仕事は好き。でも、私にはひそかな夢がある
私には、「夕食を作って家族の帰りを待つ」という、ひそかな夢があります。
それは料理が好きだからではありません。子どもの頃、母の手料理を囲んで家族みんなで食卓を囲む時間が、私にとって一日の疲れを忘れられる大切な時間だったからです。
どんな日でも、「おかえり」と温かいご飯が待っている。その何気ない時間が、家族にとって心がほっとする場所になっていました。
だから今度は、私がそんな時間をつくる側になりたい。いつか自分の作ったご飯で、大切な人を「おかえり」と迎えたい。それが、私の小さな夢です。
現在、私は大学病院で言語聴覚士として働いています。
患者さんが「話せるようになった」「食べられるようになった」と笑顔を見せてくださる瞬間に立ち会えるこの仕事が大好きです。人の人生に寄り添えることに大きなやりがいを感じています。
しかし、現実は理想とは少し違いました。
勉強会やカルテの記録、残業に追われ、気づけば一日が終わっています。病院を出る頃には、外はすっかり暗くなっています。 疲れて夕食を作る気力もなく、休日も体力を回復するだけで終わってしまうことが少なくありません。
そんな毎日を過ごす中で、将来を考えるようになりました。
「この働き方を、この先何十年も続けられるだろうか」
「結婚しても、彼より先に帰宅できない生活が続くのかな」
「仕事は好き。でも、仕事だけで毎日が終わる人生にはしたくない。」
「仕事も、家族との時間も、自分の時間も、どれも大切にしたい。」
そう思うようになってから、「仕事を続けながら、プライベートも大切にできる働き方はないだろうか」と考えるようになりました。
在宅でも収入につながるスキルがあれば、将来の選択肢はもっと広がるかもしれない。でも、何を学べばいいのか分からない。
そんなとき、Instagramで偶然目にしたのが、SHElikesの広告でした。
忙しい私でも挑戦できた理由は、AIの存在だった
忙しい毎日でも、新しいことに挑戦できたのは、AIの存在があったからでした。
SHElikesに入会したものの、言語聴覚士として働きながらライティングやデザインを学ぶことは、想像以上に大変でした。仕事の日は帰宅する頃には疲れ切っていて、「今日は勉強しよう」と思っていても、「明日にしよう」と後回しにしてしまう日も少なくありませんでした。
そんなときに出会ったのが、ChatGPTをはじめとするAIでした。
最初は、「AIを使いこなせるかな?」「AIを学ぶために、さらに時間がかかるのではないか」と半信半疑でした。しかし、SHElikesの講義動画で使い方を学ぶと、想像していたよりもずっと簡単でした。
実際に活用してみると、記事の構成を一緒に考えてくれたり、タイトル案を提案してくれたり、文章を添削してくれたりと、一人では何時間も悩んでいたであろう時間を大幅に短縮できるようになりました。
デザインを学ぶ中でも、配色やレイアウトのアイデアを相談したり、「こんな雰囲気にしたい」というイメージを言葉にして整理したりと、AIは学習を支えてくれる心強いパートナーになってくれました。
もちろん、AIがすべて答えを出してくれるわけではありません。どのアイデアを採用するか、どんな言葉で伝えるか、最終的に判断するのは自分自身です。
だからこそ、私にとってAIは「代わりにやってくれる存在」ではなく、「一緒に考えてくれる存在」でした。一人では前に進めなかったときに背中を押してくれる、頼れるパートナーのような存在です。
AIを活用するようになってから、時間が急に増えたわけではありません。それでも、挑戦するまでのハードルは確実に下がりました。「未経験だから無理」と思っていたライティングやデザインも、「まずはやってみよう」と思えるようになったのです。
AIは、私から「考えること」を奪ったのではなく、「挑戦する時間」と「一歩踏み出す勇気」を与えてくれました。忙しい毎日の中でも、新しいキャリアへの一歩を踏み出し続けられているのは、その存在があったからだと感じています。
ただ、その一方で気づいたこともありました。AIだけでは身につかないものもあるということです。
AIだけではつくれない「私らしさ」という強み
学ぶ中で、大きな気づきがありました。AIは便利なツールですが、最後に人の心を動かすのは、自分自身の経験や想いなのだということです。
ライティングでは、文章の構成を考えてくれたり、言い回しを提案してくれます。しかし、実際に患者さんと向き合ってきた経験や、仕事とプライベートの間で悩んできた私自身の想いは、AIが生み出せるものではありません。
SHElikesで課題に取り組み、コーチや受講生からフィードバックをもらう中で、「伝える力」はAIだけでは身につかないことを実感しました。
同じテーマで書いた記事でも、人によって伝わり方はまったく違います。それは、一人ひとりの経験や価値観が文章に表れるからです。
私は言語聴覚士として、患者さん一人ひとりと向き合ってきました。同じ病気でも悩みは人それぞれで、その人に合わせて言葉を選び、寄り添うことを大切にしています。
この経験は、一見ライティングやデザインとは関係ないように思えます。しかし、読者が何に悩み、どんな言葉なら前向きな一歩を踏み出せるのかを考える姿勢は、患者さんと向き合う仕事と通じるものがあると気づきました。
AIは、誰でも挑戦しやすい時代をつくってくれました。だからこそ、その中で選ばれるのは、相手を思い、経験を言葉にできる人なのではないかと私は思います。
だから私は、AIを使いこなせる人になるだけではなく、言語聴覚士として培ってきた「寄り添う力」や「伝える力」を、自分だけの強みとして、これからも磨き続けていきたいと思っています。
仕事もプライベートも諦めない働き方へ
AIとSHElikesに出会ったことで、私のキャリアの選択肢は確実に広がりました。
もちろん、今すぐ理想の働き方を実現できたわけではありません。副業で大きな収入を得られているわけでもなく、まだ挑戦の途中です。
それでも、「今の仕事を続けるしかない」と思っていた頃とは、将来に対する考え方が大きく変わりました。
ライティングやデザインという新しい世界を知り、AIを味方につけながら学び続けることで、「仕事を辞める」ことだけが選択肢ではないと気づけたのです。今の仕事を続けながら、自分の可能性を少しずつ広げていく。そんな働き方もあるのだと知ることができました。
私の夢は今も変わりません。いつか仕事にやりがいを感じながら、大切な人に「おかえり」と言える暮らしを送ることです。
AIは、私の夢を叶えてくれる魔法ではありません。でも、その夢に近づくための選択肢を広げてくれる心強い味方です。そして、そのAIをどう活用し、自分らしい価値を生み出していくかは、私自身にかかっています。
AIを味方につけながら、私にしかできない価値を磨き、仕事もプライベートも諦めない働き方を目指していきたいと思います。
もし今、「このままでいいのかな」と漠然とした不安を抱えているなら、完璧な答えを探す必要はありません。私も、Instagramで偶然見かけた広告をきっかけに、小さな一歩を踏み出しただけでした。その一歩が、今の私のキャリアの選択肢を広げてくれています。きっと、あなたの一歩も未来につながっていくはずです。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 めぐさん)
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