ECサイトの構築・運用を行う際の選択肢としてShopifyがあります。Shopifyは簡単にECサイトが作れるサービスとして話題となっているものの、初めて利用する場合は使い方に困る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、Shopifyの使い方を徹底解説します。ストア開設までの流れを画像付きでわかりやすく説明しているので、初心者の方でも1つ1つ手順をふみながらECサイトの構築が可能です。また、Shopifyの特徴や機能、料金プランなどの概要も解説します。
Shopifyの使い方は難しい?
ShopifyはECサイト構築に関する専門的なスキルがなくても簡単に作れる仕組みになっており、使い方は比較的簡単です。
具体的な手順としては、公式サイトにてメールアドレスを登録し、設定ガイドに沿って必要な項目の入力や設定を行うことでECサイトが構築できます。本記事では、Shopifyの使い方としてECサイトの開設手順を画像付きで詳しく説明します。
Shopifyの主な機能と特徴
ShopifyでECサイトを構築・運用する際に活用できる主な機能と特徴を10個紹介します。Shopifyの構築を始める前にどんな機能が使えるか知っておくことで、ショップ運用のイメージが持てるでしょう。
プロフェッショナルなオンラインストアの構築
Shopifyの主要な機能の1つに、ショップの作成があります。アカウントの登録とテンプレートの選択、販売する商品の追加をすることで、簡単にECサイトの開設が可能です。
Web上でECサイトを立ち上げる場合、従来ならプログラミングを活用し、サイトを構成からおこなう必要がありました。一方で、Shopifyでは情報の登録やテンプレートの選択でECサイトの土台が完成するため、専門的なサイト制作のスキルがなくてもECサイトの作成が可能です。
豊富なアプリストア
Shopifyはアカウント登録時に使用できる機能に加えて、アプリをインストールすることでさまざまな機能が追加できます。インストールできるアプリの種類は豊富なため、好みのものを選んでカスタマイズ可能です。
たとえば、日本では配送時間や配送日時の指定を行う場合が多いため、配送日時の指定ができる機能を追加するアプリもあります。アプリはShopifyの管理画面から検索可能で、簡単にインストールできるのも特徴の1つです。
ショッピングカート機能
Shopifyには、ショッピングカート機能があります。リアル店舗で買い物かごに商品を入れるように、ECサイト内でも欲しい商品を架空のカートに入れて保存可能です。合計金額の確認がしやすく、決済をまとめて行えるため便利な購入体験を叶えることができます。
支払いゲートウェイの統合
支払いゲートウェイとは、ECサイトで発生する決済をクレジットカードで行う際に、電子的な支払いとして受け入れるための承認システムです。クレジットカードをオンライン上でやりとりする場合、カード番号や名前などの個人情報をそのまま読み取ると、ハッキングなどの被害にあった際に個人情報が漏れる恐れがあります。
支払いゲートウェイの統合が可能になると、個人情報が暗号化され顧客と販売者の間で安全に取引できます。Shopifyでは支払いゲートウェイの統合により、安全に顧客の支払い情報を管理できる点が特徴的です。
オーダー管理
Shopifyに搭載されているオーダー管理機能は、ショップの運用がしやすい便利な機能の1つです。オーダー管理は、注文管理画面と商品管理画面の2つからできます。
注文管理画面では注文の確認から、顧客情報、決済状況や発送状況まで確認できます。オーダーが発生してから顧客のもとに商品が届くまでの状況が、1つのページに集約されており管理しやすい点が特徴的です。
商品管理画面では、商品の追加から在庫の確認ができます。オーダーに応じて在庫数量が自動的に減る仕組みで、品切れの場合は自動で販売停止するなど、オーダーや在庫管理がしやすい機能となっています。
モバイル対応
Shopifyには、モバイルコマースのプラットフォームがあります。ECサイトはレスポンシブ対応しており、スマートフォンでショップにアクセスすると自動的に最適なレイアウトに調整されます。
パソコンとスマートフォンでは画面の大きさや縦横比が違うことから、一般的にECサイトを構築する際は見え方の違いを調整するために設定が必要です。Shopifyは、そういった設定をせずともモバイルに対応しているため使いやすいと言えます。
SEO最適化
