未経験からWebディレクターになるための方法とは?資格や仕事内容を解説

未経験からWebディレクターになるための方法とは?資格や仕事内容を解説
ABOUT ME
ライター 古澤 椋子
鹿児島大学大学院水産学研究科修了。水産系社団法人にて、水産に関わる調査研究、行政との折衝などを経験したのち、水産系ベンチャーにて、広報を担当。2023年からフリーライターとして活動を始め、主にエンタメ系の記事を執筆。SHElikesでキャリア、マインド共に変化した経験から、SHEsharesのライターを務める。

Webディレクターは、Webサイト制作の全体をディレクションして、プロジェクトを成功へと導く重要な仕事です。Web制作において重要な役割ですが、馴染みのない方にとっては仕事内容や必要なスキルが想像しにくいと思います。未経験からでも挑戦できる仕事なのかも気になるところ。

当記事では、Webディレクターの仕事内容、必要なスキルを解説したあとに、未経験からWebディレクターになる方法について紹介します。最後にWebディレクターになる上でよくある質問もまとめていますので、参考にしてみてください。

CONTENTS
  1. Webディレクターとは
  2. Webディレクターに必要なスキルとは
  3. Webディレクターの年収
  4. Webディレクターの将来性
  5. 未経験からWebディレクターになる方法
  6. Webディレクターを目指す方へおすすめの資格
  7. Webディレクターのキャリアアップ
  8. Webディレクターの転職
  9. よくある質問

Webディレクターとは

Webディレクターは、Webサイト制作の全体をディレクションする職種です。事業会社か制作会社かによっても、求められる役割は異なり、担当範囲は多岐にわたります。一般的なWebディレクターの業務内容を紹介していきます。

Webディレクターの仕事は、Webサイトの企画・制作・運用

Webディレクターは、Webサイトの企画・制作・運用を統括する職種です。納期や予算を設定し、デザイナーやエンジニアへの指示出しを行います。サイト制作が終了したあとは、サイトの運用、改善などの提案も行います。Webサイト制作を要望通りのクオリティで制作し、望んだ成果が出る様に全体を導く仕事です。会社や業界、サービスによって担当範囲は異なり、企画から担当する場合もあれば運用のみ担当する場合もあります。

Webサイト制作の要望を聞き取り、Webサイトの目的やターゲットを設定する

まず顧客や関連部署から、Webサイト制作の目的や課題をヒアリングしていきます。Webサイトを通して、どのようなターゲットに、どのような行動をしてもらうことがゴールなのかを明確にして、チーム全体の目指す方向を定めます。このヒアリングで聞き取った制作の目的や要件が、Webサイトのクオリティを決めるためとても重要な工程です。

要望をまとめ、デザイナーやエンジニアと協力してWebサイトの構成やデザイン、コンテンツを決める

クライアントにヒアリングをしたあと、Webサイトの方針やコンセプトをチーム全体で理解できる様にまとめていきます。クライアントの要望を、デザイナーやエンジニアなど制作に関わる人向けに言い換えていく仕事です。その後、デザイナーと協力して、Webサイトのデザインや構成、機能、提供するコンテンツなどを決めていきます。デザイナーに業務を依頼し、クライアントの要望通りになっているかチェックすること、成果物をクライアントに見せて、作業範囲や納期の了承をとることもWebディレクターの仕事です。

予算やスケジュールを管理し、Webサイト制作を進める

設計したあとは、Webサイト制作に取り掛かっていきます。Webディレクターが自ら手を動かすことはほとんどありません。デザイナーやエンジニア、ライターなどの制作に関わる担当者に指示を出し、成果物の品質の確認をするのが主な業務です。また、制作スケジュールや予算を管理して、必要があればクライアントとのやりとりも行います。プロジェクトによっては、Webサイト制作の後にSEOやアクセス解析のレポーティング、サイト改善の企画立案を行うこともあります。

Webディレクターに必要なスキルとは

Webサイトの制作を行ううえで、Webディレクターの業務はとても重要です。担当範囲も多岐に渡るため、幅広いスキルが必要となります。ですが、全て完璧にできる必要はありません。自分の得意なスキルを伸ばしながら、苦手な部分も少しずつできる様に工夫していくことで、着実にWebディレクターとしてステップアップすることができるでしょう。

