海外移住先としてベトナムに興味を持つ方も多いでしょう。物価の安さや日本からの近さに魅力を感じる一方で、「本当に自分に合う国なのか」「移住後の生活や仕事に困らないか」と不安を感じている人もいるかもしれません。
本記事では、ベトナム移住のメリット・デメリットやビザの種類、必要な初期費用などについて解説します。ベトナム移住を検討する際にぜひ参考にしてみてください。
ベトナム移住の主なメリット
日本人がベトナムへ移住するメリットとして多く挙げられるのは、以下の4つです。
それぞれ解説します。
物価の安さで「プチ贅沢」な暮らしが叶いやすい
ベトナムは、日本と比べて生活コストを抑えやすく、同じ予算でも余裕のある暮らしをしやすい国です。外食や日用品で、たとえば水500mlは数十円、ローカル食堂の食事は数百円台から見つかることもあります。
「毎日カフェに寄る」「配車アプリで移動する」など、日常に「プチ贅沢」を取り入れやすいのが魅力です。
親日国で治安が比較的良い
ベトナムは、日本に対して好意的な印象を持つ人が多い国として知られています。そのため、現地では日本人に親しみを持って接してくれる人も少なくありません。また、日本企業の進出も進んでいるため、都市部を中心に日本人向けの飲食店やサービスも多く見られます。
さらに、東南アジアの中では治安が安定しているとされ、女性も比較的安心して暮らせる国といえるでしょう。
日本から近く時差も少ない
ベトナムは日本から地理的に近く、東京からハノイやホーチミンへは直行便でおよそ5〜6時間程度で到着します。そのため、一時帰国もしやすいのがメリットです。また、日本との時差は2時間で、サマータイムもありません。
そのため、日本にいる家族や友人と連絡を取りやすく、日本の企業やクライアントと仕事を続ける場合も時差調整に悩まされにくいでしょう。特にリモートワークやフリーランスで働く人にとって、時差の少なさは日々の働きやすさに直結するため、大きなメリットといえます。
経済成長が著しい
ベトナムは近年、高い経済成長が続いています。そのため、製造業やIT分野を中心に海外企業の進出が進み、都市部ではインフラ整備や雇用機会の増加も見られます。成長途中の国ならではの変化のスピードを前向きに捉え、新しい環境でキャリアやビジネスの可能性を広げたい人にとって、刺激の多い環境といえるでしょう。
以下の記事では、移住や多拠点生活を実現するための方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

ベトナム移住の注意すべきデメリット
ベトナム移住には魅力が多い一方で、以下のようなデメリットも存在します。
移住してから後悔しないよう、事前に理解しておきましょう。
高温多湿の気候に慣れる必要がある
ベトナムは一年を通して気温と湿度が高く、日本のように四季はありません。特に暑さや湿気が苦手な人は、最初は体力的な負担を感じやすいでしょう。南部のホーチミンでは年間を通して蒸し暑さが続き、北部のハノイでも夏は気温30℃を超える日が多くなります。また、雨季には短時間で激しい雨が降るスコールが頻繁に発生します。
慣れるまでは体調管理が難しく感じるかもしれませんが、エアコンや除湿器の活用、服装の工夫によって徐々に順応できるケースが多いです。
移住のための手続きが複雑で厳格
ベトナムで長期滞在や就労をするには、ビザや労働許可証が必要です。就労の場合、雇用主や受け入れ機関が申請主体となる手続きも含まれるため、準備には一定の時間を要します。
ベトナムの入国管理や外国人就労に関する制度は、法改正や運用の見直しが行われることがあるため、移住や長期滞在を検討する際は、最新情報を確認したうえで、余裕を持って準備を進めましょう。
医療水準が日本と比べて低い
ベトナムの医療水準は、まだ日本と比べると低いことは認識しておきましょう。都市部には私立病院や外国人向けクリニックもありますが、地方では高度な医療を受けられる施設が限られます。
多くの日本人居住者は、ハノイやホーチミンの私立病院や日系クリニックを利用していますが、医療費は日本より高額になるケースも。そのため、渡航前に海外医療保険へ加入し、万が一のときにどの医療機関を利用するかも決めておきましょう。

