ITパスポート(iパス)とは、ITを利活用するすべての社会人と学生を対象としたITの基礎知識を証明する国家試験です。試験はコンピュータを利用したCBT方式で実施され、合格発表日は受験月の翌月15日前後となっています。
本記事では、ITパスポート試験の直近の合格発表日、合格証書を受け取る流れ、合格後の資格の生かし方などを紹介します。「ITパスポートの試験結果はいつわかるの?」「合格証明書が届くまでどれくらいかかる?」などの疑問を持つ方は、ぜひ参考にしてください。

ITパスポート試験の合格発表は翌月の15日前後
直近のITパスポート試験の合格発表日(予定を含む)を以下にまとめました。なお、合格発表時間は正午を予定しているそうです。
受験年月 | 合格発表日 | 官報公示日 |
---|---|---|
令和6年10月 | 11月15日 | 12月2日 |
令和6年11月 | 12月13日(予定) | 令和7年1月予定 |
令和6年12月 | 令和7年1月20日(予定) | 令和7年2月予定 |
ITパスポート試験の合格発表ページに合格者番号が掲載されるため、各々確認してください。あわせて、官報にも受験者番号が掲載されます。
ちなみに官報とは、政府や各府省が国民に広く知らせるために発表する公文や公告のこと。国民と政府をつなぐ公的な伝達手段となっています。
得点結果は試験後すぐに確認可能
ITパスポート試験はコンピューターを用いたCBT方式で実施されているため、試験後すぐに得点がわかります。
ITパスポート試験の合格基準は以下の通りです。
- 総合評価1,000点満点中600点以上であること
- ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の分野別評価点も300点以上であること
合格基準と自分の得点を比較することで、すぐに試験結果を確かめられます。「合格発表まで結果が待てない」という人は、試験後に自分でチェックしておくと良いでしょう。
目安とされる正解数や総合評価点を上げるコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

ITパスポート試験の合格証書はいつ届く?届かない場合の対応方法
ITパスポート試験に合格すると、経済産業大臣から「情報処理技術者試験合格証書」が交付されます。この合格証書の発送日は、合格発表日の翌月15日前後を予定しており、ITパスポート試験の公式サイトで確認が可能です。受験月を起点とすると、翌月に合格発表があり、翌々月に合格証書が発送される流れとなります。
受験年月 | 合格発表日 | 合格証書発送日 |
---|---|---|
令和6年10月 | 11月15日 | 12月11日(予定) |
令和6年11月 | 12月13日(予定) | 令和7年1月16日(予定) |
令和6年12月 | 令和7年1月20日(予定) | 令和7年2月18日(予定) |
また、「合格証書」と「合格証明書」は異なります。合格証明書の申請については「合格証書と合格証明書の違いは?」にて後述するので、あわせてご確認ください。
合格証書の交付に関する注意点
ITパスポート試験の合格証書交付には、以下の注意点があります。特に再発行は受け付けていないため、保管に気を付けましょう。
■合格者には、経済産業大臣から「情報処理技術者試験合格証書」が交付されます。
引用:【ITパスポート試験】|合格発表(2.合格証書について)
なお、「情報処理技術者試験合格証書」は、 再発行できません。
■合格証書は受験時点の利用者情報に基づき交付されます。受験後に修正された利用者情報は、合格証書の氏名、生年月日、送付先等に反映されません。
■合格証書は、 簡易書留で郵送します(不合格者には、一切通知しません)。
■受験後に住所が変わった方は、必ず郵便局に転居届けを出してください。
■配達時に受取人が不在の場合は、郵便局で一時保管され、保管期間を過ぎると 情報処理推進機構へ返送されます。
情報処理推進機構に返送された合格証書の保管期間は下記のとおりです。
発送後3か月間(発送日の属する月の3か月後の月の末日まで)を保管期間とし、保管期間経過後は廃棄いたします。
(例)2024年5月13日発送の合格証書は、2024年8月31日が保管期限となります。
詳細はすべて、ITパスポート試験公式サイトに記載があるので、必要に応じて確認しましょう。
合格証書と合格証明書の違いは?
合格証書とは別に、ITパスポート試験に合格していることを証明する「合格証明書」があります。就職や転職の際に、この合格証明書の提出が求められることもあるでしょう。
「合格証明書」は、合格者自身が独立行政法人 情報処理推進機構に申請を行って取得するものです。1通700円の交付手数料が発生します。
合格証明書の発行は、合格発表日の2週間程度後から可能です。必要に応じて公式サイトの案内に従って申請をしてください。
ITパスポート試験に関するよくある質問と回答
ここでは、ITパスポート試験関連でよくある質問をQ&A形式でご紹介します。
ITパスポート試験の受験を控えている人は、関連コラムも含めて参考にしてください。
ITパスポートを取得するメリットは?
国家資格であるITパスポート試験に合格すれば、ITの基礎知識を保有していることを客観的に証明可能です。面接や履歴書で、ITへの学習意欲と知識をアピールできるでしょう。
また、試験勉強を通して、業務に必要なIT知識や経営戦略、情報セキュリティなど幅広い分野の基礎知識を習得できます。過去問題や参考書が充実しているので、初心者でも比較的学びやすいでしょう。IT社会で働くにあたって必要な知識をバランス良く学べる点から、幅広い職種の人におすすめの資格です。
ITパスポート試験の合格率は?
年間約20万人が受験しているITパスポート試験の合格率は、ここ数年50%前後で推移しています。ITの国家試験としては比較的難易度は低いため、IT初心者の人が最初に受ける試験としておすすめといえるでしょう。
ITパスポート試験の合格率推移は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

