身の回りの「もやっと」を見つめなおし、心地よい生活を楽しもう。

身の回りの「もやっと」を見つめなおし、心地よい生活を楽しもう。
身の回りの「もやっと」を見つめなおし、心地よい生活を楽しもう。

ワーママの1日はあっという間に過ぎていくもの。

朝は、忙しい。朝食の準備、保育園の用意、自分の身支度。

昼も、忙しい。定時までに最大限のパフォーマンスが出せるよう、仕事に全力投球。

夜だって、まだまだ忙しい。子どものお迎え、夕食の準備、遊びにお風呂、寝かしつけ。

私は、子育てと仕事の両立に奮闘している30代のワーママです。

慌ただしい毎日を過ごしていると、自分が育児、家事、仕事を絶え間なく行き来する、器用なトライアスロンのアスリートのような気持ちになります。

外食もするし、洗濯物はたたまずにしまうし、ふと気を緩めるとあっという間にリビングはおもちゃで散らかってしまう……。毎日温かいごはんを作って、いつも部屋が片付いていて、仕事も完璧にこなす、なんて理想的な生活の実現はなかなか難しいもの。

ですが、完璧を目指さなくたって、大丈夫。私自身、考え方を少し変えて身の回りのものを見つめなおしてみたら、慌ただしさのなかにふとしたゆとりが生まれ、以前よりも心地よく、ストレスフリーに過ごせていることに気づいたのです。

今回は私が、より心地よい生活の環境を整えるべく、実践している考え方を3つご紹介します。

1.少しの不便を、思いきって手放す。

たとえば、焦げつきやすくなったフライパン。

私はあまり料理が得意ではないのですが、卵料理が好きな息子のために目玉焼きを作ることがよくあります。そして、そんなときにイラっとしていたのが、テフロン加工がはがれて焦げつきやすくなったフライパン。焼く用途としては使えるものの、使うたびに焦げつきをごしごし洗い落とすのが面倒で、小さなストレスを抱えていました。(フライパンって、買い替えタイミングが難しいキッチン用品ランキングの上位に入ると思うのですが、どうでしょう)

そこで先日、思いきってフライパンを新調したのです。新しいフライパンはテフロンがつるんとしてぴかぴかで、料理をしても焦げ付きなし。洗う手間がぐっと減り、「もっと早く買えばよかった……!」と思ったほど。

そのとき、生活のなかでよく使うアイテムの使い心地の悪さというのは、一つひとつが積み重なっていくと、結構なストレスになるんじゃないだろうか、とはっと気づいたのです。

もし今、よく使っているけれど「手に入れたときよりも不便に感じることが増えてきた」ものがあれば、その違和感を見過ごさずに、思いきって手放してみてはいかがでしょうか。 使い勝手のよいアイテムに新調することで気分も一新され、それを使う楽しみも生まれますよ。

2.選択肢をあえて減らしてみる。

たとえば、数年前に気に入って購入したスカート。

スカート丈のトレンドの移り変わりって早いですよね。久しぶりに履いてみるとデザインが少し古いような気もするし、そもそも妊娠・出産を経て体重が激増してしまったので、ウエストがかなりきゅうくつになって履き心地もあまりよくない。

痩せたら、トレンドが一周したら、いつか着るかもしれない……。だけどその「いつか」は永遠に来ないのではないだろうかと、サイズが合わなくなったスカートを見るたびに切ない思いをしていました。

ある日ふと、「どうしてクローゼットを開けるたびに、こんなに切ない気持ちにならなければならないのだろう?」と冷静になり、そこから思いきって、サイズアウトした洋服を処分しました(ついでに、数年着ていなかったものも)。その結果、クローゼットもすっきりし、「今の自分が着ていて心地よいもの」だけが残ったので、朝の洋服選びの時間も短くなりました。

「選択」にかける労力は、意外と大きいものです。あえて持ち物の選択肢を減らし、心地いいアイテムの精鋭部隊をつくることで、迷う時間を減らすことができますよ。そこで生まれた時間のゆとりが、慌ただしい日常のなかでのちょっとした心の余裕につながるはずです。

3.「たまっているもの」と決着をつける。

たとえば、山積みになっている郵便物や領収書。

コロナ禍以降、在宅勤務をすることが増えた私。自宅の仕事用デスクの横に「後で読み返すかもしれない書類トレー」を置いているのですが、区役所からの郵便物や医療費の領収書などをどんどん入れていたら、あっという間にトレーはパンク状態に。「いつか仕分けて片付けるぞ」とそのままにしていました。

しかし、仕事中にデスクまで侵食してきている書類の山が視界に入るたびに、「書類の仕分け」という未着手のタスクを思い出し、もやっとした気分に。これは精神衛生上よくないと思い、ある休日に一念発起して片付けを実施。書類別にクリアフォルダーに仕分け、不要と判断したものは捨てたことで、トレーも机もすっきりしました。そして同時に、「ずっとためていたタスクが片付いた」ことで晴れやかな気分になった自分に気づいたのです。

いつまでも取りかかれないタスクは、頭の隅にいつまでも残って、考える余白を奪ってしまっているかもしれません。まずは自分が日中多くの時間を過ごす場所の「たまっているもの」から片付けてみると、環境も心もすっきりとした気分になれるのでおすすめです。仕事用デスク、自宅のリビングやキッチンなどを振り返ってみて、「たまっているもの」がないか点検してみてはいかがでしょうか。

身の回りがすっきりしたら、新しいゆとりが生まれた。

身の回りがすっきりしたら、新しいゆとりが生まれた。

私は今、SHElikesという女性向けキャリアスクールを受講し、ライティングの勉強に取り組んでいます。

メインの勉強場所は、書類を片付けてきれいになったデスク。すべての講座がオンラインで受講可能なため、すき間時間や子どもの寝かしつけの後など、自分のペースで学習を進められるのがワーママの私には魅力的でした。また、分厚い紙の資料などはなく、必要な講義資料はすべてPC上から閲覧、ダウンロードできる身軽さもうれしいところです。

新しいチャレンジをすることは簡単ではありませんが、日々の生活のなかで少しずつ作っていった心のゆとりのおかげで、臆することなく飛び込むことができました。今はSHElikesの課題に取り組む時間が、自分自身の内面と対話する大切なひとときにもなっています。

過去をアップデートし、心地よい「今」を手に入れよう。

今回お伝えした3つの考え方に共通しているのは、「過去の自分の選択をときどき振り返り、アップデートしていくことの大切さ」だと私は考えています。

過去に買ったものはいつか古くなります。そして、「後でやろう」とやり残したものは、時間がたてばささいな不便となって、今を生きる自分の生活のなかの違和感として現れるかもしれません。

そのようなささいな「もやっと」をそのままにせず、定期的に「身の回りで少し不便に感じていることはないか」と見直してみてください。一つひとつは小さなものかもしれませんが、その「もやっと」を取り除くために具体的なアクションを起こしてみることで、毎日の生活は少しずつ快適になり、心のゆとりも生まれるはずです。

私と同じように奮闘するワーママや、日々やるべきことに追われているあなたにとって、心地よい生活を送るためのヒントになれば幸いです。

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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 しょりさん)

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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。