週末副業におすすめの資格7選!副業に役立つ資格を解説

週末副業におすすめの資格7選!副業に役立つ資格を解説
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ライター shin
航空系の会社に勤務した後、フリーランスとしての活動を開始。現在は主にWebメディアに携わりつつ海外を転々としている。
エディター Tomomaru
フリーランスWeb編集・コンテンツディレクター兼たまにライター。 略歴は、アパレル→事務職を経てWebデザインをスクールで学んだのち、SHElikesと出会いWeb制作会社でマーケOLしてみたり。結果、書くことが天職だと思い込み、副業ライター道を歩んでいる。次なる野望は絵描きになること。思い込むのは自由です。

副業を解禁する企業の増加にともなって、以下のように思い始めた方もいるのではないでしょうか。

「週末に副業をして収入を増やしたい」
「スキルアップをしてキャリアの幅を広げたい」
「副業を始めるにあたって資格は取っておいたほうがいいのかな?」

そこで、本記事では週末副業におすすめの資格を7つ紹介します。また、資格を取得するメリットとデメリットや、スキルの習得におすすめの学習法も解説します。

週末副業を始めたい方や副業のために資格の取得を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

副業するために資格があれば稼げる?

週末副業を始めるにあたって、「副業で稼ぐために資格を取得したい」と思う方はいるでしょう。しかし、そもそも資格があれば副業で稼げるのでしょうか?

結論からいうと、資格を取得していれば副業で収入を得られるわけではありません。スキルや実績がある方や本業と同じ分野の副業をしようとしている方などは、資格がなくても副業で収入を得られる可能性はあります。反対に、資格があっても実践的なスキルや経験がない方は、副業で稼ぐのが難しい場合もあります。

「資格を取っておけば副業で稼げる」とはいえないことは押さえておきましょう。

ただ、「副業するために資格は必要ない」というわけでもありません。知識やスキルの習得を目標としている方や、本業とは違う分野で副業を始める予定の方などは、資格を取得したほうがよいといえます。

週末副業を始める際に資格が必要か否か迷う場合は、「収入を増やすために副業をするのか」「知識やスキルの習得を目指すのか」など、副業する目的を考えて判断するようにしてください。

副業のために資格を取得するメリット

副業のために資格を取得するメリットは、以下の2つがあげられます。

  • 本業に活かせる
  • 転職時のアピールポイントになる

2つのメリットを詳しく解説します。

本業に活かせる

本業と同じ分野で副業をするなら、取得した資格を本業に活かせる場合があります。たとえば、「副業でコンサルティングをしたい」「本業では総務の仕事をしている」という方の場合、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得すると副業はもちろん本業にもメリットがあるでしょう。

なお、資格の取得を推進している企業もあり、資格試験に合格することで講座の受講料やテキスト代などを補助してもらえる場合があります。本業と同じジャンルの副業を検討している方は、会社に資格取得のサポート体制があるか否かを確認してみてください。

転職時のアピールポイントになる

もし将来的に転職を考えているなら、資格を取得しておくと有利になるといえます。資格があると知識やスキルを保有している証明になるため、採用される可能性が高まるかもしれません。

また、資格を取得しておくと副業のための仕事の求人に応募する際にスキルを証明できるでしょう。もし本業とは違う分野で副業をするなら、資格の取得を検討してみてください。

副業のために資格を取得するデメリット

一方、資格の取得を目指すデメリットは、以下の2つが考えられます。

  • 資格を取得していても副業で仕事を得られるとは限らない
  • 資格の取得までに時間と費用がかかる

それぞれを詳しく見ていきましょう。

資格を取得していても副業で仕事を得られるとは限らない

まず、資格を持っていても仕事を得られるとは限りません。たとえば、「応用情報技術者試験」のようなプログラミング関連の資格を取得していても、実際にシステムを開発した経験や実績がないために採用を見送られてしまう場合はあるでしょう。

また、資格よりも実績やスキルが重要視されることも考えられます。例としては、Webライターの案件に応募する際、「WEBライティング技能検定」を取得している人よりも執筆実績が豊富な人やテストライティング(文章力を測る採用試験)の内容が優れている人のほうが有利な場合もあると考えられます。

資格を取得していても副業の仕事が見つからないケースもあることは押さえておきましょう。

資格の取得までに時間と費用がかかる

資格を取得するまでに時間とコストがかかるのもデメリットといえます。副業のために資格の取得を目指す場合は本業以外の時間で勉強をする必要があるので、プライベートの時間が少なくなってしまうでしょう。

また、講座やスクールなどを活用する場合は、受講料がかかります。金銭的な負担を軽減したい方は、前述した会社による資格取得支援制度を利用できるか否かを確認してみてください。

週末副業に役立つおすすめの資格7選!

