私たちはSHE卒〜未経験から学び、転職を叶えたその後〜

全45種以上の職種スキルが学び放題の、女性向けキャリアスクール・SHElikes(シーライクス)。スキルアップを通じて、転職や副業、フリーランスなど、理想の働き方の実現をサポートしています。

転職を叶えて活躍する「SHE卒(SHElikes卒業生)」の“その後”に迫る本企画。今回は、未経験から広報・PRを学んで第一線で活躍されている、株式会社Asobicaの野内遥さんと、ポジウィル株式会社の石野智子さんを取材しました。リアルな仕事内容や広報・PRになるまでの道のりをお届けします。

広報・PRってどんなお仕事をしているの?

――お仕事内容について教えてください!

野内さん

株式会社Asobicaで広報・PRとして働いています。Asobicaは、企業のお客様・顧客の声をコミュニティやアンケートツールで集め、データを分析・統合し、マーケティング活用までを一気通貫で支援するホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」を提供する会社です。

私はPRチームに所属し、自社の社格を上げ事業貢献の機会をつくるべく社外広報をメインとした戦略・施策を展開しています。

野内さんのとある一日
  • 9時半:各種メディア記事チェック
  • 10時:出社、朝会参加、メールやSlack返信
  • 11時:メディアアプローチ
  • 12時:ランチ
  • 13時:チームミーティング
  • 14時:社内別部署とのミーティング①
  • 15時:社内別部署とのミーティング②
  • 16時:プレスリリース執筆など
  • 18時:メディアとの会食
石野さん

キャリア支援・人生支援を行うポジウィル株式会社で、広報・PRを担当しています。ポジウィルのメイン事業は、キャリアトレーニングサービスの「ポジウィルキャリア」。個人が人生(キャリア)の判断軸をつくり、多様な選択肢の中からキャリアを築いていけるよう支援するサービスです。

私はマーケティングチームに所属し、一人広報としてメディアリレーションやインフルエンサーとのタイアップ、他社とのコラボイベントによるPR戦略の構築・実行、SNSの一部運用や社内広報などを手がけています。

石野さんのとある一日
  • 9時:タスク整理・Slack返信
  • 10時:PR施策の考案・実行
  • 11時:インフルエンサーさんとのミーティング
  • 12時:お昼休憩(社内のランチ会がある日も!)
  • 13時:他社さんとミーティング
  • 14時:社長の登壇・撮影同行
  • 16時:チームの定例ミーティング
  • 18時:告知やメディア掲載を社内外に発信
  • 19時:その日に終わらせたいタスクに取り掛かる

――広報・PRのお仕事のやりがいを教えてください。

野内さん

目に見えるメディア露出がフィーチャーされることが多く一見華やかに見える仕事かもしれませんが、その裏には泥臭さがあります。パッションも、ロジックも求められる仕事です。それでも「虹の下はいつも雨」という言葉を胸に、世の中に新しい“当たり前”をつくっていく過程にこそ、大きなやりがいと楽しさを感じています。

石野さん

会社やサービス、代表の魅力を広く知っていただくこと、そしてキャリア相談のきっかけを届けられることがやりがいです。サービスを利用された方が前向きに人生を進めていく姿を見るたびに、「この仕事をしていて本当によかった」と心から感じます。

――広報・PRの仕事で大変だと感じるのはどんなところですか?

野内さん

不確定要素が強いところです。自社が発信したい情報が、必ずしも社会の関心や時流と合致しているとは限りません。諦めずに、タイミングや切り口を見立て続けなくてはならないのは大変ですね。

石野さん

自分一人で完結する仕事はほとんどなく、社内外の関係者や世の中を巻き込まなければなりません。それが難しさでもある一方で、多くの方の協力を得ながら形にできたときには大きな達成感がありますね。

どうやって広報・PRに?SHElikesとの出会いと、リアルな歩み

――SHElikesに入会する前は、どんなお仕事をされていたんですか?

