WordPressは世界中で広く利用されており、そのスキルを証明できる資格を取得することで、就職やキャリアアップ、フリーランスとしての案件獲得が有利になります。
本記事では、Wordpressに関する資格取得のメリットや市場価値の高いスキルが身につく理由を解説するとともに、効率的な学習方法も紹介します。独学・スクール・コミュニティ活用など、自分に合った学び方を見つけて、効率よくスキルアップを目指しましょう。
WordPressの主な資格
はじめに、Wordpressに関する資格について紹介します。WordPressに関する資格は以下の2つです。
1つずつ見ていきましょう。

KUSANAGI for WordPress認定試験
KUSANAGI for WordPress認定試験は、超高速CMS実行環境「KUSANAGI」が主催しているWordPressの認定試験です。
資格を取得することで、「KUSANAGI」に特化したWordPressの専門家として、スキルの証明や案件の獲得ができるようになるでしょう。
試験対象者 | WordPressの高速化に興味があるWebエンジニア |
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受験資格 | とくになし |
出題形式 | 選択式(40問) |
出題範囲 | ・WordPressの概要 ・WordPressの構造 ・WordPressの実行プロセス ・プラグイン開発とテーマ開発 ・セキュリティ ・スケーラビリティとパフォーマンス ・「KUSANAGI」に関する知識 |
試験会場 | 全国にあるオデッセイ コミュニケーションズCBTセンター |
試験日時 | 通年実施 |
受験料(税込) | 11,000円(学割:5,500円) |
試験対象者・受験資格
KUSANAGI for WordPress認定試験には、受験資格はなく、WordPressの高速化に興味があるWebエンジニアを対象とした試験となっています。
WordPressの知識を問う試験ですが、試験の主催となっている超高速CMS実行環境「KUSANAGI」の知識も必要となるため、「KUSANAGI」の使用経験がある人が望ましいでしょう。
出題形式・出題範囲
出題形式は選択式で、問題数は40問、試験時間は60分となっています。
出題範囲は、以下のとおりです。
- WordPressの概要
- WordPressの構造
- WordPressの実行プロセス
- プラグイン開発とテーマ開発
- セキュリティ
- スケーラビリティとパフォーマンス
- 「KUSANAGI」に関する知識
WordPressの知識に加え、試験の主催である超高速CMS実行環境「KUSANAGI」の問題も出題されるので注意が必要です。認定テキストが発売されているので、テキストに沿って学習すると良いでしょう。
試験会場・試験日時・受験料
試験会場は、全国にあるオデッセイ コミュニケーションズCBTセンターから選択します。試験は通年行われており、選択する会場によって異なるので、学習スケジュールと合わせて選ぶといいでしょう。
受験料は11,000円(税込)となっており、学割価格の対象となる学生と教員は5,500円になります。
WordPress認定資格(CanCanIT)
WordPress認定資格(CanCanIT)は、WordPressの基本操作から高度な開発まで幅広いスキルを証明するための資格です。
試験ではWordPressの基礎から開発といった実践的なスキルを問われるため、幅広いスキルを証明できます。複数のレベルがあるため、目標を決めながら段階的なスキルアップにも最適です。
試験対象者 | 開発とウェブサイト管理に関する知識とスキルを証明したい人 |
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受験資格 | とくになし。上位レベルを受ける場合は、下位レベルの試験合格が必要。 |
出題形式 | 理論的テスト(20問)と実践タスク |
出題範囲 | ・インストールとCMSの基礎 ・テーマの開発とカスタマイズ ・ユーザーと権限 ・コア機能、フック、分類 ・プラグイン開発 ・マルチサイト設定 ・スピードとパフォーマンス |
試験会場 | オンライン |
試験日時 | 申し込みをした際に選択 |
受験料(税込) | 120ドル(証明書を発行する場合は+60ドル) |
試験対象者・受験資格
試験対象者は、WordPressの開発やウェブサイト管理に関する知識とスキルを証明したい人となっています。
受験資格はとくにありませんが、試験には複数のレベルがあるため、上位レベルを受験する際には下位レベルでの合格が必要です。上位レベルの試験を受ける際は、順番に試験を受けるようにしましょう。
出題形式・出題範囲
WordPress認定資格の問題は、理論的なテストと実践タスクの2つに分かれています。
理論的なテストは選択問題が20問、実践タスクはWordPress ウェブサイトの作成やカスタム機能の開発などを150分で行うスタイルです。
出題範囲は以下のとおりです。
- インストールとCMSの基礎
- テーマの開発とカスタマイズ
- ユーザーと権限
- コア機能、フック、分類
- プラグイン開発
- マルチサイト設定
- スピードとパフォーマンス
公式テキストなどは発売されていないので、基礎から実践的なスキルまで学べる書籍やスクールなどを活用して学習すると良いでしょう。
試験会場・試験日時・受験料
WordPress認定資格はオンラインで試験が受けられるため、自宅など好きな場所で受けることが可能です。試験日時は、試験の申し込みをした際に選択するため、予定の合う日を選択するようにしましょう。
受験料は120ドルで、証明書を発行する場合は60ドルを追加で払う必要があります。証明書が必要な場合は、申し込みの際に項目にチェックが必要なので忘れないようにしましょう。
WordPressの資格を取得するメリット
ここでは、資格を取得することで得られる具体的なメリットについて解説します。
