- Webデザイナーに将来性はない?
- AIに仕事がうばわれる?
結論からいうと、Webデザイナーの需要は今後もあるでしょう。なぜならWeb業界は拡大傾向にあり、将来的には人材不足が予想されるためです。しかし、AIの発達などを耳にすると、Webデザイナーの将来性について不安を抱く方もいるかもしれません。
そこで今回は、そんな不安を払拭するため、Webデザイナーの今後の需要や将来性についてわかりやすく解説します。将来の活躍につながるスキルや具体的なキャリアパスも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
【データで見る】Webデザイナーの今後の需要は?
ここでは、Webデザイナーの今後の需要について、以下4つの観点から現状を踏まえて解説します。
- Web業界の市場は拡大中
- IT業界は人手不足な傾向
- 政府の取り組み
- 10年後以降の将来はどうなる?
Web業界の市場は拡大中
近年、Webデザイナーが活躍する市場は拡大傾向にあるようです。総務省統計局の2023年3月の「サービス産業動向調査」によると、Webデザイナーが含まれるとされる*1「情報サービス業」「インターネット付随サービス業」の売上高前年比について、以下の数値が得られています。
「情報サービス業」「インターネット付随サービス業」における売上高前年比(%)*2
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年度
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情報サービス業(%)
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インターネット付随サービス業(%)
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2018年
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2.4
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2.2
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2019年
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3.2
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9.6
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2020年
|
-0.8
|
2.5
|
2021年
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4.4
|
2.6
|
2022年
|
5.8
|
6.4
|
2018年から2022年までの
売上高増減の割合(※) |
約1.13倍
(+274,568百万円) |
約1.23倍
(+65,925百万円) |
※情報サービス業とインターネット付随サービス業における2018年と2022年の各年平均売上高から算出*2
各業界において売上高が上昇している=その業界が成長しているということです。上記の表を見てみると、情報サービス業とインターネット付随サービス業の売上高は上昇傾向であるため、Web業界の市場は拡大中と考えられます。
WebデザイナーはWebサイトの企画・デザイン・制作などをおこなう職業*3です。今後のWeb業界の市場拡大に伴い、Webデザイナーが活躍する場は増えるでしょう。
IT業界は人手不足な傾向
Web業界は人手不足が懸念されており、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、2030年に16〜79万人*4のIT人材が不足すると予想されています。加えて現代の日本社会では、少子高齢化による将来的な労働力不足も課題です。
求人情報・転職サイトdodaの「転職求人倍率レポート」によると、2023年5月のIT・通信における有効求人倍率は「6.09」*5という数値が得られています。有効求人倍率とは、求職者1人あたりにおける求人数の割合のことです。IT・通信の有効求人倍率は「6.09」*5なので、求職者1人につきおよそ6件の求人が掲載されている計算になります。
Web業界は拡大傾向にあり、加えて将来的なIT人材不足の可能性もあることから、Webデザイナーの求人数が減る確率は低いといえるでしょう。Webデザイナーを含めた職種は今後も需要が高まり、スキルを習得すれば仕事が見つけやすいはずです。
政府の取り組み
経済産業省はIT人材不足の課題を解決すべく、さまざまな施策をおこなっています。たとえば、Webデザインやプログラミングをはじめとしたスキルの学び直し「リスキリング」の推進などです。具体的にはキャリア相談から転職までを支援するための「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」*6などが実施されています。
日本はWebデザインなどを含めたITスキル習得について、国をあげてサポートする方向性を示しているとわかります。
10年後以降の将来はどうなる?