コミュニケーション能力

クライアント、デザイナー、エンジニア、ライターなど、Webサイト制作に関わるさまざまな方とコミュニケーションをとるWebディレクター。幅広い年代、職種の方とのコミュニケーション能力が求められます。Webディレクターは、異なる業種間でもストレスなくコミュニケーションがとれるように、調整していく仕事でもあります。クライアントからの要望をデザイナー向けに言い換えたり、デザイナーからの成果物をわかりやすくクライアントに伝えたり、相手に適した言葉に言い換える能力が必要になります。

リーダーシップ

Webディレクターは、制作会社、事業会社問わず、デザイナーやエンジニア、ライターなど複数のクリエイターを束ね、ゴールに向かって導く職種です。複数のチームメンバーに対して、指示出しを行う仕事でもあるため、リーダーシップが必要になります。必ずしも力強く周りを引っ張っていく必要はありませんが、周りが仕事をしやすいように自分らしいリーダーシップを身につけると良いでしょう。

問題解決能力

Web制作の過程において、クライアントによる要望変更や、制作スケジュールの変更、技術的な制限など、さまざまなトラブルに見舞われることがあります。関係者が多いことで、情報伝達の不足が起こることもあるでしょう。こういった課題を解決していくのもWebディレクターの仕事です。その時々で、最適な問題解決の手法を見つけ、円滑に制作が進む様に工夫する必要があります。プロジェクトによって、対応方法も異なるため、臨機応変さが求められるでしょう。

分析力

Webディレクターは、Web制作を行うことがゴールではありません。Webサイトを通じてクライアントが望んだ成果を提供することがゴールです。そのゴールを目指すためには市場分析やユーザーの行動解析など、分析力も必要になります。また、望んだ成果が、最初の成果物で達成できないときは、改善策の提案や実行も業務範囲になる場合があります。解析方法を身につけ、実案件をおこなっていくことで分析力を伸ばしていきましょう。

スケジュール管理能力

Webディレクターの仕事の一つに制作スケジュールの管理があります。クライアントが希望している納期から、逆算して一つ一つの工程がいつ頃に終了するかを管理していきます。スケジュールの管理が甘いと、多方面に迷惑をかけることに繋がります。クライアントからの納期が守れなかったり、デザイナーに無理な納期で仕事を依頼してしまったり。スケジュール管理能力は信頼されるWebディレクターになるために、必要不可欠な能力と言えるでしょう。

予算管理能力

予算管理もWebディレクターの重要な業務の一つです。Webディレクターは、クライアントから提示された予算に合わせて、デザイナーやエンジニアの人件費、Webサイト制作に必要なデータなどの購入検討を行います。特に人件費は、だれが何時間勤務して、どれくらいかかるのかなどスケジュールと一緒に検討する必要があります。定められた制限の中でどこにお金をかけることが望ましい成果につながるのかを検討して、予算を管理していく能力が必要です。

リスクマネジメント能力

繰り返しになりますが、Webサイト制作中にトラブルが起きてしまうことも少なくはありません。トラブルを解決する力も必要ですが、未然にリスクを回避できる様にマネジメントする能力も必要です。例えば思いがけず、クライアントとのずれが判明したり、連絡がとれなくなってしまったり。予想されるリスクを事前に洗い出し、事前に対応策を決めておくことで混乱を最小限に抑えることができます。リスクの洗い出しはチームメンバー全員で行うことで、全体でリスクマネジメントを共有することができます。

デザイン力

Webディレクターは、デザイン業務をメインで担当するわけではありません。ですがデザイナーやエンジニアに指示を出すため、最低限のデザイン力が必要になります。Webディレクターは、クライアントの要望をもとにデザイナーと意見を交換しながら、Webサイトの質を高めていきます。デザイナーに的確にイメージを伝えるために、どのような要素を入れることでどんな表現ができるのか知識を身につけておく必要があるでしょう。デザインへのフィードバックをすることもあるため、デザイン力と言語化力を身につけておくことが必要です。

プログラミング力

エンジニアと意見交換しながら制作を進めるWebディレクターは、プログラミング力も必要になります。Webディレクターがプログラミングができる必要はありませんが、HTML/CSSに加えてJavaScriptなど、最低限の知識を身につけておくと仕事の幅が広がるでしょう。エンジニアをディレクションするため、技術的にできること、できないことの区別がつくとエンジニアとの意見交換もスムーズになります。

