仕事に復帰したいと考えていても、「自分にできる仕事はある？」「何がしたいかわからない」と悩む30代主婦は珍しくありません。パートナーとの共働き・家庭との両立を考えると、キャリア選びは難しくなりがちです。
そこで本記事では、30代主婦が仕事について悩む原因を深堀りし、やりたい仕事を見つける具体的なステップ、30代から目指せるおすすめの職業を解説します。「自分らしいキャリアを築きたい」「手に職をつけたい」と模索している方は、ぜひ参考にしてください。
30代主婦向け｜仕事について何がしたいかわからないと感じる原因
30代の主婦が仕事において「何がしたいかわからない」と足踏みしてしまう背景には、ライフステージの変化や心理的なハードルが関係しています。本章では、30代主婦が仕事に悩む原因を紐解いていきます。
「専業主婦の期間が長く、働く自信がない」「自分はなんの取り柄もない主婦だ」と思い込んでしまっている方も、まずは悩みの原因を客観的に整理してみましょう。
キャリアのブランクと社会との接点喪失
結婚や出産によって退職し、家庭に入ったことで生じる“ブランク”は、仕事への不安を大きくさせる要因です。社会との接点喪失により、「今の自分は社会で通用しないのではないか」と自己評価を過剰に下げてしまうことがあります。
たとえば「ビジネスメールの書き方を忘れてしまった」「最新のITツールについていけるか不安」といったスキルの懸念が、やりたいはずの仕事への興味に蓋をしてしまい、結果として何がしたいかわからない状態を招いているのです。
ライフステージの変化による「自分軸」の揺らぎ
ライフステージの変化により、仕事選びの基準が「自分」から「家庭」へシフトしていることも一因として挙げられます。保育園の送迎や家事分担など、物理的な制約が増えることで「やりがい」よりも「条件」を優先せざるを得なくなるからです。
夕食の用意に間に合う残業のない仕事や、子どもの送迎に便利な場所にある職場など、条件だけで探し続けた結果、仕事への情熱や自分軸を見失ってしまう状態に陥りやすくなります。働き方の制約が多いほど、本当は挑戦したいと感じる仕事があっても一歩踏み出しにくくなるのでしょう。
職種や業界など仕事に対する知識不足
世の中にある仕事の種類や、最新の働き方に関する情報収集が不足している可能性もあります。知らない職種や業界に対しては、イメージだけで「自分には無理」と決めつけてしまい、選択肢に入ってこないからです。
たとえば、「営業職はノルマがきつい」「IT業界は理系専門」といった先入観を理由に、選択肢を狭めてしまうことも。情報不足による思い込みを捨てるだけで、諦めていたやりたいことが実現可能だと気づく場合があります。
完璧主義と「理想の仕事」への過度な期待
真面目な方ほど陥りやすいのが、失敗やミスマッチを恐れるあまり理想の条件を追い求めすぎてしまうことです。「長く続けなければ」「家族に迷惑をかけられない」というプレッシャーから、求人を見る目が極端に厳しくなってしまいます。
やりがい・家からの近さ・一定以上の給与・休みの取りやすさなど条件を積み上げすぎると、すべて合致する仕事は見つけにくいでしょう。それが結果的に「応募したい仕事がない」という状態につながっているのです。最初から完璧を求めず、優先順位をつけて柔軟に考える姿勢も大切です。
以下の記事では、自分がやりたいことを取り戻す方法を紹介しています。漠然とした不安やモヤモヤを抱えている方は、ぜひこちらもご覧ください。
「何がしたいかわからない」を脱却！やりたい仕事を見つける5ステップ
仕事で「何がしたいかわからない」という状態を脱却するには、自分の内面と向き合うプロセスが大切です。ここでは、30代主婦が自分らしい働き方を見つけるための方法を、5つのステップに分けて解説します。
求人を探す前に、ぜひ実践してみてください。
1.「やりたくないこと」リストを作成する
仕事で何がしたいかわからない場合は、逆転の発想で「これだけは避けたい」「やりたくないこと」を書き出してみましょう。“嫌い”や“ストレス”は直感的に判断しやすく、消去法で方向性を絞れるからです。
たとえば「営業職は売上目標に対して強いプレッシャーを感じる」や「土日出勤は家族との時間が減るから嫌だ」など、やりたくない理由も可視化するのがポイントです。やりたくないことを明確化するなかで、自分が心地よく働ける環境の輪郭が見えてくるでしょう。
2.「夢中になった経験」と「褒められたこと」を振り返る