Web業界が成長していることや2030年のIT人材不足などを考慮すると、Webデザイナーの仕事が10年後になくなってしまう可能性は低いかもしれません。一方でAIの発達により仕事が減少するか否かについては議論が必要なようです。
経済産業省の「未来ビジョン」では、「AIやロボットで代替しやすい職種では雇用が減少するが、代替しづらい職種や、新たな技術開発を担う職種では雇用が増加する*7」と述べられています。また同資料の「産業ごとに必要な労働者数の相対的変化(高成長シナリオ)」においては、以下の数値を示していました。
この資料は、2020年から2050年の間に「日本経済が順調に成長すると仮定した場合」における各産業ごとの労働者数増減を推計したものです。経済産業省は、Webデザイナーを含む「情報通信業の労働者数」が「すべての職種における労働者数」を占める割合について、2020年から2050年までに「7%」*8ほど増加する必要があるとしています。
つまり、経済産業省によるとWebデザイナーなどのクリエイティブや新しいものを制作する情報通信業は、10年後以降も需要が高いということです。
とはいえAI技術の急速な発展などにより、今後も働く人を取り巻く環境は目まぐるしく変化していくと予想されます。Webデザイナーといった職業にかかわらず、10年後の将来で活躍するためには、AIの活用方法を考えたり自分のスキル向上やセルフブランディングをおこなったりすることが大切です。
「Webデザイナーには将来性がない」といわれる理由
前述の通りWebデザイナーの需要は今後もあると考えられますが、それでも「Webデザイナーはやめとけ」「Webデザイナーの仕事は将来なくなる」などといわれると不安になるでしょう。そこで、「Webデザイナーには将来性がない」といわれる理由を解説します。
結論からいうと、理由は以下の4つです。
- 無料のデザインツールが増えたため
- トレンドの移り変わりが激しい業界のため
- Webデザイナー間の競争が激しさを増してきているため
- AIが台頭してきたため
後悔しないためにも、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
無料のデザインツールが増えたため
1つ目の理由は、無料のデザインツールが増えたことです。Webデザインに関する専門的な知識やコーディング・プログラミングのスキルがなくてもWeb制作ができるようになったため、Webデザイナーの需要がなくなるとの考え方もあるでしょう。
しかし、無料の範囲内ではできることが限られます。そのため、デザインツールの増加が必ずしもWebデザイナーの需要の低下に直結するとは言い切れないでしょう。
トレンドの移り変わりが激しい業界のため
トレンドの移り変わりが激しいため、「Webデザイナーはやめとけ」といわれるケースもあります。Webデザイン業界は時代の変化やテクノロジーの発展などによりトレンドが変わるため、常に動向を把握し、変化に対応することが求められるでしょう。
Webデザイナーとして活躍するためには柔軟性を持って常にトレンドにアンテナを張る必要があるので、場合によっては「きつい」と感じられるかもしれません。
Webデザイナー間の競争が激しさを増してきているため
Webデザイナー間の競争が激化しているのも、Webデザイナーには将来性がないといわれる理由の1つです。クラウドソーシングサイトが普及し、副業を許可する企業も増えている昨今では、時間や場所に縛られず働きやすいWebデザインの仕事をする人は増加傾向にあります。
Webデザイナーの数が増えると、仕事の獲得が難しくなったり報酬が下がったりする可能性があるため、その観点から見ると「Webデザイナーには将来性がない」とも考えられるでしょう。
前述の通りIT業界は人手不足ではあるものの、Webデザイナーとして継続的に活躍するためには、スキルや専門性の高さが求められるようになってきています。
AIが台頭してきたため
AIの台頭により、「Webデザイナーには将来性がない」といわれるようになったとも考えられます。質の高いビジュアルを瞬時に生成できるAIや自動でプログラミングをするAIなどが開発されているため、将来的にWebデザイナーの仕事はAIに取って代わられる可能性もあるでしょう。
すぐにAIに仕事を奪われるとは考えにくいものの、「Webデザイン以外のスキルも身につける」「AIを使いこなすスキルを習得する」など、自身の市場価値を高める取り組みは必要だといえます。
需要のあるデザイナーになるために必要なこと
続いて、需要のあるWebデザイナーになるために必要なことを紹介します。具体的には、以下の4つが必要です。
- 最新トレンドの情報収集を怠らない
- 人脈を広げる
- ほかのWebデザイナーと差別ができる付加価値を作る
- Webデザインに掛け合わせられるスキルを習得する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
最新トレンドの情報収集を怠らない
需要のあるWebデザイナーになるためには、最新トレンドの情報収集を欠かさないことが必要です。先ほど述べたようにWebデザインはトレンドの移り変わりが激しいため、常にアンテナを張っていないと顧客に古いデザインを提供してしまう可能性があります。
