「将来は文章を書く仕事をしてみたい!」と考えているものの、どんな仕事があるのか、未経験で何から始めればいいか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
世の中には、文章を書く仕事が多数存在します。特に未経験の方はそれぞれの仕事内容や必要なスキルを理解して、自分の進みたい方向性を決めることが大切です。今回は、おすすめの文章を書く仕事や具体的な始め方などについて解説します。文筆業に興味のある方はぜひ参考にしてください。
未経験におすすめの文章を書く仕事15選
文章を書く仕事15選をまとめて一覧表にしました。まずは文章に関わる仕事の種類とそれぞれに必要なスキル、年収目安を把握しましょう。
なお、いずれの仕事も必須となる資格はありません。スキルさえ習得すれば未経験者でも挑戦できるので、ぜひ参考にしてください。
文章を書く仕事 | 主な仕事内容 | 基本の文章力以外に必要なスキル | 年収目安 |
---|---|---|---|
編集者 | 雑誌や書籍、Webメディアなどに掲載する文章の編集をする仕事 | ・柔軟な発想力 ・企画力 ・トレンドをキャッチアップするスキル |
350〜600万円 |
記者 | 雑誌や新聞、週刊誌などの文章を執筆する仕事 | ・コミュニケーション能力 ・臨機応変な対応力など |
400〜700万円 |
翻訳家 | 海外の書籍や論文、エンタメ作品の吹き替えなどを行う仕事 | ・言語運用能力 ・異文化理解力など |
300~600万円 |
構成作家 | テレビ番組やラジオなどの企画・構成を考える仕事 | ・企画力 ・発想力 ・リサーチ力など |
200~400万円 |
小説家・作家 | 文章作品・物語を作る仕事 | ・表現力 ・創造力 ・構成力など |
300〜400万円 |
ブロガー | 自分でブログメディアを運営して生計を立てる仕事 | ・Web制作スキル ・忍耐力 ・継続力など |
ー |
アフェリエイター | 成果報酬型広告のアフィリエイトの収益で生計を立てる仕事 | ・仮説検証力 ・セールスライティングスキル ・SEO知識など |
90~100万円前後)(1,000万円以上になるケースもあり) |
シナリオライター | 映画やテレビドラマ、YouTubeや舞台のもととなるシナリオを執筆する仕事 | ・構成力 ・発想力 ・進行管理力など |
300~800万円 |
コピーライター | 商品やサービスの魅力を伝えるための広告物の文字を書く仕事 | ・ひらめき力 ・センス ・問題解決力 ・対人能力など |
300~650万円 |
Webライター | Web上に掲載される記事コンテンツの文字を書く仕事 | ・情報収集力 ・Web制作スキル ・タスク管理力 ・対人能力など |
100~1,000万円と幅がある |
校正・校閲者 | 原稿の文章誤りを直す「校正作業」と、内容が事実と相違がないか、伝えたい情報が間違いなく盛り込まれているかなどを確認する「校閲作業」の仕事 | ・集中力 ・忍耐力 ・探求心など |
300~400万円 |
ジャーナリスト | 社会のさまざまな問題に対して取材・リサーチを行い、分析し、情報をまとめて発信する仕事 | ・知的好奇心 ・探求心 ・強靭な精神力など |
400〜1,000万円と幅がある |
企業の広報担当 | 企業情報を社内外に発信する仕事です。社員や株主、取引先など様々なステークホルダーと関係構築を行います。 | ・文章力 ・情報収集力 ・企画力など |
300~800万円と幅がある |
エッセイスト | 自分自身の体験や感想を自由に執筆する仕事 | ・観察力 ・想像力 ・ユーモアな視点など |
ー |
コラムニスト | 依頼主から指定されたテーマについて、独自の見解・意見をまじえて文章を書く仕事 | ・考察力 ・観察力など |
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1.編集者
編集者は雑誌や書籍、Webメディアなどに掲載する文章の編集をする仕事です。誤字脱字のチェックだけではなく、校正・校閲や文章の雰囲気などを整える作業も行います。ライターやデザイナーなど、プロジェクトに携わるクリエイターに指示を出すことも大事な業務の一つです。
たとえば、雑誌などの編集者は撮影現場に足を運び、現場でディレクションを行うことも少なくありません。基本的な文章力のほか、柔軟な発想力や企画力、トレンドをキャッチアップするスキルなどが求められる職種といえます。
2.記者
