「転職活動を頑張りたいけれど、腰が重い」という方も多いのではないでしょうか。選考が思うように進まず「やる気がでない……」と感じることは少なくありません。やる気がでないまま無理して転職活動を続けると、心身ともに大きな負担になりやすいです。
そこでこの記事では、転職活動でやる気がでない原因やモチベーションを回復する方法、転職活動を効率的に進めるコツなどを紹介します。「どうすれば、もう一度やる気をだして転職活動に臨めるのだろう」と悩んでいる方は、ぜひ記事の内容を参考にしてください。
転職活動で「やる気がでない」と感じる原因とは?
転職活動中に「やる気がでない」と感じてしまうのには、いくつかの原因があります。ここでは、どのような理由からモチベーションが下がってしまうのか、主な原因を紹介します。

情報過多で何をすればいいかわからない
インターネット上にはさまざまな転職情報が溢れています。求人サイト、企業の採用ページ、転職エージェントのコラムなど、多種多様な媒体から手軽に情報を集められるのは、キャリアを変えたい人にとってメリットでしょう。
しかし、得られる情報が多すぎることで、かえって「何から手をつければ良いのか」「どの情報が自分に合っているのか」がわからなくなる可能性も。そのため、情報収集の段階で疲弊してしまい、本格的な転職活動に入る前にやる気を失うケースは少なくありません。
転職活動の準備が面倒
転職活動を進めるうえで、事前の準備は不可欠です。以下のような作業に取り組む必要があり、それぞれ時間や手間がかかるため「面倒くさい」と感じることもあるでしょう。
- 自己分析
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 企業研究
- 面接対策 など
たとえば、職務経歴書を更新する作業ひとつとっても、過去の業務内容を振り返り、具体的な成果を記述する必要があります。特に現職を続けながら転職活動をする場合は、その忙しさからストレスを抱えやすく、モチベーションが低下する可能性が高いです。
忙しく転職活動の時間がとれない
在職中に転職活動をする場合、日々の業務に追われて、応募書類の作成や面接の時間を捻出するのが難しいことも。ほかにも、育児や介護といった家庭の事情で転職活動に割ける時間が限られてしまうケースは珍しくありません。
いずれにしても、忙しい合間を縫って転職活動を進めるには、朝や夜、休日といったプライベートな時間を充てることが必要になります。その結果、「平日は疲れて何もできない」「休日は休みたい」という思いが強くなり、転職活動が後回しになってしまうこともあるでしょう。
頑張りすぎて体力的・精神的疲れが蓄積
転職活動は、自分自身を企業に売り込む活動です。そのため、選考結果に一喜一憂することが多く、精神的なストレスがかかります。書類の作成や面接対策、移動などで体力も消耗するでしょう。
特に、真面目で完璧主義な方ほど、失敗することへの恐怖から頑張りすぎてしまい、気づかないうちに心身の疲れを溜め込みやすいです。このように体力的・精神的な疲労がピークに達すると、転職活動のやる気がでなくなります。
内定が獲得できず自信喪失
転職活動でなかなか内定が獲得できない場合も、やる気を失いやすいです。面接で手応えを感じられなかったり、最終選考まで進んだにもかかわらず不採用になったりといった経験が続くと、誰でも自信を失いやすいでしょう。
「自分は社会から必要とされていないのではないか」「自分のスキルでは通用しないのかもしれない」といったネガティブな思考に陥ることで、転職活動へのモチベーションが低下します。