野内さん

前職では販促企画部に所属し、店舗販促物の制作ディレクションやオウンドメディアの運営、お問い合わせ対応など幅広く担当していました。

石野さん

私は北海道のテレビ局でアナウンサーとして働いていました。

――SHElikesに入会した理由を教えてください。

野内さん

当時、デザイナーさんとのコミュニケーションコストがかかっていることに課題を感じていました。販促企画の前は店舗勤務をしていたので、ディレクションスキルやデザインの知識がなく、見よう見まねでやっていて。そのため「この指示ってどういう意味?」「そもそも制作目的は何?」とデザイナーさんから確認されることも多々。デザインを学んで、スムーズに立ち回れるようになりたいと思ったんです。

また、オウンドメディアの更新をしていたのでライティングの基礎も学びたいと思っていました。スキルが学べるだけでなく、同じ目線の仲間がいることはSHElikesの魅力でしたね。

石野さん

私は珍しいパターンだと思うのですが、SHE代表の福田さんに興味を持ったのがきっかけです。テレビ局のお仕事は世間的には特殊かもしれないと思っていて、改めて社会人に必要なスキルを学ぶ方法を探していたときに、福田さんを見つけてSHElikesを知りました。

特にWeb関係のスキルを身につけたかったのと、次のキャリアとしてマーケティング領域にも興味があったので、SHElikesで学んでおけば将来に役立ちそうだと思いました。

――広報・PRを目指すきっかけは何だったのでしょうか。

野内さん

SHElikesの広報・PRコースを受けて興味を持ったのがきっかけです。「発信の仕方次第で、世の中を大きく変えられるかもしれない。広報にはそんな可能性がある」と感じ、すごく興味が湧いたんです。

それから、上司との面談で今後のキャリアについて話したり、社内の広報担当から話を聞いたりしているうちに、「広報になりたい」という気持ちが確信に変わっていきました。

石野さん

キャリアプランを描くなかで、広報という選択肢はいつも頭の中にありました。元々テレビ局にいて「伝える仕事」という意味では似ていますし、良いもの・サービスを世に広めることにやりがいを感じていました。

転職を意識しはじめたのは、アナウンサーとしての個人目標がひと通り達成できたと感じたタイミングでした。「この環境でやりきったと感じたときに次のキャリアに向けて動き出そう」と考えていました。

――野内さんは、前職で社内異動によって広報・PRへのキャリアチェンジを叶えられたそうですね。

野内さん

そうなんです。でも一筋縄ではいかなくて…。まずは広報部へ異動届を出してみたのですが、未経験でしたし「今の部署でできることがもっとあると思うので」と言われてしまい、すぐには希望が通りませんでした。

ちょうどそのタイミングで、とある企業の広報職の副業募集をSNSでたまたま見つけたんです。「本業でできないなら、副業でやってみよう」と思って応募しました。副業先ではフィードバックの機会に恵まれ、実践を通じての学びが多くありました。ユーザーさんの声を記事にする業務が多かったので「もっとスキルを伸ばしたい」と思い、インタビュー記事の執筆経験を積むために“インタビュー10本ノック”に挑戦したこともあります!

こうして社外で実績を作る行動力を評価され、念願だった広報・PRへの社内キャリアチェンジが実現しました!その後「よりアーリーなスタートアップの組織でさらに力を磨きたい」という思いから、Asobicaに転職しています。

――石野さんは、SHE主催のイベントがきっかけでポジウィルの採用とキャリア相談に応募したそうですね。

石野さん

はい!2022年にSHEが主催していた「INNOVATIVE WOMEN’S SUMMIT」に、ポジウィル代表の金井が登壇していたんです。その際に語っていた事業への向き合い方や、仕事のポリシーに心から共感し、「こんな人のもとで働きたい」「自分もこうなりたい」と強く思いました。

ロールモデルに出会える機会や、キャリアチェンジを目指して努力している人たちとつながれる場はそう多くありませんが、SHElikesにはそうした出会いや刺激を得られる機会が多く、とても良い環境でしたね。

――SHElikesでの学びが実務で生きているシーンはありますか?

野内さん

コース受講で学んだ基礎的なライティングのスキルは、プレスリリースやオウンドメディアを更新するうえで役立っています。

あとは、広報・PRコミュニティのコミュニティプランナー*に挑戦したことも大きな経験ですね。すでに広報として働いている受講生からプレスリリースの書き方や企画の立て方を学びつつ、自らもイベントの企画・運営を実践。そうした経験を重ねるうちに、広報の仕事に対するイメージが少しずつ明確になっていきました。

石野さん

「広報とはどのような仕事か」「どのような種類があるのか」といった、人には聞きづらい基礎から体系的に学べたのは、未経験の私にとってありがたかったですね。

また、私はマーケティングチームに所属しているのですが、はじめはマーケティング用語が全然分からなくて…。知らないカタカナや英語が飛び交っていました(笑)。でも、SNSマーケティングやWebマーケティングのコースを視聴しているうちに、徐々に理解が追いつくようになりました。

*SHElikesには「デザイン」「朝活」など、関心のあるトピックやコース別にさまざまなコミュニティがあります。コミュニティブランナー(コミュニティ運営のリーダーとなる受講生)を中心に受講生が運営し、定期的にイベントを開催しています。

これから広報・PRを目指す方へ

――広報・PRのお仕事に必要だと実感していることはなんですか?

