結婚・出産・育児などライフステージが変化するなかで、働き方を見直したいと考える30代女性は少なくありません。とはいえ「未経験でもできる仕事は？」「家庭と両立できる職種ってあるの？」と悩む人も多いでしょう。
そこで本記事では、30代女性におすすめの職種11選をピックアップしました。転職を成功させるためのポイントや注意点、未経験から挑戦するコツもわかりやすく解説します。30代から自分らしいキャリアを築きたいと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
30代女性の転職におすすめの職種11選
まずは、30代女性の転職におすすめの職種を11選を紹介します。
未経験でも挑戦しやすい職種もあるので、転職を考える際の参考にしてみてください。それぞれ順番に解説します。
1. 事務職
事務職は電話や来客の対応、書類の作成や整理、データ入力といった社内の事務作業を行います。業務内容がある程度決まっており、かつ残業も少ない場合が多いためワークライフバランスを取りやすく、女性人気が高い職種の一つです。応募先によっては競争率が高い可能性も。
資格よりも実務経験が重視される傾向にあるため、即戦力につながるスキルをアピールできるといいかもしれません。基本のパソコンスキルやタスク管理能力など、社会人としての最低限のスキルが必要な点も理解しておきましょう。
2. 営業職
営業職は、顧客のニーズに応じた会社の商品やサービスを提案し、売上を作る仕事です。事務職と同様に求人数が多い傾向にあります。成果が数字として表れるため、実績が評価にも反映されやすく、やりがいも感じやすいでしょう。営業成績による歩合制を採用している企業もあります。
特に保険業界や不動産業界などの営業職は人材が不足している傾向にあるため、未経験でも比較的転職がしやすいでしょう。必須の資格はありませんが、対人がメインの仕事のためコミュニケーション能力は欠かせません。
3. 介護職
少子高齢化の日本では、介護職は人手不足の傾向にあります。特に今後ますます需要の高まる介護職は、比較的転職しやすいです。
介護にまつわる資格は多くありますが、なかには資格がない未経験者でも応募できる求人も。介護のサポート業務をしながら、介護関連の資格取得を目指してスキルアップする人も多いようです。ライフステージの変化に柔軟に対応できる施設も多いので、働きやすい職場を見つけられるでしょう。
4. 販売職
販売職も未経験からでも始めやすい仕事です。仕事内容は、商品の陳列や在庫管理、売上の確認、スタッフのシフト調整など多岐にわたります。マネジメント業務に携わるポジションにつくと、業務を通じて経営視点も自然と身につくでしょう。
接客を通じて直接お客様の反応を見られるため、やりがいを感じやすい点も魅力の一つです。興味のある分野の商品・サービスを扱う職場を選べば、未経験でも志望動機に説得力が生まれやすくなります。自分の得意分野や好きを生かしたい人におすすめの職種です。
5. ネイリスト
ネイリストは、技術を身につければ自宅サロンや出張施術など柔軟な働き方が可能な職種です。子育て中の女性でも、自分のペースで仕事を進めやすく、家庭と両立しながら収入を得られる点が支持されています。
お客様のニーズに合ったデザインを提案し、完成後の反応を間近で感じられることが、大きなモチベーションになるという声も。開業を目指す場合は、資格取得に加えSNSを活用した集客やサービスの差別化がカギになります。働き方の選択肢を増やしたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
6. Webマーケティング
Webマーケティングとは、Webの仕組みを使って商品やサービスが売れる仕組みを作ることです。デジタル化が進んだ今、広告やコンテンツ作成などマーケティングの手法はさまざまで、業務内容も多岐にわたります。
必要な資格は特にありませんが、WebやSNSなどの幅広い知識があるとアピールポイントになりやすいです。戦略を練ったりデータ分析を通して改善を繰り返したりと、ロジカルに考えながらコツコツと作業ができる人に向いています。
7. Webライター
Webライターの主な仕事は、Webサイトに掲載する記事を執筆することです。資格や経験がなくても比較的始めやすいので、文章を書くことに抵抗がなければ挑戦してみる価値はあります。