転職について相談できる人がいない
転職活動は、書類準備や面接対策など1人で進める作業が中心となるため、孤独を感じやすいです。特に、気軽に転職の相談ができる相手がいない場合、悩みや不安を抱え込みやすいでしょう。
「職場の同僚に話したくても、噂が広まるのが心配で相談しづらい」など、頼れる相手が限られることで、ますます心細さを感じることもあります。客観的なアドバイスを得る機会がないままだと、自分の考えだけに囚われて視野が狭まったり、自信を失ったりする可能性も高いです。
転職活動のやる気を回復させる6つの方法
一度下がった転職活動のモチベーションを回復させるのは、簡単ではありません。しかし、工夫次第では再び前向きな気持ちを取り戻すことができます。
ここでは転職活動のやる気を回復させるための具体的な方法を6つ紹介するので、自分に合ったやり方を見つけてみてください。
1.転職の目的と目標を見直してみる
まず、「なぜ転職しようと思ったのか」や「転職して何を実現したいのか」など、転職の目的や目標を改めて振り返ってみましょう。
「キャリアアップをしたい」「ワークライフバランスのとれた生活を送りたい」など、具体的な動機を再確認することで、転職活動のモチベーションを高められます。転職の目的や目標が思いだせないときは、マインドマップや紙に書きだしてみると、頭の中が整理されて明確になりやすいです。
2.現状の課題を整理する
「転職活動のやる気がでない……」と感じたら、モヤモヤとした感情の原因を探るために、まずは現状の課題を具体的に整理してみてください。課題が明確になれば、具体的な対策を立てやすくなるでしょう。ノートやスマホのメモなどに、転職活動が進まないと思われる原因を書きだしてみるのがおすすめです。
たとえば、「応募書類を作るのが面倒でやる気がでない」「面接でうまく話せないことで自信がなくなり、モチベーションが下がった」など、ちょっとしたことでかまいません。書きだすことで問題の根本原因を把握しやすくなります。
3.小さな行動からはじめてみる
いきなり大きな目標を立てて、それに向けて動こうとするとプレッシャーを感じやすいです。そのため、まずは小さな一歩からはじめてみましょう。
たとえば「求人サイトを10分だけ見る」「職務経歴欄だけ埋める」「気になった企業1社だけ応募する」など、低いハードルを1つずつこなしていくのがおすすめです。達成感を得やすくなり、徐々にやる気を取り戻せます。
4.生活リズムを整え、しっかり休息を取る
不規則な生活や睡眠不足は、体調不良や集中力の低下を招きやすく、やる気をなくす大きな原因のひとつになります。そのため、日頃から意識して生活リズムを整え、質の高い睡眠を確保することが大切です。
また、「少し頑張りすぎているかも」と感じたら、思い切って休息を取ることも重要といえます。趣味の時間を楽しんだり、友人とランチに行ったりすることで、心身のリフレッシュにつながり、前向きな気持ちで転職活動に取り組めるようになるでしょう。
5.転職のプロに相談する
転職活動に行き詰まったら、転職エージェントやキャリアアドバイザーなど、転職のプロに相談してみるのも効果的です。客観的なアドバイスを受けられたり、自分では気づかなかった強みや適性を見つけてもらえたりするメリットがあります。
話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるため、モチベーションが回復しやすいでしょう。基本的に転職エージェントでは、履歴書などの書類のブラッシュアップや面接日程の調整といった、腰が重くなる作業を代わりに行ってくれるため、やる気がでないときはぜひ活用してみてください。
6.スキルアップで自信を回復する
選考がうまくいかない原因の1つに、スキル不足が関係していることもあります。もし「アピールできるスキルがない」と感じているのであれば、興味のある分野や、転職市場で求められる人材になるための勉強をはじめてみても良いでしょう。
新しいことを学ぶことで刺激になるのはもちろん、スキルが向上すれば自分に自信がつき、転職活動へのモチベーションが高まりやすくなります。
転職活動を効率的に進めるコツ
やる気を保ちながら転職活動を乗り切るには、効率的に進める工夫も欠かせません。ここでは、転職活動をスムーズに進めるためのコツを4つ紹介します。
転職の軸を明確にする
前述したように、進むべき方向が定まらないと転職活動のやる気を失う可能性があります。そのため、まずは「転職の軸」を明確にすることが大切です。
転職の軸とは、仕事や働き方を選ぶうえで譲れない条件のこと。たとえば、以下のような点を具体的に掘り下げてみましょう。これにより目指すべき方向が明確になり、転職活動へのモチベーションを維持しやすくなります。
- 仕事を通じてどんなスキルを磨きたいか
- どんな環境で働きたいか
- 給与や勤務地、残業時間はどの程度が良いか
- 将来的にどんなキャリアを築きたいか など
また、転職の軸が定まると、自分に合う企業を効率的に探しだせるだけでなく、応募書類や面接でのアピール内容にも一貫性が生まれ、説得力が増しやすくなります。
転職活動の流れを把握しやることを整理する
転職活動をはじめるにあたって、何から手をつければ良いかわからず、結果として「やる気がでない」と感じてしまうこともあります。そうならないために、まず全体の流れを把握し、やるべき項目を具体的に整理することが大切です。
一般的に、転職活動では以下のような準備が必要になります。
- 自己分析
- 求人情報の収集
- 応募書類の作成
- 求人への応募
- 書類選考や面接
これらのステップを理解したうえで、それぞれの段階で必要なタスクをリストアップしましょう。「今週中に自己分析を終える」「明日までに求人サイトで10社リストアップする」など、目標と期限を設定すると行動しやすくなります。

