新しいことをはじめたいときは、きっと少し変わりたいと思ってるとき。 そんなときに心が動くものに出会えたら、まずははじめてみる。
人見知りでちょっと臆病、でも好奇心は旺盛な私。なにかをはじめたくなったら、「臆病」が勝つ前にはじめてみることにしています。
もちろん、時間やお金のことも考えます。それでも「やっぱり気になる」「これをはじめたらどんな景色が見えるかな」と思ったら、えいっと動く。
そんなはじめ方でも、きっとこれまでとは違う景色に出会えます。
我が家の新しいもの好きのネコ

私は今、5匹のネコと一緒に暮らしています。それぞれに性格があって、毎日見ていて飽きません。5匹とも外での生活を経てうちの子になったこともあり、ちょっと臆病さんたちです。その中で一番末っ子の女の子「みつ」は、新しいものを見つけて試すことはとにかく早いのです。
他の子たちは、新しいものを置いても匂いを嗅ぐだけだったり、誰かが使うのを見てから近付いてみたりしています。でもみつは、新しいおもちゃも爪とぎも、人間用のテーブルでさえも、置いて振り返ったらそこにいます。その早さにはいつも笑ってしまうほど。
みつは新しいものを試しては、お気に入りを増やしていきます。その好奇心に素直な姿はとにかく可愛くて、「みつ、楽しそうだねぇ」と話しかけてしまいます。満足そうなみつを眺めながら、そういえば私にも好奇心だけではじめたことがあったなと思い出しました。
その日に入部を決めた吹奏楽

受験勉強を頑張り、はじまった高校生活。「中学校とは違う部活に入ってみたい」と思い、わくわくしながらさまざまな部活の見学をしていました。
ある日、友達に誘われて見に行ったのが吹奏楽部の新入生歓迎演奏会。それまで吹奏楽はあまり聴いたことがありませんでしたが、出会ってしまったのです。
空間いっぱいに広がる華やかな音色、まぶしいくらい楽しそうに演奏する先輩たち。「やってみたい!」と思いました。演奏後、どうしようかと悩んでいた私に、「なにかやってみたい楽器、ある?」と先輩が声をかけてくれました。なぜかとっさに「パーカッションやってみたいです」と言ってしまったのです。そして、その日のうちに入部届を書きました。
家に帰り、母に「吹奏楽部に入ることにしたよ」と話すと、「え?人見知りで、人前に立つのが苦手なあなたが?」と驚かれました。それまで教室でも手を挙げられないような私が、突然人前で演奏する吹奏楽をやると言い出したのだから、母の驚きもうなずけます。
吹奏楽部に入りたくてとっさに選んだパーカッションでしたが、仲間にも先輩にも恵まれ、少しずつ上達。練習室の楽器に囲まれながら、いつも笑い声と打楽器の音であふれる毎日でした。
吹奏楽の大きな大会であるコンクールは、吹奏楽部に入ってからその存在の大きさを知りました。 たった数分の演奏のために、何十時間も何百回も繰り返す練習、 演奏が終わったあとの言葉にならない達成感。こんな青春があるなんて、入部するまで知りませんでした。結果はほろ苦いこともあったけど、仲間と駆け抜けた夏の1ページはどれも輝いています。
楽しいことばかりではなく、つらかったこと、悔しかったこともあります。母が心配したように、やはり人前に立つのは緊張してしまう私。コンクールや演奏会の前は眠れなくなることもありましたし、緊張しすぎて練習の成果を出し切れなかったこともあります。思ったように楽器の腕が上達できなくて投げ出したくなったことも何度もありました。
それでも、高校・大学と7年間吹奏楽を続けられたのは、仲間と作る音楽が大好きだったから。高校1年生のあの日、「やってみたい」と特別な覚悟もなく選んだ一歩が、7年も続く宝物になるなんて思ってもいませんでした。
40歳からはじまった青春
40歳になり、パン屋で働きながら猫たちとのんびり暮らす日々。もっと猫たちと過ごす時間や収入を増やせたらなぁと考えるようになったある日、SNSで女性向けのオンラインキャリアスクールのSHElikesの存在を知りました。
Webデザインやライティング、マーケティングなど、50以上のコースがオンラインで学び放題のSHElikes。これなら猫たちの横で学べるし、在宅で収入を得られるスキルが身に付くかもと思い、無料の体験レッスンだけでも見てみることにしました。
体験レッスンでは、SHElikesで学べるコースを体験できるほかに、個別カウンセリングもあります。その中で、もっと自分の経験や感覚を活かせるようになりたいと思っていること、今のパートだけの収入や働き方にも満足していないことを話す私がいました。
「そうか、私変わりたかったんだ―」体験レッスンが終わるころには、SHElikesで学ぶ決断をしていました。受講料の心配や、「私にこれからスキルなんて身につくの?」という心配もありました。それでも、「どんな自分に変われるのかな」という好奇心が勝ったのです。
私は今、Webデザインを中心に学んでいます。デザインツールの名前すら知らなかった私でも、コース受講を進めるうちに少しずつ操作ができるようになりました。最初にオリジナルバナーを作ったときは、嬉しくて何度も見返しました。
ほかの受講生と交流するプログラムもあります。互いのいいところを伝え合うワークが多く、「自分にもこんなよさがあるんだ」と照れくさいけど心が満たされる感覚になります。
もちろん不安になることもあります。ほかの受講生が制作した素敵なデザインと自分のものと見比べたとき、自分の目標が明確に話せないとき、そんなときは仲間の言葉が支えてくれています。
嬉しくなったり、笑ったり、時には悔しくなったり、仲間の言葉に救われたり。さまざまな感情の中で、少しずつ成長している毎日は、SHElikesに入る前よりもずっとずっと輝いている気がするのです。
体験レッスンからえいっと入会したSHElikes。猫がのんびり寝ている横で、40歳の静かな青春に飛び込んでいました。
「はじめてみて、よかったよ」

もし、吹奏楽やSHElikesをはじめたときの私に会えたとしたら、「はじめてみて、よかったよ。ありがとう」と伝えたい。好奇心や憧れに素直になって、まずははじめてみてくれたから、見えた景色、出会えた仲間、成長した自分に会えたと思っています。
我が家のネコみつのように、私も満足そうな顔をしているのかな。今日もみつは心地よい場所がないかとパトロールをしています。
なにか新しいことにわくわくしたら、きっとそれは「やってみたい」の合図。はじめてみたら想像よりも素敵な景色が、待っているかもしれません。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 eriさん)
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