プログラミング初心者は何から始める?独学の方法やおすすめ本、学習サイトを紹介

プログラミング初心者は何から始める?独学の方法やおすすめ本、学習サイトを紹介
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ライター harada
愛知学院大学商学部卒業。新卒で小売業に就職し2年で退職。その後はシステムエンジニアとして活動を行っている。

「プログラミングを学んでみたいけれど、何からはじめて良いか分からない」

「プログラマーとして自由な働きを実現したいけれど、自分にできるか不安」

プログラミング習得への憧れはあっても、はじめの一歩が踏み出せない人は多いのではないでしょうか。

本記事ではこれからプログラミングの勉強をはじめようとお考えの方へ、プログラミングを学ぶ手順や、学習を継続するコツなどについて解説します。

一口にプログラミングといっても、その言語の種類や習得方法は多岐にわたります。自分に合ったプログラミング言語や学習スタイルを見つけ、プログラマーへの第一歩を踏み出しましょう。

プログラミング初心者は何から始めると良い?

プログラミングの勉強をスタートするにあたって、まずはどのようなことから着手すればよいのでしょうか。

ここでは、プログラミング初心者がはじめに行うべき内容について解説します。

まずは学ぶプログラミング言語を決めることから始める

まずは、自分が習得したいプログラミング言語を決めましょう。

一口にプログラミングといっても、使用している言語は、制作物や目的によって異なります。需要や難易度にもそれぞれ違いがあり、言語の選択を誤ると希望していた職種や業務に携われないこともあります。

Web制作に用いるHTMLやCSS、JavaScript、アプリ制作に向いているRuby、AI開発に利用するPythonなど、まずは自分が習得したいプログラミング言語を明確にしましょう

なお、プログラミング言語を選ぶ際は、各言語の需要や学習のしやすさなども考慮した方が良いでしょう。

プログラミング言語に合った開発環境を構築する

学ぶプログラミング言語が決まったら、その言語に適した開発環境の構築を行います。

プログラミングを実行するには、適切な備品、環境、ツールなど、開発を進めるための環境を整える必要があります

例えばWebサイトを作りたい場合は、テキストエディタと呼ばれるHTMLエディタを設定し、Google Chromeなどのブラウザを用意します。その後、HTMLとCSSをそれぞれのファイルに分け、コーディングを開始します。

環境構築はプログラミング作業の第一歩です。初心者でうまく進められない場合は、経験者に相談したり、有償でエンジニアに依頼したりする方法もあります。Webサイトやクラウド上の実行環境を使用することも選択肢のひとつでしょう。

「とにかくコーディングを体感してみたい」という人は、環境構築の前にコーディングが行える学習サイトからスタートするのもおすすめです。

プログラミング初心者の勉強は何から?4ステップで解説

プログラミングの勉強に大切なのは、実直にノウハウを身に付けていく継続力です。はじめは意気込んでいても、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

ここではプログラミング初心者が勉強を続けるためのステップを紹介します。

  1. 目的とゴールを明確にしておく
  2. 勉強方法と学習計画を決める
  3. インプットとアウトプットを繰り返す
  4. 実際にオリジナルサービスをつくってみる

1.目的とゴールを明確にしておく

プログラミング学習を始める前に、自分が作り上げたい制作物や、携わりたい業務など、目標やゴールを明確にしておくと良いでしょう。

プログラミングの勉強は必ずしもスムーズに進むとは限りません。途中でつまずき、自信を失ってしまうことも十分に考えられます。そんなとき、プログラミングを学ぶ目標が定まっていれば、壁を乗り越えるモチベ―ションも湧きやすくなるでしょう。

目標の中身は学習の過程で変わってもかまいません。まずは自分がどこを目指すのかを明確にし、学習を継続するためのマインドを整えましょう。

2.勉強方法と学習計画を決める

学ぶ言語を決め、目指したい姿も明確になったら、次はプログラミングの勉強方法と学習計画を決めていきましょう。プログラミングの勉強方法は複数あり、自身の状況や向いている手段を選ぶ必要があります。

本や学習サイト、動画などを参考に独学で習得することも不可能ではありません。ただし独学の場合、モチベーションの維持や学習計画を立てることが難しい、不明点をすぐに質問し解消していくことが難しいといったデメリットもあります。