マーケティング力

Webマーケティングは、Webでモノが売れる流れを作る活動のことです。Webディレクターは、Webサイトを通じてアクション(購買)を起こさせる仕組みを作るため、マーケティング力が必要になります。Webディレクターが担当するマーケティングで具体的な例としては、Webサイトのアクセス解析があります。どのページがよく見られているか、どのページからの遷移があるかなど、アクセス解析ができると数字的な根拠をもって、クライアントに説明することができます。サイトの目的に応じて、どの数字でどのような成果が出ればよいのかを考えられるようにマーケティング力を身につけましょう。

Webディレクターの年収

平均年収:450万円

「マイナビクリエイター」のエージェントサービスに登録された集計データによると、Webディレクターの平均年収は450万円。年代別では20代が364万円、30代が480万円、40代以上が510万円と言われています*1Webディレクターは、Webクリエイティブにおいて上流工程から担当するため、平均年収が比較的高い職種の一つです。

年収の幅:200万円~800万円

Webディレクターの年収の幅は広く、200万円〜800万円です。年収は任される業務の量、クライアントとの折衝や調整の難しさによって大きく変わります。スキルに応じて、任される業務の幅が変わるため、できることを増やすことで、年収を上げることもできるでしょう。

Webディレクターの将来性

Webディレクターは、デザイナーやエンジニアなどさまざまなクリエイティブ職と協力して、Webサイト制作の全体を管理する仕事です。コミュニケーションが重要な仕事であるため、AIへの代替が難しい職種と言えるでしょう。十分将来性のある仕事と言えます。

Webクリエイティブの需要が高まるため、Webディレクターの需要も増加する。

Webクリエイティブ職が活躍する市場は拡大傾向にあります。Webクリエイティブ職の需要が高まるということは、それらの職種を統括するWebディレクターの需要も高まります。幅広いスキルが求められる職種であるため、得意なスキルに特化して差別化できれば貴重な人材として活躍できるでしょう。

Webサイトの多様化によって、Webディレクターのスキルも高度化する。

Webサイトを取り巻く技術は多様化している傾向にあります。HTML/CSSでの実装だけではなく、WordPressやSTUDIOなどWebサイトを作る方法も多種多様です。またマーケティングにおいても、アクセス解析に使用するツールが変化することもあります。こういったWebサイトを取り巻く現状が変化することで、Webディレクターが身につける必要があるスキルも高度化します。逆にいえば、高度なスキルをもっていればいるほど、需要が高まり、重宝されるWebディレクターになれるでしょう。

未経験からWebディレクターになる方法

ここまで、Webディレクターの幅広い業務とスキルについて解説してきました。未経験には難しいのではと思われた方も多いのではないでしょうか?しかし、Webディレクターは方法次第で、未経験でも挑戦できる職種です。

スクールに通う

デザインやプログラミング、マーケティングなど、複数のスキルが求められるWebディレクター。未経験からWebディレクターを目指すために、Webクリエイティブスキルが身につけられるスクールに通うのも良い方法です。必要なスキルを幅広く学んでみることで、自分の得意分野を理解することができます。強みを理解できていると、Webディレクターを目指して就職活動をする際にも役立ちます。例えば、女性向けキャリアスクールSHElikesのWebディレクターコースでは、Webサイト制作のディレクションの流れ、発生しがちなトラブルのケーススタディなどを学ぶことができます。Webディレクターの仕事の全体像が掴める内容になっています。

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インターンやアルバイトで経験を積む

実務経験を積むために、企業の社会人インターンやアルバイトに取り組むこともおすすめです。事業会社、制作会社問わず、インターンやアルバイトを募集している企業は複数あります。一度Webディレクターとして、Web制作に携わってみることで、業務の流れや留意点を学ぶことができ、業務内容の解像度がグッとあがるでしょう。どんな業務で貢献できるかを意識しながら取り組むことで、就職活動でアピールできる経験になります。

転職サイトや求人サイトで求人を探す

ある程度、Webディレクターとして通用するスキルがある場合は、転職サイトや求人サイトで求人を探してみましょう。デザインやプログラミングの経験がある場合は、そのスキルにプラスして、コミュニケーション能力や俯瞰力などを組み合わせることで、Webディレクターとしてのスキルをアピールすることができます。実はWebディレクターは未経験からでも挑戦しやすい職種です。これまでのスキルを細かく棚卸しして、アピールしながら就職活動に取り組んでみましょう。

