「保育士をしているけれど、事務職として新たなキャリアを築きたい」と考える方も多いかもしれません。しかし、「未経験からでも採用されるの?」「どのような志望動機を書けばいいんだろう?」と不安を感じる場面も多いでしょう。
本記事では、保育士から事務職への転職を叶えるための方法を解説します。「保育士での経験をどうアピールすべきか悩んでいる」という方や、「未経験からオフィスワークへの挑戦を成功させたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
保育士から事務職への転職は可能?
「保育士と事務職の仕事はぜんぜん違うから、未経験から転職は難しいのでは?」と不安になってしまうかもしれません。しかし、実際に保育士から事務職への転職を叶える方は存在します。ここでは、その理由やおすすめの職種例を紹介します。
保育士経験は事務職にも活かせる
保育の現場で培ってきた以下のようなスキルは、オフィスワークにおいても活かせます。
- 正確な記録力・書類作成力:連絡帳や指導計画書など、決まった形式で情報を整理して書く力は、データ入力や報告書作成にも活きる。
- コミュニケーション力:保護者・同僚・子どもへの対応で培った、相手に合わせて伝える力は、電話応対や社内調整で役立つ。
- マルチタスク力:安全管理をしながら記録、準備、対応を並行する経験は、締切管理や複数案件の処理に役立つ 。
- 気配り・観察力:小さな変化に気づく力は、ミス防止や先回りした対応につながる。
保育士の仕事の中でも得意なことは何なのかを改めて考えてみると、自身のアピールポイントや強みが見つかるでしょう。
保育士からの転職におすすめの事務職例
「事務職」と一口に言ってもその領域は幅広く、職種によって求められる役割はさまざまです。これまでの経験や自分の得意分野に合うものがあるか、ぜひチェックしてみてください。
- 一般事務:未経験からの採用枠が多く、パソコンでの書類作成や電話・来客対応など幅広いサポート業務を担う。保育士として培ったマルチタスク能力や細やかな気配り力を活かせる。
- 医療事務:病院やクリニックの窓口として、患者応対をしながら、正確な医療費計算やレセプト作成、医師・看護師との円滑な連携を担う。保育現場で磨いたコミュニケーションスキルを活かせる。
- 営業事務:営業担当者を支えるサポート役。段取り力や急なトラブルへの臨機応変な対応力を活かせる。
- 経理事務:日々の現金管理から決算業務まで多岐にわたるお金の動きを扱う。日誌や指導計画書を正確に作成してきた経験を活かせる。
失敗しない志望動機の作り方と例文
いざ転職活動を始めようと思っても「志望動機に何を書けば良いかわからない」と悩んでしまう方も多いでしょう。ここでは、保育士ならではの失敗しない志望動機の作り方と例文を紹介します。
保育士ならではの志望動機の伝え方
保育士から事務職への転職では、「なぜ事務職なのか」「なぜ転職したいのか」をポジティブに伝えることが重要です。たとえ本音が「待遇への不満」や「体力の不安」だったとしても、そのまま伝えると後ろ向きな印象を与えてしまいます。
たとえば、保育で培った「誰にでもわかるように伝えるコミュニケーション力」や「物事を円滑に進める工夫」を活かして新たな挑戦をしたいといったように、前向きな表現で動機を伝えましょう。
また、前述したような事務職に活きる保育士としてのスキルや自身の強みを明確にして伝えることも大切です。
すぐ使える志望動機例文
ここでは3つのパターンにわけて、保育士から事務職への転職に活用できる志望動機の例文を紹介します。
1. 正確な実務能力をアピールする場合
保育士として5年間勤務する中で、日々の記録作成や膨大な事務処理を正確かつ効率的に行う力を培ってきました。保護者対応や関係機関とのやり取りも多く、相手の立場に立った丁寧なコミュニケーションには自信があります。今後はこれらの経験を活かし、事務職として社内外の円滑な連携を支えたいと考えております。特に、サポート業務を大切にする貴社の風土に魅力を感じ、自身のスキルを活かして貴社に貢献したいと考え志望いたしました。
2. 管理能力と組織貢献を伝える場合
保育士として働く中で、行事のスケジュール管理や提出書類の作成など、事務的な役割にも積極的に関わってきました。チームで協力して仕事を進めるうちに、周囲を支える裏方の役割に強いやりがいを感じ、組織の基盤を支える仕事に専念したいと考えるようになりました。社員一人ひとりを大切にする貴社の組織づくりに共感し、縁の下の力持ちとして貢献したいと考えております。
3. 柔軟な対応力と熱意を示す場合
保育現場のマルチタスクを実行しなければならない環境で、常に優先順位を判断しながら、書類作成や連絡業務にあたってきました。状況の変化に迅速に対応する柔軟性は、スピード感が求められる事務職においても大きな武器になると確信しております。未経験からの挑戦ではありますが、これまでの経験を活かし、正確かつ誠実な業務遂行を通じて一日も早く組織の力になれるよう努力したいと考えております。
以下の記事では、状況・職種別の志望動機の例文も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