スキマ時間を活用する
1日の中でまとまった時間を確保するのが難しい場合は、スキマ時間を活用するのもおすすめです。通勤時間や昼休み、会社から帰った後など、ちょっとした空き時間を有効活用しましょう。
スキマ時間を使ってスマホで求人情報をチェックしたり、面接対策の本を読んだりするだけでも、少しずつ準備を進められます。ふとやる気がでたタイミングですぐに動けるよう、あらかじめやるべきことをメモしておくと効率的に進めやすいです。
転職支援サービスをうまく活用する
「何からはじめれば良いかわからない…」と手が止まってしまったときは、転職支援サービスを頼ってみるのも1つの方法です。転職サイトや転職エージェント、ハローワークやキャリアスクールなど、さまざまな支援サービスがあります。
たとえば、転職サイトなら自分のペースで求人を比較検討できます。スカウト機能があるサービスであれば、自分から応募しなくても思わぬ企業から声がかかることもあるので便利です。
一方、転職エージェントに登録すれば、非公開求人の紹介や書類添削、面接日程の調整や条件交渉まで、手厚いサポートを受けられます。自分に合ったサービスを見つけ、転職活動を効率的に進めましょう。
「転職のやる気がでない」とお悩みの方におすすめのSHElikesとは?
「自分のやりたいことがわからず転職活動に踏みだせない」「転職に向けてスキルアップして自信をつけたい」と感じている方は、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」の利用がおすすめです。
SHElikesは、スキルを身につけられるだけでなく、モチベーションを維持しながら理想のキャリアを見つけるためのサポートが充実しています。ここでは、SHElikesの特徴やサポート内容、転職を叶えた受講生の事例を紹介します。
自身の興味を探しながらスキルアップできる
SHElikesは、全45以上の職種スキルが定額で学び放題です。たとえば、以下のようなビジネススキルや専門知識を学べる講座がそろっています。
- Webデザイン
- マーケティング
- ライティング
- SNS運用
- 動画編集 など
転職活動でやる気がでない原因のひとつとして、「興味を持てる分野を見つけられていないこと」も挙げられるでしょう。SHElikesではさまざまなコースをつまみ食い受講できるため、自分が本当に「好き」と思えることや、やりたい仕事を見つけられます。
受講はオンラインで完結するため、仕事が忙しい方でもスキマ時間を活用して無理なく学べるのが魅力です。
モチベーション維持につながるサポートが充実
SHElikeはモチベーションを維持しやすい環境が整っているので、1人で学習を進めるのが不安な方にもおすすめです。
たとえば、月に一度目標設定や振り返りをする「コーチング」が、自己効力感を高める良い機会になっているという声も!同じ目標を持つ受講生同士で横のつながりを作れる「コミュニティ」も活発です。
SHElikesでは、転職に特化した「レギュラープラン」を用意しています。経済産業省のリスキリング補助金の対象になっているため、条件を満たしている方は入会時に受講料の50%の早期還元が受けられるのがポイントです。お得にスキルを身につけられる機会なので、気になった方はぜひ以下の記事をご確認ください。


SHElikesで理想の転職を叶えた事例を紹介
実際にSHElikesを活用して、未経験から理想の転職を叶えた方々はたくさんいます。以下で2人の事例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
第二新卒での転職に成功!接客業だったわたしが業界未経験から2ヶ月でWebディレクターになれた理由 おはぎさん
入居型の老人ホームで食事の提供や運営を行っていたおはぎさん。仕事にやりがいを感じつつも、早朝から続くハードな業務に限界を感じ、転職を決意しました。そこで、元々は当時の仕事で活かせるスキルを学ぶために入会していたSHElikesを、転職活動に活用したそうです。
新しいことに興味が移りやすいというおはぎさんは、短時間で見られるレッスンや特別イベントを見てモチベーションを維持しつつ、ゆるくマイペースに勉強を続けました。職場で店舗異動の話がでたことを機に、「新しいことにチャレンジするなら今だ!」と決意し、SHElikes内の求人サービス「SHE WORKS」を通じて応募を開始。
キャリアデザインコースを受講したり、転職関連のイベントに参加したりして情報を収集し、転職開始から2ヶ月でWebディレクターとして内定を得ました。

フル出社のコンサルから半年で在宅デザイナーに転職成功!きっかけを逃さず行動を続けた私の半年間 Terakoさん
前職の会社が大好きで、産休後も復帰を考えていたというTerakoさん。しかし、産休に入り自分と向き合う時間ができたことで「本当にこのままでいいのか」という気持ちが大きくなったといいます。
そのとき、たまたま見かけたSHElikesの広告に興味を持ち、無料体験レッスンに参加。コースの豊富さと、コーチングやコミュニティといった「孤独にならない環境」に魅力を感じ、入会を決意したそうです。
Webデザインコースで身につけたスキルをすぐにアウトプットするため、受講1ヶ月目でSHEが紹介するお仕事案件に応募。その後も積極的に行動を続け、受講開始からわずか半年で、未経験からインハウスデザイナーへの転職を達成しました。現在は仕事と育児のバランスが取れた生活を送っているといいます。

転職のやる気がでないときは、小さな一歩からはじめてみよう
転職活動中に「やる気がでない」と感じるのは、珍しいことではありません。転職準備が面倒で気が重くなったり、情報が多すぎるあまり迷ったりなど、さまざまな原因が考えられます。
やる気がでなくなったときは、一度立ち止まって転職の目的を再確認し、現状の課題を整理してみることが大切です。そして、小さな行動からはじめてみることで、一歩を踏みだしやすくなるでしょう
「1人だと転職活動がなかなか進まない」「スキルを身につけつつ、手厚いサポートのもとで転職活動ができたら良いな」と感じている人には、女性向けキャリアスクールSHElikesがおすすめです。45以上の職種スキルが学べるほか、プランによってはキャリアカウンセラーの1on1や履歴書・職務経歴書のサポートなどが受けられます。
少しでも気になる方は、ぜひ一度無料体験レッスンに参加してみてください。

