パソコンでできる仕事の多くは自宅で自分の予定に合わせて進められるため、副業やフリーランスはもちろん、本業にも最適です。この記事では、初心者におすすめのパソコンでできる仕事の種類や在宅ワークの始め方について詳しく解説します。
パソコンを使いながら自宅で稼ぐ方法について知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
今、パソコンでできる仕事が人気!
昨今、インターネットの普及やIT技術の発展により、パソコンを使った在宅ワークが広まりつつあります。国土交通省が発表した令和4年度テレワーク人口実態調査*1では、企業規模が大きくなるほどテレワーカー率が高いという結果が明らかとなりました。
特にパソコンでできる仕事は、働き方の多様化や需要から年々注目度が高まっています。通勤のないデスクワークであれば、子育てや家事などのすきま時間で働けるため、日々忙しい主婦の方にもおすすめです。フリーランスや副業という形で、自宅で稼ぐことも夢ではありません。
副業にも本業にもおすすめ!パソコンでできる仕事11選
パソコンでできる仕事は、大きく2つに分けられます。パソコン一つですべてが完結する仕事と、パソコン作業を中心に一部オフラインの周辺業務(打ち合わせや取材など)が発生する仕事です。
ここでは、未経験者からでも始めやすい本業や副業の在宅ワークについて紹介します。パソコン一つでできる仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
パソコンでできる仕事の種類 | 主な仕事内容 | 年収目安 | 必要なスキル |
---|---|---|---|
Webデザイナー | Webサイトやアプリ、広告のデザイン | 300〜500万円 | デザインツールスキル コミュニケーションスキル コーディングやプログラミングスキルなど |
Webライター | Web上に公開される文章を書く | 200〜400万円 | ライティングスキル 文書作成ソフトの使用スキル リサーチスキル コミュニケーションスキルなど |
動画編集者 | 構成に基づき動画を制作 | 300〜800万円 | 撮影スキル 編集スキル 企画構成スキル シナリオライティングスキルなど |
ITエンジニア | システムの設計・構築や開発 | 400〜700万円 | 基礎IT知識 システム設計スキル プログラミングスキル ヒアリングスキルなど |
イラストレーター | Webサイトや雑誌などの媒体にイラストを描く | 200〜400万円 | デッサンスキル 色彩感覚 オリジナリティ デジタルツールの基本操作スキルなど |
翻訳者 | 日本語と外国語を訳す | 300〜500万円 | 言語運用スキル 翻訳表現技術 文化背景知識 異文化理解など |
ブロガー | Web上で日記や記事を公開し運営 | 60〜1200万円 | SEOライティングスキル 構成・リサーチスキル 画像編集スキル Webマーケティングスキルなど |
アフィリエイター | アフィリエイトによって収益を得る | 100〜1200万円 | SEOライティングスキル セールスライティングスキル Webマーケティングスキルなど |
在宅秘書 | 雇用主の事務作業周りをサポート | 400〜700万円 | コミュニケーションスキル パソコンスキル スケジュール・タスク管理スキルなど |
在宅コールセンター・ヘルプデスク | 自宅からオペレーター業務やトラブル対応を行う | 300〜700万円 | コミュニケーションスキル 問題解決・マルチタスク ビジネスマナーなど |
データ入力 | 紙媒体の文字情報や音声データなどを指定のフォーマットへ入力する | 180〜300万円 | タイピングスキル パソコンスキル コミュニケーションスキル ビジネスマナーなど |
1. Webデザイナー
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
300〜500万円 | デザインツールの使用スキル コミュニケーションスキル コーディングやプログラミングスキルなど |
Webデザイナーとは、Webサイトやアプリ、広告のデザインなどを行う人のことです。特定の事業会社に勤務するインハウスWebデザイナーや、制作会社が業務委託としてクライアントから依頼されたデザインを請け負うフリーランスデザイナーといった働き方があります。制作物を見た人にどのような行動を促したいかを考え、見やすくわかりやすいデザインを作成するのが主な役割です。