基本的にパソコンとネット環境が整えば仕事ができることから、時間や場所に縛られない働き方が叶いやすいです。そのため、ライフスタイルが変わった30代から始める女性も多くいます。在宅で柔軟な働き方を叶えたい人におすすめの仕事です。
8. ITエンジニア
ITエンジニアは、システムの設計に携わる業務をメインに行います。具体的にはクライアントの依頼に基づき、システムの設計や構築、運用のサポートなどをするのが役割です。ITエンジニア職に就くには、プログラミングやITに関する知識の習得が欠かせません。
専門スキルを学ぶ必要がありますが、身につければ長く働き続けられるほか、需要の高まりから人材不足なため「未経験OK」の求人も多く見かけます。これからスキルアップしたい人や手に職をつけたい人におすすめの仕事です。
9. Webデザイナー
Webデザイナーの仕事は、クライアントの要望に合わせてサイト設計やデザインを行うことです。クリエイティブ制作に携わる職種のため、Webデザインの知識やデザインツールの操作スキルなどが求められます。特に企業のWebサイト活用が当たり前となった今、そこそこの需要が見込まれるでしょう。
ただし、資格取得が必須の職種ではないため、未経験からでもスキルを身につければ転職も不可能ではありません。ものづくりが好きな人やクリエイティブな職に就きたい人は、挑戦してみても良いでしょう。
10. Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの企画や制作、運用を担当するのが仕事です。クライアントとの打ち合わせでサイトの方向性を決め、必要なスタッフを選定したりコンテンツの品質管理をしたりと、仕事の内容は多岐にわたります。
必須のスキルはありませんが、複数の案件を同時に動かすこともあるので、スケジュール管理能力が欠かせません。制作に関わる人との密なやりとりが仕事の質に影響することから、コミュニケーション能力もあると活躍しやすいでしょう。
11. 動画編集者
動画編集者の仕事は、SNSや広告などにアップする動画を制作することです。最近はYouTubeやTikTokなど動画の投稿をメインとしたSNSが浸透しているほか、動画を広告に活用するケースも増えており、需要の高い職種といえます。
ただし「動画編集者」とひと言でいっても、企画や撮影、編集など、関わる範囲により業務内容はさまざま。編集作業のみならパソコンがあれば自宅でもできるので、ライフステージの変化を迎えることが多い30代女性にとっては嬉しいポイントでしょう。将来性のある業界で働きたい人は、ぜひ選択肢に入れてみてください。
30代女性は必見！仕事選びのポイント
30代女性におすすめの職種を紹介しましたが、そのなかでも自分に合った仕事を見つけるには以下3つのポイントを押さえておく必要があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
キャリアアップが望めるか
将来の成長を見据えて転職するなら、キャリアアップの仕組みが整っている職場かどうかを確認しておきたいところです。たとえば、定期的な評価制度がある企業や、資格取得支援や研修制度が用意されている企業は、成長意欲を持つ人にとって働きがいがあると予想されます。
昇進のチャンスがある職場なら、将来のキャリアステップをイメージしながら、モチベーションを高く維持して働けるかもしれません。求人票を見る際は、キャリア支援の有無や過去の昇進事例に注目してみてください。
これまでの経験が生かせるか
転職先を選ぶ際は、これまでの職歴やスキルをどのように生かせるかを見極めることが大切です。たとえば営業経験がある人なら、コミュニケーション力や提案力が求められる異職種で力を発揮できる可能性も。特に販売業やコンサルタントなど、人とのやりとりが欠かせない職種と相性が良いといえます。
一見関連性のない異業種でも、これまで身につけてきたスキルが生かせる場合が多いです。まずは、自分が得意としてきたことを棚卸しし、応募先にどう貢献できるかを整理してみましょう。
ワークライフバランスを実現できるか
転職先を選ぶ際は、家庭や自分の時間も大切にできる働き方が可能かを見極めることが大切です。特に30代は、結婚や出産・育児・介護といったライフイベントが重なりやすい時期でもあります。
在宅勤務や時短制度、フレックス勤務など、勤務形態が選べる職場なら無理なく続けやすいでしょう。求人を見る際は「制度があるか」だけでなく、「実際に活用されているか」もチェックし、自分の理想に合う働き方を見つけてみてください。
30代の女性が転職する際の注意点