記者は雑誌や新聞、週刊誌などの文章を執筆する仕事です。取材などの情報収集も積極的に行うことから「足を使う物書き」ともいわれています。執筆するメディアによっては厳密に正しい日本語が求められるため、文章の書き方に精通している必要があるでしょう。
正しい情報を発信することが義務とされているため、信ぴょう性の高い情報を集めることも重要です。近年ではフリーランスとして活動しながら自分でメディアを運営する記者も増えている傾向にあります。
3.翻訳家
翻訳家は海外の書籍や論文、エンタメ作品の吹き替えなどを行う仕事です。海外の言語を直訳すると支離滅裂な文章になることが多いため、翻訳家には高い意訳能力が求められます。したがって語学に精通しているだけではなく、書き手の意図を汲み取り表現するスキルが大切になるでしょう。
またAIの普及により一定の水準の翻訳はメディアが行うケースが増えつつあります。しかしAIでは魅力的な文章表現にはまだ対応できないと考えられます。そのため翻訳家には表現力も重要になるでしょう。
4.構成作家
構成作家はテレビ番組やラジオなどの企画・構成を考える仕事です。構成作家が台本を作ることも多く、文章力だけではなくセリフ作りなども必要になるでしょう。番組の進行も提案するため、構成作家には文章力と構成力が求められます。
近年ではYouTubeの動画コンテンツに特化した構成作家も増えつつあります。そのため構成作家に挑戦する方は、数年前よりも増えていると考えられるでしょう。
5.小説家・作家
小説家・作家は文章作品を作る仕事で、物語を作るのが好きな人に向いています。「小説や絵本の執筆業だけで生活するのは難しい」といわれるものの、売れっ子作家になれば講演の依頼や原作の映像化など、新たな収益軸が増える可能性も高いです。
なかには個人で電子書籍を出版したり、小説家向けWebサービスなどで作品を公開したりしてデビューする方も少なくありません。近年ではSNSから出版依頼を受ける人も見られるため、小説家や作家になれるチャンスは増えているといえます。
6.ブロガー
ブロガーとは、自分でブログメディアを運営して生計を立てる仕事です。主な収入源はブログ上の広告収入や有料コンテンツの販売で得られた収入となります。ブロガーは自分の好きなテーマで文章を書くことができる魅力がある一方で、サーバー契約やドメイン取得、記事の入稿作業なども自分で行うため、Web制作の知識が必要です。
アフィリエイターのように、必ずしも広告目的とならないため、自分が伝えたいことを自由に書き続けられる点が特徴といえます。
7. アフィリエイター
アフィリエイターとは、成果報酬型広告のアフィリエイトの収益で生計を立てる仕事です。Web上の記事や動画などのコンテンツで商品・サービスを紹介し、読者がその商品ページをクリックしたり購入したりすることで報酬が発生します。
アフィリエイターはブロガーと非常に近しい存在ですが、アフィリエイトはYouTubeやSNS、メルマガなど、Webメディア以外の幅広い手法で行えることが大きな相違点です。
8.シナリオライター
シナリオライターとは、映画やテレビドラマ、YouTubeや舞台のもととなるシナリオを執筆する仕事です。シナリオとは、映画や演劇の場面変化の流れや登場人物の台詞、動きを書いたものを指します。物語を創作する能力だけでなく、全体構成力や関係者と円滑にコミュニケーションをとる力も求められます。
未経験からフリーランスのシナリオライターを目指すこともできますが、難易度はやや高めです。専門学校や社会人向けの講座などに通い、芸能事務所やテレビ番組の制作会社などの求人に応募して、現場経験を積むのが一般的でしょう。
以下の記事では、初心者向けのシナリオライティングについて解説しています。シナリオライターが気になる方はぜひ参考にしてください。
9.コピーライター
コピーライターとは、商品やサービスの魅力を伝えるためのコピーを書く仕事です。広告主からの依頼を受け、コンセプトをつくり、キャッチフレーズやサブキャッチ、タグラインなど広告にまつわるさまざまな言葉にメッセージを落とし込みます。
コピーライティングが求められる場所が多様なぶん、コピーライターとしての働き方もさまざまです。テレビCMの企画であれば、広告主、広告代理店や制作会社など、多くの人と関わりながらプロジェクトを進めます。一方、少額予算のインターネット広告を担当する場合は、広告主と直接やり取りするケースもあるでしょう。
コピーライターのなり方や具体的な仕事内容は、以下の記事で紹介しています。
10.Webライター
Webライターとは、Web上に掲載される記事コンテンツを執筆する仕事です。掲載先は、企業ホームページやオウンドメディア、求人サイト、プレスリリースなどさまざま。記事ジャンルもSEO記事、取材記事、求人広告、広報記事、LP記事など多様で、読者ターゲットもそれぞれ異なります。