また、デザインしたものを画面上で見える形にするため、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を使ってコーディングする業務まで携わるケースもあります。Webデザイナーとして働くうえで必須の資格はありませんが、PhotoshopやIllustratorを含むAdobeソフトなど、制作に必要なデザインツールを使いこなすスキルが必要です。
2. Webライター
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
200〜400万円 | ライティングスキル 文書作成ソフトなどの使用スキル リサーチスキル コミュニケーションスキルなど |
Webライターとは、Web上に公開される文章を書く人のことを指します。テーマや文字数に沿って、記事の目的や届けたい人を意識し、分かりやすい文章を書くことが求められる仕事です。オウンドメディアに掲載するSEO記事、商品やサービスを宣伝するセールス記事など、活躍の領域はさまざま。事業会社に在籍しながら社内媒体におけるライティング業務を行ったり、制作会社や業務委託として依頼された執筆を請け負うなど、働き方も多種多様です。
Webライターになるために必須の資格はありませんが、基本的な文章力や、正確な情報を集めるリサーチ力は欠かせません。報酬は文字単価で決まることが多く、相場は1文字0.5円〜2円、専門性やスキルの高いライターは1文字10円以上で受注することもあります。初めは低単価から請け負うことが多く、まとまった報酬を得にくいですが、企画や構成、取材などもできると安定した収入が得られる可能性が高まるでしょう。
3. 動画編集者
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
300〜800万円 | 撮影スキル 編集スキル 企画構成スキル シナリオライティングスキルなど |
動画編集者は、構成に基づいて撮影した動画をつなぎ合わせたり、テロップやBGMを挿入して動画コンテンツの編集を行うのが主な仕事です。近年では、YouTuberやTikTok、InstagramのリールといったSNSの動画広告を見る機会が増えてきました。今後も動画編集の需要は高まることが見込まれます。
動画編集に資格は必要なく、パソコンと動画編集ソフトがあれば始めやすい仕事です。動画の再生回数を伸ばすにあたり、動画のサムネイル画像のデザインやマーケティングスキルを身につけると、仕事の幅が広がるかもしれません。
4. ITエンジニア
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
400〜700万円 | 基礎IT知識 システム設計スキル プログラミングスキル ヒアリングスキルなど |
ITエンジニアとは、IT(情報技術)を取り扱う技術者の総称です。対象とする領域や工程によって職種が細かく分かれています。ここでは、大きく3つの職種を挙げてみました。
- 開発エンジニア
- 設計書に従ってコーディングを行うなど、システムやソフトウェア開発を行う
- インフラエンジニア
- サーバーやネットワークといった、ITにおけるインフラの設計・構築・運用・保守を行う
- プロジェクト管理系
- 開発プロジェクト全体の指揮を執り、予算やスケジュールの管理、マネジメントを行う
経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、IT需要の拡大がさらに不足すると予想されています*2。そのため、IT系の仕事のなかでも特に専門的なスキルが必要な職種であるITエンジニアは今後も需要が高く、活躍できる幅が広い職種だといえるでしょう。
5. イラストレーター
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
200〜400万円 | デッサンスキル 色彩感覚 オリジナリティ デジタルツールの基本操作スキルなど |
イラストレーターとは、雑誌や本の挿絵、Webサイト、商品パッケージ、ポスターなど、さまざまな媒体のイラストを手がける人のことを指します。クライアントの要望やイメージを汲み取りながら、オリジナリティのあるイラストを描くことが求められる仕事です。
デジタルツールを使う人もいれば手書き作成する人もいますが、パソコンひとつで仕事をしたい場合は、イラストソフトを使って制作する力、DTP*など印刷関連の知識を備えておく必要があります。ひと目で誰の作品かわかるような個性のあるイラストを描けると、ファンを獲得することにもつながるでしょう。
*DTP(Desktop Psblishing):パソコン上で印刷物のデータを制作すること
