働き方はゴールじゃない。SNSで気づいた私の価値観 

働き方はゴールじゃない。SNSで気づいた私の価値観

SHElikesに入会して半年。私は、それまでほとんど使ってこなかったSNSを始めました。タイムラインには、想像以上にたくさんの情報が流れていました。副業、フリーランス、起業、会社員を続けながら好きな仕事に挑戦する人。

そこには、私がそれまであまり触れてこなかった働き方や価値観がありました。 

最初は、その情報量に圧倒されました。けれど、たくさんの発信に触れるうちに、少しずつ見えてきたことがあります。同じ「働く」でも、その先に描いている暮らしは人によって違うということ。

そして、私は私の働き方を考えていいのだということ。これは、そんなSNSの情報の洪水の中で気づいた、私の価値観の話です。

経済的な不安から始まった一歩 

副業を始めた理由は、決して前向きなものばかりではなかった。正直に言えば、お金が必要だった。

今の職場では、簡単に賃金が上がる見込みはない。毎月の生活費、将来への不安、少しずつ上がっていく物価。そうした現実を前にしたとき、本業の収入だけに頼り続けることに不安を感じるようになった。

経済的な柱が、もう一本必要だと思った。

けれど、ただ辛いだけの仕事でお金を稼ぎたいわけではなかった。もちろん収入は大切だ。生活していくためには、お金が必要だということも分かっている。

それでも、心をすり減らしながら働き続けることが、私の望む未来なのだろうか。どうせ副業をするなら、少しでも自分がやりたいことや、興味のあることで収入につなげたい。そう思って、私が最初に始めたのがライターの仕事だった。

けれど、実際に始めてみると、すぐに現実にもぶつかった。ライターの仕事は、最初から高い単価で受けられるわけではない。文字単価が低い案件も多く、時間をかけて書いても、思ったほど収入につながらないことがあった。

もちろん、経験を積むことは大切だ。実績がなければ、単価を上げることが難しいのも分かっている。

それでも、心のどこかで考えていた。このまま続けるだけで、経済的な柱と呼べるものになるのだろうか。収入を増やしたい。でも、辛いだけの働き方はしたくない。興味のあることを仕事にしたい。でも、それをきちんと収入にもつなげたい。

そんな思いから、ライティングだけでなく、デザインやマーケティングにも興味を持つようになった。

文章を書く力に、伝えるための設計や見せ方、届け方の知識を掛け合わせることができれば、できる仕事の幅も広がるかもしれない。ライターとしての単価を上げるだけでなく、より単価の高い仕事にも挑戦できるかもしれない。
そう思って入会したのが、SHElikesだった。

SNSで出会った、働き方の向こう側  

SHElikesで学び始めてからは、学習記録を残したり、同じように学ぶ仲間であるシーメイトの発信を見たりする機会が増えていった。そこで目にしたのは、私が想像していたよりもずっと多様な働き方だった。

副業で少しずつ収入を増やしている人。
会社員を続けながら、自分の好きな仕事にも挑戦している人。
フリーランスとして、働く場所や時間を自分で選んでいる人。
起業して、自分のサービスを届けている人。

タイムラインには、今まで私があまり触れてこなかった世界が広がっていた。

最初は、ただ驚いた。こんなにもたくさんの働き方があるのだと知ったからだ。でも、発信を見続けるうちに、少しずつ気づいたことがあった。

副業をしている人は、ただお金を増やしたいだけではなかった。フリーランスになった人は、ただ会社を辞めたかっただけではなかった。起業した人も、肩書きがほしくてその道を選んだわけではなかった。

ある人は、家族との時間を大切にしたいから。
ある人は、好きな仕事を続けたいから。
ある人は、住む場所に縛られずに働きたいから。
ある人は、自分のペースで心地よく働きたいから。

同じ「副業」や「フリーランス」という言葉でも、その先に描いている未来は人それぞれだった。それを強く感じたのは、SNSで見かけたシーメイトさんの1on1募集に応募したときだった。

SNSの投稿をきっかけに、私はその方と1on1で話す機会をいただいた。

「フルリモート・フルフレックスにどうしてしたいの?」
「フリーランスになったら、何時間くらい働きたいですか?」
「その働き方で、どんな暮らしを叶えたいですか?」

その中で、相手の方が話してくれた言葉が印象に残っています。 

「私の場合は、通勤にかかる時間や日々の過ごし方を考えたとき、家族と過ごす時間を大切にしたくてフリーランスを選びました」

その言葉を聞いたとき、私ははっとした。その方にとってフリーランスは、肩書きではなかった。守りたい時間のために選んだ、ひとつの手段だったのだ。

働き方の先に、私が見つけたもの 

その1on1をきっかけに、私は自分自身にも問いかけるようになった。

私は、なぜ副業をしたいのだろう。なぜ、フルリモートやフルフレックスに惹かれているのだろう。その働き方の先で、どんな暮らしを叶えたいのだろう。

それまでの私は、どこかで「副業で稼げるようになること」や「スキルを身につけて仕事にすること」自体を目標のように考えていたのかもしれない。

もちろん、収入を増やしたいという思いは今でも変わらない。経済的な安心がなければ、心の余裕を持つことも難しい。

けれど、SNSや1on1を通して気づいたのは、私が本当に求めていたものは、肩書きや働き方の名前ではなかったということだ。

私は、心にも金銭的にもゆとりのある生活を送りたい。無理を重ねて、ただ収入を増やしたいわけではない。仕事に自分をすべて合わせるのではなく、自分の暮らしや心の状態も大切にしながら働きたい。私が本当に大切にしたいのは、穏やかに日々を過ごせること。

心をすり減らしすぎず、自分の興味ややりたいことも諦めず、経済的な安心も少しずつ育てていくこと。SNSで気づいた私の価値観は、「たくさん稼ぎたい」だけではなかった。「有名になりたい」でも、「会社を辞めたい」でも、「特別な働き方をしたい」でもなかった。

私は、自分の心を置き去りにせずに働きたい。そして、お金の不安だけに追われない暮らしをつくりたい。そのために、働き方を選んでいきたいのだ。

その頃から、SNSの見方も少し変わりました。 SNSは、誰かと比べる場所だと思っていた。でも私にとっては、自分の価値観に気づく場所でもあった。

誰かの働き方に憧れるだけではなく、自分は何を大切にして生きたいのかを考えるきっかけになった。私が目指したいのは、派手な成功ではないのかもしれない。

働き方は、ゴールではない。自分が大切にしたい暮らしへ近づくための、ひとつの手段だ。

穏やかに働き、心にも金銭的にもゆとりを持ち、自分の興味ややりたいことを少しずつ形にしていくこと。それが、SNSを通して見えてきた私の価値観だった。

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 mihanaさん)

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