Shopifyでは、SEOの最適化が可能です。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。検索ユーザーが求める有益なコンテンツを提供し、GoogleやYahooなどの検索サイトで検索結果の上位表示を狙うマーケティングの手法です。
たとえば、「タイトルタグ」「メタディスクリプション」の編集や、alt属性(画像の代替テキスト)の設定など、SEO最適化を目的とした機能を備えています。SEOを最適化することで検索エンジンからの顧客の流入が見込め、より多くのユーザーにECサイトを見つけてもらえる可能性が高まるでしょう。
レポートと分析
Shopifyでは、さまざまな数値をレポートとして出力し、分析できる機能があります。管理画面の中にあるストア分析ページでは、販売合計や注文総数などの売上に直結する項目から、顧客の具体的な行動を数値化したコンバージョン数、アクセス数などの項目まで確認できます。
単に数値が羅列されているわけではなく、数値とともにグラフで表示されているため、分析がしやすい点が特徴的な機能です。ECサイトでショップを経営する際に、売上を伸ばす戦略を立てる手助けとして活用できます。
多言語対応
Shopifyは世界170ヶ国以上で利用されており 、多言語に対応しています。日本語で構築したECサイトでも、多言語対応により海外に向けての販売が可能です。国境を越えたECサイトの構築ができるため「越境EC」とも呼ばれています。
また、アプリを導入すれば、多言語対応に加えて多通貨・海外配送にも対応できる点も特徴です。Shopifyは海外に向けて販売を拡大したい方や、ターゲットを国外に設定する場合にも活用できます。
セキュリティと信頼性
Shopifyはセキュリティがしっかりしているサービスです。Shopifyで利用できるサーバーはPCI DSSやISO27001など、第三者機関から審査を受けて安全であることが認証されています。Shopifyはセキュリティ面での安全性が担保されているので、安心して利用できるでしょう。
ECサイトの運用では顧客の名前や住所などのプライバシーに関わる情報を扱います。情報漏洩などの観点からサーバーのセキュリティは万全である必要があり、セキュリティ対策は必須と言えるでしょう。
Shopifyのサイト開設手順
ShopifyでECサイトを作成するにはメールアドレスの登録などの設定が必要です。Shopifyの使い方の一部としてサイト開設手順を説明します。
- メールアドレスを登録する
- 最初の商品を追加する
- オンラインストアをカスタマイズする
- カスタムドメインを追加する
- 共有するデータの詳細を追加する
- ストア名を決める
- Shopifyペイメントを設定する
- 配送料を設定する
- ストアのパスワードを解除する
- プランを設定する
メールアドレスを登録する
まずはメールアドレスを登録します。Shopifyの公式サイトにアクセスしましょう。該当箇所にメールアドレスを入力し「無料体験をはじめる」をクリックします。下記の3つの質問が表示されるので、該当するものを選択して次に進みましょう。現時点で選べない場合はスキップの選択が可能です。
質問に答え終わったら、事業の所在地(国)の選択をします。最後にShopifyアカウントの作成を行なって初期設定は終了です。再度メールアドレスの設定を行うと管理画面に移行します。「メールアドレスにサインアップ」を選択すると、この時点でパスワードの設定が必要です。
管理画面のトップページには「設定ガイド」があります。設定ガイドとは、ECサイトを公開するまでに必要な設定を漏れなく行うための項目一覧です。設定ガイドに沿って登録をすることでスムーズにECサイトの開設ができます。
設定ガイドとは?8つの項目まとめ
設定ガイドは9個の項目(※)から構成されています。本記事では、初めてShopifyでECサイトを立ち上げる方でもわかりやすいよう、設定ガイドに沿ったECサイト開設手順を説明します。設定ガイドは以下の項目で構成されています。
- オンラインストアを設定する
- 最初の商品を追加する
- オンラインストアをカスタマイズ
- カスタムドメインを追加
- 共有するデータの詳細を追加する
- ストア設定
- ストア名を決める
- Shopifyペイメントを設定
- 配送料を設定
- オンラインストアを公開
- プランを設定
- ストアのパスワードを解除
※アカウントの登録方法によっては、項目数が異なる場合があります。
それぞれの項目には、該当の設定画面に飛ぶリンクつきのボタンがあるため、設定ガイドに沿って設定すると漏れなく情報の入力ができます。
入力が完了すると該当の項目にチェックが入るため、ECサイト解説までに必要な手順のどこまでが完了しているのか把握できて便利です。次に設定画面の各項目について画像付きで解説をします。