未経験からWebライターを目指す人も多く、人気の高い仕事です。基本的な文章力に加えて、専門分野や明確な強みを持てば、継続して仕事を獲得できる可能性が高まるでしょう。これからWebライターに挑戦する方は、以下の記事でWebライターの始め方や収入アップのポイントを確認してみてください。
11. 校正・校閲者
校正とは、原稿の文章誤りを直すこと、一方で校閲とは、内容が事実と相違がないか、伝えたい情報が間違いなく盛り込まれているかなどを確認することです。校正・校閲の役割はそれぞれ異なりますが、「校正・校閲者」として同じ人が対応するケースも多くあります。
校正・校閲者は、雑誌や書籍、新聞、チラシなど紙の印刷物を担当するのが一般的です。文章が文法的に合っているかどうかだけでなく、目的に沿った文章表現となっているか、印刷物の色合いやデザインはテーマに合っているかなども含めてチェックするため、企画全体の理解力やデザインの基礎知識なども求められます。
12. ジャーナリスト
ジャーナリストとは、社会のさまざまな問題に対して取材・リサーチを行い、分析し、まとめた情報を発信する仕事です。ジャーナリストは、メディアで報道を行う人・調査した内容を文章にしてメディアに寄稿する人に分かれ、扱うテーマは政治・経済、医療、国際問題、教育、ファッションなどさまざまです。
ジャーナリストになるための必須となる資格は特にありません。テレビや新聞などメディアを運営する企業に入社する方法が一般的です。まずは新聞記者や雑誌記者、放送記者やノンフィクション作家など、専門性の高い職種で経験を積む道もあります。
13. 企業の広報担当
企業の広報担当は企業情報を社内外に発信し、さまざまなステークホルダーと良好な関係構築を行う仕事です。株主や取引先、協力会社、消費者に向けて事業活動状況や事業方針を伝えたり、PRに繋げたりします。プレスリリースや公式HP、各種メディア、SNSなどで文章を書く場面が多いです。
単に企業の情報を書くだけでなく、読み手とのコミュニケーションを後押しするような企画を行う力や、企業の幹部層との折衝力、世の中のトレンドを掴む情報収集力なども求められます。
14. エッセイスト
エッセイストとは、自分自身の体験や感想を自由に執筆する仕事です。タレントや経営者が、自身の生き様や価値観をエッセイとして出版するケースも多くあります。小説との違いは、執筆者自身の意見や想いを自由に、ありのままに表す文章が中心となる点です。
ブログやWebメディアなどでエッセイを書いて公開すれば、未経験でもエッセイストと名乗ることはできます。しかし、エッセイ一冊を出版しただけで生計を立てていくのは難しいのが事実です。エッセイストとして食べていくには、読者の心にささる豊かな語彙力や、物事を掘り下げる独自の視点が必要になるでしょう。
15. コラムニスト
コラムニストとは、依頼主から指定されたテーマについて、独自の見解・意見をまじえて文章を書く仕事です。コラムニストの寄稿先は、新聞や雑誌などの紙媒体とWebメディアに分けられます。
扱うジャンルは依頼主によってさまざまです。コラムニストは未経験からでも目指せますが、ユニークな観点や文章表現力、語彙力が重要となります。実際にコラムを読んで目の付け所や文章構成を研究し、ご自身でもコラムを発表してスキルを身につけていきましょう。
未経験者が文章を書く仕事を始めるメリット
ここからは、未経験の人が文章を書く仕事を始めるメリットを3つ紹介します。
文筆業には多くの魅力があるものです。それぞれ順番に解説します。
ビジネスに役立つスキルが身につく
文章を書く仕事では、ビジネスに役立つスキルが身につきます。特に基本的なライティングスキルは、メールやチャットでのテキストコミュニケーションを円滑にしたり、プレゼン資料や企画書の作成をしたりするときに役立つでしょう。
また、文章を書く仕事をしていると、これまで携わったことのないジャンルを取り扱うことも。そこで学んだ知識が、別の場面で生きるときもあるかもしれません。このように、文章を書く仕事に限らず多くのビジネスに役立つスキルが身につくのはメリットのひとつといえます。
働き方によっては自分のペースで仕事を進められる
文章の執筆は基本的にパソコンで行います。そのため、働き方や雇用形態にもよりますが、仕事をする環境を自分で選べる可能性が高いです。
実際に文章を書く仕事をしている人のなかには、本業の隙間時間に執筆したり、旅行をしながら仕事をする方も少なくありません。自由なライフスタイルを実現したい方は、文章を書く仕事にチャレンジしてみるとよいでしょう。