ここからは、週末副業に役立つ以下7種類の資格を紹介します。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 日商簿記
  • TOEICや英検
  • ITパスポート
  • 応用情報技術者試験
  • WEBライティング技能検定
  • Webデザイナー検定

未経験でも取得しやすい資格や在宅で取得可能なもの、キャリアアップにつながるものなど、さまざまな種類があります。それぞれの内容を把握し、自分に合った資格の取得を目指しましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーは、家計に関わる幅広い知識をもとに顧客の夢や目標の実現をサポートする仕事です*1。たとえば、家計管理の仕方や住宅ローンの借り方、老後の生活設計などの相談やアドバイスなどをします*1

FPの資格を取得すれば、週末にファイナンシャルプランナーとして稼働できるでしょう。また、資産運用や年金、税金などの知識が身につくため、自身の家計管理がしやすくなるメリットもあります。

ちなみに、ファイナンシャルプランナーには以下3つの資格があります。

  • AFP:「日本FP協会」が認定する民間資格*2
  • CFP:世界水準のファイナンシャル・プランニング・ サービスを提供できる証明になる*3。日本では「日本FP協会」が認定している*3
  • FP技能検定:国家資格で、1級〜3級の等級がある*4。合格すると「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗れる*4

AFPとCFPには有効期限があり、2年ごとに資格の更新をする必要があります*2。ファイナンシャルプランナーとして長く稼働したい方は、FP技能検定の取得を目指すのがよいでしょう。

日商簿記

日商簿記の資格を取得すると、副業で経理の仕事を選べるようになります。1級〜3級の等級があり、レベルは以下の通りです。

  • 1級:経営管理や経営分析を行う際に求められるレベル*5。取得すると、税理士試験の受験資格を得られる*5
  • 2級:企業活動や会計実務をふまえ、適切な処理や分析を行えるレベル*6
  • 3級:経理に関連する書類の適切な処理を行う際に求められるレベル*7

経理の業務を副業にしたい方は、2級の取得を目指しましょう。将来的に税理士や経理の専門家などとしてキャリアアップを狙うなら、1級の取得を目標としてみてください。

ちなみに、簿記の知識は副業による所得の確定申告をする際に役立ちます。副業で経理の仕事をしない場合でも、簿記の勉強をしておくとよいかもしれません。

TOEICや英検

英語を扱う副業をするなら、TOEICや英検(実用英語技能検定)の取得がおすすめです。たとえば、海外の記事の翻訳や通訳、訪日観光客のサポートなどの仕事に活かせるでしょう。

TOEICは990点満点で、海外部門の仕事をするために期待される平均スコアは690点とされています*8。また、英検は1級〜5級があり、準1級は「実際に使える英語力」の証明になるようです*9

週末副業で英語を活用したいなら、TOEICは最低700点、英検は準1級以上の取得を目指すとよいでしょう。

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識の保有を証明できる国家資格です*10。取得することで、AIやネットワーク、マーケティングなど幅広い知識を習得できます。試験では主に基礎的な知識が問われる*10ため、未経験でも取得しやすいでしょう。

ただし、ITパスポートが証明するのはITに関する基礎知識の保有なので、副業の分野によっては専門的なスキルの証明として条件に満たない場合もあります。後述するWebライティングやWebデザインの資格も取得して専門性を高めたり、「応用情報技術者試験」を受験する準備としてITパスポートの勉強をしたりなど、ほかの資格と組み合わせるのがおすすめです。

関連記事:最短でITパスポート試験に合格!おすすめの勉強法を徹底解説

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、システム開発やIT基盤構築などにおいて高いパフォーマンスを発揮できることを証明する資格です*11。取得すると高度なスキルや幅広い知識を保有しているとみなされるため、副業でシステム開発やITコンサルタントなどができるでしょう。

ちなみに、IT人材は今後も不足すると予測されている*12ので、ITに関する知識やスキルを身につけておくと将来の可能性が広がるといえます。週末副業を通してキャリアの選択肢を増やしたい方は、応用情報技術者試験のようなIT系の資格の取得がおすすめです。

WEBライティング技能検定

WEBライティング技能検定は、ライティングスキルの証明になる民間資格です*13。オンライン試験が可能なため、自宅で資格の取得を目指せます。

Webライターとして副業をしたい方は、資格の取得を目指してみてください。Webライターに必須の資格はありませんが、資格があればライティングの案件に応募する際のアピールポイントになるといえます。

ちなみに、WEBライティング技能検定に合格するとクラウドソーシングサイトの「ランサーズ」におすすめの人材として紹介してもらえたり、「サグーワークス」では報酬がアップしたりなどの合格者特典が付与されます*14。クラウドソーシングを利用して副業をする予定なら、資格を取得しておくことでメリットを得られるといえます。