女性に限らず、30代で転職する場合は以下のケースを考慮しておく必要があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
年収が下がるケースがある
特に異業種や未経験の職種にチャレンジする場合、これまでのキャリアが評価されにくく、初年度の年収が下がる可能性があります。契約社員でスタートする場合、あるいはボーナスや福利厚生が制限される企業を選んだ場合、生活水準に影響が出ることも。
ただし、実績を積めば昇給のチャンスも十分にあります。転職先の給与水準だけで判断せず、仕事内容や働きやすさも含めて「長期的に見て納得できるか」を基準に検討してみてください。
転職活動が長期化することも
30代の転職では、企業側から即戦力を求められるケースが多く、未経験職種への応募は選考が通りにくくなることがあります。また、ライフスタイルや家庭との両立を重視する分、希望条件が絞られてしまい、理想の求人に出会うまで時間がかかることも少なくありません。
焦って条件を妥協すると後悔につながるため、あらかじめ長期戦になる可能性を想定しましょう。できるだけ余裕あるスケジュールを立て、転職活動を進めるのがおすすめです。
30代女性が転職を成功させるコツは？
30代女性が転職を成功させるコツは、以下の通りです。
それぞれ確認していきましょう。
転職の目的を明確化する
転職そのものが目的になってしまうと、希望の転職を叶えることは難しいでしょう。「なぜ転職しようと思ったのか」「転職したあとにどんなビジョンを描いているのか」を明確にすることが、転職を成功させるポイントです。具体的には、以下の点を整理してみるといいでしょう。
- 転職先に求める条件を考える（例：仕事内容、給与、人間関係、スキルアップ、将来性など）
- 転職先に求める条件の優先順位を決める
- 転職して1～3年後にどうなっていたいのか考える（例：マネジメントに挑戦する、年収アップなど）
目的が明確になれば、自ずと転職先に求める条件も見えてきます。理想の転職先を見つけるためにも、まずは転職の目的を言語化してみてください。
これまでの経験や実績、スキルを整理し自己分析する
30代の転職を成功につなげるためには、これまでに培った経験や実績、スキルが大きなポイントになります。まずはそこを書き出し、整理するところからはじめましょう。特に30代の転職で重視したいのは、違う職場でも生かせるポータブルスキルです。ポータブルスキルには以下のようなものが挙げられます。
- コミュニケーション能力
- プレゼンテーション能力
- 問題解決能力
- 論理的思考力
- 交渉力
- 自己管理能力
- マネジメント能力
たとえ経歴に自信がなくても、仕事を通して身につけてきたものは必ずあるはずです。キャリアの棚卸しをして自分の強みや苦手なことを明確にしてみてください。応募先の選定や面接時のアピールに生かせるでしょう。
転職理由を言語化する
転職活動の採用面接では、転職理由を尋ねられることがほとんどです。企業が転職理由を確認するのは、企業とのマッチ度や人柄などを把握する意図や、同じ理由で転職されてしまうリスクを避けるためといった理由があります。
明確な転職理由を面接で話せるよう準備しておくと、企業側に不安を与えることなくアピールできるでしょう。採用にはコストがかかるため、企業側はできるだけ長く働いてくれる人材を採用したいと考えるものです。転職理由がネガティブな場合も言い回しを工夫し、ポジティブな理由に言い換えるよう検討してみましょう。
必要なスキルを身につける
未経験職種への転職を目指すなら、業務で必要なスキルを身につけることも大切です。専門知識を身につけるなどスキルアップしてから転職活動をすると、採用の確率が高まるかもしれません。
資格取得を目指して勉強する、セミナーを受講する、スクールに通うなど、学ぶ方法はたくさんあります。学習意欲を示せれば、仕事に対する意欲や向上心のアピールにつながることも。とはいえ、新たにスキルを身につけるのは時間も労力もかかるものです。効率良くスキルアップしたい人には、キャリアスクールの活用をおすすめします。
たとえば女性向けキャリアスクールSHElikes（シーライクス）では、45以上の職種スキルが学習可能です。スタンダードプランなら、スキルの習得に加えてキャリアカウンセラーによる転職支援もあります。転職に向けた総合的なサポートが受けられるので、気になる人はぜひ体験レッスンへお越しください。
適した求人サイトを活用する
