Shopifyを導入するメリットは?機能や特徴もわかりやすく解説

Shopifyを導入するメリットは?機能や特徴もわかりやすく解説

ECサイトを立ち上げるときの選択肢の1つに、Shopify(ショッピファイ)があります。しかし、以下のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

「Shopifyを利用するメリットは何だろう?」
「Shopifyにはどのような機能があるのかな?」

そこで、本記事ではShopifyを導入するメリットをわかりやすく解説。また、Shopifyの主な機能や特徴も紹介します。

ShopifyでECサイトの開設を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

Shopifyとは?

Shopifyのメリットを解説する前に、Shopifyとは何かについて簡単に説明します。
Shopifyは、ECサイトを開設して商品を販売できるサービスです。世界170か国以上で使用されており、数百万もの店舗が開設されています*1

詳しくは後述しますが、専門知識がなくてもECサイトの開設と運営ができたり、SNSとの連携が可能であったりなど、便利な機能が備わっています。Shopifyの詳細については以下の記事で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

Shopifyを導入するメリット

それでは、Shopifyを導入するメリットを紹介します。結論からいうと、Shopifyの強みは以下の5つです。

  • 低コストで導入できる
  • 手数料が安い
  • デザイン性の高いサイトを簡単に作れる
  • 外部サービスとの連携がしやすい
  • 拡張機能が豊富

各メリットを詳しく解説します。

低いコストで導入できる

Shopifyのメリットの1つは、低コストで導入できることです。初期費用はかからず、1か月あたり5ドル(約750円)から利用できます*2

ECサイトの制作を0から依頼すると費用と時間がかかるうえ、ECサイトの運営にあたってWebサーバーのレンタル費用も発生します。一方、Shopifyを使えば、低予算でECサイトの開設と運営ができるでしょう。

また、Shopifyは基本的に月単位で契約が可能なため、低リスクで始めやすいといえます。加えて、無料体験期間があり、気軽に使用感を確かめられるのもポイントです。

なお、Shopifyには6つの料金プランがありますが、具体的な金額については後ほど紹介します。

手数料が安い

手数料が安いのも、Shopifyのメリットです。ShopifyペイメントというShopifyの公式決済サービスを利用すると、取引手数料はかかりません*2

なお、Shopifyペイメントを利用せずに外部決済サービスを利用する場合、Shopifyの契約プランに応じた取引手数料が発生し、ベーシックで2%、スタンダードで1%、プレミアムで0.5%となっています。コストを抑えてECサイトを運営したい場合は、Shopifyペイメントの活用がおすすめです。

ちなみに、Shopifyペイメントの利用の有無に関わらずクレジットカードの決済手数料はかかる点は押さえておいてください。手数料率はプランによって異なり、たとえばベーシックなら3.4%、プレミアムは3.25%です*2

高いデザイン性のサイトが簡単に作れる

Shopifyでは、デザイン性の高いサイトを簡単に作ることもできます。種類豊富なテンプレートがそろっており、ファッションアイテムやキッチン用品、インテリア、ガジェットなど、取り扱う商材に合ったデザインを選べます。

また、各テンプレートにはデモサイト(サンプルページ)が用意されているため、デザインの詳細や使用感などの確認が可能です。ちなみに、テンプレートには無料版と有料版があります。有料版は、無料版と比べて使える機能が豊富です。

外部サービスとの連携がしやすい

Shopifyは、外部サービスとの連携が簡単にできます。たとえば、FacebookやInstagram、TikTokなどのSNSとの連携が可能です。

SNSと連携したうえで、SNSにも力をいれることで、広告費をかけなくても集客できるでしょう。ちなみに、以下の記事ではSNSマーケティングについて解説しているので、SNSを活用して商品の宣伝や販売をしたい方はぜひチェックしてみてください。

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機能拡張性が高い

機能拡張性が高いのも、Shopifyのメリットの1つです。アプリをインストールすれば、自身のストアにさまざまな機能を追加できます。

Shopifyのアプリストアには8,000以上のアプリがあり、たとえばチャットでユーザーとコミュニケーションが取れるものや、多言語対応が可能になるアプリなどをインストールできます。アプリを使ってカスタマイズすることで、理想のECサイトを作れるでしょう。

