YouTubeのモデレーターとは?仕事内容や設定方法についてわかりやすく解説!

YouTubeのモデレーターとは?仕事内容や設定方法についてわかりやすく解説!

YouTubeのモデレーターとは、動画やライブ配信のコメントを管理し、円滑なチャンネル運営に貢献する人のことです。チャンネル登録者数やライブ視聴者数が多いYouTuberにとって、モデレーターは炎上リスクを回避し、ユーザー満足度を向上させる協力者といえるでしょう。

今回は、YouTubeのモデレーターの概要や仕事内容、モデレーターになる方法などを詳しく解説します。YouTubeのライブ配信に興味がある方や、人気YouTuberのサポートをしたい方はぜひご覧ください。

YouTubeのモデレーターとは?

YouTubeのモデレーターとは、動画やライブ配信時のコメント管理や、ユーザーサポートを行う人のことをさします。ライブ配信中に、自分でコメントを一つひとつチェックすることは困難です。そのため、アンチコメントや悪質なユーザーを取り締まってくれるモデレーターは、YouTuberにとって欠かせない存在といえるでしょう。また、ユーザー満足度を高めるために、視聴者に配信内容をお知らせしたり、チャンネル運営者に代わって質問への回答を行ったりすることもあります。

YouTubeのモデレーターの種類

モデレーターには「管理モデレーター」と「標準モデレーター」の2種類があり、求める役割によって設定ができます。以下に2つの違いをまとめましたので、設定時の参考になさってください。

機能名 標準モデレーター 管理モデレーター
参加ユーザーの把握 ⚪︎ ⚪︎
コメントの削除 ⚪︎ ⚪︎
特定ユーザーのタイムアウト ⚪︎ ⚪︎
特定ユーザーの非表示 ⚪︎ ⚪︎
コミュニティのデフォルト設定 × ⚪︎
チャットの有効/無効化 × ⚪︎
ライブ参加者のモード変更
(メンバーや登録者限定などの設定)
× ⚪︎
コメント送信間隔の設定 × ⚪︎

出典:YouTubeヘルプ「管理ツールの使用方法」より

より広範囲の管理を行う場合は、管理モデレーターへの設定を行いましょう。具体的な設定方法は、記事後半の「Youtubeのモデレーターの設定方法」で解説しています。

YouTubeのモデレーターの仕事内容

モデレーターにはYouTubeチャンネルの運営をサポートする役割があり、主に以下の仕事を行います。

  • コンテンツの監視と審査
  • ユーザーサポート
  • コミュニティの活性化
  • ルールとガイドラインの策定

各仕事内容について、詳しく見ていきましょう。

コンテンツの監視と審査

モデレーターは、動画やライブ配信のコメントを監視・審査し、悪質な内容や明らかな誹謗中傷があれば以下のように対応します。

  • アンチコメントや誹謗中傷を削除する
  • 特定のユーザーを一定時間コメントできないようにする(タイムアウト)
  • 特定のユーザーのコメントを非表示にする

モデレーターが不適切なコメントやユーザーを取り締まることで、炎上リスクを抑えられるでしょう。その結果、チャンネル運営者は安心してライブ配信に臨めます。

ユーザーサポート

ライブ配信時にユーザーサポートを行うことも、モデレーターの仕事です。たとえば、ライブ配信中に「いま何してるんですか?」といったコメントに対して配信内容を案内したり、ユーザーからの質問や問いかけに答えたりします。こうしたモデレーターの働きにより、ライブ配信の流れが止まる不安が軽減されるため、チャンネル運営者は配信に集中できるでしょう。

コミュニティの活性化

モデレーターは、チャンネル内のコミュニティ活性化を担うこともあります。たとえば、ユーザー参加型ライブでコメントを促したり、動画にコメントしてくれたユーザーにアクションを行ったりすることもあるでしょう。チャンネル運営者と視聴者が円滑にコミュニケーションできるようなきっかけを作ることもモデレーターの役割といえます。

ルールとガイドラインの策定

モデレーターは、チャンネル内のルールやガイドライン作りに携わることもあります。具体的には、動画やライブ配信時のコメントで特定のワードをブロックしたり、自己宣伝や無意味な内容を発信できないよう制限したりします。健全なチャンネル運営のためには、こうしたモデレーターの働きが欠かせません。

Youtubeのモデレーターの設定方法

YouTubeのモデレーター設定は、チャンネル運営者のアカウントから行えます。設定は、PCブラウザからとスマホアプリのどちらからでも可能です。ここでは、それぞれの設定方法を解説します。