6. 翻訳者
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
300〜500万円 | 言語運用スキル 翻訳表現技術 文化背景知識 異文化理解など |
翻訳者とは、外国語から日本語、反対に日本語から外国語に訳す職業です。扱うものによって仕事内容が異なりますが、パソコン一つでできる仕事に限定するのであれば「産業翻訳」「出版翻訳」「映像翻訳」の3つに大別されます。
- 産業翻訳
- 外国語の契約書やマニュアル、資料などビジネスに関する翻訳
- 出版翻訳
- 外国語で書かれた書籍や雑誌などの出版物に関する翻訳
- 映像翻訳
- 海外の映画やドラマ、ドキュメンタリーなど映像に関する翻訳
翻訳者の仕事をするのに必須の資格はありませんが、翻訳する外国語への高い理解力はもちろんのこと、文化・歴史的背景や、各業界の専門的な知識を有している必要があります。加えて、受け手が意図を正確に理解できるよう表現するなど、高い技術力が求められる職業といえるでしょう。
7. ブロガー
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
60〜1200万円 | SEOライティングスキル 構成・リサーチスキル 画像編集スキル Webマーケティングスキルなど |
ブロガーとは、Web上で個人またはグループが日記や記事などを公開し運営している人を指します。ブログで収入を得る方法は以下の2種類です。
- Google AdSense(クリック型広告)
- ブログ内に設置した広告がクリックされることで報酬が発生
- アフィリエイト広告(成功報酬型広告)
- ブログ内に設置した広告リンクから商品の購入や申し込みがあった場合に報酬が発生
ブログの収益化は難しいというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、検索結果の上に表示されるまで粘り強く投稿し続けることがコツのひとつです。効果的に運営するためには、上位表示されやすくするためのSEOライティングスキルやWebマーケティングスキルを掛け合わせると良いでしょう。
8. アフィリエイター
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
100〜1200万円 | SEOライティングスキル セールスライティングスキル Webマーケティングスキルなど |
アフィリエイターとは、アフィリエイト(成果報酬型広告)によって収益を得ている人のことです。ブログやWebサイトを運営してバナー広告を掲載したり、自分で商品やサービスを紹介する記事を書いて広告主のページへ誘導します。ブログやWebサイトを訪れた人が対象のページをクリックして商品やサービスの購入・申し込みをした場合、売上の一部が報酬としてもらえる仕組みです。
アフィリエイトの仕事を始めるのに資格は要りませんが、アクセス数を増やすためにSEOスキルや、集客してユーザーを広告に誘導・購入につなげるためのWebマーケティングの知識が必要になるでしょう。収益化するまでには時間がかかる傾向にあるため、コツコツ運用を続けることが肝心です。
9. 在宅秘書
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
400〜700万円 | コミュニケーションスキル パソコンスキル スケジュール・タスク管理スキルなど |
秘書といえば、重役や上司と行動を共にして仕事をするイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし近年では、リモートワークが進んだことにより、自宅からサポート業務をする「在宅秘書」という働き方が増えています。
雇用主は、中小企業の社長、個人事業主、フリーランスの方が中心です。仕事内容は雇用主をサポートする事務作業全般で、スケジュール管理、電話・メール対応、資料作成、請求書・領収書の発行など多岐にわたります。雇用主の勤務時間に合わせて働くのが通常ですが、1日3〜4時間、週3日からといった短時間勤務の求人もあるので、チェックしてみると良いでしょう。
10. 在宅コールセンター・ヘルプデスク
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
300〜700万円 | コミュニケーションスキル 問題解決・マルチタスク ビジネスマナーなど |