Shopifyの主な機能を紹介

続いて、Shopifyの強みといえる以下6つの機能を紹介します。

  • オンラインショップの作成
  • 買い物かご機能
  • オーダー管理
  • モバイル対応
  • SEO最適化
  • レポートと分析

それぞれの機能を詳しく見てみましょう。

オンラインショップの作成

Shopifyの主な機能の1つは、オンラインショップの作成ができることです。販売する商品を追加してテンプレートを選べば、簡単にECサイトを開設できます。

また、配送や決済方法などの設定も可能です。ITやWebに関する専門知識がなくても、オンラインストアの開設と運営ができます。

買い物かご機能

Shopifyには、ショッピングカート機能があります。商品を買い物かごに入れた状態で買い物を続けられるので、合計金額の確認がしやすく、決済もまとめて行えます。

また、買い物かご機能があることで、ユーザーがどの商品を購入するか迷う場合も一旦全ての商品をカートに入れておき、購入前に比較して購入商品を決めることが可能です。カート機能は、ユーザーのショッピング体験を向上させるといえるでしょう。

オーダー管理

オーダー管理機能を使えば、配送状況や支払いなどのチェックや、返品依頼への対応などができます。また、購入者に対して注文に関するメッセージを送信することも可能です。

加えて、商品の在庫や販売の管理もできます。在庫状況を随時確認したり、売り切れ商品の販売を自動で停止したりなど、便利な機能がそろっています。

モバイル対応

Shopifyには、モバイルコマースのプラットフォームがあります。ECサイトはレスポンシブ対応なので、スマートフォンでショップにアクセスすると自動的に最適なレイアウトに調整されます

また、「Shopifyモバイルアプリ」を使えば、スマートフォンを使ってECサイトの作成や運営が可能です*3。iOS用とAndroid用があるので、外出が多い方は活用してみてください。

SEO最適化

Shopifyでは、SEOの最適化が可能です。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。検索ユーザーが求める有益なコンテンツを提供し、GoogleやYahooなどの検索サイトで検索結果の上位表示を狙います。

たとえば、「タイトルタグ」「メタディスクリプション」の編集や、alt属性(画像の代替テキスト)の設定などを行う機能を備えています*4。SEOを最適化することで、より多くのユーザーにECサイトを見つけてもらえる可能性が高まるでしょう。

レポートと分析

Shopifyには、レポート機能があります。注文数や売上、訪問者数、在庫など、さまざまなデータの確認が可能です。

また、「Shopifyストア分析」という機能を使えば、期間ごとの売上の比較やECサイト訪問者の流入元(ユーザーがどこから来ているか)などをチェックできます*5。分析結果をもとに、ECサイト運営を改善できるでしょう。

なお、以下の記事ではShopifyの詳しい使い方を解説しているので、あわせて目を通してみてください。

Shopifyの料金プラン

Shopifyには、以下6つの料金プランがあります*2

  • スターター:1か月あたり5ドル(約750円)
  • ベーシック:1か月あたり33ドル(約4,940円)
  • リテール:1か月あたり89ドル(約1万3,000円)
  • スタンダード:1か月あたり92ドル(約1万4,000円)
  • プレミアム:1か月あたり399ドル(約6万円)
  • Shopify plus:1か月あたり2,000ドル(約30万円)
    ※1ドル=149.73円で計算

プランによって、使える機能やクレジットカードの決済手数料などは異なります。プランはあとから変更することもできるので、まずは安いプランから始め、使用感を確かめながらアップグレードしていくのもよいでしょう。

ちなみに、一部のプランには無料体験が終了しても3か月間は月額1ドルで利用できたり、年払いにすると25%オフが適用されたりなど、お得に利用できるサービスがあります*2

