45以上の職種スキルから自分の“好き”を選んで学び、“私らしい働き方”をサポートするSHElikes(シーライクス)。たくさんの女性が理想のキャリアを叶えて活躍中です。SHEsharesでは、そんなSHElikesを受講し、理想を叶えた女性たちを紹介しています。
今回ご紹介するのは、“ママ”と”わたし”のコミュニティマガジン『mameZINE』を立ち上げたきゃんまりさんとアートディレクターのひなさん、編集ディレクターのやまひろさんの3名。SHElikesをきっかけに出会い、夢だったマガジン運営が実現したといいます。

どんなきっかけで『mameZINE』が誕生したのか。制作の思いや裏側など、「ここでしか聞けないこと」をたくさんお聞きしました!
広告代理店にて営業とディレクターを兼務。在宅で時短勤務をする傍ら、3歳・1歳の子育てに奮闘中。SHElikesで幅広いWebスキルを学び、『mameZINE』を立ち上げる。SHElikes入会のきっかけは、ライフステージの変化を迎えるなかで働き方を見直したいと感じたため。
高校生の就職支援会社にて営業として時短勤務中。小学生と3歳の子どもを持つワーキングマザー。『mameZINE』ではアートディレクターを務める。第二子を妊娠して今後の働き方について深く考えるようになり、SHElikesに入会。
フリーランスライター・編集者。5歳の子をもつ母であり、『mameZINE』では編集ディレクターとしてコンテンツの企画・編集を取りまとめる。SHElikes入会のきっかけは、独学でライターを続けていくことに限界を感じたため。
mameZINE誕生のきっかけは「SNSでの何気ないつぶやき」

——改めまして、本日はよろしくお願いします!まず、子育て世代の女性向けコミュニティマガジン『mameZINE』が誕生したきっかけを教えてください。
2024年4月に息子の誕生日を祝う際、「SHElikesでの学びを生かして形に残るものを作れないか」と考えたことがきっかけでした。
最初は「個人的にマガジンを作ろう」くらいに思っていたのですが、そのアイデアをX(旧Twitter)で何気なくつぶやいたところ、ひなさんややまひろさんをはじめとする多くのシーメイト*1から反響があって!
「これは、一人じゃなくてチームでやるべきかもしれない」と直感しました。
*1:SHElikes受講生の総称
改めてX(旧Twitter)でメンバーを募集したら、10名もの仲間が集まってくれて。そこから2週間後にはSlack(コミュニケーションツール)を立ち上げ、7月31日の創刊を目指して走り始めました。
最初に声をかけてくれたひなさんにデザイナーチームの、やまひろさんにライターチームのリーダーをお願いし、私たち3人を中心にプロジェクトがスタートしたという経緯です。
——きゃんまりさんの企画に「私もやってみたい」と手を挙げたとき、おふたりはどんな気持ちだったのでしょうか?

当時はシーメイトとの交流がほとんどなく、「せっかくSHElikesにいるのにコミュニティ*2を活用できていないな」と感じていたんです。
そんなときにきゃんまりさんのつぶやきを見かけて!純粋に興味が湧きましたし、何より「シーメイトの友達が欲しい」という気持ちも大きくて(笑)迷わず「やります!」と手を挙げました。
*2:「デザイン」「朝活」など、関心のあるトピックやコース別にさまざまなコミュニティがあります。受講生が運営し、定期的にイベントを開催しています。
私は、純粋に「きゃんまりさんと何か一緒に活動してみたい」という気持ちから手を挙げました。
以前、一緒にSHElikesの海外コミュニティの運営をお手伝いしたことがあって。そのとき、きゃんまりさんの周りを巻き込む力や温かい人柄にすごく惹かれたんです。こういう形で関われて、とても嬉しく思っています。
——デザイナー・ライターチームのリーダーを任されたとき、不安や葛藤などはありましたか?

