「こうするのが普通」「これが正解」。そんな「当たり前」に、疑問を持たないまま生きていませんか。気づかないうちに周囲の価値観に合わせ続けた結果、どこか満たされないまま時間だけが過ぎていく——そんな違和感を抱いている人も少なくないはずです。
私自身も、「結婚=幸せ」「安定した仕事」「他人からの評価」といった「正しさ」を信じて選択を重ねてきました。しかし、どれだけその通りに進んでも、心の奥に残るのはなぜか拭えない焦りと空虚感でした。
この記事では、私がこれまで信じてきた「当たり前」をどのように塗り替えてきたのか、その過程と具体的な行動をご紹介します。自分らしいキャリアや働き方に悩む方にとって、小さなヒントになれば幸いです。
わたしが塗り替えた「当たり前」

①「結婚=幸せ」という思い込み
「結婚すれば幸せになれる」。そう信じて疑わない時期がありました。周囲が次々と結婚していく中で、取り残されるような焦りを感じ、「早く結婚しなければ」と自分に言い聞かせていたのです。
しかし、その気持ちの奥には、「本当に結婚したいのか」という問いがありました。世間の「普通」に合わせようとするあまり、自分の本音に蓋をしていたのだと思います。
そんなとき、私は自分にとっての幸せを改めて考える機会を持ちました。その中で気づいたのが、自己実現こそが自分にとっての大きな軸であるということです。何かを生み出し、自分の力で価値を提供できていると感じられる瞬間に、心から満たされるのだと気づきました。
結婚を否定するわけではありません。ただ、誰かにとっての正解がそのまま自分の正解になるとは限らない。そう理解したことで、焦りに振り回されることがなくなり、自分のペースで人生を考えられるようになりました。
②「この歳で新しいスキルを身につけるのは無理」という思い込み
「今から新しいことを始めても遅い」。そんな思い込みも、長く私を縛っていました。私は中高一貫校で国語の教員をしていたこともあり、文章を書くことや校正することには自信がありました。そこで、副業としてライティングを始めてみることにしました。
しかし、独学で続けていくうちに、思うように成果が出ず、限界を感じるようになります。そこで選んだのが、スクールに入るという選択でした。女性向けキャリアスクールであるSHElikesは、同じようにキャリアに悩む人が多く、安心感があったこと、そして独自のお仕事案件がある点に魅力を感じ、入会を決めました。
当初はライティング講座だけを受けるつもりでしたが、デザインやコーディングにも挑戦していました。環境が整っていることで「やってみよう」という気持ちが自然と生まれ、気づけばできることが増えていたのです。また、同じ目標を持つシーメイトさんと切磋琢磨できる環境も、大きな支えになりました。
年齢や経験に関係なく、環境次第で人は変われる。そう実感できる場所でした。
③「他人からの評価が正しい」という思い込み
これまで私は、「他人からどう見られるか」を基準に選択をしてきました。安定した職業に就き、都心の高層ビルで働くことが”正しい”と信じていたのです。しかし、転職を繰り返しても満たされることはなく、むしろ苦しさばかりが積み重なっていきました。
そんなときに助けられたのが、SHElikesのコーチングでした。コーチングでは、自分の価値観や本音を丁寧に言語化していきます。「なぜそれを選ぶのか」「何に心が動くのか」といった問いに向き合う中で、これまでいかに他人の評価に依存していたのかに気づきました。
そして、自分が本当に大切にしたいのは「納得感」や「自分で選んでいるという実感」であることがわかりました。他人の評価は一つの指標にはなっても、それがすべてではありません。
この気づきを得てからは、「自分がどうしたいか」を軸に選択できるようになり、以前よりもずっと軽やかに働けるようになりました。
なぜ「当たり前」から抜け出せない?
私たちが「当たり前」から抜け出せない理由の一つに、心理学でいう「現状維持バイアス」があります。人は変化によるリスクを避け、慣れた環境や価値観を維持しようとする傾向があります。また、「社会的証明」の影響で、多くの人が選んでいるものを正しいと感じやすくなることも関係しています。
その結果、「みんながそうしているから」「これが普通だから」といった理由で、本当は違和感を抱いていても、そのままの状態を選び続けてしまうのです。
だからこそ、自分の意志で「当たり前」を見直す機会を持つことが重要です。
「当たり前」を塗り替える3つの行動

①異質な情報に触れる
自分の中の「当たり前」を揺さぶるためには、これまで触れてこなかった価値観に出会うことが重要です。SHElikesにはコミュニティや拠点があり、さまざまな働き方や考え方の人と交流できます。私自身も、そこで多様なキャリアの在り方を知り、「こうでなければならない」という思い込みから解放されました。視野が広がることで、選択肢も自然と増えていきます。
・SHElikesのコミュニティイベントやもくもく会に参加し、異なる働き方の人と話す
・自分とは違うキャリアの人のSNSやnoteを意識的にフォローして情報収集する
②あえて違う環境に身を置く
人は環境によって大きく影響を受けます。これまでと同じ場所にいる限り、価値観が大きく変わることはありません。だからこそ、あえて新しい環境に身を置くことが重要です。スクールに入る、コミュニティに参加するなど、小さな一歩でも構いません。異なる価値観に触れることで、自分の中の「当たり前」が少しずつ揺らいでいきます。
・キャリアスクールやオンラインコミュニティに参加し、新しい人間関係をつくる
・普段と違う働き方を体験するために、副業や単発案件に挑戦してみる
③あえて苦手なことに挑戦する
これまでの成功体験に縛られていると、新しい選択ができなくなります。私自身も「文章ならできる」と思い込んでいましたが、あえて苦手なデザインやコーディングに挑戦したことで、新しい可能性が広がり、知人のWeb制作やSNSのサムネイルを依頼されるまでになりました。
苦手なことに挑戦するのは不安もありますが、その分得られる気づきも大きいものです。「できること」ではなく「できなかったこと」に目を向けることが、変化のきっかけになります。
・これまで触れてこなかった分野(デザイン・動画編集など)の講座を受けてみる
・「自分には向いていない」と思っていた仕事や案件にあえて応募してみる
「当たり前の自分」を「新しい自分」へ

「当たり前」は、気づかないうちに私たちの選択を奪っています。しかし、それは変えてはいけないものではなく、自分の意志で塗り替えていけるものです。
私自身、これまでの思い込みを一つずつ見直していく中で、自分らしい働き方や生き方に少しずつ近づいていきました。その過程で出会ったSHElikesは、新しい価値観に触れ、自分と向き合うきっかけをくれた存在です。
もし今、「このままでいいのかな」と感じているのなら、その違和感はきっと大切なサインです。小さな一歩でも構いません。自分の「当たり前」を見直すことから、新しい可能性は広がっていきます。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 紺さん)
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