ベトナム移住のための主なビザの種類と取得条件
ベトナムに移住するには、目的に応じたビザを取得する必要があります。以下が代表的なビザです。
それぞれ滞在可能期間や必要書類が異なるため、自分に合ったビザを選びましょう。
就労ビザ
就労ビザは、ベトナムで雇用を受けて働く外国人向けのビザです。就労ビザの取得に先立ち、労働許可書(ワークパーミット)を取得するケースが一般的で、ビザ手続きはその後に進められます*1。
また、2026年7月から、デジタル技術分野のスペシャリストや、法律・国会決議・国会常務委員会決議に基づき優遇を受ける外国人向けの新ビザを導入*2します。これは最大5年間の有効期間で、1回の入国につき最大90日間の滞在が可能なビザです。
そのため、デジタルノマドとして滞在を予定している人は、このビザの取得を検討してみてもよいでしょう。
商用ビザ
商用ビザは、会議出席や市場調査、取引交渉など、ベトナム国内の企業・団体と関わる短期のビジネス活動を目的とした在留資格です。駐日ベトナム大使館で申請する場合には、招待先(企業・団体・個人)に連絡し、入国許可書を取得する必要があります*3。そのほかに、eビザを取得する方法や、企業・団体側が申請し取得する方法などがあります。
投資家ビザ
投資家ビザは、ベトナムに企業や会社を設立または資本拠出するために投資する外国人投資家または外国組織の代表者に付与されるビザです。投資額や事業内容に応じて「DT1〜DT4」に区分されており、在留期間の上限が異なります*4。
投資家ビザを申請するには、以下のような条件を満たす必要があります。
- 有効なパスポートを所持していること
- ベトナムに保証人となる機関・企業があること
- 投資家であることを証明する書類を提出すること

ベトナム移住の初期費用目安
ベトナム移住にかかる初期費用は、住む都市や住居の種類、渡航時期によって大きく異なります。特に、住居費(家賃・デポジット)と渡航費が初期費用の大部分を占める傾向です。たとえば、ホーチミンやハノイでは、1ベッドルームのアパート賃貸が400ドルから900ドル程度といわれています。契約時には、初月家賃に加えて1〜2ヶ月分のデポジットが必要になることがあります。
また、航空券代やビザ関連費用、渡航直後の生活費は条件によって変動するため、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。
ベトナムのおすすめ移住先都市
ベトナムは、地域ごとに気候や雰囲気、利便性が異なり、都市ごとの魅力があります。特に移住先として人気な地域は、以下の3つです。
それぞれの都市について、解説します。
ホーチミン
ホーチミンはベトナム最大の都市で、国内経済・ビジネスの中心地です。日系企業を含む外資系企業の進出も多く、日本人向けの飲食店やサービスが充実しています。都市機能が整っているため、現地就職や転職の選択肢が豊富な点が特徴です。
一方で、家賃や物価は地方都市より高めで、交通量が多くバイク移動に慣れる必要があります。利便性を重視し、仕事のチャンスが多い環境でキャリアを築きたい人に向いている都市といえるでしょう。
ハノイ
ハノイはベトナムの首都で、政治・文化の中心都市です。旧市街や歴史的建造物が多く残り、全体的に落ち着いた雰囲気があります。官公庁や日系企業の拠点も多く、生活インフラが安定している点が特徴です。
夏は蒸し暑く、冬は涼しくなるため、日本に近い季節感を感じられるのも魅力といえます。安定を重視し、文化や歴史に触れながら落ち着いた暮らしをしたい人に向いている都市です。
ダナン
ダナンは沿岸都市で、リゾート地の雰囲気があり都市機能もあるバランスが取れた街です。海の近くで暮らすことができ、物価や家賃も大都市より抑えやすい傾向があります。近年はIT関連企業の進出も進み、リモートワークやフリーランスとの相性も良い都市として注目されています。
一方で、仕事の選択肢はホーチミンやハノイより限られるため、現地就職だけでなくリモートで仕事をすることも考える人に向いているでしょう。
ベトナム移住前に身につけておきたいスキル
ベトナム移住を成功させるには、現地での生活だけでなく、どのように収入を得るかを事前に考えておく必要があります。ベトナム移住前に身につけておきたいスキルは、以下の3つです。
意識して、準備しておきましょう。
仕事獲得のための専門スキル
海外で安定して働くためには、場所に左右されにくい専門スキルが武器になります。現地就職を目指す場合は、現地で需要のあるIT系や日本語教育系などの専門スキルがあるとよいでしょう。
また、日本の仕事をリモートで続けられるスキルを身につけるのもおすすめです。たとえば、WebデザインやWebマーケティングは、業務の多くがオンラインで完結しやすく、海外からでも仕事ができる可能性があります。
移住前に「自分は何で収入を得るのか」を明確にするのがおすすめです。
基本的な語学スキル
ベトナムでは、公用語のベトナム語に加え、英語も都市部で広く使われています。流暢に話せる必要はありませんが、簡単な挨拶や要件を伝えられる語学力があるだけで、生活はしやすくなります。
移住して長く生活することを考えるなら、基本的な語学力は身につけておくのがおすすめです。
異文化コミュニケーション力
ベトナムでは、日本とは異なる価値観や習慣の中で生活することになります。時間感覚や仕事の進め方、人間関係の距離感など、日本の常識が通じない場面は少なくありません。そのため、異文化コミュニケーション力を身につけておくことが重要です。
異文化コミュニケーション力とは、違いを前提に相手を理解し、自分の考えやルールを言葉で伝えながらすり合わせていく力を指します。移住前の準備としては、ベトナムの文化や価値観について事前に情報収集を行うことが大切です。
あわせて、現地で働く日本人の体験談を読む、オンライン英会話などを通じて「質問する」「意見を伝える」などの練習をすると、異文化への適応力を高めやすくなります。