YouTube(ユーチューブ)のモデレーターをPCブラウザから設定する方法

PCブラウザからYouTubeのモデレーター設定を行う場合、以下の手順を踏みましょう。

  1. チャンネル運営者がYouTubeにログイン
  2. 右上にある「プロフィールアイコン」をタップし「YouTube Studio」を選択
  3. 左下にある「設定」から「コミュニティ」をタップ
  4. 「自動フィルタ」タブ内にある「管理モデレーター」または「標準モデレーター」にモデレーターにしたいユーザーのチャンネルURLを貼り付ける

標準モデレーターと管理モデレーターは、扱える機能や権限に違いがあります。どちらに設定するか迷う場合は、モデレーター経験が少ない方を標準モデレーター、モデレーターやチャンネル運営に詳しい方を管理モデレーターに設定するとよいでしょう。

YouTube(ユーチューブ)のモデレーターをスマホアプリから設定する方法

スマホアプリからは、ライブ配信中のチャットコメントから簡単にモデレーター設定ができます。以下の手順をみながら、設定してみましょう。

  1. チャンネル運営者がYouTubeにログイン
  2. 下部にある「+」マークからライブを選択
  3. ライブ配信とチャットを開始
  4. チャットコメントの右端にある「︙をタップ
  5. モデレーターに設定する

スマホアプリからの設定は、配信中にリアルタイムで行えて便利です。ただし、ライブ配信中にチャットコメントがないと、モデレーターへの設定はできません。そのため、単発じゃない限りはPCブラウザからモデレーター設定を行いましょう

YouTubeのモデレーターになるには?

YouTubeのモデレーターになるには、適性や仕組みなどを理解しておく必要があります。ここでは、モデレーターに向いている人の特徴やなれる人数、報酬について解説します。

Youtubeモデレーターに向いている人

YouTubeのモデレーターの役割は、チャンネル運営者をサポートすることです。そのため、以下に該当する方はモデレーターに向いているといえるでしょう。

  • チャンネル運営者から信頼されている
  • チャンネルの運営方針を理解している
  • ネットリテラシーがある

なお、モデレーターになるためには、自分のYouTubeチャンネルを所有している必要があります。チャンネル開設自体はアカウントがあれば誰でも簡単にできるため、モデレーターを目指す方はあらかじめ準備しておきましょう。

Youtubeモデレーターになれる人数

1つのチャンネルに設定できるモデレーターの人数には、上限がありません。そのため、複数人でチャンネル運営をサポートすることも可能です。

ただし、チャンネル運営者やモデレーター間で運営に関するルールを定めておかないと、ユーザーへの対応に差が出るかもしれません。運営に支障が出ないように、事前のルールづくりやモデレーター間での連携は徹底して行いましょう。

Youtubeモデレーターに給与や報酬は発生する?

YouTubeのモデレーターは、チャンネル運営に欠かせない存在です。そのため、人気YouTuberであればあるほど、モデレーターに相応の報酬が払われる可能性があります。

一方で、モデレーターとして活動する方の中には無償で仕事を行っている方もいるようです。チャンネル運営者との繋がりが持てることや、運営サポートができることが目的でモデレーターを務める方もいるため、給与や報酬が気になる方はモデレーター以外のポジションで運営に携わると良いでしょう

YouTubeのモデレーターはチャンネル運営に欠かせない存在

YouTubeのモデレーターは、動画やライブ配信時にコメント管理やユーザーサポートなどを行う仕事です。チャンネル運営者を直接的にサポートできるポジションであるため、好きなYouTuberがいる方や、YouTubeのチャンネル運営に携わりたい方におすすめします。

ただし、モデレーターの中には無償で活動している方もいるため、対価や報酬を求める場合や、YouTubeで生計を立てたい方は、動画編集や制作などのポジションで仕事を探すとよいでしょう。

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ABOUT ME
ライター kobayashi_osushi
看護系高等専門学校卒業。看護師として大学病院やクリニックなどで従事。結婚や子育てをきっかけに多様な働き方を求め、2021年からフリーライターとして活動を開始。キャリア支援や転職関連の記事執筆に携わり、自分らしい働き方を発信している
エディター Kakuhata Kyosuke
同志社大学 生命医科学部医情報学科卒。在学中、基礎科学や生体情報の取得・制御、プログラミングについて学ぶ。大学院進学後Pythonデータ解析や生体化学を学んだあとライター業を開始。現在はフリーランスとして活動し、キャリア領域のメディアを中心にSEO記事を編集・執筆している。

※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。