Webデザイナーとして転職・就職や案件獲得を目指すなら、魅力的なポートフォリオは必須です。近年は、豊富な機能と使いやすさからFigmaを使ったポートフォリオを制作する人も増えています。本記事では、Figmaを使ったポートフォリオの作り方から実践的なテクニックまで、丁寧に解説します。
Figmaでポートフォリオを作るメリットとは?
FigmaはWebベースのデザインツールであり、手軽にポートフォリオが作成・公開できる点が大きな魅力です。操作性が高く、共同編集やリンク共有もスムーズで、クライアントや面接官への提出も簡単。
テンプレートやコンポーネント機能を活用すれば、効率的にクオリティの高い成果物を作れます。特にWebデザインを志す人にとっては、ポートフォリオとFigmaの相性は抜群といえるでしょう。
Figmaを使ったポートフォリオ作成スキルを習得したいなら、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめ。SHElikesでは、実践的なWebデザインスキルを体系的に学べるカリキュラムが用意されており、未経験からでも安心してポートフォリオ作成に取り組めます。詳しくは以下の記事で紹介していますので、興味のある方はチェックしてください。

Figmaでポートフォリオを制作するステップ
Figmaでポートフォリオを制作する際は、以下のステップで進めていきましょう。
各ステップを詳しく解説します。
1.目的とターゲットを決定
ポートフォリオ作成の最初のステップは、目的とターゲットを明確にすることです。誰に、何を伝えたいのかを具体的に設定しましょう。たとえば、「Webデザイナーとして企業に採用されたい」という目的であれば、採用担当者が求めるスキルや実績をアピールできるよう構成を練る必要があります。
ターゲットが明確になれば、掲載する作品やデザインの方向性も定まってきます。
2.掲載する作品を選定
次に、ポートフォリオに掲載する作品を選定します。闇雲に多くの作品を載せるのではなく、自身の強みや目指す方向性に合致する、質の高い作品を厳選することが重要です。もし実績が少ない場合は、架空のサイトやリデザイン作品でも問題ありません。
作品ごとに制作の意図、担当した範囲、使用ツール、苦労した点、そして成果などを具体的に記述すると、あなたのスキルや思考プロセスを効果的に伝えられます。
3.情報設計と構成決め
掲載作品の選定が終わったら、ポートフォリオ全体の情報設計と構成を決めます。どのような情報をどの順番で配置すれば、最も効果的にあなたの魅力を伝えられるかを考えましょう。
一般的な構成としては、自己紹介、実績(作品)、スキル、お問い合わせ先などが挙げられます。各ページの役割を明確にし、ユーザーが迷わずに情報にアクセスできるよう、論理的な導線を設計することが肝心です。
4.各ページをデザインする
Figmaの豊富なデザイン機能を活用して、各ページのビジュアルデザインを制作していきます。カラーパレットやタイポグラフィの設定も重要で、あなたのデザインセンスを示す要素となります。
作品詳細ページでは、制作プロセスやユーザビリティテストの結果など、デザインの根拠を視覚的にわかりやすく表現することで、論理的思考力のアピールが可能です。
5.プロトタイプで見せ方を工夫し公開
Figmaのプロトタイプ機能を使って、インタラクティブな要素を追加しましょう。ホバーエフェクトやページ遷移のアニメーションを設定することで、静的なポートフォリオでは伝えきれないあなたのスキルレベルを表現できます。
完成したプロトタイプはFigma Sitesを使ってWebサイトとして公開するか、共有リンクを生成して採用担当者に直接送付することも可能です。公開前には必ず複数のデバイスで動作確認を行い、ユーザビリティに問題がないかチェックしてください。

