「飲食業を辞めて他の職種に就きたい」「飲食の仕事を続けるのはきつい」との理由で、転職を検討する方は多いのではないでしょうか。しかし、適職や異業種への転職方法がわからず、行動を起こせないこともあるでしょう。
そこで本記事では、飲食業から転職する方法や飲食経験を活かせるおすすめの職種・業界を徹底解説します。
転職を叶えたリアルな成功事例も紹介するので、「辞めたい」気持ちに向き合い、キャリアチェンジへの一歩を踏み出しましょう。
「飲食業を辞めたい」と次のキャリアを考え始めるリアルな理由
「飲食業を辞めたい」と思う主な理由として、以下が挙げられます。
まずは飲食業の現状を把握し、自分に当てはまるものがないかチェックしましょう。
不規則なシフトや長時間労働
まず、飲食から転職を目指す理由として、不規則なシフトや長時間労働などの環境要因が挙げられます。仕込みや片付けを含め早朝から深夜まで拘束される場合もあり、ワークライフバランスを整えるのは難しい状況にあるでしょう。また、立ち仕事のため疲労が蓄積し、体力的にきついと感じることもあるはず。
飲食業では、仕事とプライベートの両立や身体的な負担の軽減を求め、異業種への転職を希望するケースが多く見られます。
将来性・給与・評価制度への不安
将来性や給与、評価制度に対する不安が理由で、飲食業からの転職を目指す人は多いようです。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、産業別で「宿泊業・飲食サービス業」の賃金は最も低い*1とされています。また、接客や調理への評価は客観的な数値化が難しいため、待遇に不満を抱く方もいるでしょう。
賃金の低さや評価制度の曖昧さなど、将来性を見出せない状況下では不安や不満が募り、離職につながっているといえるでしょう。
慢性的な人手不足
サービス業特有の慢性的な人手不足が、「飲食業を辞めたい」と思う気持ちに拍車をかける一因となっています。人手が足りないと一人あたりの仕事量が増え、さらに急なシフト変更も発生しやすくなるため、心身の負担は大きくなりがちです。
厚生労働省の「一般職業紹介状況」によると「飲食物調理従事者」「接客・給仕職業従事者」の有効求人倍率はそれぞれ2.80倍、1.80倍で、平均の1.18倍を大きく上回っています*2。人手不足の課題が解消されないと、飲食業から異業種への転職者数は今後も増えると考えられます。
職場の人間関係
「飲食業を辞めたい」と思う理由として、職場の人間関係が挙げられます。飲食店勤務はスタッフ同士の距離が近いため、良好な関係を築けないとストレスを感じやすい環境です。
また、日によって一緒に働くメンバーが変わることに働きにくさを感じる場合もあります。加えて、離職率が高い飲食業ではスタッフの入れ替わりが激しくチームワークの維持が難しい点も、飲食から転職したいと思う理由として挙げられるでしょう。