2.最初の商品を追加する
「商品を追加」をクリックすると、商品管理画面に進みます。1つの商品を登録するために入力が必要な項目は下記の8つです。
- タイトル(商品名)
- 説明
- メディア(商品画像)
- 価格設定
- 在庫・数量
- 配送
- バリエーション
- 検索結果
それぞれの項目は下記のような入力フォームで構成されています。実際にShopifyを用いて販売をする際に「どれくらいの情報を用意しておけばいいか」のイメージが持ちやすくなるでしょう。
タイトル(商品名)・説明
タイトル欄には商品名を簡潔に入力しましょう。説明欄に商品の詳細を書くことで、商品の魅力を伝えることができます。強調したい部分に太文字を使うことや文字色を変更するなどの工夫をするといいでしょう。
説明欄では画像の挿入もできるなど、比較的自由に商品の詳細を書くことができます。こうした細部まで自由度が高い点でも、Shopifyは使い勝手がよいと言えるでしょう。
メディア(商品画像)
メディア欄からは商品のビジュアルが登録できます。画像のほかに動画もアップロード可能です。「新規アップロード」からは、パソコンに保存されている画像や動画がアップロードできます。
「URLから追加」をクリックすると、Web上でアップされている画像のURLやYouTubeのURLが挿入可能です。画像と動画を用いて、顧客に商品の魅力を伝えられます。
価格設定
価格設定欄では、商品の販売価格や商品を販売するまでにかかる費用の入力ができます。商品の割引を行う場合は「価格」に値引き後の価格を、「割引前価格」に定価を入力します。そうすることで、顧客がECサイトにアクセスしたときに、いくら値引きがあるのかがわかるように表示されるので便利です。
「商品1点あたりの費用」を入力すると、ストア管理画面で売上の管理に加えて利益まで管理できます。税や配送に関する料金は他の項目で補えるため、材料費や人件費などの「商品を販売するまでに必要な費用」を入力するといいでしょう。
在庫・数量
在庫・数量欄では、商品の在庫数を入力し、設定が必要な項目をチェックします。在庫切れ時の販売有無・SKUやバーコードに関する設定が必要な場合は設定しておきましょう。
SKUとは最小管理単位のことで、商品の在庫や売上を管理するときに役立ちます。たとえば、1つのバックを販売するにあたって色違いを3つ販売するときは「バッグ(青色)」「バッグ(赤色)」「バッグ(緑色)」のように、3つのSKUで構成されます。
1つのバッグに対してSKUで識別することで、どの色がよく売れるか分析できたり、在庫管理がしやすくなったりするなど、商品管理が正確にできるようになるのです。SKUはバリエーション欄で設定する必要があり、設定した文字を「在庫・数量」に入力します。
配送
配送欄では、商品の販売に必要なデータの入力が可能です。重量を入力しておくことで、配送料を自動で計算します。重量の単位は「ポンド」「オンス」「キログラム」「グラム」の4つから選べます。料金に関わるデータのため、正確な数値の入力が必要です。
海外での販売を見据えている場合は「関税情報を追記」をクリックして、情報を追記しましょう。
バリエーション
バリエーション欄では、商品に関する詳細の情報を追加できます。追加できる情報は下記の4つの項目です。
- サイズ
- 色
- 素材
- スタイル
たとえば、S・M・Lの3サイズ、白・黒の2色展開しているTシャツを登録するとします。サイズ、色の欄に必要な情報を入力することで、下記のような画面が表示されます。
商品のカテゴリー別に「価格」「販売可能数量」「商品の販売ステータス」「SKU」「バーコード」の入力が可能です。ここでSKUを設定して販売・数量欄にも反映させることで、商品のカテゴリー別に在庫管理ができるようになります。
検索結果
検索結果欄では、顧客が検索機能を使用した際に検索結果として表示される情報を設定できます。商品の詳細を入力する説明欄との違いは、検索結果に表示されることを考慮して端的に魅力が伝えられる表現が必要である点です。限られた字数で商品の魅力が伝わるよう、工夫して情報を入力しましょう。
3.オンラインストアをカスタマイズする
「オンラインストアをカスタマイズする」では、デザインテンプレートを選んでECサイトのビジュアルを決めます。「テーマをカスタマイズする」をクリックしましょう。販売チャネルの「オンラインストア>テーマ」の画面が反映されます。
テーマライブラリーの「テーマを追加」をクリックすると、豊富な種類のデザインテンプレートからテーマの選択が可能です。
