動画編集の人気が高まるなか、「動画編集って本当に稼げるの?」「動画編集で稼げるようになるまでどれくらいの期間が必要なんだろう?」と悩む方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、動画編集で稼げるようになるまでの具体的な期間の目安や、未経験から収入を得るための5つのステップを徹底解説します。収入アップのコツも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【目的別】動画編集で稼げるようになるまでの期間目安
どのような働き方を選択するのか、動画編集でいくら稼げるようになりたいかによって、必要な学習期間は変わってきます。ここでは、目的別に期間の目安をまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
まずは副業で月5万円が目標:3ヶ月〜半年
副業で月5万円の収入を目指す場合、学習期間の目安は3ヶ月〜半年ほどでしょう。大まかなステップは以下の通りです。
- 1〜2ヶ月目:動画編集の基礎(カット、テロップ、BGM/効果音の挿入)を習得
- 2〜3ヶ月目:スキルを証明するためのポートフォリオ(実績をアピールするための作品集)を制作
- 3〜6ヶ月目:クラウドソーシングサイトなどで低単価の案件から実績を積み、1〜3ヶ月で月5万円の安定収入を目指す
動画編集の副業の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。より具体的なステップや案件獲得方法を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

フリーランスとして月20万円以上が目標:半年〜1年
フリーランスとして本格的に活動し、月20万円以上を目指すなら、半年〜1年は見ておくと良いでしょう。基礎スキルはもちろん、アニメーションを制作するモーショングラフィックスなど、より高度な応用スキルを習得する必要があるからです。
動画編集者としてのスキルが底上げされることで、継続的に仕事を発注してもらえたり、より単価の高い案件に挑戦できるようになったりします。
以下の記事では、フリーランスの動画編集者になる方法を解説しています。年収や案件相場についてもまとめているので、あわせて読んでみてください。

【注意】あくまで目安。大切なのは「学習の質と時間」
ここまで紹介した期間はあくまで目安です。1日に確保できる学習時間が長ければ、より短期間で目標を達成することもできます。
最も大切なのは、学習を継続するための「質」と「時間」をいかに確保するかです。自分に合った学習スタイルを見つけ、コツコツとスキルを積み上げていきましょう。
【完全ガイド】未経験から動画編集で稼げるようになる5ステップ
ここからは、未経験から動画編集で収入を得るまでの具体的なロードマップを5つのステップで解説します。
一つずつ段階を踏んでいけば、未経験でも動画編集の仕事で稼ぐことは不可能ではありません。それぞれ詳しく確認し、実践していきましょう。
ステップ1. 目標と学習方法を決める
まず、動画編集を学ぶ目的を明確にします。「副業で収入の柱を増やしたい」「フリーランスになって時間や場所に縛られずに働きたい」など、目的がはっきりしていると学習のモチベーションを維持しやすくなるためです。目的が明確になったら、以下を参考に自分に合った学習方法を選びましょう。
| 学習方法 | メリット | デメリット |
| 独学 | ・費用を抑えられる ・自分のペースで学べる | ・挫折しやすい ・疑問点をすぐに解決できない ・案件獲得を自力で行う必要がある |
| スクール | ・効率的なカリキュラムで学べる ・プロの講師に質問できる ・一緒に学ぶ仲間ができる ・案件獲得サポートがある場合も | ・受講費用がかかる |

ちなみに、効率的にスキルを習得し、かつ同じ目標を持つ仲間と繋がりたいなら、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。動画編集だけでなく、Webデザインやライティングなど、50以上の職種スキルを学ぶことができます。気になる方はぜひ一度無料体験レッスンを覗いてみてください。

ステップ2. 動画編集の基礎スキルを習得する
動画編集をするには、最低限以下の3つのスキルが必要です。まずはこの3つを確実にマスターしましょう。
- カット:動画の不要な部分を切り取り、見やすく繋ぎ合わせる作業
- テロップ:発言やナレーションを文字にして動画に入れる作業
- BGM/効果音:動画の雰囲気に合わせて音楽や効果音を入れる作業
これらの機能は、多くの動画編集ソフトにあります。初心者の方には、直感的な操作で使いやすい「Adobe Premiere Pro」や、無料でありながら高機能な「DaVinci Resolve」などがおすすめです。