事務職転職で差がつく自己PRの書き方と例文
ここでは、採用担当者の目に留まる自己PRの書き方と、保育士の強みを効果的に反映させた例文を詳しく解説します。
それぞれ順を追ってみていきましょう。
保育士スキルを事務職向けに言い換える方法
保育士から事務職への転職を成功させるためには、これまでの現場経験を具体的な「事務スキル」に変換して伝えましょう。たとえば、日々行ってきたミスが許されない児童票や指導案の作成経験は、事務職に不可欠な「正確かつ迅速な事務処理能力」に直結します。
また、多様な立場の人と連携するチーム保育で磨いた対人能力は、部署間の円滑な連携を図る「社内調整力」として評価されます。採用担当者が注目しているのは「なぜ保育士から事務職を目指すのか」という点です。単にオフィスワークへの憧れを語るのではなく、保育現場での実践を事務の文脈へ落とし込みましょう。
すぐ使える自己PR例文
採用担当者に納得感を与えるには、単に「頑張ります」と伝えるだけでは足りません。以下の例のように、保育現場での具体的なエピソードを「事務職で求められる能力」に結びつけることで、未経験であっても即戦力としてのポテンシャルを強く印象付けることができます。
高い対人能力と業務改善に積極的な姿勢を伝える
私の強みは、多様な立場やニーズを持つ保護者の方々に寄り添う中で培った「傾聴力」と「調整能力」です。相手の意図を正確に汲み取り、信頼関係を築くホスピタリティを大切にしてきました。また、連絡帳の運用ルールを見直して職員間の情報共有をスムーズにするなど、業務の改善にも積極的に取り組んできました。この対話スキルと改善意識を活かし、社内外の窓口として貴社のチームパフォーマンス向上に貢献いたします。
正確な実務遂行力とリスク管理能力を伝える
私の強みは、常に予測不可能な事態が起こる保育現場で磨いた「リスク管理能力」と、業務の「正確性」です。子どもの安全を最優先に守りつつ、日々の児童票作成や行事計画を遂行してきた責任感には自信があります。この「先を見越して動く力」を事務職でも活かし、常に優先順位を冷静に判断しながら、正確かつ迅速な業務遂行力を通じて組織の円滑な運営を支えたいと考えております。

面接でよく聞かれる質問と回答例
異業種への転職面接では、これまでの経験と新しい仕事とのつながりをポジティブに伝えることが大切です。ここでは、面接での頻出の質問に対する回答例を紹介します。
Q.なぜ保育士を辞めるのか?
A.日々の保育業務と並行して、行事の資料作成やスケジュール管理に携わってきました。こうした正確さが求められる事務作業に自身の適性とやりがいを感じ、今後はその専門性を高めていきたいと考え事務職を志望しています。
Q.なぜこの業界を選んだのか?
A.IT業界の、仕組み化とデジタルの力で効率化を推進し、社会を便利に変えていく将来性に魅力を感じました。保育現場でもIT導入によって事務負担が減り、業務の質が向上する様子を目の当たりにし、技術がもたらす価値に感銘を受けました。
Q.保育士としての経験をどのように新しい職場で活かすか?
A.保育の現場で培った「リスク予見能力」と「柔軟な対応力」を活かしたいと考えております。常に先を読んで動いてきた経験は、事務における優先順位の判断やミス防止につながると考えています。また、保護者対応で磨いた接遇スキルを活かし、社内外の調整役として活躍したいです。