在宅コールセンターとは、文字通り自宅からコールセンターのオペレーター業務を行うのが仕事です。一方でヘルプデスクとは、IT運用に関する問い合わせやトラブルなどに対応する職種のことを指します。従来のコールセンターやヘルプデスクはオフィス内に設置されていましたが、人材不足の解消や運営のコスト削減を目的として、在宅コールセンターやヘルプデスクの需要が高まっているのです。
在宅であっても仕事内容は大きく変わりませんが、セキュリティの観点から、個人情報を扱う業務は含まれないことが多いでしょう。在宅では、「ソフトフォン」というソフトウェアをパソコンにインストールして、電話を使用せずにインターネットを通じて通話を行うのが一般的です。
11. データ入力
年収目安 | 必要なスキル |
---|---|
180〜300万円 | タイピングスキル パソコンスキル コミュニケーションスキル ビジネスマナーなど |
データ入力とは、紙媒体に記載されている手書きおよび活字の文字情報、音声データなどをテキストとして指定のフォーマットに入力する業務です。扱う内容は、手書きのアンケート回答やFAXで送信される注文票、名簿や名刺情報のデータ入力、ペーパーレス化に伴う書類等のデータベース化など、クライアントによってさまざま。
データ入力は、パソコンを使ってタイピングができればスキルなしからでも比較的取り組みやすい仕事です。ただ、大量のデータを打ち込むことがあるため、入力するスピードや正確性が求められます。データ入力後は校正を行い不備がないかも確認するため、集中力を維持して細かい作業を根気強く進められる人が向いているでしょう。
パソコンでできる仕事のメリット
パソコンでできる仕事のメリットは以下の通りです。
在宅ワークが可能な仕事ならではのメリットがたくさんあります。ひとつずつ確認していきましょう。
在宅ワークができる
パソコンでできる仕事は、インターネット環境さえ整っていれば、時間や場所を選ばずに自宅で稼ぐことが可能です。子育てや介護など、特別な事情で出社が難しい主婦の方でも、通勤時間がない在宅ワークであれば取り組みやすいでしょう。
また、交通機関に影響が出るような台風、大雨、大雪といった悪天候の際に、無理して出社する必要がなくなります。昼休み中の外ランチや退社後の食事会といった機会も自然と減っていくため、出社時と比べると外食費を抑えられる可能性が高いです。
自分のペースで仕事ができる
勤務時間が決められていない場合、働く時間をすべて自由に決められるため、自分の好きなペースで仕事を進められます。プライベートや家族の予定に合わせて、1日ごとに働く時間を調整することも可能です。
また、子育てをしている方は、お子さんが寝ている早朝や夜間帯など、すきま時間を活用して集中的に取り組めます。お子さんの急な体調不良などにも対応しやすく、勤務時間を短縮するなどフレキシブルな働き方が叶うでしょう。
人間関係のストレスを減らせる
在宅ワークであれば、仕事関係の人と直接関わる時間が少なくなるため、人間関係のストレスを減らせるというメリットもあります。同僚や上司との物理的な距離が離れるため、人から干渉されることなく、自分のペースで仕事に取り組めるようになるでしょう。
また、人間関係のストレスを減らせることで仕事に集中しやすくなり、作業効率が上がるのもメリットです。集中すべきところに力を注げるため、人によっては成果を上げやすくなるかもしれません。
収入アップの可能性がある
パソコンでできる仕事のなかでも、専門的なスキルが問われる職種にチャレンジすることで収入アップを目指せます。先ほどの「副業にも本業にもおすすめ!パソコンでできる仕事11選」で紹介した仕事でいうと、ITエンジニア、Webデザイナーといった仕事は高い専門性が求められる仕事です。
また、転職せずに副業を始めることも、収入を増やす手段のひとつといえます。パソコン一つでできる仕事であれば比較的手軽に挑戦でき、収入アップが叶うでしょう。
未経験でも始めやすい仕事が多い
パソコンでできる仕事の多くはスキルを身につければ始められるため、未経験からでも始めやすいというメリットもあります。最近では、未経験者や初心者向けの求人も増えてきており、サポートプログラムや研修を用意している企業も多いです。
在宅ワークには多種多様な職種があり、スキルの習得難易度もさまざま。自分がすでに持ち合わせているスキルと掛け合わせられる職種であれば、未経験からのスタートであっても収益を得やすくなるでしょう。
パソコンでできる仕事のデメリット
ここからは、パソコンでできる仕事ならではのデメリットを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高い自己管理能力が求められる