テーマの変更方法は、下記の記事で詳しく解説しています。無料版・有料版の違いから、テーマを選ぶためのポイント、おすすめのテーマまでShopifyのテーマに関する情報を網羅的に解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
テーマを選んでから細部のデザインをカスタマイズしたい場合は、カスタマイズもしくは左横の「…」をクリックします。画像の変更やデザインの仕様変更など、自由にカスタマイズ可能です。カスタマイズ方法の詳細は、下記の記事で解説しています。
関連記事:「KW:Shopify カスタマイズ」の記事を挿入
4.カスタムドメインを追加する
「カスタムドメインを追加する」では、独自ドメインへの変更ができます。ドメインは、インターネット上の住所のことであり、URLに含まれます。Shopifyのアカウントを生成した時点では、「〇〇.myshopify.com」というドメインが割り振られます。(画像の6e7602-3.myshopify.comにあたる)
独自ドメインを購入・設定することは必須ではないものの、設定しておくと顧客から認知してもらいやすく、覚えてもらいやすいのでおすすめです。「ドメインを追加」をクリックすると、設定画面の「ドメイン」のページに飛びます。
独自ドメインを設定する方法は下記の2つです。
- 新しいドメインを購入する
- 既存のドメインを接続する
独自ドメインを持っていない場合は、Shopifyで購入可能です。「新しいドメインを購入する」から独自ドメインの取得と購入の手続きを行いましょう。既存のドメインを持っている場合は、既存のドメイン検索、接続することで独自ドメインに設定します。
5.共有するデータの詳細を追加する
「共有するデータの詳細を追加する」をクリックすると、販売チャネルの「オンラインストア>各種設定」のページに飛びます。ここでは下記の7つの項目についての設定が可能です。
- タイトルとメタディスクリプション
- SNSでシェアする画像
- Googleアナリティクス
- Facebookピクセル
- お客様のプライバシー
- パスワード保護
- スパム保護
それぞれの項目について詳しく解説します。
タイトルとメタディスクリプション
「タイトルとメタディスクリプション」では、検索エンジンで検索結果としてECサイトが表示された場合のタイトル・ディスクリプションを設定します。検索エンジンからの集客を狙う場合は設定が必須です。
SNSでシェアする画像
「SNSでシェアする画像」では、ECサイトを外部で共有した際の表示を設定します。画像、タイトル、メタディスクリプションを設定することで、SNSでECを共有したときにショップの世界観を表現できます。
Googleアナリティクス
「Googleアナリティクス」では、ShopifyとGoogleアナリティクスを連携できます。Googleアナリティクスとは、ECサイトにアクセスした顧客の分析を詳細に行えるWeb解析ツールです。
Shopifyのストア分析機能では売上や決済方法など販売に関する分析のみができますが、Googleアナリティクスではサイトにアクセスした顧客の属性や行動を分析できます。より詳細な分析をしたい場合は、Googleアナリティクスの設定も行いましょう。
Facebookピクセル
「Facebookピクセル」では、Facebook広告の宣伝効果を測定するのに必要なコードであるFacebookピクセルの設定ができます。Facebookと連携して集客をする場合には、Facebookピクセルの設定まで行いましょう。
お客様のプライバシー
「お客様のプライバシー」では、顧客の追跡データの使用について顧客に確認を取るように設定できます。欧州経済地域とイギリスを含むヨーロッパでは「欧州連合の一般データ保護規則 (GDPR)」という規則が存在します。
そのため、データを追跡する前に顧客の同意が必須です。また、米国の一部の州でも同様の規則があり設定が必要になります。日本での販売に限るなら詳細な設定は必要ないですが、海外向けに販売を考えている場合は設定しましょう。
パスワード保護
「パスワード保護」では、登録のアカウントにアクセスできるユーザーを制限できるよう、パスワードの設定が可能です。ECサイトが完成する前の状態で顧客がサイトにアクセスするのを制限したい場合や、限定販売のようにパスワードを知っている顧客のみサイトに招待したい場合に「パスワード保護」の機能が使えます。
スパム保護
「スパム保護」では、スパムや不正行為から保護するための設定ができます。Shopifyで構築したECサイトには、スパム対策のためのGoogle reCATCHA(リチャプチャ)が使用可能です。