野内さん

時流を掴むためのインプット力と、企画を見立てて実行するアウトプット力です。毎日ニュース記事を読み込み、「この話題は自社プロダクトと掛け合わせられそうだな」ということを常々考えながら、時流やトレンドに合わせた適切なタイミングで発信するところまでやり切る力は必要ですね。またファクトベースで動く仕事なので、当たり前のことかもしれませんが誠実さも大切です。

まだ社名やプロダクトが広く知れ渡っていないので、自分たちの社会的意義を地道に伝えつづけなければなりません。骨が折れますし上手くいかないこともありますが、「この人たちとならできる」という社内メンバーと諦めない気持ちを強く持っていれば乗り越えられると思っています。

石野さん

柔軟性はとても重要だなと思います。会社の意向を踏まえながらも、同時にユーザー・社会のニーズを丁寧にくみ取り、両軸のバランスがとれた発信を戦略的に設計していく必要があります。競合が多く存在するなかで、市場における自社の立ち位置をどう捉えるかという意味でも、柔軟な視点は欠かせません。

そして、愛を持って取り組むことも大切な姿勢だと感じています。サービスに対する愛、会社に対する愛、代表に対する愛、そして何よりもユーザーさんに対する愛。自分が本当に良いと思っているものだからこそ自信を持って発信することができますし、「ポジウィルを通じて誰かの人生をより良い方向へ導きたい」という想いはいつも胸の中にあります。

――広報・PRを目指す方にメッセージをお願いします。

野内さん

未経験だからといって諦めないでほしいです。着実にスキルとマインドを耕していけば、きっと道は開けていきます!

石野さん

広報・PRは自社やサービスの社会的意義をどのように伝えるかを考える楽しさと、自分のアクションによって世に知れ渡っていくさまを体感できる、やりがいのある仕事です。未経験であってもぜひチャレンジしてほしいと思います!

――最後に、SHElikesが気になっている方へもメッセージをお願いします。

野内さん

 「自分一人では続けられないかもしれない…」と思う方にはすごくおすすめです。私はだらけやすいタイプですが、同じ志を持つ方たちと一緒に学ぶことで挑戦しつづける力が育まれました。SHElikesはスキルだけでなく、素敵な仲間や新しい夢にも出会える場所です!

石野さん

初めてのことに対して、怖さや不安を感じてしまうのもすごく分かります。でも、まずは何かを始めてみることが大切。始めないと分からないこともありますし、始めることで次のステップもどんどん見えてきますよ。応援しています!

未経験からキャリアチェンジを叶えるなら、SHElikes

SHElikesは、45以上の職種スキルが定額・学び放題の女性向けキャリアスクール。二人が学んだ広報・PRをはじめ、Webデザイン・ライティング・マーケティング・動画編集など、人気のコースが目白押し。定額・学び放題だから「ちょっと気になるから少しだけ…」とつまみ食いするように試すこともできます!

「このままでいいのかな」「本当は、やってみたいことがある」——そう思った今が、新たな一歩を踏み出すタイミング。

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ABOUT ME
ライター 橋本 恵梨奈
フリーランス編集者・ライター | SHElikes卒業生 | ヘアケア商材を扱うECサイト運営会社で勤務後、独立 | ご自愛を基点に、心地よく生きる人を増やしたい🌿
エディター 大原 光保子(みほこ)
上智大学 社会福祉学科卒業。在学中は、美容を通した国際協力を行う女子学生団体を立ち上げ、副代表を務める。その後女性向け動画メディアの立ち上げに従事し、新卒で入った会社では、ゼクシィの営業を行う。その最中SHEに出会い、理念に共感。現在はSHEshares編集長とマーケティングチームでクリエイティブプランナーを務める。
カメラマン あき
フォトグラファー・デザイナー | SHElikesを活用し、時給最低賃金のパート事務員から、フリーランスのマルチクリエイターへ転身 | 小学生男児のママ

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。