30代女性がやるべきこと8選 | 40代で後悔しないための選択をしよう

30代女性がやるべきこと8選 | 40代で後悔しないための選択をしよう
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ライター 山田萌
大学在学時に女性向けWebメディアでライターとして活動。フェムテックを中心に商品紹介、起業家へのインタビューを通して生き方の選択肢を広げるコンテンツを制作。新卒でITベンチャーに入社し、CRM、toBのリード獲得、工数削減を目的とした設計面などに従事。

転職や結婚、出産など、人生の転換期を迎えることが多い30代。「このまま今の仕事を続けるべき?」「結婚や出産のタイミングはどうしよう」といった悩みが生まれ、さまざまな不安を抱く女性が増えるようです。

この記事では、30代のうちにやるべきことや、40代女性が30代でやらなくて後悔したことをまとめています。記事の後半では、30代で新たなチャレンジをした2名のロールモデルをご紹介。後悔のない30代を過ごしたいと考えている方は、ぜひ本記事を参考に、挑戦したいことを整理してみてくださいね。

30代女性がやるべきこと8選

「やるべきこと」を考えるうえで、はじめに「どんな人生を実現したいか」をイメージしてみましょう。収入アップや昇進を目指すなら、新たなスキルを身に付けるための自己投資が必要になるなど、やるべきことが明確になります。目的意識を持って行動することで、キャリアやプライベートに充実感が生まれるでしょう。それでは、後悔のない人生を送るために、30代でやっておくべきことを8つご紹介します。

健康管理をしっかりすること

まずは健康管理をしっかりと行いましょう。スポーツ庁が発表した令和3年度「体力・運動能力調査」の結果によると、30代後半女性の新体力テストの合計点は年々低下していることがわかりました。加えて、20代後半女性の合計点との差も開きがみられます。*1 このように、30代に入ると体力が低下する傾向があります。

20代までは、寝不足が続いてもそれほど体調に影響が出なかったかもしれません。しかし、30代に入って不規則な生活を続けると、疲れが残りやすくなることも。不摂生は40代・50代と後々の体調に響きやすいため、今のうちから運動習慣をつけたり、生活習慣を見直すことをおすすめします。

また、女性は年齢を重ねるとともに、婦人科系の病気にも注意する必要があります。ストレスや不規則な生活が続くと、ホルモンバランスの乱れから不調を招きやすくなります。定期的に婦人科検診を受けていない方は、病気の早期発見につなげるためにも、半年~1年に1回の頻度で検診を受けるとよいでしょう。

お金の管理をしっかりとすること

今後のライフプランに合わせて、いつまでにどのくらいの資金が必要か計算し、お金の管理をしっかり行うことが大切です。

30代になると、結婚や出産といったさまざまなライフイベントを迎える方が多いかもしれません。結婚費用、出産費用や子どもの教育費、マイホームの購入などはまとまった出費が必要となります。大きなライフイベントを迎えるにあたり、必要なお金を計画的に準備することが重要です。

また、定年後の生活に向けて、老後資金を備える必要もあります。少子高齢化の加速により、将来にわたって年金の支給水準に影響が出る可能性があります。物価上昇や消費税の増税など、家計の支出がさらに増えることも予想されるでしょう。あらゆるリスクに備えて、貯金だけでなく、30代のうちから投資も視野に入れてマネープランを立てることがおすすめです。

自分にとって大切な人や友人との時間を大切にすること

結婚や出産、転職、引っ越しなど、人生の転機を迎えるタイミングは人それぞれ異なります。

家庭を持つようになると、独身のころとは暮らしが大きく変化し、時間に制約が出ることもあるでしょう。子どもが小さい間は、友人と予定を合わせて会うハードルが上がってしまい、疎遠になってしまうことも考えられます。仕事に力を注いでいる場合は、自宅と職場の往復が多くを占め、仕事や勉強にかける時間、仕事関係の繋がりを優先させる方もいるかもしれません。