Webデザイナーとして長く活躍するためには、常に最新のトレンドを反映させてデザインする必要があるでしょう。
人脈を広げる
人脈を広げることも、需要のあるWebデザイナーになるために必要なことの1つです。人とのつながりが増えれば、仕事を紹介してもらえたりトラブルが発生したときに助け合ったりできるでしょう。
結果として、Webデザイナーとして長く活動できる可能性が高まります。また、ほかのデザイナーと交流する機会を持つことでモチベーションの維持につながるというメリットも。長期的にWebデザイナーの仕事を続けていくうえでの糧となるでしょう。
ほかのWebデザイナーと差別ができる付加価値を作る
ほかのWebデザイナーとの差別化を図ることも大切です。前述の通りWebデザイナー間の競争は激しくなってきているため、需要のあるデザイナーになるためには付加価値をつける必要があるでしょう。
たとえば、誰にも負けないような得意分野を持ったり、最新のトレンドを反映させたデザインが常にできたりすると、付加価値をつけられるといえます。
Webデザインに掛け合わせられるスキルを習得する
Webデザインとかけ合わせてほかのスキルを習得することも、需要のあるWebデザイナーになるにあたって必要です。複数のスキルを身につけると市場価値が高まり、Webデザイナーとして長く活躍できる可能性は高まるでしょう。
たとえば、Webデザインスキルに加えてマーケティングやブランディングなどのスキルもあると、Web制作だけではなくWebサイトの運用も任せてもらえることもあります。なお、おすすめの掛け合わせスキルについては次のパートで詳しく解説するので、目を通してみてください。
将来性が期待できるWebデザイナーのスキル
将来性が期待できるWebデザイナーのスキルを9つ紹介します。
- マーケティング
- ブランディング
- ライティング
- ディレクション
- ツール
- デザイン
- 動画編集
- UI・UX
- データ分析
上記のスキルを身につけることでWebデザイナーとして活躍する幅が広がります。それぞれの特徴や強みについて詳しく見ていきましょう。
マーケティング
マーケティングとは、商品やサービスの購入につながりやすい仕組みを指します。Webデザイナーがマーケティングスキルを身につければ、Webサイトの見た目を整えるだけでなく、サービスの問い合わせや購入を促す効果的なWebサイトを設計できるでしょう。
具体的にはボタンの配置や文字の大きさ、ページレイアウトなどWebサイトにおけるさまざまな要素をユーザー視点で設計します。また、ユーザーの行動反応を分析し、改善策を立案することが可能です。マーケティングスキルがあれば一つひとつのデザインの意味を説明できるようになり、クライアントや上司に対して自信を持って提案できるはずです。
ブランディング
ブランディングは商品やサービス、企業などのブランドイメージ形成を図り、競合他社との差別化を目指すことです。Webデザイナーがブランディングスキルを高めることで、クライアントに寄り添ったデザインを提案できるでしょう。
たとえばロゴやカラー、フォントなどのビジュアル要素や、ブランドのキャッチコピーやストーリーなどの要素も考慮してできるようになります。また、ブランドの特徴や魅力をわかりやすく表現するためにも、ユーザーの利便性向上やWebサイトの視認性を高める力も必要です。ブランディングスキルを持ったWebデザイナーは、ブランドの認知度拡大やブランドに対する愛着心を育むことにも貢献できるでしょう。
ライティング
ライティングスキルとは、文章を書く際に求められる能力です。ライティングスキルを身につけるとWebサイト内の文章やキャッチコピーなども作成できるため、Webデザイナーとしての市場価値を高められるでしょう。
また、ライティングスキルは、ビジネスにおけるさまざまなシーンに生かせます。たとえば、メールやチャットで取引先と円滑なコミュニケーションを取れたり、魅力的な資料を作成できたりするため、相手からの信頼性も高まるでしょう。
ディレクション
ディレクションとは、Webサイトの制作プロジェクトを管理し、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションを円滑におこなうことです。Webデザイナーがディレクションスキルを身につければ、Webディレクターとしてサイトの企画から運用までの作業に携われる可能性があります。
具体的には、Webサイトの目的や要件の明確化、プロジェクトのスケジュール策定や進捗管理の実施、Webサイトの品質や納期、予算などの適切なコントロールなどです。また、クライアントのフィードバック内容をメンバーに共有するなど、チームに欠かせない役割を担えます。Webデザイナーとしてリーダーシップを高めることにつながり、取引先やチームメンバーから信頼される存在となれるかもしれません。
ツール
Webデザイナーがツールを自在に扱える力を身につければ、クライアントの要望に合わせて効率的かつ柔軟に仕事を進められるでしょう。たとえばSTUDIOなどのノーコードツールや、Midjourneyなどの画像生成AIなどが普及しつつあります。エンジニアに頼らずともWebデザインをおこなえることが魅力です。