飲食業の経験を活かせる!おすすめの転職先・職種6選
飲食業の経験を活かせるおすすめの転職先・職種として、以下6つが挙げられます。
- カスタマーサクセス|店舗で培った「顧客対応力」をオフィスで発揮
- 法人営業(無形商材)|店舗改善の経験を「課題解決」に活かす
- 事務職(IT・一般)|マルチタスク能力でバックオフィスを支える
- SV・店舗開発|飲食業界の現場知識を上流工程へ
- 食品メーカー/商社の営業・企画・管理|「現場・商品のプロ」としての目線を活かす
- Web系クリエイティブ職|店舗の販促経験をオンラインの場へ
それぞれの仕事内容や飲食経験の活かし方を紹介するので、異業種への転職を目指す方は参考にしてください。
1.カスタマーサクセス|店舗で培った「顧客対応力」をオフィスで発揮
カスタマーサクセスは、製品やサービスを購入・契約したユーザーが価値(成功体験)を得られるよう継続的にフォローする仕事です。顧客満足度や定着率の向上を目指す役割を担います。
飲食業では来客のニーズを満たす接客やリピーターの増加を目的とした取り組みを実施するため、高い顧客対応力が身についているでしょう。店舗で培った経験やスキルは、顧客に寄り添うカスタマーサクセスの仕事に活かせるはずです。
2.法人営業(無形商材)|店舗改善の経験を「課題解決」に活かす
無形商材の法人営業は、物理的な形のない商品やサービスを企業や団体などを対象に提案・販売する仕事です。例として、ITサービスやコンサルティング、広告などが挙げられます。
飲食業では売上向上のためにマーケティング視点を持ってメニューやオペレーションの改善を行うため、課題解決力や提案力が身についているはずです。店舗改善の経験は、企業の課題解決をサポートする営業職に活かせるでしょう。
3.事務職(IT・一般)|マルチタスク能力でバックオフィスを支える
飲食業から異業種転職を目指すにあたって、事務職もおすすめです。事務職は、書類作成やデータ入力、電話・メール対応、スケジュール管理、来客対応などを担い、バックオフィスを支えます。そのため、マルチタスクをこなす能力が必要です。
飲食業では来客対応と並行して発注や予約対応、在庫管理などを行うため、複数の仕事を同時進行する能力が身につきます。現場で培ったマルチタスク能力は、事務職にも役立てられるはずです。
4.SV・店舗開発|飲食業界の現場知識を上流工程へ
飲食業に関わりのある職種への転職を希望する場合は、SV・店舗開発をチェックしてみてください。SVとはスーパーバイザーの略で、複数店舗の売上管理やスタッフの育成、本部との連携などを担うマネージャーのようなポジションです。店舗開発は、新店舗の出店に向け、立地の選定から開店までの全工程を担当します。
「現場は離れたいけれど飲食の仕事は続けたい」という方は、ホールやキッチンなど現場仕事で得た知識や経験を活かし、飲食業の上流工程を目指すのがおすすめです。
5.食品メーカー/商社の営業・企画・管理|「現場・商品のプロ」としての目線を活かす
食品メーカーや商社も、飲食経験を活かしやすい業界です。現場での経験や食に関する深い知識は、営業や商品企画、品質・在庫管理などに活かせます。
営業職や企画職では、接客や調理の仕事で得た知見をもとに提案したり、消費者目線でのアイデア出しができたりするでしょう。また、食材や商品などの管理部門でも、現場や食品への理解が役立つはずです。
6.Web系クリエイティブ職|店舗の販促経験をオンラインの場へ
飲食業から転職するにあたって、Web系クリエイティブ職もおすすめです。飲食や食品関係のメディアのWebライター、Webデザイナー、Webマーケターなどに転職すれば、店舗での販促経験を活かせるでしょう。
また、Web系スキルは幅広い職種・業界で役立つポータブルスキルなので、身につけておくと将来のキャリアの可能性を広げられます。加えて、Web系の仕事はリモートワークやフレックスタイム制と相性が良いため、ワークライフバランスの向上も目指せるでしょう。

飲食業界からの異業種転職を成功させるための4ステップ
飲食業からの異業種転職を成功させるためには、以下のステップで行動してみてください。
転職後の後悔を防ぐため、各ステップを確認しておきましょう。
1.辞めたい理由から、次の職場に求める条件を自己分析する
まずは辞めたい理由を整理し、転職先に求める条件を明確にしましょう。飲食業を辞めたいと思う理由は人によって異なるため、自分の考えや気持ちを書き出し、自己分析してみてください。
例えば、「高圧的な上司と距離を置きたい」「土日祝の休みが欲しい」「場所を選ばないリモートワークの仕事がしたい」などが挙げられます。辞めたい理由と次の職場に求める要素がはっきりすると、転職活動の軸が定まるはずです。
2.求人情報や転職エージェントを比較して市場を知る
続いて、求人サイトや転職エージェントを活用し転職市場をチェックします。求人数や求められる経験・スキル、年収相場などを確認しましょう。
市場調査せずにいきなり転職活動を始めると、選考通過のハードルが上がったり、転職後の後悔につながったりする可能性があります。転職活動を始める前に、希望する業界・職種の情報収集を徹底することが大切です。
3.未経験の壁を突破するためにスキルを事前に習得
未経験の業界や職種への転職を目指す場合、基本的なスキルを事前に習得してみてください。一定の知識やスキルを習得しておくことで、転職成功の可能性を高められます。
例えば、事務職への転職を目指すなら、最低限のPCスキル(タイピング・Excel関数・Word・オンラインツールの使用方法など)を習得しておくとよいでしょう。また、WebライティングやWebマーケティングなどのWeb系専門スキルは汎用性が高く、幅広い業界・職種に活かせるのでおすすめです。
4.入社後のミスマッチを防ぐため、条件面を確認する
市場調査やスキル習得をしたら、希望する企業の条件面を確認します。転職後のミスマッチを防ぐため、基本給・各種手当・通勤距離・始業終業時間・年間休日数・平均残業時間・リモートやフレックス可否などの条件は事前にチェックしておきましょう。
条件を把握せずに転職すると、理想の働き方ができなかったり、再度転職活動が必要になったりする可能性があります。自分が求める条件に合致する企業かどうかを、転職サイトの口コミも参考にしつつ入念に確認することが大切です。