そのため、スクールや講座を受講し、専門の講師から教わるのも良いでしょう。その場合、スクールによって、その雰囲気やスタイルも異なるので、自分に合ったスクール選びが重要です。

各勉強方法の詳細についてはのちほど詳しく解説します。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自身に適した学習方法を選択しましょう。

3.インプットとアウトプットを繰り返す

プログラミングの勉強で重要なのは、インプットとアウトプットを繰り返すことです。

知識やノウハウばかりを詰め込んでも、実践を積まない限り、上達が難しい面もあります。また、実際にアウトプットを重ねることで、思いもよらない発見が得られることも。

プログラミングで重要なのはエラーを避けることではなく、エラーの解決方法を自分で探り、解決策を模索していくことです。その経験を養うには、インプットとアウトプットを繰り返すしかありません。

コードを学んで終わりではなく、実際に手を動かしてサンプルを模写したり、自分で一から構築したりする練習が、スキル習得の近道といえます。

4.実際にオリジナルサービスをつくってみる

一定レベルのコーディングを覚えたら、実際にオリジナルサービスを作ってみましょう。

ひとつの成果物を作り上げることで、断片的な知識だけでなく、総合的なプログラミングスキルを学ぶことができます。制作の過程で、思いがけない自分の弱点を発見したり、実践的な作業スキルが身についていくでしょう。

さらに制作したサービスは、自分のポートフォリオとしても使用可能。就職や案件獲得の際の、貴重な武器となります。

実践を大切にしながら、現場で使えるノウハウを身に付けていきましょう。

プログラミング初心者が独学で勉強する方法

ここでは、初心者が独学でプログラミングを勉強する方法について解説します。

それぞれの学習手段に、メリット・デメリットがあるので、自分に合った勉強方法を見つけましょう。

本・参考書

まず紹介するのは、本や参考書を使った勉強方法です。本や参考書には身に付けるべき情報が集約されているため、必要なノウハウを着実に積み上げられるメリットがあります。

自分のペースで学習が進められることも本で学ぶメリット。苦手な箇所を重点的におさらいする場合も重宝します。

ただし、どうしても本は自分ひとりでの学習となるため、途中でつまずいた場合、抜け出すのが容易でない状況に陥ってしまう可能性もあります。また、身についたスキルを実感しづらい点もデメリットです。

また、自分のレベルに合った本を選ばなければ、思うように学習が進まないといったこともあるでしょう。加えて、情報更新の早いプログラミング業界では、本の情報がすぐに古くなってしまうこともあります。

本や参考書でプログラミングを学ぶときは、適切な書籍選びと行き詰まったときの対処法について考えておくようにしましょう。

サイト・アプリ

サイトやアプリも、多くのプログラマーが利用している学習媒体です。「Progate(プロゲート)」や「ドットインストール」など、多くの学習サイトがあり、実際にコーディングを行いながら学べるので、実践力も養うことができます

ただし、一項目ずつ実直に知識を積み上げていくという点では、本を利用した学習の方が向いています。習得済みの知識を素早くおさらいする際も、本の方が効率が良いかもしれません。

またサイトの場合、機能やコースをフル活用するのに費用がかかる場合が多いです。コスト面で若干の負担が生じることは、デメリットといえるでしょう。

とはいえ、実際に手を動かしながら学べるという点では、学習効果の出やすい勉強方法といえます。

勉強会・セミナー

勉強会やセミナーに参加して、プログラミングを学ぶことも可能です。勉強会・セミナーに参加すれば、ITに関するスキルアップや、参加者同士の交流が図れます。

プログラミング初心者を対象とした内容も多く、講義形式で行われる一般的なセミナーのほか、実際に開発作業などを行うハンズオンセミナー、それぞれの作業を黙々と行う自習会など、さまざまな形式があります。

勉強会やセミナーのメリットはなんといってもリアルな情報が得られる点。交流が深まれば、似たような志を持った仲間とのつながりを作ることも可能です。プログラミングに関する悩みについて、経験者に直接助言を求めることもできるでしょう。

プログラミング初心者の独学におすすめの本

本や参考書を使った勉強方法は、プログラミングの体系的な知識を習得するのに向いています。ただし、収録されている内容は本によって異なるので、本の選定が非常に重要です。