スキルの証明だけでなく、仕事のチャンスを広げる要素も多いため、ぜひ参考にしてください。
1つずつ見ていきましょう。
スキルや専門性の客観的証明になる
WordPress関連の資格を取得することで、自分のスキルや知識を客観的に証明できます。
WordPressは世界中で広く利用されているCMSですが、独学で学ぶ人が多いため、スキルのレベルを証明するのが難しいです。しかし、資格があれば、クライアントや企業に対して、一定の知識と技術を持っていることを示せるため、信頼を得やすくなります。とくに、未経験者や独学の人にとっては、自信を持って実力をアピールできる大きなメリットとなるでしょう。
また、資格取得のための学習を通じて、基本から応用まで体系的に学ぶ機会となるため、知識の抜け漏れを防ぎながらスキルアップできます。
キャリアアップや新たな仕事の獲得につながる
WordPress関連の資格を持っていると、キャリアアップや転職時に有利に働く可能性があります。
Web業界では実務経験が重視されることが多いですが、資格があることで「基本的なスキルは持っている」と判断され、未経験でも仕事を得やすくなる場合があります。また、フリーランスとして活動する場合でも、資格があることでクライアントに対する信用度が上がり、案件を獲得しやすくなるでしょう。
資格を活用すれば、企業内のWeb担当者としての昇進や、より高単価な案件の受注にもつながるでしょう。
市場価値の高いスキルが身につく
資格を取得することで、市場価値の高いスキルがあるという証明ができます。WordPressは世界中で利用されており、その需要は今後も拡大が予想されるため、専門的な知識を持つことは大きな強みとなるからです。
資格の勉強をすることで、WordPressの基本操作に加え、テーマやプラグインのカスタマイズ、SEO、セキュリティ管理など、実務で求められるスキルを幅広く学べます。
また、WordPressスキルを持つことで、企業のWeb担当者としての就職やその分野でのキャリアアップがしやすくなり、副業・フリーランスとしての案件獲得にもつながります。市場価値の高いスキルを身につけることで、仕事の選択肢も広がるでしょう。
WordPress資格取得のための学習方法
WordPressの資格を取得するためには、効率的な学習方法を選ぶことが重要です。自分の学習スタイルや目的に合った方法で選ぶことで、無理なくスキルを習得でき、資格取得に向けた準備を進められるでしょう。
ここでは、WordPressの資格取得に役立つ具体的な学習方法を紹介します。
1つずつ解説します。
動画学習サイトや書籍を活用して学ぶ
WordPressの資格取得を目指すなら、まずは動画学習サイトや書籍を活用するのが効果的です。YouTubeなどのオンライン講座では、初心者向けから上級者向けまで幅広い講座があり、実際の画面を見ながら学べるため、理解しやすいのが特徴です。
一方、書籍は体系的に学習できるため、基礎からじっくり学びたい人に適しています。とくに、WordPressのインストールやテーマのカスタマイズ、プラグインの活用など、資格試験に出題されやすい分野を重点的に学べる書籍を選ぶと良いでしょう。
オンライン講座や書籍であれば、通勤時間などを使って勉強ができるので、仕事との両立にも最適と言えます。
スクールで学ぶ
独学に不安がある場合やより効率的に学びたい場合は、WordPressを学べるスクールに通うのも1つの方法です。
スクールでは、プロの講師による指導を受けられるため、疑問点をすぐに解決できるのが大きなメリットです。また、初心者でも学びやすいカリキュラムになっている場合が多いため、資格試験の内容を網羅でき、試験対策もスムーズに進められます。
費用は独学よりもかかりますが、短期間で確実にスキルを習得したい人はスクールを検討すると良いでしょう。


コミュニティや勉強会へ参加する
WordPressのスキルを効率的に伸ばすには、コミュニティを活用するのも有効です。同じ志を持つ仲間を見つけることで、モチベーションを維持しながら学べます。
多くのスクールでは、受講生や卒業生向けのオンラインコミュニティが用意されており、質問や情報交換ができる場が設けられているため、活用すると良いでしょう。講師や経験者に直接相談できるため、独学でつまずきやすいポイントもスムーズに解決しやすくなります。
モチベーションを維持しながら学びたい人にとって、コミュニティの活用は大きなメリットと言えるでしょう。
実際にWordPressでサイト構築してみる
資格取得にあたり、実際にWordPressでサイトを構築してみることもおすすめです。本や動画で学んだ知識を実際に使ってみることで、理解が深まり、試験の実践問題にも対応しやすくなります。
また、資格試験だけでなく、ポートフォリオとして実際のサイトを作っておけば、転職や案件獲得の際に実力をアピールしやすくなります。学んだことをアウトプットすることで、より実践的なスキルが身につくため、積極的にサイト構築に取り組んでみましょう。
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WordPressの資格を取得してキャリアアップを目指そう!
本記事では、WordPressに関する資格について解説しました。WordPressの資格を取得することで、スキルの客観的な証明ができ、キャリアアップや案件獲得につながります。
資格を取得し、WordPressの実践スキルを高めることで、Web業界での活躍の幅を広げられます。自身の市場価値を高め、より良いキャリアを築くために、ぜひ資格取得を検討してみてください。
学習方法としては、動画サイトや書籍での独学、スクールでの専門的な学習、さらにはコミュニティを活用した実践的な学びが効果的です。スクールのコミュニティを活用すれば、疑問解決や人脈形成の機会が増え、学習のモチベーション維持にも役立つでしょう。
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