このように、ライフスタイルの変化によって、自然と大切な人と会うことの優先順位が低くなってしまうことがあるのです。周りの人との関係性を保ち続けるため、意識的に一緒に過ごす時間を大切にしましょう。

読書をすること

学生時代と比べて、活字を読む時間が減った方はいませんか。読書が趣味であったり、勉強のために本を利用していないと、生活の中で本を読む時間を確保するのは難しいかもしれません。そんな30代の方に、人生を豊かにするためにも読書を始めることをおすすめします。

30代が読書で得られるメリットとして、仕事に活かせる教養を身に付けられることが挙げられます。本には、著者が経験・研究したことがぎゅっと1冊にまとめられています。興味のある分野を読み込むことで、短時間で効率的にその分野の情報を得ることができるでしょう。自分とは異なる考え方に触れると、価値観や想像力を広げることにもつながります。通勤電車の中や就寝前のリラックスタイムなど、すきま時間を利用して読書を進めてみてくださいね。

趣味を持ち、習慣化すること

30代に入ると、仕事で責任のあるポジションを任せられるようになったり、子育てで自分だけの時間を作ることが難しくなったりと、20代と比べて忙しくなる方が多いかもしれません。そうなると、趣味にあてる時間が減ってしまうこともあるでしょう。また、「熱中できる趣味が見つからない」と悩みを抱える方もいるのではないでしょうか。

趣味を持つことは、気分転換やストレスの緩和につながり、日々の生活にメリハリができます。習い事など共通の趣味をもつ仲間と出会うことで、交友関係を広げることもできるでしょう。夢中になれる対象が増えることで、人生の充実度が大きく変わるはずです。

趣味は、決して得意であったり、知識が豊富である必要はありません。自分がやっていて”好き”や”楽しい”と感じるものが趣味といえます。少しでも興味を持ったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

毎日の日課や目標を決め、コツコツと行動すること

30代を有意義に過ごすために、「◯歳までに◯◯をする」など、目標と達成期限を決めてコツコツ行動することが大切です。具体的に考えられるほど、必要なスキルやお金が明確になり行動に移しやすくなります。

ただ、目標が高すぎると、実現可能性が低くなり挫折してしまうことも。毎日の日課を決めるときは、まず自分の1日のスケジュールを書き出してみましょう。新しい習慣を現在のスケジュールに取り入れるために、何を優先するべきか、反対に何の時間を削るべきかを可視化します。そうすることで、理想の生活習慣に近づけることができるでしょう。

目標を設定するときは、まずは直近1年で叶えられそうな目標を立てることからスタートしてみてください。「仕事のスキルアップのために◯月に資格を取得する」「海外旅行のために今年中に◯万円貯金する」など、再現性のある目標を立てることが大切です。1度目標を達成すると成功体験が生まれ、より高いゴールに向かって行動できるでしょう。

職業やキャリアについて考えること

30代は、仕事で即戦力として活躍することが求められる年代です。転職や昇格など、将来のキャリアに影響を及ぼすターニングポイントが訪れる可能性も高まります。そのため、自分が目指すキャリアパスや働くイメージを具体的に考えるとよいでしょう。

どんなキャリアを築きたいか明確にしたら、そこから逆算して何をすべきか言語化します。その上で、今の会社でもやりたいことが実現できるか否かを検討してみましょう。現職でも実現できる見込みがあれば、自分から積極的にやりたいことを周りに伝えることが大切です。

もし現職でやりたいことに挑戦できない場合、転職やフリーランス、副業も視野に入れる選択肢があります。それぞれリスクも伴うため、例えば「転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーに相談してみる」「クラウドソーシングサイトに登録して小さな仕事を請け負ってみる」など、少しずつ行動を起こしてみましょう。

思い立ったら勇気を出して新しいことにチャレンジすること

新しい挑戦をするのに、決して遅いということはありません。何をやるにも、今がこれからの人生で一番若いです。やらないで後悔するよりも、チャレンジすることで得た経験から学ぶことがたくさんあるはずです。後悔のない30代を過ごすために、思い立ったら勇気を出して新しいことにチャレンジしてみましょう。