加えてHTML/CSSなどのプログラミング言語を学んでおくと、Webサイトの構造を理解しやすくなり、カスタマイズや修正などの作業をスムーズに進められるでしょう。業務内容に応じて必要なツールを使いこなせるようにしてみてください。
デザイン
デザインはWebサイトだけでなくバナーや紙媒体、商品のパッケージなど、多岐に渡る領域で「視覚表現」や「使い心地」を考えることです。デザインスキルを身につければ、将来的にWeb業界以外で活躍できる可能性も広がります。
具体的には色や形、レイアウトなどの視覚的な要素やWebサイトのボタン配置、商品パッケージの開けやすさなどの操作性・機能性について考えます。目的やターゲットに合わせて、デザインの方向性やコンセプトを決めることもあるでしょう。デザインスキルを習得し「使いやすさ」や「見やすさ」を追求すれば、ユーザー体験向上を目指すためのアイデア・引き出しを増やすことにつながります。
動画編集
Webデザイナーが動画編集スキルを習得すると、静的な画像やレイアウトのデザインだけでなく、動きのある動画やアニメーションを通してメッセージを伝える仕事もできるようになります。具体的には、撮影された映像のカットや効果音・音楽・字幕の挿入などの技術です。これらの技術があると視聴者の注意をより惹きつけられ、印象深いメッセージを伝えられるコンテンツ作成につながります。
近年はWeb広告やYouTube、TikTokなどの動画コンテンツが増加中です。あらゆる企業や個人が参入しており、動画編集・映像制作のニーズは上昇しています。Webデザイナーが動画編集スキルを身につければ、デザインもおこなえる「動画編集者・映像クリエイター」としても市場価値が高まるでしょう。
UI・UX
UI/UXとは、Webサイトやアプリなどを設計する際に必要となります。それぞれの違いは以下の通りです。
- UI:「User Interface(ユーザーインターフェイス)」の略で、サービスとユーザーの接点を指す。
- UX:「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、サービスを通してユーザーが得る体験を指す。
具体的に説明すると、UIはWebサイトのフォントやデザイン、レイアウトなどが該当します。一方のUXは、「Webサイトの構成が分かりやすく、必要な情報がすぐに手に入った」「デザインがきれいで、見ていて楽しい」といった感情などが挙げられます。
UI/UXのスキルを身につけると、ユーザーに魅力を感じてもらえやすいようなWeb制作ができるようになるでしょう。
データ分析
データ分析とは、定めた目的を達成するために必要な情報を収集・整理・加工し、取捨選択を通じて解釈するプロセスのことを指します。IT技術の発展により膨大なデータの蓄積や処理ができるようになったため、データ分析はさまざまなシーンで使われるようになりました。
データ分析のスキルがあると、データに基づいてWeb制作ができるでしょう。また、制作したWebサイトのPV(ページビュー)数や流入経路、ユーザーの行動などを分析できるため、Webサイトの運用も可能になります。
Webデザイナーのキャリアパス
Webデザイナーとしてのキャリアは多岐にわたります。自身の能力や目指す方向性によって、さまざまキャリアパスを展開できる職業といえるでしょう。ここでは、Webデザイナーが構築できるキャリアとして、以下の4つを挙げてみました。
- UI/UXデザイナー
- Webマーケター
- ディレクター
- コンサルタント
Webデザイナーとして知識や技術を身につければ、仕事の選択肢が増えます。会社員として上流のポジションで活躍したり、フリーランスとして独立してあらゆる業界の人と仕事をしたりと、キャリアパスはさまざまです。
Webデザイナーは国内外問わず需要が高いため、海外での活躍も視野に入れることもできます。将来「どのようなキャリアを築きたいか」などの目標から逆算し、自分に合ったキャリアパスを描くことが大切です。
ここからは、上記4つのキャリアパスについて具体的に解説します。
UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーとは、ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)の設計をおこなうデザイナーです。UIはユーザーが視界に触れるWebサイトとの接点部分を意味し、UXはWebサイトを通してユーザーが得られる体験のことを指します。
UI/UXデザイナーはユーザー視点で設計をおこなうことによりWebサイトの「見やすさ」「使いやすさ」を追求するのが仕事です。Webデザインスキルが役立つ仕事であるため、将来のキャリアアップとして目標にできるでしょう。
Webマーケター
Webマーケターとは、Webサイトの集客やコンバージョンを最適化するための戦略や施策を立案・実行するマーケティングの専門家です。WebマーケターはWebデザイナーと協力して、Webサイトのデザインやコンテンツを改善したり、SEOやSNSなどのツールを活用して、ターゲット層にアプローチしたりすることがあります。
