいただき、イベント開催中は売上が前月比で30%増加しました。またお客さまからの口コミが増え、新規顧客の来店にもつながっています。この成果は市場のニーズを理解し、それに応える創造的な企画を実現できたことによるものです。

貴社に転職した際は顧客のニーズを洞察し、その期待を超えるサービスを提供することで、顧客ロイヤルティの向上につなげたいと思います。

接客業では利益率はもちろん、顧客満足度や新規顧客の増加などが求められます。そのため既存ユーザーに満足してもらえる企画を作れることをアピールしましょう。

マーケティング職

私はターゲット市場のニーズに合わせた効果的なマーケティング戦略の開発、実行が得意であり、チームでの協力を重視しています。例えば前職では、新規顧客を目的にデジタルマーケティングキャンペーンを立案した経験があります。

このプロジェクトでは、まず市場のトレンドとターゲットオーディエンスの行動を徹底的に分析しました。そのデータをもとに、クリエイティブなコンテンツとターゲティング戦略を組み合わせたキャンペーンを企画。ソーシャルメディア上で高いエンゲージメントを達成し、Webサイトへのトラフィックが前月比で40%増加しました。

このような分析と創造的な企画力を活かし、貴社の製品やサービスの市場での成功をさらに推し進めたいと考えています。

マーケティング職では、市場分析やデータをもとにした企画と成果が大切になります。具体的なプロセスと数値を相手に伝えて、適切な評価を得ましょう。

クリエイティブ職

私はターゲットオーディエンスに響く独創的なコンテンツの企画と制作が得意であり、デジタルメディアのトレンドに常に敏感です。前職ではコンテンツマーケティングをもとに、ブランド認知度を高めるためのデジタルキャンペーンを主導した経験があります。

このプロジェクトの初期段階では、ターゲットオーディエンスの関心と動向を理解するために徹底的なリサーチを行いました。

データを参考に自社コンテンツの改善を行い、検索エンジンやソーシャルメディアで高いエンゲージメントを達成します。結果としてWebサイトの訪問者数が50%増加し、ブランド認知度の向上を達成しました。貴社への就職後はブランド価値の向上、認知拡大に貢献したいと考えています。

クリエイティブ職の多くはコンテンツに関わる企画力が求められます。そのため市場調査やニーズ調査をもとに、成果につながるコンテンツを作成できるスキルを伝えることも大切です。

自己PRで企画力を伝える際の注意点

ここでは、企画力を自己PRする際の注意点を紹介します。具体的には下記の通りです。

  • 発想力と企画力を間違えない
  • 相手に関連する事例・経験を伝える
  • 企画力以外のスキルもアピールする

順番に見ていきましょう。

発想力と企画力を間違えない

企画力を自己PRする際は、「アイデアや発想力」と「実行可能な企画を立案する能力」を間違えないようにしましょう。発想力は新しいアイデアを生み出すことであり、企画力はそのアイデアを実現するための計画立案・リソース管理・実行の能力を含みます。

企業が求めるのは企画力なので、発想力ではなく実現できる計画を考えるスキルを伝えてください。

相手に関連する事例・経験を伝える

過去の実績を説明する際は、相手に関連する話を意識しましょう。例えば営業職に転職するにもかかわらず接客業での過去事例を説明しても、面接担当者からポジティブな評価を得られないかもしれません。

しかし異なる業種に転職する場合でも、企画を考えるための情報収集のやり方や企画の立案力は役立ちます。これまでの実績をアピールする際は、聞き手が興味を抱くポイントを重点的に話しましょう。

企画力以外のスキルもアピールする

転職・就職をする際は、企画力以外のスキルも適切にPRしましょう。例えば企画力に関連するマーケティングやコミュニケーションなどの能力もアピールできると、より高い評価が期待できます。そのため企画力だけではなく、多彩なスキルを学ぶことも大切です。

下記の記事では、Webスキルを身につけて企画営業職に転職した方のインタビューを紹介しています。スキルを勉強するポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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企画力を自己PRする際のよくある質問

最後に、企画力を自己PRする際のよくある質問を紹介します。

新卒で企画力を自己PRする方法は?

新卒で企画力を自己PRする際は、学生時代のプロジェクトなどをアピールするとよいでしょう。ただし自身の成果だけではなく、具体的なプロセスやチーム内での役割なども説明することが大切です。

未経験でも企画力は自己PRできる?

企画の実行経験がない場合、企画力の自己PRは適切と言えない可能性があります。そのため未経験で企画職などの仕事に転職・就職する場合は周辺スキルを学び、アピールするとよいでしょう。

自己PRで企画力を伝えて転職を成功しよう

企画力を自己PRするためには、相手のニーズを分析して適切なアピールをすることが大切です。またコミュニケーション能力やマーケティングなどの周辺スキルも勉強して、企業にとって有益な人材であることを評価してもらいましょう。

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