写真販売を副業にするには?ステップ・販売方法・収入を得るコツ・注意点まで解説

写真販売を副業にするには?ステップ・販売方法・収入を得るコツ・注意点まで解説

「写真販売を副業にしてみたいけれど、何から始めればいいの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。この記事では初心者向けに、写真販売の副業を始めるステップや収入を得るコツ、注意点などをまとめました。

さらに、おすすめの写真販売プラットフォームも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

写真販売の副業とは?基本を解説

写真販売の副業について、知っておきたい基本を解説します。

それぞれ具体的に見ていきましょう。

写真販売で収入を得る仕組み

写真販売は、撮影した写真を写真販売プラットフォームに登録し、購入またはダウンロードされることで収入を得る仕組みが一般的です。集客や支払いの手続きは販売するプラットフォームが行ってくれるため、初心者でも手軽に始められます。

写真が購入・ダウンロードされるたびに売上の一部が報酬として支払われるため、一度写真を登録すると、継続的に収入を得られる可能性があるのが魅力です。写真の質を高めれば、より多くの収入を得るチャンスも広がります。

販売可能な写真のジャンル

販売可能な写真のジャンルは多岐にわたりますが、とくに需要が高い写真のジャンルとしては、以下が挙げられます。

  • 人物
  • 風景
  • 料理
  • ペット

人物写真では、ビジネスシーンや家族の日常生活を表現した写真のニーズが高いです。また、季節のイベントに関連する写真も、需要が高い傾向にあります。初心者はまず自身が得意とするジャンルから始め、徐々にニーズやトレンドを把握しながら撮影の幅を広げていくのがおすすめです。

知っておきたい写真販売副業のメリット・デメリット

写真販売の副業のメリットは、自分の好きなとき好きな場所で撮影や作業ができることです。また、一度写真をアップロードして売ることができれば、不労所得に近い形で収入を得られる可能性があるのも魅力。

一方で、デメリットとしては競争が激しく、初心者がすぐに多くの収入を得ることが難しい点があります。さらに、品質の高い写真をコンスタントに撮影・販売するためには、一定のスキルや機材への投資が必要となることも理解しておきましょう。

写真販売の副業を始めるステップ

写真販売の副業を始めるステップは、以下のとおりです。

  1. 販売する写真ジャンルを決める
  2. 必要な機材・環境を準備する
  3. 写真を撮影・編集する
  4. 販売プラットフォームに登録する
  5. 写真を投稿・出品する

それぞれのステップについて、詳しく解説します。

1.販売する写真ジャンルを決める

まずは、販売する写真ジャンルを決めましょう。風景や人物、料理など、写真のジャンルはさまざまです。自分の得意なジャンル、あるいは需要の高いジャンルを考慮して選ぶとよいでしょう。

特定のジャンルに特化することで、専門性が高まり、ファンがつく可能性もあります。初心者のうちは、まず身近なものや興味のあるものから撮影を始め、徐々にテーマを広げていくのも一つの方法です。

2.必要な機材・環境を準備する

写真のジャンルを決めたら、次は必要な機材と環境を準備しましょう。必ずしも高価なプロ用機材が必要というわけではなく、スマートフォンでも始められます。しかし、より質の高い写真を撮影するには、一眼レフやミラーレスカメラなどの専用機材を揃えるのがおすすめです。

また、撮影した写真をより魅力的に見せるために、明るさ調整や色調補正、トリミングなどができるソフトやアプリを用意しましょう。写真の管理や編集、プラットフォームへの登録・アップロード作業には、安定したインターネット環境とPCがあると効率的です。

料理など物撮りをする場合は、自然光が入るテーブルや光をコントロールできる撮影スペースなども必要になります。

3.写真を撮影・編集する

必要な機材・環境を用意したら、実際に写真を撮影・編集します。ただやみくもに撮影するのではなく、どのような写真が求められているのかを意識することが大切です。構図や光の捉え方、ピントの合わせ方など、基本的な撮影テクニックを学ぶと、写真の品質が向上します。

撮影後は、編集ソフトやアプリを使って、写真の魅力を最大限に引き出しましょう。ただし、過度な加工は不自然に見えることもあるため、購入者の利用シーンを考慮した自然な仕上がりを心がけることがポイントです。