Webデザインの知識があるWebマーケターになることで、施策の実行・検証などのサイクルを素早く回すような連携を取りやすくなるでしょう。Webデザインの仕事をするなかで、「分析に興味が出てきた」という人におすすめのキャリアといえます。
ディレクター
ディレクターとはWebサイトの企画・制作・運用などを統括する責任者です。ディレクターの仕事の種類として以下3つの例があげられます。
- Webディレクター:Webサイトの構成や機能、デザインなどを決定し、Webデザイナーやエンジニアと協力して、Webサイトを制作する
- アートディレクター:ビジュアルやコンセプトなどのデザイン全般を担当する
- Webプロデューサー:クライアントやユーザーのニーズを把握し、Webサイトの目的や方向性、戦略を決定する
ディレクターにWebデザインの知識や経験があると、Webサイトを制作する際に必要な要件などのイメージが湧きやすいため、プロジェクトの企画を立てやすくなります。
コンサルタント
Webデザイナーとして経験を積めば、コンサルタントとして活動できる場合もあります。コンサルタントとは、自分の専門知識や経験をもとにクライアントの課題解決に貢献するアドバイザーのことです。
経験豊富なWebデザイナーは、ユーザーに寄り添ったWebサイトを制作するための知識や技術があります。Webデザイナーとしての経験は、Webサイトの設計・運用方法の分析をおこない、適切な改善策を導き出し、クライアントの課題を解決するというコンサルタントの仕事に大いに役立つでしょう。
「Webデザイン×〇〇」でキャリアチェンジした方の体験談を紹介!
最後に、Webデザインとほかのスキルをかけ合わせてキャリアチェンジした方の事例を紹介します。今回は、2名の体験談をピックアップしました。
カフェスタッフからフリーデザイナー兼イラストレーターへと転身したカホさん
カホさんはカフェスタッフとして働いていましたが、「スキルを身につけて、好きだと思える仕事をしたい」と思うようになりました。そこで、女性向けキャリアスクールSHElikes(シーライクス)に入会を決意。PhotoshopやIllustratorのようなデザインツールの使い方やデザインの基礎を徹底的に学んだといいます。
その結果、入会から2ヶ月後に仕事を獲得しました。また、もともとは個人からの依頼がメインでしたが、徐々に企業からもデザインの仕事の依頼を受けるようになったそうです。現在は、フリーランスのイラストレーター兼デザイナーとして活躍しています。
医療専門職から在宅フリーデザイナー&医療ライターになったsakiさん
柔道整復師として働いていたsakiさんは、こどもに「おかえり」と直接言ってあげられるような働き方がしたいと思うように。そのときSHElikesに出会い、入会を決めました。
たくさんあるコースの中で、ライティングとWebデザインに興味を持ったといいます。2つのコースを何度も繰り返し受講することでスキルを身につけたそうです。
その結果、入会してから4ヶ月で合計8社と仕事ができるようになりました。現在は仕事の量を制限して家族との時間を増やしつつ、自宅でWebデザインやライティングの仕事をしているといいます。
Webデザイナーの将来性は今後も期待できる!
Webデザイナーは、今後ますます重要な職業になると予想されます。しかし、Webデザイナーになるためには、デザインに掛け合わせられるスキルやトレンドを追いかける姿勢、自分の強みや実績をアピールできるセルフブランディング力なども大切です。
女性向けキャリアスクールSHElikesでは、Webデザインをはじめとした全45以上の職種スキルが学び放題*です。体験レッスンのカウンセリングでは一人ひとりの理想のキャリアをお伺いし、SHElikesをどう利用していくかの提案をしています。受講後も学んだことをアウトプットする機会があるほか、お仕事案件の紹介などもおこなっており、より実践につながる形のサポートをしているのが魅力です。
興味のある方は、無料体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
女性向けキャリアスクールSHElikes無料体験レッスンはこちら
※スタンダードプランの場合
※出典
*1:総務省|B: 日本標準産業分類第14回改定に関する国・地方公共団体等からの意見に際する改定原案への反映|No.B-48より
*2:総務省統計局「サービス産業動向調査」2023年(令和5年)3月分及び1~3月期(速報)|p8より
*3:厚生労働省|Webデザイナー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|より
*4:経済産業省- IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書|p20より
*5:doda転職求人倍率レポート(データ)|業種別より
*6:リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業より
*7:経済産業省「未来人材ビジョン」|p24より
*8:経済産業省「未来人材ビジョン」|p25より