「在宅で働けたらいいな。」
そう思いながらも、7年間専業主婦だった私には、何からはじめればいいのかわからなかった。パソコンを使う機会もほとんどなく、「在宅ワーク」と検索してみても、知らない言葉ばかりが並ぶ。
興味はある。でも、自分にできるとは思えない。そんな状態だった。だから、この時は人に相談するほど本気でもなかった。
「こんな初歩的なことを聞いたら恥ずかしい。」
「まだ何も決めていないのに、相談するのも気が引ける。」
そんな私が最初に相談した相手は、人ではなくAIだった。
「在宅ワークって、どんな仕事がある?」
キャリアの第一歩は、そんな質問から始まった。
AIは、何も知らない私の最初の相談相手だった。
AIの良かったところは、どんなに初歩的な質問でも気兼ねなく聞けることだった。
「未経験でも目指せる仕事は?」
「ライターって何を勉強したらいいの?」
人には聞きづらかった疑問を、一つずつ聞いていく。すると、少しずつ「何も分からない」が「まずこれを調べてみよう」に変わっていった。
そんな中で知ったのが、女性向けキャリアスクールSHElikesだった。SNSで無料体験レッスンの広告を見かけ、「一度話を聞いてみよう」と申し込むことにした。
無料体験ではカウンセリングを受けることができ、AIだけでは分からないことを、人に相談してみたくなったのだ。なんとなく在宅ワークに挑戦したいと思っていて……という私のぼんやりした相談から、
「どのくらい時間を使えそうですか?」
「どんな働き方を目指したいですか?」
そんなふうにして私の本当の希望の輪郭が削り出される。
「まずは月3万円くらい稼げたら嬉しいですね」
そう話す私に、「十分目指せますよ」と言っていただいた。
そんなことができるなんて思っていなかった私は、その言葉が嬉しい反面、「本当に?」という気持ちもあった。慎重な私は、そのカウンセリング直後に、AIにも同じ質問を投げかけた。
返ってきた答えは、「簡単ではないけれど、学びながら行動を積み重ねれば十分目指せる」というものだった。人の生の経験と、集合知であるAIがそういうのなら、私ももしかしたら本当に変わることができるかもしれない。
「なんとなくできたらいいな」というぼんやりとした思いが「本気で変わりたい」という気持ちになった瞬間だった。そうして私は、SHElikesへの入会を決めた。
学ぶ環境があったから、小さな挑戦を続けられた
SHElikesに入会した私は、まずライティングの講座から受け始めることにした。
在宅ワークをしたいという考えのもと、動画制作やデザインよりも取り組みやすいかもしれないと思ったことと、単純に文章を書くことが好きだったからだ。
AIで方向性を整理したあと、実際に何を学ぶかはSHElikesのロードマップを参考にした。
何を学べば仕事につながるのか分からなかった私にとって、ロードマップはまさに「次に何をすればいいかを示してくれる地図」のような存在だった。
そうしてライティング系の講座を中心に受講し始めた。
講座では、実際にプロのライターとして活躍されている方々に、添削をしていただく機会がある。学んで終わりではなく、実際に書いて提出し、丁寧なフィードバックをいただける。
添削していただくからには、自分なりに納得できるところまで考えて提出する。そうして返ってきたフィードバックには、自分では気づけなかった視点がたくさんあった。
AIは何度でも相談に乗ってくれる。でも、「仕事として伝わる文章か」という視点を学べるのは、実際に現場で活躍されているライターの方に添削していただいたからこそ得られた。
また、講座外で受けられるプラスレッスンなどでも、随時色々なライターさんの話を聞く機会もある。ワークの時間も組み込まれていて、モチベーションの維持や気分の切り替えにも役立っている。
受講した内容を活かしながら「書いてみる→改善する」を繰り返すうちに、「自信がついてから挑戦する」のではなく、「挑戦しながら学ぶ」という考え方に変わっていった。
実際に、講座以外にも、自分でnoteを書き、SHEコンペに応募し、クラウドソーシングの案件応募にも挑戦している。
でも、実際にやってみると、「これで合っているのかな」と不安になることも多い。
構成はこれでいいのか。
タイトルは伝わるのか。
応募してもいいレベルなのか。
そんなとき、私は何度もAIを開く。
「ここが分からない。」
「読みにくくないかな。」
「次は何をしたらいい?」
一人で抱え込まず、その都度相談できる相手がいることは、思っていた以上に心強い。もちろん、AIが代わりに記事を書いてくれるわけではない。
それでも、「誰かに聞きながら進められる」という安心感があるから、立ち止まらずに次の一歩を踏み出せているのだと思う。
AIは、私の代わりにはなれない
学びを続けるうちに、一つ気づいたことがある。AIは質問をしたら答えを教えてくれる。
でも、何を書くか。何を学ぶか。応募するかどうか。決めるのは、いつも私だ。
AIには、私の経験を書くことはできない。子育てをしながら感じた焦りも、専業主婦だった7年間の不安も、「やってみたいのに怖い」と思った気持ちも、私にしか書けない。
AIは、私の「代わり」ではなく、「伴走者」のような存在なのだと思う。
キャリアは、「やってみよう」の積み重ねだった
以前の私は、「キャリア」と聞くと、転職や資格取得のような大きな出来事を思い浮かべていた。でも今は少し違う。
「在宅ワークって、どんな仕事があるの?」
AIにそんな質問をした日。無料体験レッスンに申し込んだ日。コンペに応募した日。
どれも小さな一歩だった。でも、その積み重ねが、私のキャリアを形作るものになっていく。
AIが私にくれたのは、仕事でも、スキルでもない。「まずやってみよう」と思える安心感だった。そして、その一歩を学びと実践につなげてくれたのが、SHElikesだった。
キャリアに不安がある人ほど、「何か大きなことを始めなければ」と思ってしまうかもしれない。でもきっと、最初の一歩は、もっと小さくていい。
あの日の私は、「在宅ワークってどんなもの?」という一言をAIに聞いただけだった。あの時は、それがキャリアの始まりになるなんて思ってもいなかった。
だから今思うことは、
「最初の一歩は、完璧な準備じゃなくてもいい」ということ。
小さな質問を一つ投げかけること。その小さな一歩が、思いがけず未来を動かすこともあるのだ。
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本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 百さん)
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