過去に時間を忘れて没頭した経験や、褒められたことを棚卸ししましょう。自分では当たり前にできていることの中にこそ、他人にはない「才能」や「適性」が隠れているからです。
たとえば「PTAの資料作りが見やすいと感謝された（事務処理能力・デザイン力）」「よく相談される（傾聴力）」など、日常の経験にヒントがあります。これらを仕事に結びつけることで、成果を出せる職種を見つけやすくなるでしょう。
3.「理想の働き方」の条件を書き出す
次に、ライフスタイルに合わせた「理想の働き方」の条件を書き出し、優先順位をつけます。家庭ごとの事情に合わせて、持続可能な働き方を見出す必要があるからです。
たとえば「扶養範囲内で働くか、フルタイムで稼ぎたいか」「完全在宅か、たまには出社したいか」など、譲れないラインを決めましょう。現代は、夫婦でキャリアと家事をどうシェアするかも重要な視点です。家族と協力体制を築きながら、長く健やかに働ける条件を明確にしましょう。
4.未来の自分に手紙を書いてみる
長期的な視点を持つために、5年後・10年後の自分を想像して手紙を書いてみるのもおすすめです。目先の条件だけでなく、「どうありたいか」というビジョンから逆算することで、今やるべきことが明確になるからです。
「子どもの手が離れたとき、どのスキルを持っていたいか」「どんな姿で働いていたら自分を誇れるか」など、未来の自分に問いかけてみてください。未来の理想像を持つことで、選ぶべき仕事の基準が明確になります。
5.スモールスタートで挑戦してみる
やりたい仕事の方向性が定まったら、リスクの少ない方法でスモールスタートしてみましょう。ここでのスモールスタートとは、短期パート・アルバイトやクラウドソーシングでの単発業務などを指します。
たとえば、少ない初期投資で始められるWeb系の仕事や、短時間のパート勤務など、実際に体験してみることで「適性」や「楽しさ」を確認できます。小さく試せば失敗してもダメージは少なく、軌道修正もしやすいため、心理的な参入ハードルを下げられます。
慣れてきたら少しずつ規模を拡大したりフルタイム勤務を目指したりするのもよいでしょう。
【2025年最新】30代主婦が活躍を目指せる注目のお仕事タイプ
家計のために働きたいと思いつつ、「生活は苦しいけどパートには行きたくない」「やりがいだってほしい」という方もいるでしょう。ここでは、30代主婦が活躍を目指せる仕事をタイプ別に紹介します。
働きたくてもどのような仕事がよいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。
経験を活かせるサポート・アシスタント系
社会人経験がある方には、過去の知見を活かせるサポート業務やアシスタント職がおすすめです。30代ならではのコミュニケーション能力や、家庭運営で培ったマルチタスク能力・段取り力は、ビジネスの現場で役立てられます。
営業事務、人事アシスタント、オンライン秘書などは、ブランクがあっても即戦力として期待されやすい職種です。
誰かを支えることにやりがいを感じる方にとって、経験を活かしながらキャリアを積める働き方が叶うでしょう。
時間と場所を選ばない在宅・フリーランス系
家庭と仕事の両立を最優先したい方には、Web系の在宅ワークやフリーランスという選択肢がおすすめです。子どもの急な体調不良や学校行事、パートナーの転勤にも柔軟に対応しやすいからです。
たとえばWebライティング、Webデザイン、動画編集など、在宅で完結する仕事は豊富にあります。ほかにも、ハンドメイドグッズ販売やECサイト運営といった、小規模で始めやすい事業で起業するのも手段の一つです。
在宅・フリーランス系の仕事は、自分の裁量で仕事量を調整できるため、時間や体力を家事・育児・介護などに費やせるメリットもあるでしょう。
未経験から挑戦しやすい専門スキル系
30代からキャリアを切り拓きたい方は、未経験から専門スキルを習得するのもよいでしょう。たとえばIT・Web系の専門職種なら実力主義のため、年齢や経歴よりも「今のスキル」が評価される傾向にあります。
WebマーケターやITエンジニアなどは人材不足が続いているため需要が高く、30代未経験からでもスキルを磨けば採用されるチャンスが十分にあります。
専門的なスキルは自分の大きな強みとなり、収入の安定にもつながります。ブランクが長く働くのが怖い方も、市場価値の高いスキルを身につけることで、自信を持って社会復帰できるでしょう。
不安を自信に変えるなら女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめ
仕事において何がしたいかわからない30代の方には、スキルを学びながらキャリアの方向性を模索する方法もあります。女性向けキャリアスクールSHElikes（シーライクス）は、忙しい主婦の方も継続的に学びやすいサポート体制が充実。それぞれのライフスタイルに合った学び方で自分の「好き」を見つけることが可能です。ここでは、SHElikesがおすすめの理由を紹介します。
SHElikesなら気になる分野を好きなだけ試せる
SHElikesは、全50以上の職種スキルが学び放題です。たとえばWebデザインやプログラミング、動画編集、ライティングなど、柔軟な働き方を叶えやすいWeb系のコースが豊富に開設されています。
ほかには、Excelスキルやスライドデザインといった資料の質を高めるコース、プレゼンテーションやWebマーケティングなど、活躍の場を広げるコースも。
「何がしたいかわからない」という方こそ、幅広い分野のコースを受講するなかで自分の進みたい分野を見つけられるSHElikesがおすすめです。
コミュニティを通じて同じ悩みを持つ仲間と出会える
SHElikesは、受講生同士が交流できる機会が豊富にあります。目標を持って学ぶ仲間の存在によって、勉強やキャリア形成のモチベーションを高められるでしょう。
具体的には、テーマ別に開設されているコミュニティや、ゲストが登壇するオンラインイベントなどが挙げられます。また各拠点（東京・愛知・大阪・福岡）では定期的にオフラインイベントを実施しているため、同じ地域で共に学ぶ受講生と対面でつながることも可能です。
社会との接点が少なくなりがちな主婦の方も、SHElikesを通して多くの仲間に出会い、励まし合いながら自分のキャリアに向き合えるでしょう。
専業主婦から理想の働き方を実現させた事例
SHElikesには、専業主婦からスキルを習得してキャリアを切り拓いた受講生が多くいます。ここでは、SHElikesを活用して理想の働き方を実現した2名の事例を紹介します。SHElikesを受講して何が変わったのか、学んだスキルをどのように活かしているのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。
本音に蓋をしていた専業主婦から、子育てと両立しながら自由に働くフリーライターへ
専業主婦だった なりーさんがSHElikesに入会したのは、学生時代に憧れていた“書いて届ける仕事”にもう一度挑戦したいと思ったからでした。
学習期間は産前産後の時期だったそうですが、産前はゆるやかなペースで学び、出産にともなう休会を経た後、ライティング関連のコースを一気に受講したとのこと。家事や育児の合間にコース動画を視聴したり、子どもを寝かしつけた後に課題に取り組んだりして、無理なく学習を進めていったのです。
以前は人と比べて自分に自信がなかった なりーさんですが、SHElikesに入って視野が広がり、「そんな自分も悪くない」と思えるようになったと語っています。
未経験から5ヶ月でキャリアチェンジ！専業主婦だったわたしが南信州に貢献する“地域密着型Webデザイナー”になれた理由
パートナーの農業就労のために移住した南信州で、新しい環境に馴染めずにいた まほさん。SHElikesに入会してからは、講師からのフィードバックと改善を繰り返し、Webデザインスキルを磨いたそうです。
受講中は仲良くなった受講生とともに、制作物を送ってフィードバックし合っていたとのこと。コツコツと学習に励んだ結果、地元企業の案件を初受注。
現在まほさんは、地域密着型Webデザイナーとして活躍しています。人見知りだった以前と異なり、今では地元経営者の方々へ積極的にアプローチできるようになりました。SHElikesで出会った仲間が励みになっているそうです。
仕事での「何がしたいかわからない」を解消して、30代主婦からのキャリアを切り拓こう
30代主婦が感じる「仕事で何がしたいかわからない」という悩みは、これからの人生をより良くするためのサインです。ライフスタイルが変化する年代だからこそ、一時的な条件だけでなく、自分の「好き」や「強み」を活かせるスキルを身につけることが、理想の働き方を叶える鍵となります。
SHElikesなら、多種多様なコースを通じて、心から「やりたい」と思える仕事を見つけることができます。実際にどのようなサポートがあるのか、どのように学ぶのか気になる方は、無料体験レッスンに参加してみてください。
SHElikesで強みとなるスキルを身につけ、自分らしいキャリアを歩んでいきましょう。