上記の画面で各項目にチェックを入れることで、お問い合せフォームで入力した際にスパムを弾く質問を自動で設置し、不正行為から保護するような設定ができます。
6.ストア名を決める
「ストア名を決める」をクリックすると、設定画面>ストアの詳細ページに移行します。ECサイトの名前でもあるストア名を設定しましょう。
そのほか、ストアの基本情報について入力可能な項目は下記の通りです。
- 請求情報(住所)
- ストア通貨
- タイムゾーンと測定の管理
- 注文IDの形式
開設時に設定可能なものは、ストア名とともに入力しておきましょう。
7.Shopifyペイメントを設定する
「Shopifyペイメントを設定する」では、Shopifyの公式決済サービスの導入設定ができます。Shopifyペイメントを使用した場合、取引手数料や入金手数料が無料です。そのため、ECサイトの運用コストが抑えられるというメリットがあります。
「Shopifyペイメントに移動」をクリックすると、設定画面>決済ページに移行します。「Shopifyペイメントを有効にする」をクリックすることで、決済サービスの設定は完了です。
また、同ページではPayPalやAmazon Payなど他の決済サービスに関する設定もできます。必要に応じて設定しましょう。
8.配送料を設定する
「配送料を設定」では、配送元の住所設定や配送料金の設定が可能です。該当のボタンをクリックすると、設定画面>配送と配達のページに移行します。
配送料はお買い上げ金額や商品の重量に応じて設定できます。またアプリをインストールすれば、委託先の配送業者の送料をもとに配送料を決めることも可能です。
9.ストアのパスワードを解除する
「ストアのパスワードを解除する」では、Shopifyで作成したECサイトに誰でもアクセスできるようアクセス制限を解除することができます。上記の画面で「パスワードを使用して訪問者のアクセスを制限する」の左横にあるチェックボックスを解除すると、Web上に公開されたECサイトが誰でも閲覧できる状態になります。
パスワードの解除をしなかった場合、ECサイトに訪問した顧客はパスワードの入力が求められます。パスワードを知っている方にのみアクセスを制限する場合は解除の必要はありません。
上記の方法以外にも各種設定画面の上部に画像のような表記がある場合は、「パスワードの削除」からECサイトへのアクセス権限を解除できます。ECサイトが誰にでもアクセスできる状態まで準備ができたら、パスワードの解除を行いましょう。
10.プランを設定する
「プランを設定する」では、使える機能などの違いごとに5つの料金プランから選択する必要があります。無料体験中はプランを選択していない状態でも管理画面にアクセス可能です。ECサイトをWeb上に公開する際や、無料体験後も引き続きShopifyを使用する場合は、プランを選択しておく必要があります。
Shopifyの料金プラン
Shopifyの料金プランは6つあり、それぞれの料金プランは以下の通りです。*1
料金プラン | 1ヶ月あたりの料金 | 日本円換算すると (※1ドル=149.73円で計算) |
---|---|---|
スターター | 5ドル | 約750円 |
ベーシック | 33ドル | 約4,950円 |
リテール | 89ドル | 約1万3,000円 |
スタンダード | 92ドル | 約1万4,000円 |
プレミアム | 399ドル | 約6万円 |
Shopifyplus | 2,000ドル | 約30万円 |
*1:Shopify「まずは無料でお試しいただき、その後も3か月間月額$1でご利用いただけます」より
Shopifyを利用するにあたって必要となる費用は、料金プランの選択によって異なります。サブスクリプションに契約するような感覚でECサイトの運用が始められるほか、無料体験期間があるため、導入するハードルが低く始めやすいサービスです。
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本記事ではShopifyの主な機能や特徴、ShopifyでのECサイト開設手順を含む使い方、料金プランを開設しました。Shopifyはアカウント登録から3日間(72時間)無料体験ができるため、初心者でもさまざまな機能を試しながら使い始められるサービスです。
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※出典
*1:Shopify「まずは無料でお試しいただき、その後も3か月間月額$1でご利用いただけます」より