Shopifyの特徴

ここからは、Shopifyの特徴を見ていきましょう。以下3つを紹介するので、Shopifyの利用を検討している方はチェックしてみてください。

  • HTMLやCSS不要でECサイトの作成が可能
  • ECサイトに必要な機能が充実している
  • 日本語対応のメールサポートを受けられる

Shopifyでできることを詳しく説明します。

HTMLやCSS不要でECサイトが作成できる

Shopifyなら、HTMLやCSSの知識やスキルがなくてもECサイトを開設できます。

  • HTML:Webページの制作に必要なマークアップ言語。Webサイト内の文章を構造化し、見出しや本文などを明確化する。
  • CSS:Webページの色やサイズ、レイアウトなどを設定するスタイルシート言語。HTMLとセットで習得するのが望ましい。

HTMLやCSSの習得には時間がかかると考えられます。時間をかけずにECサイトを作りたいときは、Shopifyが便利です。

ただし、HTMLとCSSの知識があると、Shopifyで作成したECサイトをカスタマイズできます。ECサイトのデザインや機能にこだわりたい方は、HTMLとCSSの習得を検討してみてください。

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ECサイトに必要な機能が充実している

Shopifyは、ECサイトに必要な機能が充実しています。前述した買い物かご機能や決済機能、注文を管理する機能など、オンラインショップを運営するうえで欠かせない機能がそろっています。

また、アプリを活用することで、ECサイトの特性に合わせたカスタマイズができるのもポイントです。

日本語対応のメールサポートを受けることもできる

Shopifyには、日本語対応のメールサポートがあります。ECサイトの開設や運営にあたって不明点がある場合は、メールで質問すれば日本語でサポートを受けることが可能です。

また、Shopifyの公式ヘルプセンターにはFAQページがあり、よくある質問への回答が掲載されています。

Shopifyのデメリット

Shopifyにはデメリットもあります。具体的には、以下の2つがあげられます。

  • 日本語に対応していない機能がある
  • 日本語での電話サポートが受けられない

それぞれを詳しく見ていきましょう。

日本語に対応していない機能がある

Shopifyには、日本語に対応していない機能があります。サイトのデザインを決めるテンプレートやアプリなどの一部は説明が英語のみなので、Shopifyを最大限に活用したい場合は英語力が求められます。

Google翻訳などを使うこともできますが、間違った解釈でアプリを導入してしまうとECサイトの運営に影響を及ぼす可能性もある点には注意してください。

日本語での電話サポートが受けられない

日本語での電話サポートに対応していないのも、Shopifyのデメリットの1つです。トラブルが発生して緊急で対応してもらいたいときでも、メールで問い合わせる必要があります。

ただ、Shopify公式サイトのお問い合わせページにはカナダ本社の電話番号が掲載されています。英語でのやり取りが可能な場合は、電話をかけてみるのもよいかもしれません。

Shopifyのメリットを把握して、ECサイトを開設してみよう

Shopifyには、クオリティの高いECサイトを低コストで作れたりSNSと連携ができたりなど、たくさんのメリットがあります。これからオンラインショップを開設しようと考えている方は、Shopifyを使ってみてください。

もしShopifyの使い方に不安を感じる場合は、女性向けキャリアスクールのSHElikesで学ぶのがおすすめです。「Shopify入門」というコースがあり、Shopifyを活用してECサイトを立ち上げる方法を学べます。

また、「Shopify入門」を含め全45以上の豊富な職種スキルが定額・学び放題*のため、Shopifyの運営に活かせるWebデザインやSNSマーケティングなど幅広いスキルの習得も目指せます。

無料体験レッスンを実施しているので、まずは参加してみてはいかがでしょうか。

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*スタンダードプランの場合

※出典
*1:Shopify「グローバルコマースプラットフォーム」より
*2:Shopify「まずは無料でお試しいただき、その後も3か月間月額$1でご利用いただけます」より
*3:Shopify「どこにいてもビジネスを構築できます。」より
*4:Shopify「SEOとは!?Shopifyで今すぐできる対策をご紹介!」より
*5:Shopify「ストア分析」より

ABOUT ME
ライター shin
航空系の会社に勤務した後、フリーランスとしての活動を開始。現在は主にWebメディアに携わりつつ海外を転々としている。
エディター 工藤 梨央

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。