ここでは初心者の独学におすすめの、定評のあるプログラミング関連書籍を紹介します。ぜひご参考ください。

プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門

「プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門」は、AI開発などに用いられる言語、Pythonを学びたい人に向けた入門書。Amazonソフトウェア開発・言語ランキング1位を獲得した実績を持つなど、内容の分かりやすさは読者からも高い評価を得ています。

本シリーズは全部で3冊出版されていて、Pythonに関する学習項目をしっかり網羅しています。Pythonに関する知識を体系的に身に付けたいユーザーには、特におすすめの良書です。

1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

Webデザイナーが身に付けるべきHTMLやCSS。それを基礎からじっくり学習できる本が「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」です。

Amazonでもベストセラーになるなど、多くのプログラマーがはじめに手にした本書。HTMLやCSSの基礎はもちろん、仕事現場で役立つ実践的なノウハウも盛り込んだ内容となっています。

プログラミングの能力だけでなく、それを活かしたデザインスキルも学べるため、Webデザイナーを目指す人は、ぜひ一度手に取ってみてください。

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確かな力が身につくJavaScript「超」入門

JavaScriptも、現場で活用されることの多いプログラミング言語です。そんなJavaScriptを勉強したい人におすすめの書籍が「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」です。

本書は、初心者からJavaScriptが学べるだけでなく、実際にコーディングを行い、実践的なスキルを身に付けやすい内容となっています。

つまずきやすい項目を重点的に解説したり、現場での制作物に近いリアルなサンプルを多用したりするなど、ユーザー目線でまとめられている点が本書の魅力。これからJavaScriptに挑戦したい人には、特におすすめの一冊です。

初心者向けのプログラミング学習サイト

学習サイトを利用した勉強では、実際に手を動かしながらプログラミングを学べるので、実践的なスキルを習得しやすくなります。

ここでは多くのプログラミング学習者から支持を集める学習サイトについて解説します。無料でチャレンジできるサイトもあるので、とにかくコーディングを実践したいという人は必見です。

Progate

Progate(プロゲート)は多くのプログラミング学習者に利用されている、非常に定評のある学習サイトです。東大工学部の学生によって開発され、現在では世界中にユーザーを持つ、定番のプログラミング学習手段として知られるようになりました。

複雑な環境構築などは必要なく、すぐにコーディングが実践できるのがProgateの魅力。各言語の基礎レッスンは無料で利用でき、月額料金を支払えば応用的な内容まで段階的に習得できます。

どのサイトを利用したら良いのか分からないという方は、ひとまずProgateから始めてみると良いでしょう。

Udemy

Udemyは、学習者と指導者をつなぐ学習プラットフォームで、全世界4,400万人もの受講者に利用されています。

望む学習内容を1コースごとに購入でき、余計なコストもかかりません。なかには無料のコースもあるので、一度覗いてみると良いでしょう。

Udemyの特徴はなんといってもコースの多様さです。あらゆるプログラミング言語のそれぞれのレベルに応じた講座が多数用意されています。初心者はもちろん、少し踏み込んだ内容を学びたいときなども、自分にぴったりのコースが見つかるかもしれません。