スキルや実績次第で高収入を目指せる
文章を書く仕事の多くは、独立して収入をアップできるチャンスがあります。たとえば企業のインハウスライターをしている人が、そこで得た経験や人脈を生かして個人フリーランスに転身したり、Webメディアを立ち上げて収入を得たりするケースも少なくありません。
「将来は文章を書く仕事で独立して、収入をアップさせたい!」と考える方は、まずは副業から始めて実績を作る、あるいは正社員として経験を積むのがおすすめです。自分に合った方法を選択し、高収入を目指しましょう。
未経験者が文章を書く仕事を始めるデメリット
文章を書く仕事には、いくつかのデメリットもあります。
上記のデメリットを理解したうえで、自分に合った仕事を選びましょう。
文章の勉強に苦戦する可能性がある
「正しい日本語」は非常に難しく、プロのライターでも理解が異なることは少なくありません。また、依頼主によって求められる文体が違うため、文章は正解のないジャンルともいえるでしょう。
通常文章には基本の型が存在しますが、型に当てはめても魅力的な文章を書けるとは限りません。したがってライティングを勉強する際は、実践経験を積んだプロから学ぶといった手段をとることをおすすめします。
納期がタイトなこともある
文章を書く仕事には納期がつきものです。文章のテーマ選定、構成案の提出、インタビュイーとの日程調整、初稿の提出、修正稿の提出など、各段階で細かく納期が設定されていることも。
複数の原稿を同時に進行していく場合、納期が重なったり、非常にタイトなスケジュールを求められたりすることもあるかもしれません。納期やタスクの管理、関係者とのスケジュール調整が苦手な方には、デメリットとなり得るでしょう。
最初は収入が安定しにくい
文章を書く仕事を始めたばかりのころは、収入が安定しにくい可能性があります。文章を書く仕事は基本的に文字単価・あるいは記事単価で設定されます。しかし、未経験かつSEO記事に挑戦する場合は、それらの単価が安く設定されているケースも多いため注意が必要です。
ただし、すべての文章を書く仕事が文字・記事単価で取り引きをするわけではありません。月給制や時給制をはじめ、プロジェクトごとのまとまった報酬設定となる場合もあります。
ご自身の収入目標と照らし合わせて、報酬体系を確認しながら仕事探しを行いましょう。
文章を書く仕事の主な働き方
文章を書く仕事には、大きく分けて以下の3つの働き方があります。
インハウスライターとして企業に所属する
事業会社に所属して、インハウスライターとして働く方法があります。インハウスとは、外部委託せずに自社雇用者で業務に取り組むこと。雇用形態は正社員や契約社員、アルバイト・パート社員などさまざまです。
インハウスライターは企業と雇用契約を結んで働くため、毎月の仕事や収入が安定しやすく、文章を書く仕事に専念できるのが魅力といえます。ただし、基本的には自社案件か取引先の事業に関する案件などに携わるため、執筆するテーマや記事タイプが限定的になりやすいです。どのようなメディアでどんなタイプの記事を書きたいか明確にしてから応募すると良いでしょう。
フリーランスの専業ライターとして働く
特定の企業や組織に所属せず、フリーランスの専業ライターとして案件を請け負う働き方もあります。主な取引先は以下の通りです。
- Webメディアの運営企業
- Webメディアの運営を支援する会社(出版社、制作会社、SEO対策会社、PR会社、広告代理店など)
- クラウドソーシングサービスの運営会社
- フリーランス編集者やディレクター
単発案件だけでなく、企業と業務委託契約を結んで継続的に仕事を請け負うことで、安定的な収入を確保しやすくなります。また、文章力や専門性を高め、執筆スピードをアップさせるほか、複数のスキルを掛け合わせることでフリーランスの専業ライターとしての売上を拡大していけるでしょう。
副業ライターとして働く
副業ライターとして働く方法もあります。フリーランスの専業ライターと同じく、特定の会社に所属せず、個人でクライアントと契約することがほとんどです。時間の拘束がない納品ベースの案件が多いため、本業と両立させながら自分のペースで仕事を進められます。
執筆するテーマも多岐にわたり、興味やスキルに合わせて仕事を選べるのも魅力です。副業として収入を補完しつつ、スキルアップや自己表現の場にもなるため、魅力的な選択肢のひとつといえるでしょう。
文章を書く仕事に向いている人の特徴
ここからは、文章を書く仕事に向いている人の特徴を紹介します。主な特徴は下記の通りです。
それぞれ順番に見ていきましょう。
文章の読み書きがストレスにならない
