「このまま、定年まで続けられるのかな」ずっとそう考えていました。
私は理学療法士として医療現場で働いています。学生の頃からずっとずっと憧れていた仕事。患者さんの目標を一緒に達成したり、「あなたが担当でよかった」と言ってもらえた日は、この仕事を選んで本当によかったと心から思えます。患者さん達と関わることが大好きです。
しかし、忙しい毎日に身体的にも精神的にも限界を感じるようになりました。休みたい日になかなか休みが取れない。本当は泣きたくなってしまう日も、笑顔で患者さんの前に立ち続ける。30代になってからは、身体を壊してしまうことも増えてしまいました。
「いつまでこの生活が続くんだろう」「自分のことも大切にしてあげたい」と考えるようになりました。しかし、考えるだけでなかなか行動に移すことはできませんでした。
「だって、私には無理だよね」
最終的にはこの考えになってしまっていたからです。
在宅勤務に憧れながら「スキルがないから」と諦めていた
自分の体を大切にしながら働く方法はないだろうか。そう考えたとき、頭に浮かんだのが在宅勤務という選択肢でした。
通勤がなく、時間の使い方をある程度コントロールできる働き方。もし副業で収入を得られたら、将来的には常勤の割合を減らすこともできるかもしれない。そんな未来を想像しました。
けれど、すぐに現実的な不安が押し寄せます。
「何をしたらいいの?」
「スキルも何もないのに、どうやって?」
私はデザインも、ライティングも、マーケティングもまったくの未経験です。パソコンも最低限使える程度。
在宅勤務は「スキルのある人だけが選べる働き方」だと、勝手に思い込んでいました。だから、興味を持って調べては閉じ、また調べては閉じる。その繰り返し。最後はいつも同じ結論でした。
「だって、私には無理だよね」
挑戦する前に、自分で可能性に蓋をしていたのです。
無料体験で知った「未経験から学ぶ」という選択肢
それでも、仕事で限界を感じるたびに、在宅勤務について調べる日々は続いていました。そんなときに知ったのが、女性向けキャリアスクールのSHElikesでした。
正直、最初は半信半疑でした。「未経験から学べる」と書いてあっても、本当に自分にできるのだろうかと。
それでも、「何も知らないまま“無理”と決めつけるのは違うかもしれない」と思い、入会を前提にせず無料体験に申し込みました。
そこで出会ったのは、特別な経歴を持つ人たちではありませんでした。
本業を続けながら学んでいる人。私と同じようにキャリアに悩み、未経験から一歩踏み出そうとしている人。そして、未経験から理想の働き方を実現した先輩たち。
その姿を見たとき、心の中に小さな変化が生まれました。
「もしかしたら、私にもできるかもしれない」
はじめて「私には無理」ではないと考えることができた瞬間でした。
完璧じゃなくてもいい。とりあえずやってみた!
思いきって入会、1ヶ月でマーケティングとライティングの入門コースを受講。動画を見ながらノートを取り、慣れない用語に戸惑い、何度も巻き戻しながら理解を深める。
コースの最後には課題提出があります。
「いきなり課題なんて無理かも」
また、弱気な自分が顔を出しました。
それでも、「やらないまま終わるほうが後悔する」と思い、思いきって課題を提出、課題が返ってくるまで、何度もマイページを開いては閉じ、落ち着かない時間を過ごしました返ってきた講評を読んだときの気持ちは、今でも忘れられません。
もちろん、完璧にはほど遠い。でも、「ここが良いですね」と書かれている部分があったのです。その瞬間、「勉強したことが着実に身についている、自分でもできないことないかも」と思えました。
自信がついたわけではありません。けれど、“やってみた”という事実が、「私には無理」という思い込みを少しずつ溶かしていったのです。
振り返ってみると、大きな成功体験があったわけではありません。劇的に何かが変わったわけでもありません。ただ「提出する」という小さな行動を選んだ、それだけです。
けれどその経験は、これまでの私にとっては大きな意味を持っていました。今までは、挑戦する前に「無理」と決めていた。でも今回は違いました。怖くても、不安でも、やってみたのです。
その積み重ねが、「できる・できない」ではなく「やるか・やらないか」で物事を考えるきっかけになったように思います。
いまも挑戦の途中
私は2026年1月末にSHElikesへ入会しました。まだ始めたばかりで、理学療法士の仕事も続けています。
早く目が覚めた朝や、仕事終わりの少しの時間を使って勉強しています。コース動画は短い単位で区切られているため、忙しい日でも無理なく取り組めるのがありがたいと感じています。
課題も隙間時間で少しずつ進めました。採点後の具体的なアドバイスは、次の一歩を踏み出す勇気をくれます。
いまは、「小さな案件にも挑戦してみたい」「経験を積んで、仕事につなげていきたい」と思えるようになりました。
将来的には、大好きな理学療法士の仕事を無理のない割合で続けながら、在宅勤務の比率を増やしていくことが目標です。まだ道の途中です。それでも、「常勤しか無理」と思っていた頃と比べて、見えている未来は確実に変わりました。
以前は、将来を考えると不安ばかりが浮かんでいました。体力が落ちたらどうしよう。今の働き方を続けられなくなったらどうしよう、と。
でも今は少し違います。「理学療法士として働く自分」だけでなく、「在宅で仕事をする自分」という選択肢も想像できるようになりました。選択肢がある、という事実はそれだけで心を軽くしてくれます。今すぐ環境を変えなくてもいい。でも、変えられる可能性がある。その安心感は、想像以上に大きなものでした。
「無理」と決めてしまう前に
もし今、「今の働き方をこのまま続けていいのか迷っている」「自分の体や心を大切にできる働き方を探している」「でも自分にはスキルがない」と諦めかけている。
そんな気持ちがあるなら、一度だけ立ち止まって考えてみてほしいのです。それは本当に、能力の問題でしょうか。もしかしたら、「知らなかっただけ」かもしれません。
私も特別なスキルがあったわけではありません。変わったのは、ほんの少し勇気を出して、1歩踏み出してみたことだけ。
いきなり今の仕事を手放さなくてもいい。完璧な準備もいりません。まずは知ること。話を聞いてみること。無料体験に参加してみること。
その小さな行動が、「私には無理」という言葉を、「やってみよう」に変えてくれるかもしれません。
************
本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 ふちこさん)
SHElikesについて
https://cutt.ly/cwv7g0aJ
自分らしいキャリアのヒントに出会えるメディア、SHEsharesはこちらhttps://shares.shelikes.jp/