ドットインストール

Progateと並び、多くのプログラミング学習者から支持を集めている学習サイトがドットインストールです。

500以上のレッスンを動画で学べ、途中までは料金もかかりません。有料会員になれば多くの特典を受けられ、学習過程で疑問が生じた際も、講師へ質問できるので安心です。

各動画は3分ほどに集約されているので使い勝手も抜群。移動中や隙間時間など、時間を有効活用しながら段階的に学習を深めることができます

自分のペースでプログラミングを学んでいきたい人には、おすすめの学習手段といえるでしょう。

プログラミング初心者が独学で挫折しないためのポイント

プログラミングは独学でも習得できますが、学習の過程でつまずき、挫折してしまうケースも少なくありません。

ここでは、プログラミング初心者が挫折せずに学び続けられるコツを紹介します。

完璧に理解しようとしない

プログラミング学習を進めるうえでの心構えとして、「完璧に理解しようとしない」という点が挙げられます。

プログラミング言語は奥が深く、はじめからすべてを理解することは困難です。必要な情報を都度学びながら、制作を進めていく姿勢が大切でしょう。

最近はAIツールをプログラミングに活かす場面も増えています。またコードを書かずにサイトやアプリが構築できるノーコード開発も、多くの現場で取り入れられています。

プログラマーには完璧に言語を理解することよりも、都度学びながら知識を活用していく技術が求められます。

アウトプットを意識する

どの学習手段を用いる場合も共通して言えることですが、アウトプットを意識することが重要です。

プログラミングの目的は、あくまでも成果物を構築することであり、知識を蓄積することではありません。また、実践してこそ身につけることのできるテクニックや現場感覚が、制作では大いに役立ちます。

手を動かし、正確にサイトやアプリの構築ができれば、それが大きなモチベーションとなって学習も継続しやすくなるはずです。

わからないところは知識のある人に質問する

プログラミングを学んでいると、かならず不明点や疑問点が湧いてくるはずです。それを自分で調べて解決していく力も、プログラマーに必要なスキルではあります。

とはいえ、独学で勉強をするなかでは、ひとつの箇所でつまずいてしまい、いっこうに前進できない場面も出てくるでしょう。それが重なるうちにモチベーションが下がり、挫折してしまうケースも往々にしてあります。

そんなとき相談できる先輩や仲間がいると、逆境も乗り越えやすくなるでしょう。知識のある人に質問することで、自分ひとりでは知りえなかった情報が得られることもあります。

プログラミング初心者で何からすべきか悩む人はスクールもおすすめ!

プログラミングは独学でも勉強できますが、なかにはモチベーションが保てず、何に手を付けたらよいのか分からなくなってしまう人もいるでしょう。

そのような人におすすめなのが、プログラミングスクールを利用すること。ここではSHElikesのプログラミング入門コースの中身や、受講者の声を紹介します。

SHElikesではHTML/CSSのコーディング知識も学べる

SHElikesのプログラミング入門コースでは、まったくの初心者であってもプログラミングの基礎やデザインのスキルを学ぶことができます。

Webサイト制作に必要なHTMLやCSSのコーディング知識も学べるため、プログラマーだけでなく、WebデザイナーやWebディレクターを目指す人にもおすすめです。

実践を意識した内容のため、現場で役立つスキルが身に付けられます。プログラミングを学び自分の可能性を広げたい人や自由な働き方を目指したい人は、をぜひご検討ください。

未経験からWebデザイナーへ転身した人の体験談

SHElikesで学び、新たな道を切り拓いた人は数多くいます。

櫻井栞さんは、未経験からPhotoshopやIllustrator、サイト制作に必要な総合スキルを学び、Webデザイナーへと転身。結果的に「自分もよろこぶ人生」を得られたと語ります。

講座の内容はもちろん、SHElikesのサポート体制が彼女を後押ししました。グループコーチングを通して自分の学習を振り返れたことや、熱量の高いSHEメイト*の存在が、学習継続のモチベーションになったとのこと。

これからプログラミングを勉強したいと考えている人も、ぜひSHElikesの厚いサポート体制のもと、学んでみてはいかがでしょうか。高い意識を持ち続けながら、学習を継続できるはずです。

【育児と勉強を両立】29歳ママ、8ヶ月で専業主婦から複業デザイナーへ

*SHElikes会員の呼称

プログラミング初心者は学習方法の選択が重要

本記事では、これからプログラミングを学びたいと考えている人に向け、プログラミング学習の方法や、挫折しないためのポイントなどについて解説してきました。

プログラミング学習は独学でも可能ですが、モチベーションを維持し、学びを継続するには相応の工夫や正しい学習姿勢が求められます。

何からはじめたらよいのか分からない人は、スクールの受講を検討してみるのも良いでしょう。SHElikesは、自由な働き方を応援する女性向けキャリアスクール。プログラミング入門コースを含む全40以上の職種スキルが学び放題*で、幅広いスキルを身に付けることができます。

コーチング**を通し自身の学習を見直せたり、共に学ぶSHEメイトと交流できたりするなど、挫折せずに学びを深めるためのサポート体制が充実しています。

ぜひSHElikesの体験レッスンから、プログラマーへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

*スタンダードプランの場合
**オンライン限定のグループコーチングとなります

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。