面接対策|転職活動で「飲食業の退職理由」を伝えるコツ
飲食業からの転職を成功させるためには、退職理由を面接でポジティブに伝えることが大切です。
| 退職理由(本音) | 伝え方のポイント | 言い換え例 |
| シフト制がつらい | 業務に集中できる環境に身を置きたい旨を伝える | イレギュラーが発生しにくい環境で集中的に業務に取り組み、チームに貢献したい。 |
| 将来に対する不安 | 将来のキャリアビジョンを前向きに伝える | 今後の発展が見込まれる業界で経験を積み、企業の成長を支えたい。 |
| 給与が低い | これまでの経験を武器に、新たな業界で活躍したい | 多くのスタッフと協力しながら、お客様に満足してもらえるような店舗運営をしてきた。 その経験を活かし、部署のメンバーをサポートしながら売上アップに貢献したい。 |
大切なのは、「飲食業が嫌だから転職したい」といったネガティブな伝え方は避けることです。転職先で活躍する具体的な姿をポジティブに伝えることで、面接官に好印象を与えられるでしょう。


飲食業経験×新スキルで「私らしい働き方」を叶えるならSHElikes
飲食業から理想の転職を叶えるなら、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。ここでは、SHElikesの特徴について紹介します。
理想のキャリア実現に向け、新たな一歩を踏み出してみましょう。
PC一台で働ける50以上の職種スキルがオンラインで学び放題
SHElikesは、50以上の職種スキルが定額制で学べるオンラインスクールです。「Webマーケティング」「Webデザイン」「Webライティング」などの全コースが学び放題のため、スキルを習得すればPC一台で働けるようになるでしょう。
また、飲食業経験とWebスキルを掛け合わせることで、自身の市場価値を高められます。独自の付加価値をつけることによってキャリアの選択肢が広がるうえ、転職活動をスムーズに進めやすくなるはずです。
さらに完全オンライン形式のため、時間や場所に縛られずに学習を進めることが可能。働きながら学べるので、すきま時間を有効活用してスキルアップを実現できます。

コーチング・コミュニティ・転職エージェント連携などサポートも充実
SHElikesは、サポート体制が充実しています。例えば、受講生限定のコーチングやコミュニティ、転職エージェント連携などがあります。
- コーチング:月1回のオンラインコーチングで、学習の進捗確認や目標設定などをサポートしてもらえる。
- コミュニティ:受講生同士で交流できる場。悩み・不安の共有や働き方の相談など情報交換ができ、視野も広がる。
- 転職エージェント連携:自分に合ったエージェントを厳選して紹介してもらえる。プロによる面接・書類対策サポートを受けることが可能。
独力での転職活動に不安を感じる方は、ぜひSHElikesのサポート制度を活用してみてください。

今なら補助金活用で受講料最大70%還元
SHElikesのレギュラープランは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(補助金)」の対象であり、条件を満たせば受講料が最大70%還元されます。費用を抑えつつ、スキルを習得したり転職活動のサポートを受けたりすることが可能です。
ただし、補助金の対象となるためには一定の条件を満たす必要があります。詳細は以下の記事で解説しているので、チェックしてみてください。