ベトナム移住のためのスキルを磨くならSHElikes
現地就職では、語学力や職種の制約から、日本と同じ条件で働くのは容易ではありません。そこでおすすめなのが、場所に縛られず続けられるスキルを身につけ、海外からリモートワークで日本の仕事を続けられるようにすることです。
ここでは、ベトナム移住と相性の良いスキルが学べる女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)の特徴と、実際に学びを仕事につなげた事例を紹介します。
SHElikesなら50以上の職種スキルが学び放題
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オンラインで講座を受講できるため、日本にいる間はもちろん、ベトナム移住後も学習を継続できます。さらに、月1回のグループコーチングや受講生限定のコミュニティなどサポートも充実。移住のためにどのような目標を達成すべきか、効率的に学習を進めるためにはどうすればよいかなど、悩みを相談できる環境があり、安心して学習を進められるでしょう。
SHElikesで場所に縛られず働くスキルを身につけた事例
ここでは、SHElikesで場所に縛られずに働くスキルを身につけた2名の事例を紹介します。
「働きながら世界一周」を実現!5ヶ月で月収2倍の“旅するフリーランス”に|いとまりさん
いとまりさんは、「旅をしながら働きたい」という想いから、SHElikesの受講を決意。会社員としてのキャリアを見直し、フリーランスという働き方に挑戦することを選びました。受講後はマーケティングやライティングのコースを中心に学習を進め、約2ヶ月で関連コースを一通り修了。
学びを仕事につなげられたきっかけは、特別イベントのライターワークショップ。卒業生から「受講と同時に課題として書いた記事をポートフォリオにまとめ、並行して仕事への応募を開始した」という話を聞きました。
行動の大切さに気づいたいとまりさんは、どんどん案件に挑戦するようになり、一時期は最大7社で複業をして、収入は会社員時代の2倍、仕事時間はフルリモートで1日6時間程度の状態を達成しました。
念願の世界一周を実現し、帰国後はWebデザイン業もスタートするなど、マルチに活躍を続けています。

パートナーの海外転勤&妊娠でライフスタイルが変わった会社員。未経験から月収5万円アップで自由に働くフリーランスに|ちぴさん
メーカーのマーケティング職として働いていたちぴさんは、パートナーの海外転勤と自身の妊娠を機に、今後の働き方を見つめ直すように。時間や場所にとらわれない働き方に関心を持ち、SHElikesへの入会を決めました。
受講中は、通勤のスキマ時間を活用しながら、Webデザインコースを中心に学習。予約制の勉強会で講師に直接質問したり、コミュニティを活用して育児や勉強の話を共有して励まし合う仲間ができたりしたことで、学習を継続できたそう。
また、勉強のモチベーションを上げたいときは特別イベントの録画を視聴。ロールモデルの話や「理想を叶えたい」と気持ちを高められる企画が多く、前向きになれたそうです。現在は、デザイン・写真・SNS運用などを組み合わせた仕事を手がけ、フリーランスとして活動しています。

ベトナム移住を成功させるために事前準備を進めよう
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移住を検討している方におすすめなのが、フリーランス・ノマドワークと相性の良いWeb系スキルの習得です。SHElikesでは50以上の職種スキルが定額で学び放題。受講生の中には、さまざまなスキルを身につけ場所に縛られず働き、理想のライフスタイルを実現した方もたくさんいます。
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※出典
*1:日本貿易振興機構(ジェトロ) | 「第3部ビザ (査証)取得 第2章必要書類とスケジュール」より
*2:VnExpress International|Vietnam to have 2 new visas for digital technology professionalsより
*3:在日ベトナム社会主義共和国大使館|「ベトナムビザ取得案内」より
*4:Cổng Thông tin điện tử Chính phủ|CỘNG HÒA XÃ HỌI CHỦ NGHĨA VIỆT NAM Độc lập – Tự do – Hạnh phúcより