パソコンでできる仕事で、かつフリーランスなど就業時間が決まっていない場合、働く時間を自由に決められることから、集中力を維持しにくいというデメリットがあります。自宅で仕事ができるので、仕事とプライベートの明確な境界線がなく、切り替えが難しくなる可能性もあるでしょう。
在宅ワークで成果を上げるためには、これまで以上に仕事とプライベートのメリハリをつけることが大切です。自分のペースで仕事を進められる分、タスクやスケジュール管理をしっかりと行い、自己管理能力を高めるようにしましょう。
孤独を感じやすい
在宅ワークが基本の方、フリーランスなどオフィスに出社する必要がない方は、直接的なコミュニケーションが不足して孤独を感じやすいかもしれません。特にデータ入力などの作業は、パソコンに向かってひとりで地道に進めるケースがほとんどです。
孤独感を解消するために、オンライン・オフライン問わず人とのつながりを持つことが大切です。新しいコミュニティやイベントに参加することで、同じような環境で働く人たちと悩みを共有できるでしょう。交友関係や人脈が広がると、新たな仕事を獲得するチャンスにつながる可能性もあります。
運動不足になりやすい
パソコンでできる仕事はどうしても長時間座りっぱなしでいることが増えてしまうため、運動不足になりやすいというデメリットも。また、在宅ワークで通勤がなくなると、自ずと一日あたりの運動量が減ります。
運動不足は健康面に大きな影響を及ぼす恐れがあるため、仕事の休憩時間には散歩に出る、適宜日光浴をするなど、意識的に運動を取り入れることが大切です。
ある程度の初期費用がかかる
パソコンでできる仕事を始める際には、パソコンやインターネット環境の整備費用など、ある程度の初期費用がかかることも念頭に入れておく必要があります。目指す職種によっては、アプリケーションツールの利用料やサブスクリプション料金なども加算されるでしょう。
パソコンを使ってどんな仕事がしたいかによって、かかる費用の相場はさまざまです。イメージの相違がないよう、どの程度の初期費用がかかりそうか前もって調べるようにしましょう。
パソコンでできる仕事に最低限必要なスキル・知識
パソコンでできる仕事をするには、最低限以下のスキルや知識が必要です。
- 基本的なパソコンスキル
- タイピングスキル
- ITリテラシー
- コミュニケーションスキル
これらのスキルは、作業の効率化や仕事内容の質に大きく関わります。たとえば基本的なパソコンスキルがなければ、作業を効率よく進めることが難しくなるでしょう。タイピングに関しても早ければ早いほうが作業スピードが上がりやすくなるため、業務効率化につながるといえます。
また、パソコンでできる仕事では個人情報や仕事先の機密情報を取り扱うこともあるでしょう。コンピューター操作だけでなく、通信やネットワーク、セキュリティなどに関するITリテラシーについても学ぶことが必要です。
さらに、パソコンでできる仕事は在宅ワークが多いことから、基本的にテキストコミュニケーションを用いて相手とやり取りするようになります。表情などで相手の意図をキャッチできない分、テキストから正しく意図を汲み取り、また相手に正しく伝えるコミュニケーションスキルも欠かせません。
未経験者必見!パソコンでできる仕事に役立つスキル
ここからは、パソコンで稼ぐために役立つ以下のスキルを紹介します。
仕事を始めるうえで備えておくべき知識も併せて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ライティングスキル
ライティングスキルは、ビジネスパーソンに欠かせないテキストコミュニケーションにも役立つスキルです。読み手が意図を正しく理解できるよう、筋道を立ててわかりやすい文章を作成できなければなりません。
Webライターやアフィリエイターとして仕事をする場合は、Googleなどの検索エンジンで上位に表示させるため、SEOを意識したライティングスキルも求められます。パソコンを使ってどんな仕事がしたいかに合わせて、必要なライティングスキルを身につけましょう。
デザインスキル
「デザインにはセンスが必要」といったイメージを持ち、苦手意識を感じている人もいるでしょう。そもそもデザインとは、何らかの課題を解決する・目的を達成するための手段であり、必ずしもセンスや才能が求められるものではありません。
Webデザイナーなどの仕事に就きたい場合は、配色・レイアウト・タイポグラフィなど、まずはデザインの基礎知識を押さえましょう。実際に考えたデザインを表現するため、PhotoshopやIllustrator、Figmaなどのデジアンツールをひと通り使えるように習得しておくことも大切です。
プログラミングスキル