SHElikesでキャリアチェンジを叶えた「元・サービス/接客業」の成功事例
最後に、SHElikesで学び、サービス/接客業から理想のキャリアを叶えた4名の事例を紹介します。
- 販売職から複業フリーランスへ転身|ゆきさん
- ホテルスタッフから企画営業職へ|YANOさん
- 接客業から業界未経験でWebディレクターへ|おはぎさん
- スキルに自信のない販売員から動画クリエイターへ|しュうまいさん
それぞれの体験談から、異業種転職を成功させるヒントを掴んでみてください。
販売職から複業フリーランスへ転身|ゆきさん
販売員をしていた ゆきさんは、仕事が合わず半年ほどで退職することに。転職を考えましたが、「今のままでは以前と同じ仕事にしか就けないかもしれない」と思い、SHElikesに入会します。
入会後は、デザインを中心に学習。アイデアの引き出しを増やすため積極的にインプットしたり、講師からフィードバックをもらったりし、デザインスキルを習得したといいます。
また、以前からフリーランスに興味があったため、フリーランスとして活動する先輩受講生の勉強方法を真似たそうです。フリーランスが身近にいる環境に身を置き、理想のキャリアに向けて一歩ずつ前進したとのこと。
現在は、複業フリーランスとして活躍中。また、場所に縛られずに働けるようになったため、ワーキングホリデーに行く夢も叶えられたと語っています。

ホテルスタッフから企画営業職へ|YANOさん
ホテルスタッフとして働いていた YANOさんは、身体への負担から今後のキャリアを見つめ直すように。学生時代から「場所に縛られずに働きたい」と思っていたため、スキルを習得するべくSHElikesに入会します。
興味のあったWebデザインを中心に、WebマーケティングやWebライティングなどさまざまなコースを受講。帰宅後や休日などに勉強時間を確保し、スキル習得に向けた学習を継続したといいます。
時には落ち込むこともあったそうですが、コーチングで学習の振り返りをすることでモチベーションを維持。また、SHE主催の転職関連のイベントに参加し、転職に関する情報収集も行ったとのこと。
その結果、企画営業職への転職を叶えました。Webデザインスキルを活かし、新たな業界で活躍しています。

接客業から業界未経験でWebディレクターへ|おはぎさん
接客業をしていた おはぎさんは、ハードワークに限界を感じるようになり、転職を決意。スキルを習得するため、SHElikesに入会します。
Webディレクターの仕事に興味があったため、プロジェクトマネジメントやプロダクトマネジメントなどのコースを受講。また、ロールモデルが登壇したりワークショップが開催されたりするイベントに参加し、モチベーションを維持したといいます。
さらに、SHEを通じて転職に関する情報や求人なども積極的にチェック。書類の作成や模擬面接などは、キャリアサポーターと二人三脚で行ったそうです。
その結果、未経験からWebディレクターへの転身を叶えました。フルリモートで、理想の働き方を実現できているといいます。

スキルに自信のない販売員から動画クリエイターへ|しュうまいさん
販売員をしていた しュうまいさんは、身体的な負担や将来への不安から別の働き方を検討するように。そんなときSHElikesに出会い、入会します。
SHElikesでは、動画編集やデザイン、マーケティング、ライティングなどさまざまなコースを受講。また、SHE主催のコンペに参加し、習得したスキルを積極的にアウトプットしたといいます。
さらに、X(旧Twitter)での動画分析やInstagramアカウントの運用も開始し、SNSをポートフォリオとしても活用。
その結果、動画クリエイターを軸に、複業フリーランスへの転身を叶えました。フルリモートで、好きな仕事ができていると語っています。

飲食業経験は他職種でも活かせる!未来への準備を始めて理想のキャリアへ
飲食業の経験は、他職種・異業種でも活かせます。本記事で紹介した飲食経験の活かし方やおすすめの転職先などを参考に、理想のキャリアに向けた一歩を踏み出してみてください。
未経験の業界や職種への転職を目指す場合、Webスキルの習得がおすすめです。汎用性が高いため、転職活動の武器となるでしょう。
スキルの習得方法に迷う方は、50以上の職種スキルが定額で学び放題の女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)をチェックしてみてください。
無料体験レッスンを随時開催しているので、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。
※出典
*1:厚生労働省|令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況 産業別「産業別にみた賃金」より
*2:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年3月分及び令和7年度分)について」より