ステップ3. 自分を売り込む「ポートフォリオ」を作成する
ポートフォリオは、あなたのスキルレベルを証明する「名刺」代わりになります。クライアントはポートフォリオを見て、仕事を発注するかどうかを判断するため、非常に重要です。
自己紹介動画やVlog風の動画、商品の紹介動画など、ジャンルの異なる動画を3〜5本程度作成すると、対応できる編集の幅広さをアピールできます。以下の記事では、動画編集に特化したポートフォリオの作り方をまとめました。おすすめツールも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ステップ4. 実際に案件に応募して「実績」を作る
ポートフォリオが完成したら、いよいよ案件に応募します。未経験者におすすめの方法は以下の通りです。
- クラウドソーシングサイト:CrowdWorks(クラウドワークス)やLancers(ランサーズ)など、未経験者歓迎の案件が見つかりやすい。
- SNS:Twitter(X)やInstagramで「#動画編集者募集」と検索したり、自作の動画を発信してアピールしたりする。
- 知人からの紹介:友人や知人に動画編集ができることを伝えておくと、仕事につながることがある。
- スクールの案件紹介サポート:スクールによっては、卒業生向けに案件を紹介してくれる場合がある。
最初は単価が低い案件でも、まずは「最初の1円を稼ぐ」ことを目標に、実績作りを優先しましょう。

ステップ5. スキルアップと単価交渉で収入を安定させる
実績を積んだら、さらなる収入アップを目指しましょう。基礎スキルに加え、以下のような+αのスキルを身につけると、クライアントから「あなたにお願いしたい」と指名される存在になれます。
- カラーグレーディング:映像の色味を調整し、動画の世界観を演出するスキル
- モーショングラフィックス:テキストや図形に動きをつけるアニメーションスキル
- 企画・構成:動画の内容を考え、編集前の段階から関わるスキル
継続的に案件を受注できるようになったら、自信を持って単価交渉に臨みましょう。
動画編集で稼げるようになるためのポイント4つ
「動画編集で稼ぐためには何が必要なんだろう」と悩む方も多いかもしれません。人によって収入を得る方法は異なりますが、ポイントとしては下記の4つが挙げられます。
順番に解説します。
基礎スキルを徹底的にマスターする
クライアントが「お金を払ってでもお願いしたい」と思うのは、当然ながら基礎がしっかりしているクリエイターです。見やすいカットのタイミング、誤字脱字がなく適切なタイミングで表示されるテロップ、動画の雰囲気を壊さない最適な音量バランスなど、「神は細部に宿る」という言葉通り、地道な作業の丁寧さが作品全体のクオリティを大きく左右します。
派手なエフェクトを多用することよりも、視聴者がストレスなく内容に集中できる編集こそがプロの仕事です。この土台となるスキルが盤石であって初めて、クライアントからの信頼と継続的な高単価案件につながっていくのです。
特定のジャンルに特化する
動画には、エンタメ、ビジネス、美容、Vlog、教育など、非常に多くの稼げるジャンルが存在します。そのなかで自分が心から興味を持て、楽しみながらクオリティを追求できる得意ジャンルを見つけましょう。
たとえば「美容系の動画ならお任せください」などと言えるくらい専門性を高めることで、その分野の知識が深まり、より質の高い編集や提案が可能になります。結果としてクライアントから「このジャンルならあの人だ」と第一想起される存在になり、指名での案件受注や単価交渉のしやすさにも繋がるでしょう。
複数のスキルを掛け合わせる
複数のスキルを掛け合わせることで対応できる業務の幅が広がり、クリエイターとしての市場価値は飛躍的に高まります。たとえば、デザインスキルを活かしてクリック率を上げるサムネイルを制作したり、マーケティング知識を基に視聴者の心を掴む企画・構成を提案したりできれば、単なる「編集作業者」から「事業に貢献するパートナー」へと昇華できます。
クライアントの課題を多角的に解決できるワンストップな人材は非常に重宝され、結果として高単価で安定した収入を得やすくなるのです。
丁寧かつ迅速なコミュニケーションを心がける
フリーランスとして成功するためには、スキルと同じくらいコミュニケーション能力が重要です。クライアントからの連絡には可能な限り早く返信する「即レス」を徹底し、安心感を与えましょう。
また、作業の進捗をこまめに報告・連絡・相談(報連相)することも、信頼関係の構築には不可欠です。さらに、ただ指示を待つだけでなく、相手の意図を汲み取り「こういう表現はいかがでしょうか?」と積極的に提案する姿勢も高く評価されます。気持ちの良い円滑なコミュニケーションが、次の仕事や良好な評判に繋がる最大の鍵といえるでしょう。
動画編集で上手く稼げない人にみられる特徴3つ
ここからは、動画編集で結果を出しにくい方の特徴を紹介します。
ただし、向き不向きはあるため一概に言い切れるものではありません。一般的には上記3つの特徴を参考にしながら「自分には何が足りないのか」を模索することが大切です。順番に見ていきましょう。
「受け身」で、行動量が足りない
スキルを学んだだけで満足してしまい、自分から案件を探しに行ったり、ポートフォリオを営業先に送ったりといった具体的な行動が足りていないケースです。「いつか仕事が来るだろう」と待っているだけでは、チャンスは掴めません。
クラウドソーシングで日々新しい案件をチェックして提案文を送り、SNSで自作の動画を発信し、交流会などに参加して人脈を作るなど、能動的に自分を売り込む行動量が収入に直結します。稼いでいる人ほど、見えないところで泥臭い努力と挑戦を続けていることを忘れてはいけません。
スキルのアップデートを怠っている
動画編集のトレンドや技術は、SNSの流行や新しいソフトの登場によって日々目まぐるしく変化しています。数年前に主流だった編集スタイルが、今では古臭く見えてしまうことも少なくありません。新しいエフェクトや表現方法、人気の動画フォーマットなどを常に情報収集し、自分のスキルを積極的にアップデートし続ける姿勢が不可欠です。
学習を止めてしまうとスキルはすぐに陳腐化し、より新しい技術を持つクリエイターに仕事は奪われてしまいます。自己投資を惜しまず、常に学び続ける意欲が、長期的に稼ぎ続けるための生命線です。
クライアントからの「信頼」を軽視している
納期を守らない、連絡が遅い、修正依頼に対して不誠実な態度を取るといった行動は、クライアントからの信頼を一瞬で失います。一度の遅延がクライアントの事業計画に大きな損害を与えたり、悪い口コミとして業界に広まったりする可能性も。これは単なる作業の遅れではなく、ビジネスパートナーとしてのプロ意識の欠如と見なされます。
つまり、スキルが高いだけでは不十分なのです。約束を守り、責任感を持って仕事に取り組むという社会人としての基本的な姿勢が、継続的な案件獲得とキャリアの安定に最も重要だといえるでしょう。
稼げる動画編集者を目指すならSHElikesがおすすめ!
SHElikes(シーライクス)は、動画編集の基礎から実践的なスキルを学べる女性向けキャリアスクールです。動画編集コースではソフトの基本的な使い方はもちろん、モーショングラフィックスや撮影方法も学べます。
さらに50以上の職種スキルが学び放題で、デザインやマーケティングなどのコースも掛け合わせて受講できるため、マルチなスキルを有する動画編集者として活躍するチャンスが広がるでしょう。
「動画編集の仕事で独立してみたい!」「動画編集の副業を始めたい!」と考える方は、ぜひ一度無料体験レッスンに参加してみてください。