4.販売プラットフォームに登録する

撮影・編集した写真を売るための販売プラットフォームに登録しましょう。プラットフォームごとに特徴や手数料、審査基準などが異なるため、比較検討するのが大切です。

ほとんどのサイトは無料で登録できます。登録時には、本人確認書類の提出や簡単な審査が行われる場合があります。なお、サイトごとに利用規約が異なるため、必ず確認するようにしましょう。

5.写真を投稿・出品する

販売プラットフォームへの登録が完了したら、いよいよ写真を投稿・出品します。この際、写真の内容を的確に表すタイトルや説明文、そして検索されやすいキーワード(タグ)を設定することが写真を見つけてもらうためのポイントです。

どのようなキーワードで購入者が検索するかを想像しながら、関連性の高いタグを複数設定するようにしましょう。

おすすめの写真販売プラットフォーム6選

ここでは、おすすめの写真販売プラットフォーム6選を紹介します。

各プラットフォームの特徴を紹介しますので、自身にあったものを選びましょう。

PIXTA

PIXTAは、日本最大級の写真販売プラットフォームのひとつ。日本人モデルの写真や、日本の風景・文化の素材が豊富なのが特徴です。写真だけでなく、イラストや動画素材も販売できます。

審査基準はやや厳しめといわれていますが、その分、高品質な素材が集まっているサイトです。写真の品質に自信があり、本格的に取り組みたい方に向いているでしょう。

フォトライブラリー

フォトライブラリーは、15万枚の画像を無料でダウンロードできる写真販売プラットフォームです。クリエイターの審査は比較的通りやすいといわれており、副業でも始めやすいとされています。

また、販売価格を規定の範囲内であれば自由に設定できるのが魅力。自分の写真の価値や市場ニーズを踏まえて価格を調整すれば、初心者でも戦略的に写真を売ることができます。

Adobe Stock

Adobe Stockは、PhotoshopやIllustratorで有名なアドビ株式会社が運営する写真販売サイトです。Adobeの各種ソフトと連携しやすいことから利用者は多く、世界中に写真を販売できる可能性があります。

質の高い写真であれば、十分な収入も期待できるでしょう。とくにグローバルでの販売を考える方におすすめのサイトです。

Snapmart

Snapmartは、スマートフォンで撮影した写真を手軽に販売できるプラットフォームです。スマートフォン撮影がメインのため、初心者でも気軽に副業として写真を売ることができます。

企業やブランドが開催する写真コンテストが頻繁に実施されており、参加して入賞すると報酬が得られることも。とくに日常的なシーンやリアルなライフスタイルを切り取った写真の需要が高く、SNS感覚で写真を投稿・販売できる手軽さが魅力です。

写真AC

写真ACは人気の無料素材サイトで、副業として写真を売るのにおすすめのプラットフォームです。ユーザーは無料で写真をダウンロードでき、そのダウンロード回数に応じて投稿者に報酬が支払われる仕組みとなっています。

無料で利用できるため利用者数が多く、初心者でも比較的簡単にダウンロード数を伸ばしやすいのが特徴。写真を売るというよりも、広く利用してもらいたいと考えている方に向いているでしょう。

ココナラ

ココナラはスキルを売ることができるスキルマーケットプラットフォームであり、写真販売の副業にも活用できます。自分で価格を自由に設定して写真素材の販売を行えるため、単価を高く設定できるのが魅力です。

また、「商品写真撮影」や「プロフィール写真撮影」など、写真を売る以外にも写真撮影のスキルそのものをサービスとして出品することができます。得意分野を生かした販売ができるため、副業初心者にもおすすめのサイトです。

写真販売の副業で収入を得るコツと注意点

写真販売の副業で収入を得るコツと注意点は以下の5つです。

それぞれ詳しく解説します。

継続収入を得るには写真品質を高めることが必要

ニーズのある写真が撮影できれば数点の写真は売れるかもしれませんが、継続収入を得るには、品質の高い写真をアップし続ける必要があります。売れる写真は、明るさや色合い、構図などの基本がおさえられていることはもちろん、オリジナリティや独自性も重要です。