プログラミングとは、コンピューターに実行してほしい一連の手順を記述することです。IT人材の不足も関連してプログラミングスキルはニーズが高まっており、小学校では2020年度から、中学校では2021年度からプログラミング教育が必修化されました*3。
プログラミング言語には、Java、JavaScript、Python、Rubyなど、いくつの種類が存在します。エンジニアとして働く場合、開発する対象によって求められるプログラミング言語が異なるものです。まずは興味のある分野の言語を習得し、徐々に理解の幅を広げていくと良いでしょう。
Webマーケティングスキル
Webマーケティングとは、インターネット上でのプロモーションを通じて、商品やサービスに対する購買意欲が向上するよう、消費者に働きかけるマーケティング活動のことです。インターネットの普及やIT技術の発展により、オンラインでの購買行動が盛んになっており、需要の高いスキルのひとつといえます。
Webマーケティングスキルは、WebデザイナーやWebライター、ブロガーやアフィリエイターなど、パソコンでできるさまざまな職種で生きてくるものです。デジタル時代を生き抜くために必要不可欠なスキルといえるでしょう。
動画編集スキル
YouTubeやInstagram、TikTokなどのストリーミングプラットフォームが普及したことで、動画コンテンツの需要が急増中です。また、動画コンテンツはブランドメッセージを視覚的に訴えかけやすいため、企業によるマーケティング戦略でも重視されています。
動画編集スキルの需要が高まっていることもあり、最近では未経験者でも学びやすい動画教材やスクールも多いです。フリーランスや副業で在宅ワークをする人もめずらしくありません。動画コンテンツに興味がある、企業のプロモーションに携わりたいという人は、ぜひ習得してみてください。
ここまで紹介した5つのスキルは、すべて女性向けキャリアスクールのSHElikes(シーライクス)でも身につけることが可能です。デザインやライティング、マーケティングを含む全45以上の職種スキルが学べます。
パソコン一つでできる職種へキャリアチェンジするためにスキルを身につけたい方は、ぜひ一度無料体験レッスンにお越しください。
パソコンでできる仕事の始め方
ここでは、パソコンでできる仕事の始め方を解説します。失敗しないためにも、以下のアクションを踏んでいきましょう。
ちなみに転職・副業・独立のいずれでも必要なステップはほぼ同じです。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
自分のスキルや興味に合った仕事を見つける
パソコンでできる仕事を始めるうえで、まずは自己分析してみましょう。これまでの経験で得たスキルや、興味のある分野について洗い出すことから始めます。すでにあるスキルを生かせる、あるいは興味のあることを仕事にするとやりがいを感じ、モチベーション高く取り組めるはずです。
今の自分にできることや興味の対象が思い浮かばない場合は、上司や同僚から褒められたこと、「楽しい!」と感じる瞬間を挙げてみてください。仕事を見つけるうえでのヒントになるかもしれません。
適切な方法を選択して必要なスキルを身につける
身につけたいスキルや目指したい職種が決まったら、叶えるための方法を見極めていきましょう。独学やスクールなど、スキルを学ぶ方法はさまざまなため、自分に合った選択をすることが大切です。
また、必要なスキルの習得につながる資格の取得にチャレンジすると、より効率的に学びを深められることもあります。どんな資格があるのかわからない、どの資格を取得すべきか迷っている方は、以下の記事を参考にしてみてください。
職務経歴書やポートフォリオを作成する
パソコンでできる仕事を始めるなら、職務経歴書やポートフォリオの作成が必要です。特にスキルを証明するためのポートフォリオは、クライアントから仕事を依頼してもらうきっかけとなる大切なツールとなります。
パソコンでできる仕事によってもさまざまですが、就職や転職、業務委託案件の受注のタイミングで職務経歴書やポートフォリオの提出を求められることも多いです。必要なタイミングに備えて、魅力を伝えられる職務経歴書やポートフォリオを作成しておきましょう。
働き方に合わせて仕事を探す
実際に仕事を探すときには、理想の働き方についてしっかりと考えるようにしましょう。希望する働き方と求人条件にミスマッチがあった場合、パソコンでできる仕事であっても理想を叶えることは難しくなってしまいます。
「企業に正社員として就職し、フルリモートで在宅ワークできる職種に就きたい」「フリーランスとして就業時間も自由に決めたうえで働きたい」など、希望の働き方にマッチした仕事を探すことが大切です。