Figmaでポートフォリオを作る際の実践テクニック
Figmaでさらに魅力的なポートフォリオを作成するための、実践テクニックをいくつか紹介します。
これらの機能を活用すれば、効率的かつ高品質なポートフォリオが制作できるでしょう。
インタラクティブな表現を取り入れる
Figmaのプロトタイプ機能を活用し、インタラクティブな表現を取り入れると、ポートフォリオの質を向上させられます。たとえば、ボタンにホバーエフェクトを追加したり、作品をクリックすると詳細ページにスムーズに遷移するアニメーションを設定したりすることも可能。
単なる静的な画像ではなく、実際に操作できるような体験を提供することで、提案デザイン力をアピールできます。
コンポーネント機能を活用する
Figma のコンポーネント機能とは、よく使うUIパーツ(ボタンやアイコンなど)を一度「コンポーネント」として登録し、再利用できるようにするもの。繰り返し使うUIパーツやボタン、ヘッダー、カードなどはコンポーネント化することで、一箇所を修正するだけですべての箇所に反映されます。
これにより、デザインの一貫性を保ちながら、効率的に作業を進められます。時間短縮だけでなく、品質向上にもつながるでしょう。
プラグインで効率化をはかる
Figmaには、さまざまな作業を効率化するプラグインが豊富に用意されています。たとえば、画像を一括で最適化するプラグインや、ダミーテキストを自動生成するプラグインなどがあります。
これらのプラグインを上手に活用することで、手作業で時間のかかる作業を削減し、デザインに集中する時間を増やすことが可能。Figmaコミュニティで役立つプラグインを探してみるのがおすすめです。
テンプレートを活用して効率化する
Figmaには、高品質なポートフォリオテンプレートが多数公開されています。ゼロからデザインを始めるのが難しいと感じる場合は、これらのテンプレートを活用するのも一つの手段です。
テンプレートをベースに、自分の作品や情報に合わせてカスタマイズすることで、デザインにかかる時間を大幅に短縮できます。ただし、テンプレートをそのまま使用するのではなく、自分らしさを加えることを忘れないようにしましょう。

Figma SitesでWebサイトとして公開する
Figma Sitesを活用すれば、コーディング知識がなくてもポートフォリオをWebサイトとして公開できます。Figmaで制作したデザインをそのままサイト化でき、レスポンシブ対応も自動で行われるため非常に便利です。
独自ドメインの設定も可能で、プロフェッショナルな印象を与えられるでしょう。SEO設定やアナリティクス連携など、実際のWeb運用に必要な機能も備わっているため、実務スキルのアピールにもつながります。
Figmaでポートフォリオを作るならSHElikesで学ぼう!
女性向けキャリアスクールSHElikesでは、ポートフォリオに特化したレッスンやプロからのアドバイスで、未経験からでも安心してポートフォリオ作成に取り組めます。SHElikesの魅力と受講生のポートフォリオ作品例を紹介します。
SHElikesなら実践的なデザインスキルが学べる
SHElikesは、Webデザインの基礎からFigmaの実践的な使い方まで、幅広く学べるのが特徴です。現役のプロからアドバイスも受けられるため、現場で通用するスキルを効率的に学習できます。
また、ポートフォリオ作成に特化したレッスンもあり、あなたの作品を魅力的に見せるためのノウハウを学ぶことが可能です。Figmaの操作だけでなく、デザインの思考プロセスやプレゼンテーション方法まで、Webデザイナーとして必要な総合的なスキルが学べます。
以下の記事では、SHElikes受講生のキャリアチェンジ体験談や制作物を紹介していますので、ぜひチェックしてください。

SHElikes受講生のポートフォリオ作品例
SHElikesでは、多くの受講生がFigmaを活用して魅力的なポートフォリオを作成し、Webデザイナーとしてのキャリアをスタートさせています。ここでは、実際にSHElikesで学んだ受講生のポートフォリオ作品を一部紹介します。
みやびんさん|Webデザイナー
みやびんさんのポートフォリオは、自己紹介が入ったキービジュアルが印象的。「あなたの想いを伝えて、お客様へ行動を導くデザイン」という理念から仕事への想いが伝わります。
各作品に関しても、情報設計やデザインについて何を考えどのように制作に取り組んだのかが明記されており、スキルの高さが伝わります。

みやびんさんのポートフォリオはこちら
楓子さん|Webデザイナー
楓子さんのポートフォリオは、キービジュアルの「デザインにも栄養を」というメッセージが印象的。飲食業界で働いていたという異業種での経験をWebデザイナーとしての強みとしてうまくアピールしています。
掲載されている作品は自主制作のものも多いですが、制作の意図などがしっかり明記されていることで、実務を依頼も安心してできると感じさせてくれます。

楓子さんのポートフォリオはこちら

Figmaで理想のポートフォリオを制作し、Webデザイナーへの道を切り拓こう
本記事では、Figmaを使ったポートフォリオ作成のメリットから具体的なステップ、実践テクニックを詳しく解説しました。Figmaは、Webデザイナーにとって強力なツールであり、使いこなすことであなたのデザインスキルを効果的にアピールできます。
今回紹介した情報を参考に、ぜひあなた自身の理想のポートフォリオを作成してみてください。もし「魅力的なポートフォリオを作れる自信がない」「Figmaの使い方を一から学びたい」と考えているなら、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめ。
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