Webデザイナー検定

Webデザイナー検定は、Web制作に必要な知識とスキルの保有を証明できる資格です。資格の取得に向けて勉強することで、レイアウトや配色、Webサイト制作などの知識を身につけられるでしょう。

Webデザイナー検定には基礎知識の理解を測る「ベーシック」と、Webサイトの制作や運用などに必要なスキルがあるか否かをチェックする「エキスパート」の2種類があります*15。Webデザインを副業にするなら、「エキスパート」の取得がおすすめです。

なお、以下の記事では独学で取得を目指せる資格を紹介しています。「専門学校などに通う時間はあまりないから、できれば独学で資格を取りたい」と思う方は、ぜひチェックしてみてください。

関連記事:独学で取れる資格一覧!難易度別おすすめ国家資格や勉強方法を紹介

副業で収入を得たときに気をつけたいお金のこと

週末副業で収入を得たら、確定申告が必要になる場合があります。会社員は年末調整を会社が行うことで所得税の納税が完了するため基本的に確定申告は不要ですが、副業をしている場合は所得額によっては確定申告の義務が発生するので注意してください。

それでは、確定申告について説明します。

確定申告

国税庁によると、確定申告が必要な人は以下のように定められています。

1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人*16

つまり、会社からの給与とは別に週末副業で1年間に20万円を超える所得があった場合、確定申告をして所得税を納付する義務が発生します

ちなみに、所得は収入とは異なる点に注意してください。

「収入」と「所得」という言葉は同じ意味のように使われることがありますが、税法上、収入から必要経費を差し引いたもの、つまり「もうけ」のことを「所得」と呼んでいます*17

要するに、副業で年間の収入額が20万円を超えていても、経費を差し引いた結果20万円を下回れば、確定申告は不要となります。

なお、住民税の申告は副業の所得額に関わらず必要です*18。年間の副業所得が20万円以下でも住民税の納付義務は発生するので、忘れないよう注意してください。

確定申告について不安がある方は、税理士にしっかり確認しましょう。

副業に活用できるスキル習得を目指すならスクールでの勉強もおすすめ

週末副業のためのスキルを身につけるなら、オンラインスクールを検討してみてください。時間や場所を問わず勉強できるので、本業と並行して学習を進めやすいといえます。

また、プロや専門家に教えてもらえるため、書籍やテキストでの独学よりも効率よく知識やスキルを習得できるでしょう。カリキュラムが組まれており、途中で挫折しにくいこともスクールのメリットの1つです。

オンラインスクール選びに迷う方は、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」をチェックしてみてください。Webデザインやライティング、マーケティングなど全45以上の豊富な職種スキルが定額・学び放題で、週末副業に活かせるスキルの学習ができます。

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資格を取得して、週末副業に役立てよう

週末副業は、資格なしで始めることも可能です。本業と同じ分野で副業をする方や、十分な知識とスキルを保有している方は、資格を取得しなくても副業の仕事が見つかるでしょう。

ただ、資格があればスキルを保有していることの証明になるうえ、資格試験の合格に向けた勉強を通して知識やスキルを身につけられます。また、資格の取得がキャリアアップにつながることもあるでしょう。

そして、新たな知識やスキルの習得を目指すなら、「SHElikes」がおすすめです。好きなときに動画で受講ができるため、隙間時間や週末などを活用して学習を進められます。加えて、目標に向かって一緒に頑張っている仲間と学習状況をシェアするコーチング※に参加できるため、モチベーションを維持しやすいでしょう。

無料体験レッスンを実施しているので、まずは参加してみてはいかがでしょうか。

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※出典
*1:日本FP協会「ファイナンシャル・プランナー(FP)とは」より
*2:日本FP協会「AFP資格とは?」より
*3:日本FP協会「CFP®資格とは?」より
*4:日本FP協会「FP技能検定とは」より
*5:日本商工会議所「簿記1級のレベル」より
*6:日本商工会議所「簿記2級のレベル」より
*7:日本商工会議所「簿記3級のレベル」より
*8:国際ビジネスコミュニケーション協会「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」より
*9:公益財団法人 日本英語検定協会「英検の7つの級と特徴」より
*10:情報処理推進機構「iパスとは」より
*11:情報処理推進機構「応用情報技術者試験」より
*12:経済産業省「IT人材育成の状況等について」p6より
*13:一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会「WEBライティング技能検定とは」より
*14:一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会「合格者特典」より
*15:公益財団法人画像情報教育振興協会「Webデザイナー検定」より
*18:総務省「個人住民税」より

※引用
*16:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」より
*17:国税庁「No.2011 課税される所得と非課税所得」より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。