SHElikesで動画編集スキルを身につけ、稼げるようになった人の事例
“好き”を生かして販売員から動画クリエイターへ転身したしュうまいさん
生活雑貨店で販売員として働いていたしュうまいさんは、当時の仕事を長く続けていけるイメージが持てず悩んでいました。そんなときSHElikesに出会い、動画編集を中心にSNSマーケティングやライティングを学び始めます。
複数のスキルを掛け合わせ、積極的にアウトプットを行ったことで、お客様のニーズに幅広く応えられる動画クリエイターとして独立を果たしました。未経験からでも、学び方次第で理想のキャリアを築けることを証明しています。

YouTube登録者数60万人突破!未経験から副業動画編集者になったしらたまさん
料理研究家である母のアシスタントとして働いていたしらたまさん。コロナを機に「何のスキルもない私には、この先何ができるんだろう」と不安になり、付け焼き刃ではないスキルを身につけるためにSHElikesに入会します。
コミュニティを活用して苦手なデザインと向き合ったり、動画編集に掛け合わせられるスキルを身につけたりして、着実に成長していったそう。案件獲得の際は届けたい相手を意識したことで、すぐに3件の受注につながりました。現在は副業動画編集者として、月収2倍を達成しています。

動画編集の仕事には稼げるようになるチャンスがある
動画市場は年々成長しており、今後も動画編集者の需要は高くなると予想できます*1。 したがってスキルをしっかりと身につけて実践を積み重ねれば、動画編集の仕事で稼げるようになるチャンスは十分にあるでしょう。パソコン一台でできる仕事なので、理想のライフスタイルを実現できるかもしれません。
未経験から稼げる動画編集者を目指すなら、女性向けキャリアスクール・SHElikesがおすすめです。動画編集を始めとしたさまざまなスキルを学べるコースを定額で受講できます。コミュニティで仲間と出会えるチャンスもあるため、横のつながりを作りたい方にもおすすめのスクールといえるでしょう。
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出典
*1:株式会社サイバーエージェント「サイバーエージェント、2024年国内動画広告の市場調査を実施」より