自分に合った求人サイトを利用することも、転職を成功させるうえで重要なポイントです。たとえば希望の業界が決まっていないなら、幅広いジャンルを取り扱う総合求人サイトを活用しましょう。女性向けの転職サイトは、文字通り女性が活躍する企業が求人を多く出しているので、参考になる転職事例も見つけられるかもしれません。
求人サイトとは少し異なりますが、スクールのお仕事紹介を活用するのもおすすめです。たとえば、女性向けキャリアスクールSHElikesが運営するSHEWORKSで、身につけたスキルをアピールして未経験転職を叶えた女性がたくさんいます。
以下の記事では、SHEWORKSで未経験転職を叶えた女性の体験談をまとめていますので、気になる人はぜひ一度チェックしてみてください。
【成功事例】30代から未経験転職に成功した女性たち
実際に、30代から未経験でWeb・IT系に転職した女性の事例をチェックしていきましょう。
気になる職種の事例だけでもぜひ覗いてみてください。
営業からマーケティング職に | みやななさん
保険会社の営業として長く働いていたみやななさんは、ずっとマーケティング職に憧れていたそう。社内公募に挑戦するも叶わなかったことをきっかけに、本腰を入れてマーケティングを学び始めました。その結果、未経験からマーケティング職への転職に成功！新しい環境で頑張っているといいます。
フル出社のコンサルから在宅デザイナーに｜Terakoさん
産休を機に自分と向き合う時間が増えたTerakoさんは、復職を目前に今の働き方で子育てとの両立ができるか不安になったそう。せっかくなら好きなことを仕事にしたいと思い、興味のあるデザインが学べるSHElikesに入会します。副業でWebデザイナーとして働き始めた企業から会社員のオファーがあり、未経験転職に成功しました。
超激務の会社員からWebディレクターに｜ゆうゆさん
自分の強みがわからず不安を抱えていたゆうゆさん。スキルを身につけるべく、SHElikesに入会します。そこで、人を巻き込んで推進するのが好きだと気づき、Webディレクター職への転職が目標に！スクール内で身につけたスキルをアピールしたところ、Webディレクターとして採用されました。
30代女性の転職に関するよくある質問
最後に、30代女性の転職に関するよくある質問をまとめました。疑問点の解消にお役立てください。
30代女性で既婚・子持ちの場合の転職は厳しい？
家庭を持つ30代女性の転職は、時間や働き方に制約があるぶん、選考時に不利になると感じやすいかもしれません。しかし近年は、在宅勤務や時短勤務など多様な働き方を取り入れている企業も増え、子育てとの両立を支援する制度も整いつつあります。
重要なのは、自分の状況を正直に伝えたうえで、仕事への意欲や働く覚悟を言葉にして伝えること。まずは「家庭と両立できる環境があるか」を軸に、企業研究を丁寧に行いましょう。
30代でブランクがある場合でも転職できる？
育児や介護などで仕事を離れていた期間がある場合でも、転職は十分に可能です。面接時の自己PRでは、「なぜブランクが生じたか」だけでなく「今後どう働きたいか」を明確に伝えましょう。復職支援に力を入れている企業やサービスを活用しながら、前向きに取り組んでみてください。
30代女性におすすめの手に職系の仕事は？
将来の安定を考えるなら、スキルを身につけて長く働ける「手に職系」の仕事は心強い選択肢です。たとえば、ネイリストやWebデザイナー、ITエンジニアなどは未経験からでも始めやすく、働き方の自由度も比較的高いのが特長です。
まずは自分の興味やライフスタイルに合った分野を見つけ、通信講座やスクールなどでスキルを磨いていくとよいでしょう。
30代女性が新しい仕事をはじめるのは遅い？
30代からのチャレンジに不安を感じる人は多いですが、社会人経験や人生経験を生かせる場面も多くあります。特に30代は柔軟性と責任感のバランスが評価されやすく、新しい分野でも活躍できる可能性は十分にあるでしょう。
実際に、未経験からスキルを習得して活躍している人も増えています。まずは興味のある分野をリサーチし、小さな一歩を踏み出してみましょう。
30代女性が転職するならSHElikesがおすすめ！
30代からの転職では「未経験でも挑戦できる？」「家庭と両立できる働き方はある？」といった不安を抱える人も多いはず。そんな女性におすすめなのが、未経験からのキャリアチェンジをサポートしてくれるSHElikesです。
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