もし新しい挑戦に不安や悩みが生じるなら、未知の領域に対してハードルが高くみえてしまっているのかもしれません。その原因は、知識や情報不足であることが考えられるでしょう。まずは内容を正しく理解して、疑問点を一つ一つ解消していくことから始めてみてください。

40代女性が30代でやらなくて後悔していることの代表例5つ

ここまで、30代でやるべきことをご紹介しました。反対に、40代女性が30代でやらなくて後悔をしていることは何でしょうか。理想の自分を描きながらも、不安や悩みを抱えて一歩踏み出せずにいる方は、ぜひ教訓としてご自身の挑戦に活かしてみてくださいね。

もっと親孝行すればよかった

30代は日々仕事や家庭のことに追われ、親孝行について考える余裕がないかもしれません。しかし、自分が年を重ねるにつれ、親も年老いていきます。お互いが元気に過ごせる時間には限りがあり、いつ病気や認知症などでコミュニケーションを取ることが難しくなるか予想できません。あとになって後悔しないよう、親が元気なうちから一緒に過ごす時間を大切にしましょう。特に遠方への旅行は体力がないと難しいため、早めに機会を設けるとよいかもしれません。

運動不足になり、健康を害してしまった

30代の多くは、仕事や家事育児で忙しく、定期的に運動する時間を取ることが難しいかもしれません。デスクワークの方は、長時間同じ姿勢を続けることで運動不足に陥りやすいです。今はそこまで支障が出ていなくても、体力の低下が生活習慣病の原因となったり、筋力量が減少して基礎代謝が落ちていく可能性があります。運動する時間が取れない方は、例えば「積極的に階段を利用する」「電車一駅分歩く」など、普段の生活に無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。

将来のために貯金をすることを怠った

30代は仕事で評価されるようになり、20代と比較して収入が増える方も多いでしょう。ただ、金銭面に余裕が出たことで無駄遣いしてしまい、貯金を怠ってしまうケースもあるかもしれません。貯金がないまま40代を迎えると、子どもの年齢が上がると同時に額が大きくなる教育費、住宅ローン、老後の生活資金など、厳しい現実に直面し「30代のうちにもっと貯金をしていればよかった」と後悔につながります。将来のライフプランを踏まえ、計画的にお金の管理を行いましょう。

仕事に没頭しすぎて、プライベートを軽視してしまった

仕事の優先度が高い状況が続き、プライベートについて考える余裕がなく30代を過ごした方も多いかもしれません。趣味や恋愛、結婚は年齢関係なく向き合うことができますが、妊娠・出産において女性は身体的なリミットがあります。2015年に発表された海外の論文では、欲しい子どもの人数別に、妊活を開始するべき年齢が記されています。内容は下記の通りです。

子ども1人子ども2人子ども3人
50%
(どちらでも)
41歳38歳35歳
75%
(できれば欲しい)
37歳34歳31歳
90%
(絶対欲しい)
32歳27歳23歳

自然妊娠の場合、子ども1人を強く希望するカップルは、遅くても32歳から妊活を始めるべきであることがわかります。*2 いざ子どもが欲しいと思ったときに後悔しないよう、いつ・何人望むかを考えてライフプランを設計するとよいでしょう。

自分自身の成長を疎かにしてしまった

30代になると、仕事の基本をおおむね理解できるようになり、業務に慣れが出てくることもあるでしょう。成長するために必死に取り組んだ新人のころとは違い、多少緊張感が薄れることもあるかもしれません。そんなとき、現状に満足して自分自身の成長を疎かにしてしまうと、今後のキャリアアップが見込めません。30代でも貪欲に学び続ける姿勢を大切に、活躍できる可能性を広げていきましょう。