ほかの多くの写真と差別化できるような、あなたの強みを生かした作品づくりを心がけましょう。定期的に新しい写真をアップロードし、市場のニーズやトレンドを意識しながらスキルアップしていくことが、継続収入につながるはずです。

著作権・肖像権に注意

写真販売では、著作権と肖像権について十分に注意する必要があります。著作権とは、文章・写真・イラスト・音楽など、創作的に表現された著作物を保護する権利。肖像権は人の容姿を勝手に撮影・公表されないように守る権利です。

人物がはっきりと特定できる写真を販売する際には、肖像権を侵害しないように、モデル本人に許可を取ることが必須です。また、既存のイラストやロゴなどを写真に写り込ませることは著作権の侵害にあたるため、写真販売サイトでも厳しくチェックされます。写真を販売する前には、肖像権や著作権を侵害しないよう注意しましょう。

人物・建物の撮影は許可取りが必要

人物や建物を撮影する際には、許可取りが必要です。特定の人物が識別できる写真を販売する場合は、その人物から「モデルリリース」と呼ばれる肖像権使用許諾書を取得しなければなりません。

さらに、特徴的な建物や施設を撮影・販売する際は、「プロパティリリース」という同意書を得る必要があります。これらの許可取りをしっかり行うことが、トラブルなく写真を売るためには不可欠です。

販売プラットフォームのルールを遵守

写真を売る際には、各販売プラットフォームの利用規約やルールを遵守することが必須です。規約には、販売可能な写真のジャンルや品質基準、禁止事項などが記載されています。

ルールを無視すると、アカウントの停止や売上金の没収といった措置が取られる場合もあります。必ず事前に確認するようにしましょう。

売れる写真の傾向を把握

副業として写真販売で収入を伸ばすコツは、どのような写真が売れるかをしっかり把握すること。写真販売サイトのランキングや売上実績を定期的に確認して、トレンドや需要の高いテーマを見つけましょう。

とくに季節のイベント、ビジネスシーン、日常的なライフスタイル写真は継続的なニーズがあります。売れる写真の傾向を理解し、需要の高いジャンルを狙った撮影をすることで、副業としての収入を安定して得られるでしょう。

副業スキルを磨くなら女性向けキャリアスクールSHElikes

副業として写真販売を考えている方や、副業に生かせるスキルを幅広く身につけたい方には、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)がおすすめです。SHElikesには、写真撮影を学べる「カメラ・写真コース」のほかにも、写真撮影にも役立つデザインスキルや、写真を販売するためのマーケティングスキルが学べるコースがあります。

ライティングや動画編集、SNS運用など45以上の職種スキルが学び放題で、写真販売以外の副業にも挑戦したいという方にもおすすめ。さまざまなスキルを掛け合わせて、市場価値の高い副業スキルを磨くことも可能です。

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写真販売の副業を始めてみよう

この記事では、写真販売を副業にするステップや販売方法、収入を得るコツ、注意点などを解説しました。写真販売の副業は、カメラ1台やスマートフォンからでもスタートでき、撮影・編集スキルを磨くほど収入アップのチャンスが広がります。まずはジャンルを決め、プラットフォームを選んで写真を投稿してみましょう。

「写真販売の副業に生かせるスキルを学びたい」「何か副業にチャレンジしてみたい」と考えている方には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。SHElikesでは、45以上の職種スキルが定額で学び放題なので、あなたに合った副業スキルを見つけられるでしょう。

SHElikesが少しでも気になった方は、ぜひ無料体験レッスンに参加してみてくださいね。あなたの理想のキャリアを、一緒に叶えましょう。

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ライター はる
立教大学 文学部英米文学科卒業後、新卒で楽天株式会社に入社。ECコンサルタントとして約300社の売上拡大に貢献したのち、地方移住を機にフリーランスのWebライターへ転身。年間約250本の執筆と約200本のディレクションを手がけ、現在はフリーランスになりたい女性を応援するメディア「フリ女子」を運営中。
エディター wami
企業でプロジェクトマネージャーとして働きながら、副業ライターとして活動中|ECサイトディレクター⇒UXデザイナー⇒プロジェクトマネージャー|主にIT系・Webマーケティング系・転職系の記事を執筆

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