デザインの実務経験がなかったので、「私に務まるだろうか」という不安はありました。でも、「方向性を決めたり意見をまとめたりするディレクションなら、私にもできるかも」と思ったんです。
きゃんまりさんに相談した結果、アートディレクターという形で参加させていただくことになりました。
ライターや編集の経験はあったものの、「マガジン制作という大きなプロジェクトで、いきなりディレクションなんて務まるんだろうか」という不安は、正直かなり大きくて。
でも、「断ったら絶対に後悔する、このチャンスを逃したくない!」という気持ちが勝り、思い切って引き受けることにしました。
『mameZINE』を形にするチームの力、制作体制と創刊の裏側

——現在はどのようなチーム体制なのでしょうか?
ありがたいことにメンバーも増え、現在は計17名でマガジンを制作しています。私は全体を見るプロデューサーという立ち位置です。そのうえで実際に制作を進めるデザイナーチーム・ライターチームがあり、それぞれにディレクターとサブディレクターがいます。
最近では公式Instagramの運用チームも5名ほどで立ち上げ、SNSでの発信にも力を入れようとしているところです。

——マガジン制作の流れや意識していることを教えてください!

まず、私が土台となる構成とテーマを提案し、それをもとにきゃんまりさん、ひなさんと3人で練り上げていきます。 テーマと大まかな構成が決まったら、企画内容に合わせてデザイナーとライターをアサインして進めていくという流れです。
メンバーから集めたアンケートや子育て雑誌、Webサイトなどを参考に企画することが多いです。それを元にインタビュー記事ばかりにならないようにバランスを考えたり、それぞれの企画の方向性を明確にしたり。「何を伝えたいか」という核の部分を決めるのが、私たちディレクター陣の役割ですね。
私の役割のひとつは、デザイナーの想いを尊重しつつ、マガジン全体のトンマナから大きくずれないように調整していくことです。フォントや色味といったデザインのガイドラインは最初に決めますが、実際に制作を進めるなかで出てきた疑問や相談事は、デザイナーみんなで作業しながら質問し合って解決しています。
何よりもデザイナーが気持ちよく、かつスムーズに作業できる環境を整えることを意識しています。
——先日、『mameZINE』vol.3となる春号が発刊されましたよね!その第一歩となる創刊号の作成は、一筋縄ではいかなかったのではないかと思います。それぞれの役割で苦労した部分があれば教えてください。

時間の捻出が一番大変でした。 「記事のクオリティを突き詰めたい」という気持ちは山々なのですが、それぞれ本業もあるので稼働時間は限られます。どこまでこだわるかというバランスが難しかったですね。
創刊号は気合で乗り切った部分も大きいですが(笑)、継続するには無理のない体制作りが必要だと痛感しました。そこからサブディレクターを設けるなど、負担を分散できるような体制を整えているところです。
私は全体のスケジュール感が読めなかったのが大変でした。特に、最終的にPDFにまとめる段階で修正点が次々に出てきてしまって……。
チームにはデザイン経験が豊富な方もいるのですが、修正依頼をする際にどう伝えれば齟齬がないのかという点でもすごく悩みましたね。やまひろさんに相談しながらやり取りを重ねるうちに、デザイナーを尊重しつつも正確に意図を伝えられるようになった気がします。

私自身は、実はあまり苦労した記憶がないんです。ひなさんややまひろさんをはじめ、メンバーみんなが主体的に動いてくれたので、本当に助けられました。むしろ、大変だと感じているのはこれからです。
メンバーが増えていくなかでこの活動を今後どう続けていくか、単なるサークル活動で終わらせず、収益化や更なる価値提供を目指すにはどうすべきかが課題ですね。「持続可能な事業」にするために起こすべきアクションをいろいろ考えています。
ママたちの「やりたい」を応援する。『mameZINE』が描く挑戦と未来像