保育士から事務職への転職を成功させるステップ
保育士から事務職への転職をスムーズに進めるためのステップを紹介します。
それぞれのポイントを押さえて、着実に進めていきましょう。
1.自己分析を行う
まずはこれまでのキャリアを振り返り、自分の強みを棚卸ししましょう。保育士の仕事で培った事務処理能力や保護者対応、行事の進捗管理などは、事務職でも評価されるスキルです。
自分がどのような業務にやりがいを感じ、どの分野なら貢献できるのかを言語化すれば、軸のぶれない転職活動が可能になります。自分のアピールポイントを明確にすることが、成功への第一歩です。
2.足りないスキルがあれば習得する
事務職への転職を実現するために不足していると感じるスキルがあれば、転職活動を始める前に習得するのがおすすめ。たとえばパソコン作業が苦手であれば、ExcelやWordの基本操作、タイピングなどを練習しておくとよいでしょう。MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などの資格取得を目指すのもおすすめです。
客観的にスキルを証明できる材料を作れば、「即戦力として成長しようとする意欲」を強くアピールできるようになります。
3.転職エージェント・転職サービスを活用し求人を探す
効率的に転職活動を進めるには、転職エージェントの活用がおすすめです。事務職は人気が高く倍率も上がりがちですが、エージェントを利用すれば、未経験歓迎の非公開求人を紹介してもらえる場合があります。
また、異業種からのキャリアチェンジに強いアドバイザーから、保育士の経験をどう見せるべきか具体的な助言を受けられるのも大きなメリットです。自分一人で抱え込まず、プロの知見を借りて情報収集の幅を広げましょう。
4.応募書類を準備する
履歴書や職務経歴書は、これまでの経験を事務職で評価されやすい表現で記載しましょう。たとえば、単に「担任業務」と書くのではなく、「月次・年次計画の作成」や「関係各所との連絡調整」など、事務的な側面を強調することがポイントです。
また、誤字脱字に注意し、正確かつ丁寧な書類を作成することで、事務に不可欠な正確さをアピールするのも大切です。
5.応募し採用面接を受ける
面接は、あなたの熱意と適性を直接伝える最後の関門です。保育士から事務職への転職では、「なぜ今の仕事を辞めて事務職を目指すのか」と問われます。ここでネガティブな不満を述べるのではなく、事務職としてどのように貢献したいかという前向きな姿勢を示しましょう。
以下の記事では転職活動の全体的な流れを紹介していますので、初めての転職活動で不安な方は、あわせてチェックしてみてください。

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以下の記事では、SHElikesを使って憧れの職種へキャリアチェンジした受講生たちのエピソードを紹介しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。

SHElikesで保育士からキャリアチェンジした方の事例
最後に、SHElikesで保育士からキャリアチェンジした受講生の事例を2つ紹介します。
保育士からSNSマーケターへ転職|Kaorukoさん
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さらに、SHElikes受講生とオフラインで交流できる「拠点解放タイム」の中で、「チームで働くほうが向いていそう」という自分の適性に気づけたことも、納得感のある転職を叶える鍵となりました。一歩踏み出したことで、一生もののスキルと自信を手にし、理想のキャリアを切り拓いています。

保育士ママがフリーランスWebデザイナーへキャリアチェンジ|ゆみさん
子育てをしながら保育士として働いていたゆみさんは、「誰かの役に立ちたい」という想いと、子育ての時間を両立させる道を模索してSHElikesに入会しました。「知人のクリニックのホームページを作る」という具体的な目標を掲げてWebデザインの学習に取り組んだことが、モチベーションになったそう。
コンペに何度も参加したものの採用されないことに落ち込んだこともあったといいますが、グループコーチングでコーチから励ましを受け、学習の軌道修正ができたそうです。現在は複業フリーランスとしてWebデザイン、Webディレクションなど、さまざま分野で活躍しています。

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