パソコンでできる仕事の探し方
パソコンでできる仕事を始めようと思っても、どのように探したら良いのかわからない方もいるかもしれません。ここでは、5つの仕事の探し方と、それぞれの特徴について説明します。
ぜひ参考にしてみてください。
エージェント
エージェントとは、専門のキャリアアドバイザーが付き、求職者と企業がマッチングできるようサポートしてくれるサービスのこと。就職や転職、また副業など希望の働き方に合わせた求人情報をキャッチし、自分に適した仕事を紹介してくれる仕組みです。
多くのエージェントは費用がかかりませんが、まれに有料のところもあります。エージェントを利用して仕事を探す際は、サービス内容や求人情報を比較して自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
求人サイト
求人サイトには、在宅ワークの求人も多数掲載されています。多くの企業が求人を掲載しており、正社員・業務委託・副業OKなどの希望をキーワード検索し、条件に合った求人を探すことが可能です。代表的なサービスには、「doda」「indeed」「エンゲージ」などがあります。
希望にマッチした仕事を探すためには、複数のサイトに登録しておくのがおすすめです。「こんな求人もあるんだ」という発見にもなるため、できるだけ多くの求人に目を通しておくと良いでしょう。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい企業や個人と、受注したい人をマッチングするサービスのことです。代表的なサービスとして、「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」などが挙げられます。
初心者でも気軽に始められるクラウドソーシングサイトは便利ではありますが、良識のあるクライアントばかりとは限りません。契約前には相手の評価をチェックするなどして、トラブル回避に努めていきましょう。
SNS
近年、SNSの利用者が増加したことにより、「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれるSNSを活用した採用活動に取り組む企業・個人が増えています。数あるSNSのなかでも、特にX(旧Twitter)で求職者を募集する働きが盛んです。「#Webデザイナー募集」「#エンジニア募集」など、ハッシュタグ検索で気になる仕事を探してみましょう。
プライベートで使用されるSNSに加え、ビジネスシーンに特化したSNSも普及しています。「Linkdin」「Wantedly」「YOUTRUST」などが代表的です。プロフィールに職務経歴・実績・スキル・資格などを記載できるため、企業から直接オファーメッセージを受け取るチャンスもあります。
知人・友人からの紹介
知人や友人からの紹介を通して仕事を獲得する方法もあります。最近では、自社で働く社員の推薦により採用活動を行う、いわゆる「リファラル採用」を積極的に活用する企業も増えてきました。
知人や友人を介して仕事を知ることは、職場の雰囲気や残業時間など、実際に働かないとわからない状況を聞けるメリットがあります。リアルな実態を把握しやすいため、自分に合っているのか判断してから応募に踏みきれるのも良い点でしょう。
未経験者がパソコンでできる仕事にチャレンジするならSHElikesがおすすめ!
パソコンでできる仕事は、特に在宅で働きたい人にぴったりです。正社員はもちろん、空いた時間で副業がしたい、場所を選ばずにフリーランスとして働きたいという人にもおすすめといえます。在宅ワークの人気は今後も増加していくことが予想されますが、継続して稼ぎたい、収入アップを目指したい場合は、より高いスキルが必要です。
全45種以上の職種スキルが定額制で学び放題*のSHElikesでは、複数のスキルの掛け合わせで強みを伸ばすことができます。「マーケティング×動画編集」や「デザイン×プログラミング」など、相互作用効果のあるスキルの掛け合わせで市場価値の高い在宅ワーカーを目指すことも夢ではありません。
未経験からでもパソコンでできる仕事にチャレンジしてみたいと考えている方は、ぜひ一度無料体験レッスンへ参加してみてはいかがでしょうか。
*スタンダードプランの場合
※出典
*1:国土交通省「令和4年度 テレワーク人口実態調査(概要)」より
*2:みずほ情報総研株式会社「 IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書」(経済産業省)より
*3:文部科学省「新学習指導要領について」より