——『mameZINE』を通して、ご自身が成長を感じた、あるいは気づいたことはありますか?
私は、改めてディレクションが好きだと気づきました。 大変なこともありましたが、それ以上に大きな充実感がありましたし、メンバーとの関わりもとても心地良くて。
全員が「より良いものを作ろう」という共通認識を持ち、お互いにリスペクトしながら意見を言い合える関係性がすてきだなと感じています。「本業でも、こういう情熱を持った人と一緒に働きたい」と再認識するきっかけにもなりました。
私は、やりたいことは口に出すのが大事だと感じました。言葉にすることで、思いがけないところでご縁が繋がったり、協力してくれる人が現れたりするんですよね。『mameZINE』も、まさにそうして形になったものです。
また、「ママになったからこそ得られる経験は、間違いなく自分の武器になる」というのも大きな気づきでした。子育てをしながらでも、キャリアを諦めずに輝ける。そんな人生の選択肢があるんだということを、この活動を通して伝えていきたいです。
『mameZINE』に関わったことで、仕事の幅が広がったと感じています。これまでデザイナーと直接やり取りする機会は少なかったのですが、この活動でご一緒する機会が増え、クリエイターとの連携が以前よりスムーズになりました。ライターとのコミュニケーションや編集の進め方などを学んだことで、取材のお仕事も増えてきましたね。
個人的に嬉しかったのは、『mameZINE』を渡したママ友から「勇気をもらった」と言ってもらえたこと!キャリアに悩む彼女の背中を少しでも押せたのかなと感じています。
——これからの『mameZINE』としての目標をお聞かせください。

現状、『mameZINE』を手に取っていただける方が限られているのが課題です。今後は公式サイトを立ち上げるなど、より多くの方に私たちの想いを届けられるような体制を整えていきたいと思っています。
将来的には『mameZINE』を起点に、自分のキャリアや人生を前向きに考えていきたい人々が集えるような、温かいコミュニティへと成長させていきたいです!
『mameZINE』を通して、子育てとキャリアの両立に悩んでいる方々に多様な生き方・働き方があることを伝えていきたいです。
個人的には、「出産したらやりたいことができなくなるのでは」と、子どもを持つこと自体を諦める人もいる現状を変えたいという想いがあって。今後は地域との連携も視野に入れながら、実際に『mameZINE』を手に取ってもらえるような活動もしていけたらと思います。
読者との繋がりをより深めるために、コミュニティ作りを進めていきたいです。たとえば、読者発案の企画を実現したり、企業との商品開発に繋げたり。
託児付きの座談会などを開催して、ママたちが安心して参加できるリアルな交流の場を増やすのも良いですね!読者の皆さんと一緒に『mameZINE』を育てていけたら嬉しいです。
——最後に、シーメイトやSHElikesへの入会を検討している方へメッセージをお願いします!

私は「こうしておけばよかった」と後悔するくらいなら、思い切って行動するようにしています。何か新しいことを始めるときは不安がつきものです。
でも、その不安に心を左右されるのではなく、選んだ道を正解にするためにどう行動するかが大切なのではないでしょうか。やりたいと思うことがあれば、ぜひ一歩踏み出してほしいなと思います!
以前「やってみて、もしそれが本当にやりたくないことだったら、そのときはやめればいいじゃない」と言われたことがあって。すごく響きましたね。
やらなかったら、「やりたくない」という気持ちにすら気づけません。だから難しく考えすぎず、まずは小さな一歩を踏み出すことが、未来を変えるきっかけになると思います。
SHElikes入会前の私は、失敗しないように安全な道を選んで生きてきたタイプでした。でも今は、「たとえ失敗しても誰も否定しない」という安心感のなかで、自分の「やりたい」という気持ちを素直に口に出せるようになったんです。
SHElikesは安心して挑戦できる場所だなと身をもって感じています。もし迷っているなら、ほんの少し勇気を出して飛び込んでみてください!
スキルが身につくだけじゃない!仲間にも出会える「SHElikes」とは

オンライン完結も可能で、45以上の職種スキルが学び放題のSHElikesは、もちろん一人でもくもく受講するのもOKです。でもいつか叶えたい夢があるのなら、きゃんまりさんたちのように「仲間」を見つけることで、夢の実現にグッと近づけるかもしれません。
実際に仲間を見つけて、夢を叶えた受講生は他にもたくさんいます。



コース受講だけじゃない!コミュニティも充実しているSHElikesでは、定期的に無料体験レッスンを実施しています。コミュニティが少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお申し込みください。