フリーランスとして活動する

Webディレクターはフリーランスからでも挑戦できる仕事です。デザインやプログラミング、プロジェクトマネジメントの経験がある場合は、自分の業務範囲を拡張して案件を担当しながら、Webディレクターの実務経験を積んでみるとよいでしょう。自社のWebディレクターの業務の一部をフリーランスのWebディレクターに依頼する場合もあります。フリーランスのWebディレクターとして働く場合、リモートで対応できるケースも多く、複数の案件を同時並行で担当することができます。自分の生活に応じて、柔軟な働き方ができます。

Webディレクターを目指す方へおすすめの資格

Webディレクターは資格が必要な職種ではありません。ですが、資格は客観的にWebディレクターのスキルを測ることができる指標になります。そのため、資格を取得することで、就職や転職に有利になる場合があります。必ずしも必要ではありませんが、資格があることで叶えられるキャリアがある場合は、資格取得を検討してみてもよいかもしれません。

Webディレクション試験

Webディレクション試験は、Webディレクターとしてのスキルを測る試験です。Web制作の工程管理、要件定義のための分析、サイトの情報設計、企画立案まで実践的な内容を学ぶことができます。インターネットビジネス、プロジェクトマネジメント、Webサイトの企画、設計、Webマーケティングが試験範囲となっており、すぐに実践に活かせる内容が網羅されています。コンピューター画面に表示される問題に解答していく試験方式で、60問を90分で解いていきます。受験資格もなく、出題範囲は公式テキストで網羅されているため、比較的挑戦しやすい試験と言えるでしょう。

運営株式会社ボーンデジタル
費用10,000円(税別)
受験科目インターネットビジネス
プロジェクトマネジメント
Webサイトの企画
Webサイトの設計
Webマーケティング
解答方法選択式
受験会場会場受験、リモート受験で実施
会場受験47都道府県で随時実施

Webリテラシー試験

Webリテラシー試験は、Webに関する標準的な知識を身につけることができる試験です。Webディレクターにとって、インターネットに関わる正しい知識は不可欠です。例えば、情報漏洩してしまったり、他人の著作権を侵害してしまっていたりなど、Web制作の工程において、インターネットリテラシーに関わるトラブルが起きてしまうこともあります。この試験では、Webの基礎知識、インターネットビジネスや、プロジェクトマネジメント、Webマーケティングなどが試験範囲となっています。Webリテラシーだけではなく、Webディレクターに必要な知識を網羅的に学ぶことができます。

運営株式会社ボーンデジタル
費用10,000円(税別)
受験科目Webの基礎知識
インターネットビジネス
プロジェクトマネジメント
Webサイトの企画・設計
Webデザイン・制作実務
Webマーケティング
Webマーケティング(補足、PDF版のみ)
解答方法選択式
受験会場会場受験、リモート受験で実施
会場受験47都道府県で随時実施

ウェブデザイン技能検定

Web業界唯一の国家検定です。ウェブデザインという名前がついていますが、インターネットを支える技術からWebサイトの構成やデザインまで幅広い知識が試験対象になっています。Webディレクターを目指す上では、身につけておいて損はない知識が網羅されています。試験は学科と実技に分かれています。学科では、インターネットやWebブラウザ、セキュリティ、デザインの基礎知識が問われ、実技では実際にHTMLやCSSを使用した簡単なコーディングや画像の作成、加工も行います。資格取得を目指して勉強をすることで、インターネットに関わる基礎知識から実務を含むデザインのスキルまで身につけることができるでしょう。

運営特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会
費用1級 学科: 8,000円 / 実技: 25,000円 (実技はペーパー実技含む)
2級 学科: 7,000円 / 実技: 16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)
3級 学科: 6,000円 / 実技: 8,000円  または3,000円(25歳未満の在職者)
受験科目毎回試験要項が発表される
主な内容は
・インターネットに関する基礎知識
・Webブラウザについて
・インターネットのセキュリティについて
・Webデザインの基礎知識 など
解答方法選択式
受験会場年に4回 2〜10都道府県で実施(級によって会場数は異なる

Webディレクターのキャリアアップ

経験を積んで、スキルを向上させる

Webディレクターは案件によって担当する業務範囲が異なり、経験を積めば積むほどスキルを向上させていくことができます。得意な部分を伸ばしてアピールすることで、周りと差別化しながら、市場価値の高いWebディレクターを目指しましょう。