ITパスポート試験の合格証書はPDFで発行できる?
ITパスポート試験の合格証書は、賞状のようなデザインの証書が郵送されます。会社や学校などに提出する際は、合格証書をスキャンしてPDF化するか、合格証明書を別途申請してください。
合格証書・合格証明書いずれもPDFデータで交付されるものではないため、必要であればスマホアプリやコンビニの印刷機などを用いてPDF化するのがよいでしょう。
ITパスポート取得後の生かし方
ITパスポートは、IT分野の代表的な国家資格です。そのため、取得すればビジネスシーンで生かすことができます。ここでは、就職や業務におけるITパスポートの資格の具体的な生かし方を見ていきましょう。
ITへの関心の高さや基礎力を示す材料とする
今やITパスポートは、多くの企業の研修などで導入されています。組織全体のITリテラシー向上や、経営戦略や財務の知識向上のために、ITパスポートの取得を推奨している企業が増えているのです。
企業からの信頼が厚い国家資格だからこそ、取得すればIT知識を客観的に証明できます。履歴書やES(エントリーシート)にITパスポートの保有を記載することとあわせて、面接の際に取得した理由や経緯を話すことで、IT業務への学習意欲もアピールできるでしょう。
学んだ知識の具体的な活用方法をアピールする
ITパスポート試験では、業務に必要なIT知識から、経営戦略や情報セキュリティなど幅広い分野の基礎知識が問われます。採用の場において「企業にどのように貢献したいか」をアピールする際に、ITパスポートを所有していることで説得力が上がるでしょう。
たとえば「エンジニアの経験を生かしながら、ITパスポート試験の学習で身につけたAIやビッグデータの知識を掛け合わせ、企業の成長に寄与するプロジェクトを最前線で推進していきたい」などと伝えられます。ITパスポートは入門資格なので、実績やほかのスキルと合わせてアピールするとよいでしょう。
他の資格と組み合わせて強みにする
ITパスポート試験の合格に向けて学習を進めることで、IT社会で働くために必要な基礎知識をバランスよく身につけられます。希望の業界や職種の専門知識を学べる別の資格を掛け合わせて取得することで、スキルアップが目指せるでしょう。
資格の例として、ITエンジニアに必要な業務の基礎知識が学べる「基本情報技術者試験」や、IT技術・管理・経営まで幅広い知識と応用力が身に付く「応用技術者試験」などが挙げられます。民間資格になりますが、適切にWeb関係の業務を遂行するためのリテラシーを問う「Web検定 Webリテラシー試験」もおすすめです。


ITパスポート試験の合格発表日を確認して試験準備を進めよう
ITパスポート試験の合格発表日は、受験月の翌月15日前後です。CBT方式の試験のため、試験直後に自身で点数確認もできます。合格証書は合格発表後に順次郵送される流れです。受験時に登録した住所や氏名に誤りがないよう確認しておきましょう。
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