執筆業の仕事は、文章を書くだけではありません。情報収集を目的として本や記事、論文を読むこともあります。したがって読み書きがストレスにならない方は、文章を書く仕事に向いていると考えられるでしょう。
ただし「文章の読み書きが好き」という方のなかには、仕事として文章を執筆することにストレスを感じる可能性があります。まず自分の好き・得意なジャンルの仕事を受注してみると良いでしょう。
論理的な思考ができる
文章を書く仕事は、情報発信がメインです。正しい情報を伝えるためにも、論理的思考力が求められます。物事を論理的にとらえる力が不足していると、文章の辻褄が合わず、正しい情報を読者に届けることが難しくなります。
読者が理解しやすい文章を書ければ、記事や作品を最後まで読んでくれる可能性も高くなります。文章を書く仕事をする場合は、論理的な文章展開を意識しながら執筆しましょう。
リサーチが得意
文章を書く仕事では、職種を問わずリサーチ能力が求められます。たとえばWebライターやコピーライターの場合、信ぴょう性の高い情報が必要です。また小説家やシナリオライターなどのエンタメ系の仕事でも、事実に基づいたノンフィクション作品を作ることは少なくありません。
仕事によっては、取材を行うこともあるため、取材やヒアリング、ニュース記事などを通した情報収集が得意な方は、文章を書く仕事に向いていると考えられます。
自己管理能力が高い
文章を書く仕事は、細かく納期設定されることが多いため、スケジュール管理能力が必須です。企画から執筆、編集、入稿作業を経て、コンテンツが公開されるまでの各ステップで、遅滞なくプロジェクトを進行できる自己管理能力が求められるでしょう。
また、文章を書く仕事のなかには、長時間の企画会議や現場取材、長文記事の制作など、身体的にハードなものもあります。スケジュール管理だけでなく、ご自身の身体をしっかり管理できる人が向いているといえるでしょう。
未経験から文章を書く仕事を始める4ステップ
「未経験から文章を書く仕事ってどうやって始めるの?」と考える方に向けて、文章を書く仕事の始め方をご紹介します。
上記のステップについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
1. 具体的に職種を決める
まずはどの媒体で、誰に向けて、どんな文章を書きたいのかを踏まえ、具体的な職種を決めます。新聞や雑誌、チラシなど紙モノに関わりたいか、それともWebメディアで書きたいのか、編集や校正・校閲のように執筆者を支える立場で文章に関わりたいのかなど、複数の視点で検討してみましょう。
職種選びの際は、前述した「未経験者におすすめの文章を書く仕事15選」をぜひ参考にしてみてください。
2. 自分に合った手段でスキルを身につける
気になる職種を絞りこんだら、その仕事に必要なスキルを習得します。スキル習得は独学でも可能ですが、未経験から文章を書く仕事を目指す人のための講座・スクールも多くあります。書籍を通して独学する、Webライター講座を受講する、物書きで生計を立てている人のコミュニティに参加するなど、複数手法を掛け合わせるのもおすすめです。
なお、効率的にスキルを身につけるにはインプットとアウトプットのバランスも重要になります。特に文章を書く仕事は、実践を重ねて改善を加えることがスキルアップの近道といえるでしょう。
3. ポートフォリオを作成する
文章を書く仕事に必要なスキルを身につけたら、ポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは、ライターやデザイナーなどのクリエイター職種が実績をアピールするための作品集のことです。案件に応募するときや転職の選考過程で求められます。
ポートフォリオを作成すれば、得意な執筆ジャンルや対応可能範囲を明確に示せるため、案件獲得につながりやすいです。以下の記事では、未経験向けにポートフォリオ作成方法をご紹介しています。あわせてご覧ください。
4. 案件に挑戦する
準備が整ったら、いよいよ実践のステップに進んでいきます。興味があるジャンルや分野を中心に応募して、選考を受けていきましょう。案件を獲得する主な方法は下記の5つです。
- クラウドソーシングを利用する
- 知人から紹介してもらう
- SNSを活用する
- スクールの案件紹介を活用する
- エージェントを活用する
高単価案件を獲得するには、実績が必須です。案件に取り組む際はこれまで習得してきたスキルを存分にアウトプットし、その実績をポートフォリオに追加していくと良いでしょう。
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