フリーランスや副業で叶えられること

これまでお伝えした「30代でやるべきこと」は、フリーランスや副業の働き方によって実現しやすくなるかもしれません。そこで、フリーランスや副業で叶えられることを3つご紹介します。

時間の余裕ができる

主にフリーランスの場合、自分で働く時間を調整できるため、工夫することで時間の余裕が生まれるでしょう。本業に没頭してプライベートを楽しむ余白がなかった方も、親や友人と過ごす時間を楽しむ余裕ができるかもしれません。ただし、決まった規則や時間がなく自由が効く反面、自己管理を怠ると時間にルーズになってしまう場合があります。タイムマネジメントをしっかり行い、効率よく仕事を進めましょう。

趣味を思い切り楽しむことができる

フリーランスは働く時間を自由に決めることができるため、趣味に充てる時間を確保して思い切り楽しむことができるでしょう。会社員で始業や終業時間が固定されていた場合は、曜日や時間が決まっている習い事に挑戦しやすくなるかもしれません。趣味を習慣化することは、時間を生み出すために仕事の作業効率を上げたり、一人作業で仕事が煮詰まったときの気分転換にもなります。

経済的な余裕ができる

本業に加えて副業に挑戦すれば、複数の収入源を持つことで経済的な余裕が生まれるでしょう。本業の収入だけに頼らず収入源を分散させることで、将来へのリスクヘッジにもつながります。また、自分のスキルや経験を活かした仕事ができれば、収入のアップが実現できるかもしれません。会社員とは異なり自分の得意なことに集中できるため、成果を出しやすく、クライアントからの評価が上がる可能性もあります。

30代で新たなチャレンジをしたロールモデル2名を紹介!

挑戦するのに”遅い”ということはなく、年齢も関係ありません。少しでも変わりたいという気持ちや、やってみたいという気持ちがあるなら、まずはチャレンジしてみることでこの先後悔のない人生を歩むことができます。

最後は、30代でキャリア面での新たなチャレンジをした2人の女性を紹介します。理想のキャリアを実現されたプロセスを、ぜひ参考にしてみてくださいね。

転職せずにキャリアアップを叶えたてってぃさん

30代、事務職。やりたいことがなかった私が、転職せずに“私にしかできない仕事”を見つけるまで

受講者事例:30代、事務職。やりたいことがなかった私が、転職せずに“私にしかできない仕事”を見つけるまで

新卒入社した会社で事務職として勤務していたてってぃさん。30代に入り、言われたことをこなすだけの仕事内容に漠然とした焦りを感じ、現状を変えるためにSHElikesに入会しました。受講を進めると、現職で活かせるコースがたくさんあることに気付き、転職せずに今の会社でできることを増やすことに。社内で積極的に提案を行ったことで、新しい仕事を任せてもらえるようになり、ボーナスやお給料のアップに成功しました。

30代未経験から大好きな『食』に関わるライターに けいこさん

30代未経験から大好きな『食』に関わるライターに

受講者事例:30代未経験から大好きな『食』に関わるライターに

30代で事務職へ転職したけいこさん。福利厚生が充実した企業でしたが、もっとやりがいのある仕事をしたいと考え、以前から興味のあった「メディア作り」に挑戦するためSHElikesに入会しました。Webデザインコースを中心に受講する中、コーディングの難しさに挫折。気分転換に受けたライティングコースで文章の楽しさに気付き、「食に関わるメディアでライターをしたい」と夢を持つようになりました。SNSでやりたいことを積極的に発信してお仕事を獲得し、大好きな「食」に関わるライターへの転身を実現されました。

思い切りチャレンジをして後悔のない30代を過ごそう

人生100年時代といわれている昨今、30代はまだまだこの先の人生が長く続きます。後悔のない30代を過ごすために、より理想的な人生に向けて、今新たな挑戦に一歩を踏み出してみませんか?

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※出典
*1:スポーツ庁「令和3年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について」内、「調査結果の概要」P21より
*2:Human Reproduction ”Realizing a desired family size: when should couples start?”より

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。