管理職にキャリアアップする

一つの企業でWebディレクターとして長く活躍していると、管理職への昇進の可能性もあるでしょう。Webディレクターの仕事をするなかで、リーダーシップも身につくため、そのスキルを生かして、チームマネジメントや後輩を育てる方向にシフトしてもよいかもしれません。

フリーランスとして活動する

Webディレクターはフリーランスでも活躍できる職種です。最近は個人で事業を行っている方でも、Webサイトを制作したいと考えている方は多くいます。個人向けの仕事や企業の業務委託などを受注していくことで、フリーランスでもWebディレクターの業務をしていくことができるでしょう。

Webディレクターの転職

Webディレクターは、比較的転職しやすい職種

多種多様なスキルが必要とされるWebディレクターは、逆に言えばさまざま職種の経験を活かすことができると言えます。特にWebディレクターはデザインやプログラミングの経験があれば、比較的転職しやすく、得意を活かすことができるでしょう。

転職する際は、自分の得意分野や経験を活かせる企業を探すことが大切

これまでのスキルや経験を振り返りながら、自分の得意分野や経験が活かせる企業を探すことが大切です。Webディレクターの求人のなかでも、求められる業務は多種多様です。デザインスキルが強く求められる場合もあれば、プログラミングスキルが求められる場合もあります。特に自分の得意な分野や豊富な経験が活かせる求人を探してみると良いでしょう。

Webディレクターは未経験可の求人が多い

Webディレクターはコミュニケーション能力や問題解決力、リスクマネジメント力など社会人に一般的に求められるスキルが役にたつ職業でもあります。だからこそ未経験でも応募できる求人が多く、Webクリエイティブ職の経験がなくても、転職できる場合があります。経験がないからと諦めずに、これまでの経験のなかでWebディレクターの業務に活かせるものはないか考えてみましょう。

よくある質問

Webディレクターになるためにはどのような学位が必要ですか?

Webディレクターになるために、学位は必要ありません。ですが、インターネットやデザインの知識が役に立つ職種なので、IT関係やデザインが学べる大学を選ぶとよいでしょう。

WebデザイナーやWeb開発者とWebディレクターの違いは何ですか?

WebデザイナーやWeb開発者は、制作を進めてWebサイトを完成させる職業です。一方、WebディレクターはWebサイト制作の工程全体を統括し、クライアントからのヒアリング、デザイナーやエンジニアへの指示出しなどを担当します。自分で制作をするわけではありませんが、上流工程から関わり、完成まで全体をマネジメントする職業です。

Webディレクターになるためにはどのくらいの経験が必要ですか?

未経験からでもWebディレクターになることは可能です。スクールで学んだり、アルバイトやインターンでWebディレクターのサポートをするなど、経験を積むことで挑戦しやすくなります。

Webディレクターになるためにはどのようなツールやソフトウェアを学ぶ必要がありますか?

Webディレクターは幅広い業務を担当するため、使用するツールやソフトウェアも多岐にわたります。また、時代とともに使用するツールも変化しています。一般的には、Webサイト構成作りにはAdobe XD、デザイン作成にはCanvaやPhotoShop、ウェブサイト解析ツールとしてGoogle アナリティクスなどがあります。他にも一般的なコミュニケーションツールや、進行管理を行うツールなども使えるようになっておくとよいでしょう。

Webディレクターはどのようなタイプのプロジェクトに関与しますか?

Webディレクターの仕事は事業会社に所属するか、制作会社に所属するかによって異なります。事業会社の場合、自社のWebサイトのアクセス数などを解析し、改善することでWebサイトの成果を向上させる業務が一般的です。制作会社の場合、クライアントの要望を聞き取り、スケジュールと予算を管理して、チームを統括しながらWebサイト制作を行います。また、プロジェクトによって担当業務も異なります。

Webクリエイティブに関して、幅広い業務を担当するWebディレクター。デザインやマーケティングなどを学ぶことで、ぐっと近づくことができます。Web関連の39の職種スキルが学び放題のスクールで学んでみるのも、一つの方法です。

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出典
*1:マイナビクリエイター(株式会社マイナビワークス):Webディレクターとして年収をアップさせるための3つの能力と3つのキャリアパス ※データは2023年7月24日時点のもの

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。